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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1641.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
なんかね、ちっとも気持ちが弾んでこないんですよ。刺激されないの。物語に何か新鮮さがあるワケではなくって、毎度お馴染みアメコミ映画特有の英雄と個人の間の苦悩パターン。一方でアクションシーンはたまげた事にほとんどCG。テレビゲームのデモムービーを見ているのと、あーんまり感覚的に変わらない感じ。CGって『どうやって撮ったの?』ってサプライズがないんですよね。膨大な製作費をかけたわりに、限定された登場人物、それも全てが関わりを持つ人同士で語られるために、世界がやたらに狭く感じてしまいます。視覚的な情緒を感じる映像もなくて、細かなところで笑わせて楽しませてはくれても、大筋ではかなり退屈してしまいました。キャラクターに感情移入ができていたならば、もっと楽しめたと思うのですが、シンクロしてゆかないんですよね、ここに出てくる人達に。なーんか、「スーパーマン2」+「卒業」+「魔女の宅急便」みたいな感じだったなぁ。せめてスペクタクル!って感じの映像をハデに見せてくれれば、まだ取り付くポイントもあったのですが。なモンで、キルスティン・ダンストって、誰かに似てるんだけど、一体誰だったかなぁ?なんて事ばっかりずーっと考えてました。キャンディス・バーゲン? デボラ・ラフィン? マリエル・ヘミングウェイ? 答えが出る前に映画終わっちゃいました。
[映画館(字幕)] 5点(2004-07-04 00:49:58)
1642.  アドベンチャー・ファミリー
【STING大好き】さま、私ってばヒネた大人になってしまいました、ごめんなさい。という事で、中学時代に名画座で見たこの映画、よいクマさんと悪いクマさんのバトル炸裂、悪いクマさんが家を襲撃するシーンは「グリズリー」の1.8倍くらいは恐かった(それじゃあんまり怖くない、って?)事が印象に残る作品であります。大自然の中で暮らしてゆく、その豊かさと過酷さの両方が描かれ、だけどあくまで物語は家族向けの、家族っていいねっ!っておはなし。ハラハラしたり怖かったり、でも、アライグマちゃんかわい~ん、コグマちゃんキュ~ト、な部分を頬緩ませながら見て、のどかなラストシーンでスッキリ。これが日本を舞台にしたら、と考えると、どうしても「る~るるるる」というヤツを思い出してしまうわけで。不機嫌な父さんの顔を思い出すわけで。母さん、アメリカの人は、いつも前向きなわけで。曲も「ちゃ~んちゃらら~ん、ちゃ~んちゃららん」という雄大な曲だったりして、こっちの「あ~あ~あああああ~」とはかなり違うわけで。国民性の違い、というものを感じたりするわけで。しかしやたらと中途半端なレビューなわけで。そういうわけで。おわりなわけで。
6点(2004-06-30 00:43:18)(笑:4票)
1643.  新宿少年探偵団 《ネタバレ》 
「ショムニ」の極端な不入りのために、私の見た劇場ではこの映画が併映になっておりました。「2本見られてラッキー!」ってな気持ちだったのです、最初は。出だしは快調。新宿の街を駆け抜けてゆく映像に、「おお、これはちとイイ感じ?」みたいな。深キョンは過食症のアイドル役、「これはドラマを見せてくれそーですよ」と。しかし、ジャニーズJr.の演技力は皆無に等しく、たどたどしさ爆発、映画は新宿という街の表情を捉えもしなければ、ドラマティックな設定を一切生かす事もなく、謎を追いかけるダラダラした展開が続く・・・あたりはまだ良かったんですよ。フリルふわふわコスチュームな人造人間話になり、サスペンス皆無なサスペンスシーンが展開するに至り、「私が悪かった、ごめんなさい、カンベンして下さい」って。「ショムニ」が後の上映なので逃げ出すワケにもいかず、なんとかちっとも胸に響いてこない悲劇の終わりを迎え、安堵の溜息を洩らそうとした瞬間、多分、この映画の製作費の大半はこの映像にかかっているのではないかと思われる、映画本編とは全く関係のないハワイロケの、ジャニーズJr.総出演による歌とダンスのお披露目が始まるのでした。「殺す気か~っ!」
