141. ラッシュアワー3
久々にテレビをつけたら何となくダラダラ観てしまったけど、時間が足りないせいか、「1」「2」のダイジェスト、ジャッキーのインタビュー、おまけに前半のダイジェストなんかを挟んだ内容のない映画でした。一つ気になったのは、ジャッキーのインタビューで「カンフーはダンスを踊る気分でやること」なんだって。だからつまらないんだ…。それからジャッキーが選んだベスト3の1位が「プロジェクトA」であること。私は、そのシーンから観たので2位と3位がわかりません。だれか教えていただけませんか? [地上波(吹替)] 4点(2011-11-24 19:06:23)(良:1票) |
142. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 この映画、何パターンかバージョン違いがあるらしいけど、他のレビュアー同様、どこが違うのか、ほとんど分からない。 Cとして挙げれば、初めてテレビ放送で観た、綺麗な緑の森をエンディングに映した最初のやつが一番いい。それを観た時は吹き替えがあって「レイチェルの命は他のレプリカンとは違って、いつ命が断たれるのかわからない」という主人公のナレーションがあったような記憶がある。 ルトガー・ハウアーの魅力ある演技は今後の作品に期待したけど、あまりいい作品に恵まれなかったのは残念でしたね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-17 00:42:07)(良:1票) |
143. ハイジ(2005)
《ネタバレ》 アニメの「ハイジ」は地元スイスに加えて、英語圏でも放送されてなかったはず。 でも、やっぱり製作者たちはアニメと検討しながら作ったのでしょう。 よく出来てますよ。CGを極力抑えて大自然を舞台に、さぞかし大変だったと思います。 でも、やはり自然には勝てません。 天候がよくなったと思ったら急に霧状態になったり…雪も本物でしょう。 村人の住居もアニメのまんまです。というか、アニメ版の製作者たちは、よくここまで再現したものだと、え?、どっちが本物に近いのでしょう? 実は今日テレビ東京で放送されたのですが、偶然と言うか皮肉にも一週間前にDVDを借りて観たんです。 なんなんでしょう。この吹き替えは?! 韓国ドラマの吹き替えみたいで不自然でなりません。 ペーターの声優、これ、まさか実際の子供を使ったのでは? DVD借りた時も途中から字幕音声で観ました。 ハイジはジャケット以上に可愛かったのですが、クララ役はどういう経緯で採用されたのか…。せめて前髪を下ろし、寝ている時も後頭部にリボンをつけている心構えがあれば、他のレビュアーのヒンシュクも少なかっただろうに。 山へ連れて行かれたハイジ、30分で山を好きになり、30分でフランクフルトでノイローゼ、残り30分でクララがバレーボールが出来るようになり…。 観ている私は疲れませんでしたが、登場人物たちが疲れたのではないかと心配になりました。 改めて驚いたのは、一番の悪人がゲーテおばさん。人身売買ですからね。もうビックリ(笑) [DVD(字幕)] 7点(2011-08-22 04:32:36) |
144. エレニの旅
長いこと映画と接していなくて、久しぶりに気分をリフレッシュさせようとして観賞したのが間違いでした。 全編を通して、主人公がエレ二であることも理解出来ないし、他のレビュアーが頻繁に使っている「長回し」というのが、私には退屈でなりません。 映像美等、分からなくはないけれど、どうも私には観賞する時期を間違えたようです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-12 04:44:00) |
145. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 どうも80年代の東ヨーロッパの現状を舞台にした映画って、ピンとこないんですよ。 くるわけないですよ。あまりに遠くの世界だし、行ったことないんだから。 盗聴していた男の心境が一番のポイントだと思うのですが、観賞中、集中力がなかったせいか、何故自分を犠牲にしてまで……全くわかりませんでした。 ベルリン崩壊の後のシーンは無駄ではないと思うけどダラダラしすぎ。 サスペンスっぽいものを期待すると後悔します。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-15 03:32:00)(良:1票) |
146. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 宗教色の強い観方も出来そうですが、あまり深く考えない方が観賞後の後味はいいと思います。 「サイダーハウスルール」は黒人と白人の隔たりを強く描写した一方で、本作は保守的な町にやってきた幸せ配達人という、これまたオーソドックスな作品です。 「サイダーハウス」は予告編を観た時から、すごく満足しましたが、本作はジャケットと邦題タイトルの時点で観賞意欲が湧きにくいですね。ジョニーデップ、そんなに出ていないし。 チョコレートが禁断の果実なんでしょうか?(笑) 主人公に近づいてくる人達は皆、心に傷を負った人達。完璧な人格者とされる伯爵でさえ、その完璧を目指す人格のプレッシャーゆえに女房に逃げられているという設定。チョコ作りをしているヒロインと男と駆け落ちしてしまった女房の服に鋏を入れ切り刻もうととするカットは、何が罪で、何が許されるのかという、この監督作品ならではの上手い演出ではないでしょうか? ラスト、ヒロインの家に戻ってきたジョニー・デップが「まだドアがきしむか気になって…」というセリフは格好いいですね。 最近ハズレばかりが続く映画観賞で久々に素晴らしい作品に巡り合えました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-30 01:23:36) |
147. マラソン(2005)
《ネタバレ》 可でも不可でもない評価が沢山目についたが、私も同じ感想を持った。 しかし、日本で作られるテレビ局がスポンサーについたドラマよりは価値があると思う。 私自身、障害者で今は一人で生活しているが、自閉症の子供を持つ母親の苦労というものは想像以上に辛いと思う。 しかし、本作では、その母親の苦労は周囲からの冷たい視線ばかりが多く見られ、もっと他に辛いことはあるだろうにと、ツッコミを入れたくなる。 プールに溺れた母親の視線から映る息子の姿をきっかけにストレスが爆発したのだろうか?突然マラソンを否定する母親の気持ちがイマイチ感情移入できない。 実話、実話といえば感動すると思ったら大間違いだ! 本作の宣伝マンのセンスを疑ってしまう。 マラソンに再起してから、スーパーマーケットや地下鉄の駅、草原でシマウマと走ったりする演出は失敗だと思う。 私は見過ごさなかったが、駅でチカンされた女性と青年を殴った男まで応援していたのにはマイッた(笑)。 全編通して、父親、弟、コーチの描写が中途半端。実話にこだわらなくても、母一人子一人にしてしまえばいいかと思う。 [DVD(吹替)] 6点(2010-10-26 00:45:44) |
148. サラバンド
まず最初に、この映画は1973年製作の「ある結婚の風景」を観ないと状況が全く理解できないと思います。 離婚した夫婦が30年後に再会する話なのですが、孫娘のサブストーリーがメインになっていくにつれて、主人公二人の存在が薄く感じられてしまいます。 以前「男と女」でも20以上経って続編を作られたりしましたが、30年というのは、これまた凄い年月だと思います。 「ある結婚の風景」で美人だった奥さんが、年月が経ち、これだけ老いを感じさせる外見になると、私も「明日は我が身」と思ってしまします。 以前から中途半端で終わった映画を観て、この後、数十年後にこの物語はどうなるのだろうとおもった作品が沢山ありましたが、本作は、まあまあ楽しく観賞できました。 「ある結婚の風景」の登場人物が40歳から始まっているので、30年経つと驚くほど老いを感じさせてくれます。 [地上波(字幕)] 6点(2010-06-22 01:52:28) |
149. 花の生涯 梅蘭芳
