161. マイ・フレンド・メモリー
足が不自由ながらも頭脳明晰、自分の死期が近づいているせいもあってかどこか悟った面のあるケヴィン。恵まれた身体を持ちながら、父親との過去が原因で内省的になった少年マックス。そんなマックスがケヴィンに導かれ、時に喜び、時に絶望し、時に涙を流しながらも自分の殻を破っていく様子が丹念に書かれる良質の作品。結構しょっちゅう感動的なシーンが感動的な音楽と共に出てくるので、観てドカンと涙が溢れるという感じではないものの、観終わった後に爽やかな気分になれます。この二人の子役(といってもマックス役の彼は当時二十歳だとか?)の秀逸な演技にも支えられて、暖かな一品に仕上がっていました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-12 22:10:29) |
162. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
基本的に前作の舞台は彼女の周辺で展開されていたのに対し、今度の舞台はスキー場だのタイだの、そんな前情報を聞いていたので続編にありがちな大作指向になっちゃいそうでイヤだな~などと思っていたのですが、まあそれほどスケール大きくならずに上手くまとめたかなと。しかし製作者たちはさらに続編を作りたそうな雰囲気ですが、この辺で終わらせておいたほうが美しいのでは・・・と他人事ながら感じてしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-12 21:44:01) |
163. ハート・オブ・ウーマン
観る前はこういう話とは全然知らなかったので、メルギブの頭の中に女性の声が聞こえてくるあたりで「意外だ!こりゃ面白くなるかも?」と思った。実際、前半はコメディでぐいぐい押してきてかなり面白かったのだが、後半は普通のラブストーリーになってしまってちょっとトーンダウン。ちょっと残念。 [地上波(吹替)] 6点(2006-02-12 21:38:39) |
164. バーバーショップ
ある街角のバーバーショップの買収問題のゴタゴタを描いた作品ですが、実は本筋よりも従業員達の悪ノリな会話や、随所に流れるヒップホップのほうが楽しめてしまいます。それでもあの最長老(?)の「お前の親父さんは人間に投資してきたんだ!」というシーンはちょっと泣きそうになってしまいました。2も早く日本上陸しないかな。 [DVD(吹替)] 7点(2006-02-12 21:35:04) |
165. ボクらのママに近づくな!
アイス・キューブが馬乗る映画なんてレアでしょう(笑)。適度にドタバタ、適度にホノボノとしたバランスの取れた映画で、面白い作品。後味も良いです。 [DVD(吹替)] 7点(2006-02-12 21:31:11) |
166. ザ・ファン
野球ファンが野球以外の全てを失い徐々に狂っていく・・・という筋書きなのですが、デ・ニーロが序盤の時点ですでに「普通のいち野球ファン」にはどうしても見えない。最初からどこか観ていて狂気を感じてしまうのです。そこがインパクトの点でマイナス。各登場人物の描き込みも浅く、話もいまいち緊張感に欠けていました。デル・トロの野球選手役に+1点。 [地上波(吹替)] 6点(2006-02-12 21:24:49) |
167. オーシャンズ12
前作以上に豪華なキャストで固めた作品ですが、残念ながら内容がそれに伴っていません。他の方も書かれていますがジュリアがジュリア演じる楽屋ネタ(これって映画の禁じ手では?)とか、ヴァンサン・カッセルが長々とブレイクダンス(?)でレーザーをかいくぐるとか、なんだか温いギャグシーンを延々と見せつけられた思いです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-02-12 21:17:59) |
168. オーシャンズ11
サスペンス映画なのに全体的に流れるこのゆるーい空気は一体・・・。金庫破りをしようという時にあの緊張感のなさは驚きです。ジョージ・クルーニーとその仲間達が嬉々として演技を楽しんでいる、という空気は伝わりますが、それだけに終わってしまったような。あと一つだけ、ダニーは前妻とゴールインしたベネディクトが憎くてカジノ泥棒しようとしたんですか?だとしたら相当な逆恨みだと思うんですが。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-12 21:12:30) |
169. えびボクサー
えびがあまりにチープな造型なんで、特撮もどきのハリボテ映画かと思って観始めたら、実は人生に挫折した人々の成長を描くヒューマンドラマだったという。その意外さにしびれました(ホントかよ)。でもなんか終盤の展開には不思議な感動がありました。どうも私にはイギリスの労働者階級作品に甘い点をつける癖があるようで・・・。 [地上波(字幕)] 7点(2006-01-09 21:53:59) |
170. NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