[映画館(字幕)] 2点(2004-06-30 00:07:26)
1644.  ショムニ
実はこの映画、原作マンガの精神にはドラマ版よりもずっと忠実なのです。原作の基本は塚原の成長物語なので、ドラマ版の千夏メインな展開(しかも本来ボケな千夏がツッコまれずにカッコいい、ってどーゆー事よ?)は「こんなの『ショムニ』じゃない!」なんて思ったのですが(3話くらい見て、これはこれでアリ、とも思いましたが)、映画はダメOLが悪を糾す、なんて展開じゃなくて、ダメOLなりのドラマを綴ってゆくワケで、それこそが原作の持ち味だし、魅力。遠藤久美子の塚原はイメージこそ違うものの、ショムニのメンバーに翻弄されつつ成長してゆく、という役どころを好演していました。だけど、あくまで人気が出たのはドラマの「ショムニ」だったワケで、そのキャストも使わなければ、会社を舞台にした物語ですらない(メインになるのはアフター5、夜の物語)「ショムニ」が、一体誰のために存在しているのだろう?というのが正直なところ。原作の精神には忠実でも物語は全くオリジナルな状態なので、原作ファン向き、という訳でもないですし。高島礼子の千夏はアクティブさが不足してるし、河合美智子のカナさんはその設定に説得力を与えてくれません。千夏のライバル杉田や、塚原の恋の相手右京を出さない、狭い世界で終わってしまうこの映画、それでもドタバタ喜劇として楽しめはするのですが、誰が望んだのやら存在意味不明、というのはとっても不幸な状態でした。
6点(2004-06-21 01:13:54)
1645.  マイ・ライフ(1978) 《ネタバレ》 
母子家庭のママが、ダイエットのためにジョギングを始めて、いつの間にやらフルマラソンにまで出ちゃう、という映画です。最初はタクシーで戻ってくるとゆーベタな笑いもあったりして(だけど、この映画が元祖かも)、二人の娘の協力を得るにもゴタゴタ、暴漢に襲われそうになったり、でも、そのうちにどんどんと強くなっていって・・・。だけど、クライマックスはいわゆる勝利の物語ではなくって、苦難の末の、彼女なりのゴール。『マイウェイ』って映画のクライマックスでは、お父ちゃんがボロボロになっておりましたが、これはそのお母ちゃんヴァージョンでございます。ママ役の、ポール・ニューマンの奥さん、ジョアン・ウッドワードって『新・動く標的』ではミステリアスな美女というイメージがありましたが、この映画では見事なおばさん役でびっくり。むくむくとしたおばさん太りをリアルに体現しております。印象的なエピソードは、グレてタバコを吸いだした姉に、妹が「喫煙者とのキスは灰皿とキスをするのと同じ事だって」と警告するシーン。壊れ始めた家庭をチビが意識してサラリと立て直してみせようとするあたり、面白くも切実でした。主題歌も当時は結構有名になったと思うのですが、今となっては忘れられた存在。小さな映画ではありますが、大感動ではないけれど爽やかな後味を与えてくれる映画なので、機会があれば見て欲しいです。
[映画館(字幕)] 7点(2004-06-21 00:49:17)
1646.  SHARK!/シャーク! 《ネタバレ》 
中学時代、仲の良かった友達が、母親を亡くして以来、とっても寡黙になっちゃいまして、そんな彼に色々と話しかけてた私なのですが、「何か映画見に行こうよ」と誘った時、彼が選んだのがこれ。気が進まなかったんですけどね・・・。広さ日本一だった有楽座で何故か上映された、ダイバーが片足を鮫に食べられてしまう、という衝撃映像がウリのドキュメンタリー。ところが、全体的には鮫の生態や人との関わりを描いたマジメな映画で、それゆえ、まータイクツとゆーか、ジミな映画とゆーか。そのウリの部分だけが映画の最後の方で唐突に「偶然撮影していた映像」として登場するのですが・・・うわー、すげー、こえー!と当時は思ったモンですけど、冷静に考えればヤラセ丸だしなんですよね・・・。なんで足食われたダイバーが延々とカメラに向って真正面ポジションでもがいてみせるんだか&カメラマンはそれを冷静に撮っているんだか。確かに片足ないですけど、血は殆ど出てないし、切り口は腱とかなくってお買い得品豚コマ肉みたいだし。思ったほどにはグロな映像じゃなくって、ちょっとホッとした私でしたが、友達がもう一回見たい、と言い出して、私はこの、いかにも当時のウサン臭さ爆発ムービーに、半日じっくりつきあう事になったのでした。お陰でこの映画の音楽、30年近く経った今でも結構覚えてますわ・・・。