《ネタバレ》 冒頭からテンポのいいリズムとスリルを感じ期待しましたが、ジャケットと予告で『「さらば、わが愛」を越えた』というのが、どうも鼻につきました。 あまりいい宣伝文句とは言えませんね。 頑張ったのは伝わってきますが、正直全体を通していうと越えてはいません。 京劇俳優の女形スターが主人公というのが共通点ですが「さらば~」は三角関係の恋愛模様が中心、本作は梅蘭芳(メイランファン)という主人公の人生を描いた大河ドラマです。 梅蘭芳の役は時代の変化に合わせて二人の俳優さんが演じていますが、二人とも男性とは思えないほど美しい女形に変身しています。舞台の歌声も見事です。 前半は文句無しです。ここまでは一見の価値あり! しかし、冒頭で実話というテロップもあり、それから先の主人公の歴史を無理矢理詰め込み過ぎています。 時間軸を変えない手法はよかったのですが、なんだか、よくある有名人の人生を描いたハリウッド映画のように変わっていきます。 愛人役のチャン・ツィー(絶対ミスキャスト!)も含めて、周りの人物が優しいんだか冷たいんだか性格が定まっていません。 終盤は日本軍の南京侵略の影響をもろに受け、京劇が全く描けなくなってしまいます。 でも、セリフのやりとりもセンスがいいし、「さらば、わが愛」を観賞した人には、一度観てもらいたい作品です。 [DVD(吹替)] 8点(2010-05-02 00:38:17) |
150. サマーウォーズ
《ネタバレ》 バーチャルな世界とアナログの世界を織り交ぜたストーリーは約110分退屈せずに観賞できました。 最初の10分で勘所のおばあちゃんが登場して、一時間で一回目の問題が解決し、それから、おばあちゃんが死ぬ。 後半は、敵の逆襲、花札対決、カウントダウンに間に合ってハッピーエンド。こんな書き方だと悪く聞こえるかもしれないけど、これだけ古典的パターンのシナリオなら面白くない訳がありません。 去年の夏、本作を上映していた映画館の前を家族連れが行列を作っていたのを見た記憶がありますが、きっと親子そろって満足しただろうと思います。 でも、あちこちにベタベタと「頑張る姿は魅力的だ」みたいなシーンが多くて、大人の私には感動とまでは行きませんでした。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-15 05:56:11) |
151. ネメシス/S.T.X
最近作られたリメイクがあまりにも幼稚だったので、まだ観たことがなかった本作を観賞してみたのですが、本作は、これこそ「スタートレック」らしい映画だったと思います。 そもそもスタートレックというものは、宇宙戦争を繰り広げるものではなく、宇宙平和を前提に、そのギリギリの展開を楽しむものだと思います。 エンタープライズと敵艦が、お互いの動きを察知し合うスリリングな描写と、一発の攻撃による宇宙船の打撃は、潜水艦映画に共通するのではないでしょうか? 私にとって、ピカード艦長のシリーズはテレビ的には難解でした。途中で席を立てないくらい伏線とセリフが多い。 しかし、このセカンドシリーズの映画版は、カーク船長の映画シリーズより、どれも群をを抜いていると思います。 どことなく構成が「スタートレック2 カーンの逆襲」に似ていますが、私はスタトレファンとして、本作を支持します。 [DVD(吹替)] 8点(2010-04-10 17:55:43) |
152. 延安の娘
《ネタバレ》 NHKのドキュメンタリーを映画化したものだが、はたして映画と呼んでいいものだろうか? 中国の文化大革命の影響を日本人スタッフが撮影することに対して、地元や北京の人たちはどんな気持ちだったろう。 ゲストの大林宣彦監督が冒頭で「泣いて、笑って下さい」という言葉につられて最後まで観賞したが、結局笑えたのは、生みの父親のいい加減さだけであった。 27歳の娘を産んだ両親は今はそれぞれ違う家庭を築いていたが、最後まで会うことを拒絶した母を除いても、幸せに暮らしている人間が一人も登場しない。 否、唯一幸せなのは、たとえ、だらしない父でも、会う事が出来た主役の女性かもしれない。 2002年製作、北京五輪は、この人たちにどんな影響を与えたのだろう。 続編を観たい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-08 04:45:38) |
153. ティム・バートンのコープスブライド
