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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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141.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 
初めて劇場で観たガメラ映画だったけど、この年の年末に大映が倒産し昭和シリーズとしては最後の作品となった。その倒産話を知ったときは、ガメラが倒産の為に死んじゃったという印象で、事象と原因を同列に考えられなかった。映画の方だけど、あのガメラの回転ジェットが見たかったのに、足の部分から火を出すだけで、回転してくれませんでした。この映画を観たクラスの女の子から「何故ガメラは回らなかったの?」と質問されて答えに窮した記憶がある。あの時、自分はなんて答えたんだろう。ガメラが好きだったので「手抜き」とは言いたく無かった。「火の車なんて、縁起でもない」なんて冗談が言えるはずもなく…。たぶん「回るより、足のジェットだけで飛ぶ方が速いんだ」的なことをしたり顔で言って逃げたんだろうなぁ。昔話でした。
[映画館(邦画)] 3点(2009-10-29 23:50:00)(笑:1票)
142.  十八歳、海へ
学生時代から気になっていた映画を約30年越しに観賞。なぜ気になっていたかというと、平凡パンチかWPBのグラビアに載っていた森下愛子が奇麗だったから。でも、それだけで映画館へ足を運ぶ年齢でもなかった。で、結果から言うと期待はずれ。出演者たちの行動の動機がよく分からない。分からないところが良いんだよ、としたり顔で言われている気もするが、分からないものは面白くない。この種の映画は、何歳の時に見るかによって受け取るものが違うんだろうけど、この作品に関しては自分が若くても共感したと思えない。森下愛子も期待したほどの露出はなし。その方面の目で見るなら「サード」がお勧め。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-08-15 04:08:41)
143.  夏の妹 《ネタバレ》 
これは不思議な映画だった。カメラワークも台詞まわしも学生の自主制作映画レベルで、途中までとてもプロの手を経ているものに見えなかった。後半になり、関係者が集まってきて模擬裁判のようなカタチで会話劇が始まるあたりから様相が変わる。下半身ネタをズバズバと台詞にして変なテンションの高まりを見せ、どこに行き着くか皆目見えないストーリーが、それゆえの緊張感を孕んだ。だけど、結局なにが言いたいのかは、分からなかった。舞台は返還直後の沖縄で、売春行為に関わる放送禁止用語が頻出していたようだけど、それがストーリーに関係しているとも思えない。当時15歳の栗田ひろみがとても懐かしかったが、結局それだけかよという印象。彼女のミニスカートにプラス1点。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-08-08 05:18:25)
144.  エマニエル夫人
久しぶりに観て笑ってしまった。下半身の締りが悪い人が出ているのはモチロンだけど、オツムの締りも相当悪いですね。でも、当時の話題性だけで考えるとアカデミー作品賞を凌ぐ映画です。あの頃、始って日が浅い日活ロマンポルノなどの和製エッチ系映画とは見せ方やムードが違っていたのは確か。女性には観やすい映画だったようです。最初はテレビで観た記憶があるから、成人指定を受けていなかったってことですね。女性の性の開放とは何か、なんてことに全く関係のない男の子たちも喜ばせていたのでしょう。はい、私は喜んだ部類です。
[地上波(吹替)] 3点(2009-04-22 07:28:34)
145.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 
犯人逮捕という意味では中途半端に終わった1作目の補完を目的にしたような2作目ですが、監禁~クスリ漬けの時間が長くて退屈。自分が観た字幕版はフランス語が一切訳されていなかったので、ちょっとイライラもした。1作目同様にジーン・ハックマンは頑張ってますが、どうも執念が空回りしている感が否めない。ポパイってニックネームに合わせようと無理しているような印象でした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-02-15 17:50:24)