[映画館(吹替)] 3点(2004-06-21 00:17:51)
1647.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
【激しくネタバレなのでご注意!】見る前はテンション低い状態だったんですけれど、見ているうちに、自分が『ハリー・ポッター』が大好きだった事、どんどん思い出してうるうるしてました。前2作は、『ハリー』の世界を映像化したら、この程度のモノなんだなぁ、って感覚しかなかったのですが、今回、やっと1本の映画としての魅力、映画としての『ハリー・ポッター』のアイディンティティを確立したんじゃないかな? 原作のエピソードが削られまくってますが、多くを盛り込んでダラけてたこれまでと違って、一つの大きな流れを形成していましたし、脇役をあえて切り捨てる事で、ドラマが明確になりました。実のところ、世間では評価の高いこの3作目の原作、私は、ハッピーエンドとは言えず、まとまりもイマイチなのであまり好きではなかったのですが、この映画は原作では感じられなかった魅力を得られました。特にクライマックスからエンディングにかけては、原作のモヤモヤした展開をハッキリ具体的な画として描く事で、説明不足を補っていたように思います。これまでのハリウッド的オモチャっぽさのない画風と、ジョン・ウィリアムズの、繰り返しを避け、独自性を出した音楽により、原作の地味目な舞台に新たに格調の高さを付加させた感じ。でも、監督が変わるだけで、こうも印象が変わってしまうと、一体クリス・コロンバスは何をやってたのさ、って感じがしてしまって・・・。それにしても、みんな大きくなってきてびっくり。特にネビル! もー別人みたいに成長しちゃって、「まあ! おじさんびっくりだわよ」ってカンジ。そうそう(もーコロコロ変更しててごめんなさい)、ハリーのアレ、どう見ても『タイタニック』のパロディにしか思えないんですが、唐突にどーしちゃったのさ、ハリーってば。
[映画館(字幕)] 9点(2004-06-19 18:59:02)(笑:1票) (良:1票)
1648.  裸の銃を持つ逃亡者
あらら、こんな大事な作品(点数は高くないですけど)をレビューし忘れてるとは! 「もういいトシなんだからさぁ、バカはやめよーよ」、なんてツッコむ人がレスリーの周りにはいないんでしょうか? ひたすら楽しそうにバカを爆発させる彼には、尊敬の念を抱きます。だって、コメディ俳優なのにちっとも楽しそうじゃない人がいっぱいいる中で、彼は本当にバカが好きなんだもん。楽しんでる事がスクリーンから滲み出てきてるもん。パロディはベタだったり、あまりに盛り込み過ぎて笑うスキを与えてくれなかったりするけど、アクションはムリしてる感があって、見てるこちらがハラハラしちゃうけど(あーもーやめてー、ムリしないでー)、彼のバカは私を幸せにしてくれます。惜しむべきは、これを見たのが地下鉄の音がごとごと響く、ちっこいスクリーンにガサガサの音の映画館で(だけどロードショー)、落ちついて見られなかった事。
6点(2004-06-16 01:56:14)
1649.  CURE キュア 《ネタバレ》 
萩原聖人のキャスティングは、果たしてこれでいいんだろうか?とか、何故負の意識、闇の意識を刺激する事が即殺人という形に結びつくのだろうか?とか、見ている間は色々と疑問に思ったのですが、見終わってみると、何やら冷たくザラついた、イヤ~なモノを飲まされたような感触が残り、恐ろしさがじわじわと染みてきました。人が壊れてゆく境界は曖昧で、ほんの少し背中を押されただけで越えてしまう危うさを感じます(それを感じているうちは大丈夫なのかな?)。意識して避ける事ができるのならばいいのですが、その引き金は日常の中に潜んでいて、日常の風景が歪んだように顕在化する、そんな怖さを監督は決して表層的な表現、即物的な表現に頼る事なく、象徴的な映像を通して内側から上手く引き出していたと思います。ただ、幸せポイントの全くない映画なので、もう結構でございます。ごちそうさま。
[映画館(邦画)] 7点(2004-06-16 01:37:04)(良:1票)
1650.  略奪者 《ネタバレ》 
