1701. キャットウーマン
もう序盤の設定から、「嘘!」と目を丸くするぐらいぶっ飛んじゃってる。 キャットウーマンの誕生がよくわからなかった人は、ちゃんと予習してから観てね、 という、もう最初から鑑賞者を突き放したような不親切さ。 キャットウーマンの仕草や動きは、まるで漫画のようで笑えたんだけど、 終盤のシャローン・ストーンとのセクシー対決は、さらに腸が捩れるほど大笑いさせてくれた。 ライオン・ウーマンにでも変身してたら、たぶん笑い死んでいたと思う。 まあセクシーといっても、それほど大したシーンもなく、ヒロインにもまったく魅力を感じない。 もっとハマリ役のセクシー女優はたくさんいたと思う。 この作品は期待せずに鑑賞する事を第一条件に、各自見所を見つけて楽しむギャグ映画である。 [地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 03:22:54) |
1702. シノーラ
西部劇の主人公が流れ者というのはよくあるパターンだが、 本作の主役もそういう設定のようだ。ただその事を裏づけるエピソードはほとんどなく、 いきなり本筋のストーリーに突入するため、結構戸惑ってしまった。 純粋な勧善懲悪物ではないストーリー展開も、あまり面白いとは思わない。 イーストウッドの、役者としての魅力だけで見せているような印象を持った作品だった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-25 22:04:38) |
1703. DOOR
ストーカーを題材にしたサスペンス。当時の流行ものですな。 まあまあ面白かったのは状況設定を描いた序盤までで、後はストーカー行為が徐々に・・・という、 誰もが推測できるようなお決まりのパターン。 映画というよりは、まるでテレビのサスペンス劇場といった雰囲気だが、 何かよほど面白い設定やストーリー展開を付加させないと、今ではこの内容ではキツいか。 [ビデオ(邦画)] 2点(2011-07-25 19:49:40) |
1704. フェイス/オフ
《ネタバレ》 顔面移植というアイデアは、もう笑っちゃうぐらいキツいんだけど、 この作品の中で一番面白かったのは、別人になった二人が相手の家族の元へ帰るシーンで、 入れ替わり物はこちらの変身願望を刺激するのか、やはり興味を惹かれる。 それだけに弾丸雨あられのド派手アクションは、ストーリーの妙味を殺すだけ。 二人の主役に同年代の息子がいるという設定も、もっと深い描写が欲しかった。 単純に娯楽アクションとして鑑賞するなら、十分楽しめる作品ではあるけど、何か勿体ないね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-25 19:29:15) |
1705. あずみ2 Death or Love
サブタイトルの「Death or Love」が示す通り、 唖然とするような、何とも安っぽい「愛」のような代物が劇中に氾濫していた。 原作のストーリーを映画用に変更するのは一向に構わないのだが、つまらないのでは意味がない。 ヒロインの女の子は演技指導を受けていないのか、「1」より滅茶苦茶下手になっているし、 演出も子供向けの戦隊物レベルで、もうただただ苦笑するばかりだった。 まあ元々がアイドル映画のようなものだし、文句をつけても仕方がないのかな、と。 [DVD(字幕)] 1点(2011-07-25 19:16:50) |
1706. マンハッタン無宿
現代の刑事ドラマものに、西部劇の雰囲気を軽くミックスさせたような作品。 野性味溢れる荒ぶれ一匹狼の主人公はイーストウッドにぴったりのキャラで、 ちょっとダーティハリーを彷彿とさせる。 ただ田舎の保安官が都会へ、という設定はあまり生かされておらず、ストーリーの方は今イチ。 後半のバイクアクションは見所だが、全体的に演出の古さも否めない。 イーストウッドのファンならまあ楽しめるだろう、といった作品。 [地上波(吹替)] 4点(2011-07-25 19:06:18) |
1707. 化身(1986)
渡辺淳一の同名小説の映画化。 クラブで出会ったホステスを、自分好みの女に変えようとする中年男の姿を描いたドラマ。 相変わらずしょーもない設定だが、不変的な男のロマンでもあるのだろう。 不倫という設定ではないので、もうお好きなようにしてくれという感じだが、 相手は着せ替え人形ではないので、ストーリーの展開は察しがついてしまう。 黒木瞳は痩せてギスギスしすぎ。個人的にはこの役がハマっていたとは思えない。 終始暗い映像と雰囲気で、センスの悪さがやたら目立つ作品だが、 阿木燿子絡みのエピソード以外は筋が通っており、中年男の悲哀さも表現できていたと思う。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-25 17:35:48) |