146.  地球最後の男 オメガマン 《ネタバレ》 
CGのない時代に、たぶん立ち入り禁止にして撮影した人影の無い街は頑張ってました。夜に徘徊する金色コンタクトの奴らが底の浅い新興宗教みたいでした。この種の映画はチャールトン・ヘストンにお似合いで、彼だけで持たせていた感があります。リメイクの「アイ・アム・レジェンド」の方が断然良く出来ていると思います。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-12-31 02:21:04)
147.  メテオ(1979) 《ネタバレ》 
大昔に劇場で観て以来の再見でしたが、マジメに評するならとてもバランスが悪い映画だと思います。小粒の隕石落下による災害描写と米ソの核ロケットが同じ目的を持って飛ぶあたりが見せどころなのでしょうが、クライマックスは主人公たちの地下からの脱出劇になっていて、視点が分散します。考証の弱さと特撮のショボさも否めない。特撮は当時としても大したことは無かったです。加えて、人間ドラマの部分もバカにされているようなレベルです。世界各地の災害映像を見ながらソ連の通訳を口説くショーン・コネリーは、ジェームズ・ボンドの癖が抜けていません。最後は一件落着的な見せ方だけど、マンハッタンを直撃した隕石被害は地下鉄構内から脱出できたから喜べるレベルじゃないはずなんだけどね。それらしい題材をそれらしく寄せ集めた似非SF映画でした。そうそう、地球へ向かう大隕石が「スー、ハァー」と呼吸をしています。このベイダーのモノマネは必笑です。
[映画館(字幕)] 2点(2013-04-01 01:34:33)
148.  俺の空だぜ!若大将 《ネタバレ》 
シリーズも終盤に差しかかっているのだけど、これは随分と散漫なストーリーだった。主人公はデベロッパーの地上げ担当。実家近くの風呂屋の立ち退き交渉を始めるが、上司の青大将(田中邦衛)と喧嘩して会社を辞めて途中で頓挫。でも、風呂屋で働いていた酒井和歌子とは付き合いが続くあたりが釈然としない。親父が先物取引で他人に負わせた借金に責任を感じて、好きでもない富豪の娘から申し込まれた結婚話で真剣に悩んだりする。大学生をやっていた頃は、あり得ないくらいに「悩まない人」だったのにね。大人になったとも言えるが、世間の垢から自由ではいられない立場はこのキャラクターらしくない。「ウルトラセブン」でアンヌ隊員役だった菱見ゆり子が青大将の秘書で出演しているが、色気を強調したゲテモノ扱いだったのがとても残念。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-06-08 21:31:54)
149.  神田川 《ネタバレ》 
中年世代は誰でも知っているあの歌がモチーフになっている映画です。「太陽にほえろ!」にレギュラー出演していた頃の関根恵子が主演。なんというか…、出来の悪い韓国ドラマのような映画でした。確かに「窓の外には神田川」が流れていました。「赤い手ぬぐい(タオルだけど…)」も使っていました。さすがに下宿は「三畳一間」ほど狭くはなかったけれど、風呂なしです。で、大学の人形劇サークルに所属する草刈正雄が書いたシナリオが「かぐや姫」(笑)。このおとぎ話にある別れが本作のストーリーにオーバーラップするような構成になっている。そう云えば、関根恵子は竹林で登場しましたな。突っ込みどころはあえて書きませんが、ケッサクと言えなくもないアホらしさです。イライラするくらい草刈正雄がお子ちゃまで「ただ、あなたの優しさが怖かった」って感じはありません。タイトルのフォークソングは、歌詞がすべて過去形。別れた後の回想ソングです。それが無計画でやみくもな同棲生活を表現していたと解釈するなら、そこは描けているような…。まだ10代だった関根恵子にプラス1点です。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-06-21 00:03:25)
150.  天使の恍惚
子供の頃、交番が爆破されるような事件が新聞やニュースを賑わしていた記憶はある。当時はゲリラって呼ばれていた。厚化粧をした年齢不詳の誰とでも寝る「秋」ってコードネームの女がいて「孤立した青年が世界を作る」と言ってバカ笑いしていた。「実録・連合赤軍」の若松監督の初期の作品ということで期待して観たんだけど、何のことやらさっぱり分からず。反対に、理解されないことこそ我らの誇り、ってばかりに開き直られている印象。かなり不快だった。同世代の方には意味のある映画だったのか?