シネスコ画面に広がる、静かに乾いた砂漠の風景と荒々しいトレーラーのアクションとの対比が印象的な映画でした。4人の犯罪者が仲違いし、自滅してゆく、ただそれだけの物語なのですが、監督に明確な美学がある事が感じられます。乾ききった男達の、砂を噛むようなザラザラとした感触を彩る意匠を凝らした画面構成。醜悪な個性から何故か垣間見える美。マカロニウェスタンの現代語訳のような世界は、フランス映画らしい映像のこだわりによって、独自の個性を持ったと思います。惜しむべきは、そのイメージを優先するあまりに、物語やキャラクターの背景に魅力を欠いてしまった事ですね。愛なんて無縁の映画ですが、愛を透かして見る事もできないようだと、やっぱりちょっとツラいです。
6点(2004-06-16 01:06:03)
1651.  天地無用! 真夏のイヴ
このアニメの事は全然!まるっきり知識のない状態で見たのですが、最初っから最後まで人物関係が全く判らず。初めて触れる人間に対するフォローが微塵もないのは困ったモンです。でも、日本的な夏の風景を舞台にして展開する、「作られた少女」の儚い物語は、ちょっと感傷的な気分にさせてくれました。日本の夏のイメージをフィルムに定着させようとしても、実写では湿度が高くて色が上手く出ないのですが、アニメならば、その色彩を更に純化させてフィルムに定着する事ができる、そんなアニメならではの利点を生かした映画でした。既存キャラのイメージに依存するような作り方をせず、一本の映画としてきちんと成立させれば名作になったのかもしれず、惜しい作品でした。
[映画館(邦画)] 5点(2004-06-16 00:40:32)
1652.  友子の場合 《ネタバレ》 
ともさかりえが演じる友子って、かわいいバカさ加減が原作漫画の野暮ったさを遥かに超越しててとっても好きなんですけど、この映画はちとハズしちゃってる、って感じでした。出だしは快調に飛ばしてて、こりゃ面白いわ!と思ったのも束の間、電車に乗り遅れて駅に取り残されてからの展開は、もどかしさのみを映画の動力としちゃってるために、見ているこちらはひたすらイライラ。せめてスレ違うにしても、ひたすら友子の爆走を見せてくれれば、まだ楽しめたんですけれどねぇ。しかもラストは物語を放り投げておしまい、ですし。放り投げた結末に向かってゆく物語って、なんでもアリなんで作る方はラクでしょうけれど、そこをスカッ!と気持ち良くまとめ上げるのがプロの仕事なんでないの? ハイビジョン撮りのフィルムプリントは、今のHD24Pに比べるとグダグダな見づらい画面ですし、まあ、フジテレビ製お手軽映画ではありました。ともさかりえの魅力に対しての5点ですわなぁ、こりゃ。
[映画館(字幕)] 5点(2004-06-16 00:25:45)
1653.  プライベイトスクール 《ネタバレ》 
名画座のフィービー映画三本立てで見た一本。他のフィービーモノに比べて、お下品タップリ、映画としてちゃんと物語が流れてなくって、とにかくひたすらエッチにしか向かってないとゆー状態。シルビア・クリステルは「エアポート’80」でマトモな女優になり損ねたのか、まーたお色気専門要員として登場してるし(しかし、さすがに年齢的にアレなので、ばばーん!と見せるワケにはいきません、ってカンジが淋しさを誘います)。今となっては、ラストの、みんな並んでお尻ぺろーん、くらいしか印象に残ってない映画でございます(それも横からのショットじゃあねぇ、って何言ってんだ・・・)。
[映画館(字幕)] 4点(2004-06-16 00:06:52)(良:1票)
1654.  さよならの微笑 《ネタバレ》 
今から20年以上前に今はなき東急名画座で見ました。「フォー・ウェディング」のように、沢山の人が集まる場がきっかけとなって物語が動いてゆく恋愛ドラマですが(決して難解なおフランス映画ではなくてサラリとしたタッチ)、その基本が不倫ですから、気持ち良く楽しめるという訳にはいきません。ドロドロとしているハズのモノが軽いタッチで描かれる事にどんどん違和感が募り、最後の主人公達の選択によってそれは頂点に。「何もかも放り出して二人で旅立つ事にしました!」とカラッと家を出てゆく結末に、当時の私は唖然呆然。当時の私にこの物語が受け入れられるワケもなく、でも、じゃあ今の私だったら?って考えると、多分やっぱりダメ。この映画でいちばん印象に残っているものと言えば、みんなの前でおじいちゃんがパンツ下げて「ぶ~」と一発カマすシーン。パンツの汚れがリアルで・・・。お食事中の人がいたら、ごめんなさい。