1708. ファイナル・デスティネーション
"人間は死の運命から逃れられるのか?" 誰しも一度は漠然と考えたことのあるテーマで、目のつけどころがいいスリラーもの。 高校生が主役なので取っつき易く、推理要素や軽いオチもついて、ストーリーは中々面白かった。 ただ演出の方がかなりチープだったのは残念。それでもB級映画としては十分楽しめた作品だった。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-25 17:15:58) |
1709. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
マイケルの死後に作られた作品ということで、 ほぼ全編がコンサートのリハーサル映像。110分間、DVDの特典映像を観ているような感じ。 関係者のインタビューが割と少ないのは良かったかな。どうせいいことしか言わないし。 まるで短編映画を観ているような、マイケルの今までのPVの完成度と比較すると全然物足りない。 映像も舞台袖から撮影したものばかりなので、30分で飽きてしまった。 この作品を観なくても、マイケルが伝えたかったメッセージ、彼がいかに偉大なアーチストか、 彼のたくさんあるPVから十分伝わる。どうせなら完成度の高いものを観たほうがいい。 [DVD(字幕)] 1点(2011-07-25 16:54:46) |
1710. 緑の館
何だか変な設定、妙にバランスの悪いラブストーリーだった。 オードリーを森の妖精に見立て、幻想的な世界観を出したかったのだろうが、 決してファンタジー作品というわけではないので、とにかく違和感ばかりが先だってしまう。 それ以上にストーリーが全然面白くなくて、ちょっと困ってしまった。 オードリーは確かにきれいだけど、本作に関しては特別ハマリ役というわけでもなく、 彼女だけを観たいなら他の作品で十分だと思う。 [地上波(吹替)] 2点(2011-07-25 08:39:37) |
1711. ビースト/巨大イカの大逆襲(TVM)
いわゆるモンスターパニック映画だが、モンスターといっても、 相手は単なる大きなイカなので緊張感はほとんどない。 こちらの作品も、ストーリーの流れは「ジョーズ」をベースにしている。 一応制作者は環境保護への警鐘も入れたかったようだが、主人公にテーマを振らせておきながら、 後半からは普通のモンスター退治に終始という、もうとんでもなくいい加減な作り。 イカのCGシーンも笑っちゃうぐらいお粗末だが、ゲソを肴に一杯やりながら鑑賞するには ちょうど手頃な作品ではある。 [地上波(吹替)] 1点(2011-07-25 08:32:03) |
1712. ミッドナイト・ラン
男同士の友情をコミカルタッチで描いたドラマ。 賞金稼ぎという変わった設定と、序盤の流れが先の展開に期待感を持たせてくれる。 ロードムービーの要素を取り入れながら二人のキャラ描写を描きつつ、 アクションシーンでストーリーを繋いでいくという構成で、 ジェットコースタームービーとはひと味違う作り。多少の中だるみはあるが、ほぼ気にならない。 二人のあいだで、何かもう一つグッとくるエピソードが欲しかった気もするが、 男っていいやな、と思わせてくれる作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-25 07:50:09) |
1713. ヘアスプレー(2007)
差別と偏見をテーマに盛り込んだ、学園もののミュージカル映画。 全体的に明るくて音楽もいいのだが、そもそも人種差別と肥満を同一線上に並べるというのは、 ちょっとおかしい気がする。黒人はダンスや歌が圧倒的にうまいので、 前者だけにテーマを絞った方がまだ良かった。 ヒロインの女の子は愛嬌たっぷりだが、いろいろな意味でバランスが悪く、 見ていて段々イライラしてくるし、女装したジョン・トラボルタのシーンは完全に浮いている。 詰め物をしてコミック的なデフォルメ体型なんか見せるより、ちゃんとした女優さんを使うべき。 前半はまあまあだったけど、後半で印象がガタ落ちした作品だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-25 07:12:36) |
1714. ダンス・レボリューション