[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-02-15 20:26:16)
151.  地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 《ネタバレ》 
前作「ヘドラ」で良い方向へ進むかと思った昭和ゴジラシリーズも、あれが最後の足掻きだったのか、低空飛行へ逆戻り。怪獣の操演にしろ、ストーリーにしろ、またレベルが落ちた。これには「手抜き」という言葉を使わせてもらう。キングギドラとガイガンの飛行シーンにミニチュアを使ったり、キングキドラの登場シーンの約半分が三大怪獣・怪獣大戦争・怪獣総進撃からの流用だったり…。こんなものでお金を取って良いのかと思う。しかも、新作カットより明らかに昔のカットの方が出来が良い。ストーリーもせいぜい10人程度の登場人物が繰り広げる局地的な地球侵略話で突っ込みどころだらけだが、怪獣さえ出しておけば、中身に関係なく子供は見に来るだろうという読みなのだろう。もうひとつ。自分は小学生の時に劇場で観ていて、ガイガンのお腹のドリル攻撃でゴジラやアンギラスから鮮血が飛び散るシーンに心を痛めた記憶が鮮烈にある。いい歳になってから見てもドキッとした。あれは子供が観る映画ではやっちゃイカンことである。
[映画館(邦画)] 2点(2008-11-19 01:19:19)
152.  どですかでん 《ネタバレ》 
こんな作品だったのか。私は黒澤を「ブランド」としては評価しないのではっきり言いたいけど、酷い作品だと思いますよ。ただただ、痛い人たち、弱い人たち、変な人たちを羅列する。乞食親子の息子を殺すことに何の意味がある? 不貞を犯した妻を無視し続けることに何の意味がある? 黒澤作品を全部レビューしようと思っているので我慢したけど、最後まで観るのが辛く、また自分には何を言いたいのか全く分からない作品でした。同監督の「どん底」は貧しいながらも人間のバイタリティを感じさせてくれる作品だったけど、こちらは弱い部分をさらけ出し、解決しないままに放り出す。過去に自身が作って来た作品は欺瞞だったと懺悔でもしたかったのだろうか。あるいは、そういう映画的ではない物語の結び方に芸術性を見い出そうとしたのか。なんか、ふざけんなよって気分ですね。腹立たしかったです。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2011-11-11 04:38:15)
153.  若大将対青大将 《ネタバレ》 
1962年に始まったシリーズも、1971年製作の本作で中締め(草刈正雄が主演した2作は除く)。10年後にもう一作「帰ってきた若大将」が制作されたようだけど、実質的なシリーズ最終作にしてはなんとも適当な作り方。はっきり言うけど、ここまでのシリーズ17作で最低でした。主人公が誰か分らないくらいにストーリーが散漫。いつもの若大将の家族に代わり、青大将の親父や乳母が何度も出てきて、青大将が主人公のスピンオフでも観ている錯覚さえ覚える。青大将が酒井和歌子や吉沢京子にアタックを続け、それがテーマと思えるほどしつこい。でも内容はセクハラのオンパレードでコメディだとしても不快が残る。当の若大将にはこれといった見せ場もなく、逆に若大将のニックネームを後輩に譲ったりする。主演をその後輩に変えてシリーズを続けようとでも思ったのだろうか。常連の若大将の家族が一人も出演しないところを見ると、急遽シリーズを締める事情があったのかも知れないが(あるいは前作で打ち止めだったとか)、こんなもので終わって欲しくなかった。とても残念。■軽くシリーズを総括すると、「若大将」というキャラクターがその後の加山雄三のイメージを不動のものにしたのは良く分る。というか、たぶん彼はあまり演じていない。あの屈託の無さや鷹揚な態度は素のキャラクターだろう。それはいわゆる「天然」のスター性で、長嶋茂雄さんと同類ですね。「若大将」シリーズも青春映画の部類に入ると思うけど、若さゆえの苦悩を問いかけるよう深刻な色彩は無く、憧れを覚えるスタイルをベルトコンベアで流し続けた印象です。スポーツ万能で歌と楽器に精通して女性にモテる。同時期の日活の青春映画などとは好対照です。予定調和な娯楽作品として気楽な時間が過ごせる楽しいシリーズだったと思います。もうひとつ、主人公の祖母役の飯田蝶子さんが好きでした。何があっても孫の味方という態度を崩さない役作りがとても温かで微笑ましかったです。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2011-07-30 20:16:22)(良:1票)
154.  惑星大戦争
「スター・ウォーズ」のヒットに便乗して作ったと言われてますが「ヤマト」の方がたくさんパクられているような…。地球にさよならを言うところとか。それにしても、えらく長く感じましたね。理由は明白で、意味の無いカットがたくさんあるからです。脚本も時々思い出したようにSFチックなワードを挟みますが、台詞のまま宙に消えて演出に生かされることが無い。退屈な時間が過ぎて行きます。この福田純って監督は昭和ゴジラシリーズの後期をダメダメにした、私にとってはA級戦犯みたいな人ですが、やっぱり適当なことをやってますなぁ。適当というより、精一杯がこれなのかな。こういう人は劇場に足を運んだファンのその後のことを考えて映画を作っていたのだろうか。日銭は稼いでも、長い目で見るなら映画ファンを減らしてます。いや、邦画ファンを減らしてるのかな。10代の浅野ゆう子のサービスカットは確かにありました。ボンテージです。でも、それさえマトモに撮れない腕の悪さ。せめて彼女だけでも、もう少し何とかして欲しかった。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2010-05-06 22:48:36)(良:1票)