[映画館(字幕)] 4点(2004-06-15 23:46:50)
1655.  長江 《ネタバレ》 
【ドキュメンタリーですが激しくネタバレあり!!】「僕は長江の最初の一滴が見たかった」という事で、さだまさしが長江の源流を辿る旅が延々と映されてゆくのですが、最後の最後で、「辿り着けませんでした」というオチがついて「ずてー!」っとコケる映画。その行く手を山々が遮る最後は「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」のラストシーンそっくり、でも、さだは少なくともこの後、塔や山を目指す事もなく、帰ってしまうワケでございますね。代わりに多額の借金の返済という、フロドとは違う苦難の道を歩む事になるのですが。さて、映画としては、えーと、中国の人々の生活を捉えた、生の息遣いを感じるものではありますが・・・お金払ってまで見たいモノではありません。日曜の午後にテレビでやってるよーな世界で。さだまさしファンならば、歌と姿とで満足できるかもしれませんけど、ファンじゃない私は、なーんでコレ見に行っちゃったのか、今となっては甚だ疑問・・・。
[映画館(字幕)] 3点(2004-06-13 22:32:20)(笑:1票)
1656.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 
思いっきりツボにハマるか、さもなきゃ激しくハズすかのどっちか、だと思ってたんですけど、意外とマトモな映画でした。あ、もちろん十分おバカなんですけれど、根はマジメ、みたいな。冒頭からタイトル部分にかけての展開は、もうアニメ版『ハニー』の感覚がぱーっと脳内に甦って、懐かしさに涙出る、って感じなのですが、中盤以降はきちんとドラマが語られ、クサいながらも至極真っ当な、人と繋がっている事の大切さが描かれます。私は、ハニーの孤独よりも、市川実日子演じる夏子の孤独に惹かれ、ゆえに彼女の姿を中心に見ていました。サトエリもおバカとスーパーヒロインをきっちり演じ分けて魅力的ではあったんですけど、固めた孤独を徐々に解かしてゆく実日子嬢の変化の演技が一枚上手、という事で。アクションシーンを、もう少し丁寧に、ディティールをハッキリ見せてくれていたら、という恨みは残りますが、原作の感覚を大切にしつつ、マジメにバカを見せてくれて、かつて数多くあったプログラム・ピクチャーの懐かしい感覚を堪能させて頂きました。愛が大事、っていうベタな結末も、この映画のアニメ的言語の前では素直に受け止められるのでした。
[映画館(邦画)] 8点(2004-06-01 01:39:59)(良:2票)
1657.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
ジェイク、あなたの愛はお受けできません。だって、私、男ですもん。そのテのシュミは、なくってよ。とゆー事で、舞台挨拶で去りゆくジェイクの投げた一輪の花をゲットしてしまった私でした(隣のお嬢様に差し上げましたが)。突如日本語で歌い始めるデニスとか、ドレスの脇から見えちゃったヒロイン役の子とか、なかなかに楽しませて頂いたプレミアでした。 さて、映画の方は、と言うと、70年代パニック映画で映画ファンになった私としては、まずは合格、でした。大変な状況を描く場合、思いっきり引きの画で「ぼ~ん!」か、さもなきゃ逃げ惑う人々の画を切り取っただけで誤魔化しちゃうものも多いのですが、この映画は、きちんと具体的に街が大変な事になってゆくディティールを見せてくれます。でも、世界的規模で巻き起こっている災害なのだから、もっともっと見せてくれ!というのも正直なところ。この絶望的な状況に立ち向かう悲壮感も不足気味。ぎりぎりのところでなんとか生きてゆく緊迫感が薄め。だけど、日常が崩れてゆく事態に陥ったら、実感湧かないままに流されてゆくものなのかもしれませんね。 ところで、これまでアメリカ万歳的なスタンスが見られたエメリッヒ監督作品ですが、この映画では内省を促しております。京都議定書から離脱したアメリカに対して、無反省でいていいの?と。基本はスペクタクルな娯楽映画ですが、現在進行形の問題を織り込む事に成功していたと思います。 何はともあれ、久々の、大スクリーンに展開する大スペクタクルを堪能させて頂きました。