最初、ティム・バートンって誰?って思いましたが、何となく観賞して久々に大当たりの映画でした。テレビが吹き替えだったのでジョニー・デップは全く関係なかったのですが、ドジな青年を真ん中に挟んで、二人の魅力的なヒロインの登場は、後の展開がどうなるのか久々に夢中になってしまいました。でも、これだけ性格の悪い両親からどうしてこんな純粋な子供達が生まれるのか…。死界のヒロイン、エミリーを見て「アバター」を思い出しましたが、こちらのヒロイン達の方がずっと魅力的で可愛いです。短時間ですが、「面白さ」と「愛」がぎっしり詰まった逸品です。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2010-04-02 19:24:51) |
154. シャーロットのおくりもの(2006)
《ネタバレ》 もともとアメリカで1952年から子供に読まれているロングセラーで、日本ではクリスチャン向けの本屋にも並んでいるらしいです。 原作を既に読んでいたのですが、少女がシャーロットなのか、豚がシャーロットなのか…。 これは5歳くらいの子供がいる親が寝かしつける前に読ませる本だと思います。 構成は無茶苦茶ですが、毎晩少しずつ読ませてあげれば、命の尊さが伝わるのではないでしょうか? 映画は、原作をそのまんま90分に再現されたもので、それ以上でも、それ以下でもありません。 良く出来たCGだし、大人が目の色変えて真面目に点数をつける作品ではないと思います。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2010-04-01 21:03:58) |
155. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 眠い目擦って深夜のテレビを観ました。本サイトのレビューが高評価だったので、少しは期待していましたが、3時間無駄な時間を費やしました。 黒人男性は岩に投げつけて平気で殺すのに、金髪女性には命がけで守ろうとするゴリラに偏見を感じました。 ゴリラに会うのに一時間以上かかるのに、どうやってアメリカの劇場まで連れてきたのか、いきなり劇場シーンだったので、そっちの方が気になりました。 セリフが少ない上、くだらないスペクタクルシーンが多く、私にとっては「アバター」と同じレベルです。点数は全く同じ、否、それ以下です。ジェシカ・ラング主演のバージョンの方が絶対に傑作だと思います。(あんまり覚えてないけど) [地上波(字幕)] 2点(2010-03-16 18:31:56) |
156. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 観る前にサイトが高評価だったので期待していたのですが、点数を高くつけた人たちは、以前のスタートレックを観ていない人ばかりなんですね。 しかし、「宇宙大作戦」から映画シリーズ4作目まで観た私にとっては、本作は人間ドラマが希薄で深夜放送の「ギャラクティカ」と全く変わらない出来栄えに思えてなりません。 考え方を変えてみれば、60年代に放送されたカーク、スポック、マッコイ他、船員達のキャラクター作りは天才的だったと改めて思います。 今回、ジム・カークのキャラクター作りに捻りを加えたのでしょう。でも船長になる過程があまりにも唐突すぎます。 それに加えて、スタートレックに一番大切な「感情」というテーマが全くありません。本作に出てくる「感情」は全て表面的なものばかりです。 冒頭から戦闘シーンばかり。これでは「スターウォーズ」や「アバター」と同レベルです。 役者陣を若者ばかりにしたのは、これからシリーズ化を考えての事でしょう。 しかし、昔みたいに会話劇になったのでは若者が観てくれない現実もあり……。 昔のネタを焼き増しするのは今、流行りのようですが、こんなんでいいのでしょうか?(悲) あ、そういえば、字幕でスールーだった彼は吹き替えでは加藤になってました。あれは、マニアにとっては、ちょっとしたサービスですね。 [DVD(吹替)] 4点(2010-03-13 21:54:51)(良:1票) |
157. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 マジット・マジティ監督のイラン映画みたいな作品かと思いましたが、クイズは、本や知識で身に付けて得た正解ではなく、全てが主人公の人生経験、告解にも繋がっているところが面白いです。 生涯通して一人の女性を愛し続けるなんて、もう邦画で作ったとしたらコメディになってしまうでしょう。 最後の問題で使われる携帯電話は最高の小道具でしたが「三銃士を読んだことがない」というのは度肝をつかれました…知ってたから出たんじゃないの?(笑) インド中で騒がれた弟に感銘を受けた兄の心境は、もう少し手を加えてもらいたかったけど、ラストの待ち合わせは二人にしかわからない場所というのはロマンティックですよね。 でも、ラストのダンスは絶対にいらないと思う。「踊るマハラジャ」じゃあるまいし、ひょっとして「座頭市」の影響でしょうか? 欧米映画でしょ? あれはバカバカしくて観てられない。カットすべき! [DVD(吹替)] 7点(2010-02-28 01:02:33) |
158. ターミネーター4
《ネタバレ》 世界中がスカイネット相手に戦争してるんだから群像劇になってもしょうがないでしょう。 本作は「ターミネーター3は、なかったことにしてくれ」という前提で作られたんですよね。 それにしてもジョン・コナーは、どんな設定にしてもマヌケにしか見えないのは何故でしょうか(笑)。きっとクリスチャン・ベールも出演を後悔してることでしょう。 サラ・コナーの写真やカイル・リースの成長の描かれ方が中途半端なのは、誰もが、今後シリーズ化するだろうと思うはず。 個人的には「パート5」はきっと3D映像になるのでは…なんて思います。今年は「アバター」もヒットしてることだし。 ジェイソンやフレディを目指して頑張れ、ターミネーター! 私はもう観ないけど。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-09 22:07:58) |
159. アバター(2009)
全くピンとこない作品でした。 映画が始まる前の立体映像には感動したけど、私にとって3Dの感動はそれだけ。 劇中何度も睡魔が襲い、目を開けていることだけで拷問を受けているようでした。 重たい眼鏡かけて3時間は長すぎる。特に私は自分の眼鏡と2重にかけていたので余計に大変でした。 これだけシンプルなストーリーなら90分くらいに編集できないでしょうか? 私は「タイタニック」は大作だと思いますが、本作はシンプルなストーリーでありがなら、普遍的な「ドラマ」が全く感じられません。 私はシナリオ重視の評価しか出来ないので、こういったユニバーサルスタジオで上映されるような娯楽作品は苦手なんです。 それから宗教的な要素がどうのこうのなんて事も言うつもりはありませんが、なんだか「エイリアン2」と「もののけ姫」を足して2で割って、それを10引いたような作品にしか思えませんでした。 現在HPに「アバターに関する批判に対しての反論」という文章が大きく掲載されていますが、その内容は全く個人的な偏見が入っていて、「アバター」を批判する人間は理解力がないみたいな内容で、読んでいるだけで不愉快でなりません。 まるで裸の王様を見て、「王様は裸だ」と言った人間は馬鹿……そんなふうに捉えてしまします。 因みに新宿バルトでは退席する際、「眼鏡が汚れすぎ」という声が沢山聞こえました。同感です。 私は観客動員数の貢献にカウントされることになりますが、本作を全く評価していません。 [映画館(字幕)] 3点(2010-02-07 15:39:57)(笑:2票) (良:3票) |
160. フィッシュストーリー
「アヒルと鴨のコインロッカー」が面白かったので期待したのだけど、構成がここまでくると、内田ひろし作品も含めて「また、このパターンか…」という印象を受ける。 時代背景が違う群像劇が続くが、それが一つにまとまるラストは観客に想像力を全く与えない。全てを説明だけで片づけてしまうので「ああ、そうだったの」で終わってしまう。 映画というのは描写があって「ああ、そういうことだったのか」と頷かせることに感動があると思う。 本作は個人(原作者?)が勝手に想像しただけのもの。一本くらいなら許せるけど、こんな作品が氾濫したら、また邦画は氷河期に突入すると思う。 パンクレコードの製作に、「人生に無駄はない」というメッセージだけは伝わってきた。 タイトルのセンス、セリフのやりとりも面白かったけど無駄なシーンも多すぎ。 数年後には記憶から抹消されていると思う。 [DVD(邦画)] 4点(2009-12-07 18:21:18) |