155.  未来少年コナン
これ、劇場で観ました。何かと併映だった記憶があるが忘れました。たしか宮崎氏が、この映画は自分の「コナン」とはなんの関係も無いと言い切っていたような記憶があります。あれではコナンが指先が器用なただのスーパーマンで、作品としてのテーマが浮かび上がってこないと…。オリジナルの監督が言ったからではないけれど、自分も全く同感です。オリジナルのテーマとはハイハーバーという環境共棲型の島の暮らしと機械文明の対比です。ラストで海に沈んでいた大陸がよみがえるシーンは、希望を描くと同時に、人口が増えた状態でハイハーバーのような共同体が維持できるかという問題提起でもあると解釈しています。映画版ではカットされていますが、そんな芯のない映画を評価しちゃいけないという想いの1点です。半分はオリジナルのレビューになっていますが、私もこれが宮崎氏の最高傑作と位置づけております。しっかり考えられた設定、魅力的なキャラクターたち、アニメらしいアクションと笑い、悪役の描き方、主人公に仲間が集まって行く流れ。どれを取っても最高です。走ることを全編通してこれほど爽快に魅せてくれる作品は他にありません。
[映画館(邦画)] 1点(2010-05-02 07:48:00)(良:1票)
156.  桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール 《ネタバレ》 
約30年前の成人映画。グラビアアイドルという職種の人がいなくて、アダルトビデオも存在せず、もちろん無修正サイトなんて無かった時代。ちょっと可愛い子がポルノ映画に出るというだけで話題になった。そこに胡坐をかいている。そんな時代背景がありありと見えるくらいに、なにも言っていないストーリーと貧弱な濡れ場。たぶん淫猥なポスターに騙された若者がたくさんいたのだろう。観客の期待に応えていないという意味では、かなりなレベルの詐欺映画。昔の少年はこんな映画で一歩一歩大人になって行ったのです。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2009-08-18 01:53:26)
157.  赤ちょうちん
終わり方が唐突で、そこまで積み上げてきたストーリーを破壊している。製作側の都合で、内容は何でも良いから、取りあえずこのタイトルで撮れって感じで作った映画じゃなかろうか。テーマなんて、あったものじゃない。決して、かぐや姫のあの歌の世界を表現している映画じゃないですよ。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2009-08-15 04:19:03)
158.  世界が燃えつきる日 《ネタバレ》 
昆虫はまぁ許すとしても、根拠のない楽観的なエンディングは許せなかった。
[地上波(吹替)] 1点(2008-09-13 01:08:56)
159.  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 《ネタバレ》 
久しぶりに観直して、かなり複雑な気分だけどやはり0点です。公開時に劇場で観た自分は感動して泣きました。当時なら10点。最初のテレビシリーズの大ファンとして再びヤマトが動くことが嬉しかったし、ストーリーに納得できなくても、次々に死んで行くキャラへの感情移入が激しくて否定的な意見を発するような余裕は無かった。今回、膨大な量の突っ込みどころは別にしても、今の自分にとって許せないシーンが2つあった。ひとつは1発目の波動砲。テレザート星を防衛している敵に向かって放ったもので、敵が艦隊ごと消滅する。昔はこれっぽっちも感じなかったことだけど、今はその敵に同情しました。あれは現代に訳すと、警告なしに核兵器を使うようなものです。よくよく考えると、最初のテレビシリーズで放った波動砲は一発として人に向けて放たれていない。浮遊大陸とか、恒星のプロミネンスだとか、バラン星の太陽とか、海底火山脈とか(我ながら良く覚えている…)、巨大バラノドンってのもあったけど、ほとんど生物ではないものに照準していた。今さらですが、大量破壊兵器の使い方として、よく考えて構成されていたということですね。もうひとつはやはりラストシーンです。古代のイメージの中の沖田が「命を武器にしろ」と言う。昔は流していたこのひと言にカチーンと来ました。古代が選択したのではなく、沖田が命じているんですね。命を賭して戦うことと、命を武器にすることは全く意味が違う。それを微妙に混同させるような言い方で美化していました。あれは徹底的に間違っている。テレビシリーズが良く出来ていたと思えるのは、上記の波動砲の話だけじゃなく、とてもよく考えて作られていたからだ。それに比べると、この作品はほとんど何も考えていない。クズのような安直さです。やはり、ファンが思い入れているキャラクターを戦死させて情感を煽りたかっただけという結論になります。情感を煽ることを否定しているのではなく、その方法論に巨大な誤謬があることを改めて指摘させてもらって、涙の0点です。
[映画館(邦画)] 0点(2010-01-07 01:15:46)(良:4票)
160.  ブルース・リー/死亡遊戯
ブルース・リーが生前に撮影を終えていたアクションシーンを公開したかったという言い訳は聞いてあげるけど、もう少し違う見せ方があったんじゃないか…。自分は彼のアクションに対する冒涜と受け取る。
[地上波(吹替)] 0点(2009-04-07 04:12:11)
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