[試写会(字幕)] 8点(2004-06-01 01:14:56)
1658.  宇宙戦士バルディオス 《ネタバレ》 
うーん、結局地球はS-1星になっちゃうんだよ、という到達点が存在しちゃってるため、作品全体が虚しい物語でしかないんですよね。歴史を変えてゆく、という目的があって展開する物語ではなく、それが真実だったのでした、というところに行っちゃうので、実は救いのないアニメ。映画版は、テレビ版の再編集ではあるのですが、放映時の作画があまりに酷かったりしたんで、かなりの部分が描き直されておりますが、それに伴ってエピソード変更して話が安易なものになってしまったり、その物語の変更によって、かえってテレビ版の方がいい作画だったじゃん、みたいな逆転現象が起こってたり(テレビ版、スタジオZ5が担当した部分だけは非常に質が高かったので)と、かなり雑な印象。テレビ版流用部分が16ミリのブローアップ、新作画部分が35ミリ撮影なので、画質がコロコロ変わるのも煩わしいばかりでしたし。それでも羽田健太郎担当の音楽はドラマティックで名曲でした。突如、戸田恵子の歌に乗せてヘンなプロモーションビデオ(と言うよりカラオケ用画面?)みたいな映像が入るあたりは、まあ、ご愛嬌って事で。
[映画館(字幕)] 4点(2004-05-29 15:04:09)
1659.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
一夜明けると、そこには非日常の世界が広がっていたのでした、という導入部がとっても上手くて、あっという間に映画の世界に誘われてゆきました。でも、さっさとショッピングモールへ行く展開、惨劇が繰り広げられているらしい基地の状況を見せてはくれない状態に、なんだ、製作費足らないのね、ワリとチープだったりするのね、なんて思ったんですが、そうじゃなくて、それは早く閉ざされた世界へ誘うためだったんだな、って後で理解しました。社会との繋がりが断ち切られて孤立してゆく不安感が、躁状態な映像と展開の中にひたひたと染み込んでくる感じが秀逸です。ゾンビという存在そのものが怖いというよりも、コミュニケーションを失った存在になってゆく、というのが怖くて、徐々に失われてゆく仲間という名の希望に、熱い画面とは裏腹な冷たい空虚な気持ちに支配され、見終わってこれが作り物の映画だって事に安心、って感じです。どん詰まりの終末の世界へ向かって疾走するパワフルな悲劇に、意外なくらいに感心しました。ただ、オリジナルとの安易な比較はできません。オリジナルの方は、つい最近見たために、時代性の違いを感じてしまったので、どうしても今のこの時代に語られたこちらの印象が良くなってしまって。映画は作られた時代にリアルタイムに見るのがいちばん、というのを実感させられました。あと、ゾンビものとしては残虐なシーンが少なめ、みたいに言われていたので油断しちゃってたのですが、私にとってはかなりツラい映像いっぱいなのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2004-05-29 14:49:21)(良:1票)
1660.  ヴィドック
なんか、すっごい映像!ってのは5分で慣れちゃうわ。どんどんどんどんスゴくなるのならいいわよ、でもずーっとおんなじノリじゃねぇ。後はやっぱり物語で見せてくれないと続かないわよ。仮面男の正体とか、「そんなのアリ?」って反則気味な展開とかよりも、お話しを面白く見せる方法、ってのを頑張って欲しかったんですけどぉ。大体、おフランスの映画ってば、どうしてこうスローテンポなのかしら? かと言って、スローである分じっくりドラマが描かれるのか、っていうとそういうワケじゃないのよねぇ・・・。あ、キャロのセンスは好きよ。いつも一貫して退廃美、ってカンジで。でも、ジュネと一緒に仕事してこその人ね。ジュネと言えば、そんな名前の耽美的な雑誌が・・・ううん、なんでもないわっ。【あねやん】
[映画館(字幕)] 4点(2004-05-20 22:45:46)(笑:1票)
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