プロのヒップホップダンサーを目指す女の子のお話。 「フラッシュダンス」や「サタデーナイトフィーバー」などのサクセス物かなと思ったら、 なぜか途中からお話の流れが変な方向に。結局単なるスポ根漫画のようになってしまい、 今ひとつ盛り上がりに欠ける内容になってしまった。 主役の女の子は顔もかわいいし、スタイルもいい。ダンスも中々こなしてはいるが、 残念ながら彼女のダンスシーンはそれほど多くない。 ダンス革命というより、ちょっと変わった青春映画といった印象の作品だった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-07-25 07:05:37) |
1715. マッドマックス
公開当時にかなり話題になった、バイオレンス・アクション映画。 単純明快、一本の筋に沿ってお話が進むので、非常に取っつき易いし判り易い。 出演俳優達も個性があって良かったんだけど、制作費がなかったせいか、 近未来という設定は今一つピンとこなかった。メルやマシンは、確かにカッコいい。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-25 06:10:21) |
1716. TRICK トリック 劇場版
ドラマを観ていない人には、とても不親切な作り。 阿部寛はまだいいけど、仲間のキャラが独特なのでちょっと戸惑う。 二人の関係もよくわからない。それ以上に、あの二人の刑事(?)は何だったのか? この映画には何の役にも立っていないし、必要ないならカットするべき。 ストーリーは、ちょっぴり横溝正史色が入ったコメディー風。 もう少し真面目な推理物だと思っていたのだが、タイトルの「トリック」とは、 「頭の体操」に出てくるクイズのようなことを指しているのだろうか。 いずれにしても、ストーリーもネタも映画にするほどの内容ではない。 ファン向けのスペシャルドラマで十分。 [地上波(邦画)] 1点(2011-07-25 05:47:10) |
1717. 追いつめられて…(1959)
推理サスペンスの要素は薄く、どちらかといえば人間ドラマに重きを置いた作り。 おマセでひねくれ者、"嘘つき"少女という設定が、この作品のキーポイントになっており、 少女役の子役さんはハマリ役といった感じで大変良かったんだけど、 序盤で彼女の孤独さをもっと表現できていたら、さらに感情移入できたかと。 終盤からラストにかけてはありがちな、少々ベタっぽい展開だが、さっぱり目で許容範囲内。 ある人物のラストのセリフがよかった。万人向けの佳作。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-25 05:38:59) |
1718. ゴジラ(1954)
記念すべき、「ゴジラ」の第1作目。 怪獣映画なのに、おちゃらけたシーンがほとんどないのがいい。 上映時間が短いためか、序盤はバタバタしていて、脚本にも甘さは見られるけど、 ゴジラが東京に上陸してからはじっくりと見せてくれた。 とにかくこの作品のゴジラは非常にカッコいい。動きも雄大でどっしりとしており、 モノクロ映像が幸か不幸か、ゴジラにゾッとさせるような不気味さを与えている。 反戦のテーマという、強烈なメッセージが織り込まれている点もポイントが高い。 ということで、ちょっと甘めだけど8点をつけさせていただきます。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-25 05:13:36) |
1719. 下妻物語
ヒロイン二人の設定が興味を惹く、ちょいと変わったストーリーコメディー。 でもこの作品の、いったいどこが面白いのか全然わからなかった。 主演の二人は役柄に合っていたし、親父や変なリーゼント男も妙に可笑しかったのだが、 笑えたシーンはここだけ。肝心のストーリーがスカスカすぎて、さすがにこれではキツい。 映像演出はもう映画を観ているというよりは、テレビドラマを観ているような感じ。 登場人物が突然カメラに向かって、合いの手のセリフを言ったりポーズを取る演出は、 もう生理的に受けつけない。ベタベタになりそうな展開でのラストが、 さらっと観れたのだけは良かったかな。やっぱり若い人向けの映画だね。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-25 04:51:45)(良:1票) |
1720. ドラえもん のび太と雲の王国
ドラえもんの長編活劇シリーズ。いつもこちらの冒険心を刺激してくれるアニメ。 もうストーリーの流れはどの作品も同じなんだけど、安定感があって気楽に楽しめる。 今回はのび太君が大活躍し、本作も家族揃って楽しめる作品に仕上がっていた。 たまには違うパターンも観てみたい気はするんだけどね。これでいいんだろうな。 [ビデオ(邦画)] 4点(2011-07-25 04:38:02) |