香取慎吾君はこういうキャラクター物を演じている時が一番イキイキしている気がします・・・。 [地上波(字幕)] 5点(2006-01-05 22:10:40) |
171. ハービー/機械じかけのキューピッド
ハービーに意志があるのは過去、この車に乗ったレーサーの無念が乗り移って・・・とかいうのを密かに期待していたのですが見事にハズれました(笑)。一本調子の話ながら分かりやすいストーリーなので安心して楽しめるのはさすがディズニー作品。ただ、もうちょっと話に深みが欲しい(カットされたドラマー志望の兄貴の話とか)のと、リンジーがあまり可愛く撮れていなかったのが無念。マイケル・キートンは久々に観ましたが渋いオッサンになりましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-04 00:01:33) |
172. 48時間
今となっては白人&黒人のコンビものというのは定番になってしまいましたが、この作品はこのジャンルの礎を築いたということで評価できると思います。二人の掛け合いも笑えました。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-03 23:56:58) |
173. ブリジット・ジョーンズの日記
気軽に見られるコメディでした。落ち込んでもすぐに希望(というか目標?)を見つけて立ち直るブリジットの性格はある意味羨ましいです。コリン・ファースとヒュー・グラントはこの作品の役柄がそのまま一般イメージになってる気がしますね。 [地上波(字幕)] 7点(2006-01-03 23:52:33) |
174. ムーンライト・マイル
娘を失った喪失感から立ち直れない母親、無理にでも哀しみから立ち上がろうとする父親、そんな二人に秘密を隠しながら暮らす元婚約者の青年。そんな彼が惹かれていく女性にも待っている人がいて・・・という、これだけドラマチックになりそうな登場人物と盤石の俳優人を揃えている割には、どこか薄味で物足りない。不要な部分をカットすれば1時間半弱ぐらいで終わりそうなミニドラマを、無理に引き伸ばしている感がアリ。前半は少々だれました。それでも後半、それぞれが未来へと歩いて行く姿は良かったので6点。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-03 23:48:17) |
175. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
三部作の完結編。今度は西部開拓時代のお話なので、「1」「2」で観られた同一人物の今昔リンクが少ないのが残念。あと、「2」で伏線があったとはいえ、ドクの恋愛模様を主軸に置いていて、自由人ドクを愛する身としては何だか一抹の寂しさも感じた。とはいえ、最後まで面白さのレベルを落とすことなく着地を決めたシリーズでしょう。ありがとう、マーティ、ドク。そして、お疲れ様、デロリアン。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 22:56:35) |
176. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
相変わらずストーリーは面白いし、今回はサスペンスの要素も含めて高いクォリティを保持しています。ただ、2015年の世界が近づいてきつつある今、ちょっとあの未来描写を観るのはキツいかも・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 22:50:35) |
177. バック・トゥ・ザ・フューチャー
何度観ても飽きないし、観るたびに新しい発見があって楽しめる、アドベンチャームービーの傑作。他に言葉が見つかりません。最高。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-25 22:47:13) |
178. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
またも今回監督が変わり(クリス・コロンバスは今作からもう関わってないのかな?)どんどん物語も映像もダークなものになっていきます。腕から出血シーンもあるし、だんだん子供が親しみにくい感じなっていくような気がしますが、ファンをふるいにかけているんでしょうか。まあそれでも私は見続けますが(笑)。ストーリーは前作「アズカバンの囚人」よりも一本道で分かり易かったですね。ハリーの災難から始まり、緊張感が持続して、2時間半ダレることなく観続けることができました。ただ、皆様も書かれている通り、あの海の中の大切なもの救出ミッションの人質(?)は・・・どういう学校だここは、とツッコミたくなりました。それにしてもハリー達の成長は止まりませんね。14歳だなんて嘘でしょハリー(禁句)。 [映画館(字幕)] 8点(2005-12-25 20:16:35) |
179. 34丁目の奇跡(1994)
クリスマスシーズンにぴったりの、心暖まるお話でした。クリングル氏ことリチャード・アッテンボローの愛嬌ある演技や、イタズラっぽい笑顔は本当にサンタにピッタリ。買収やら裁判やらで、普通に考えればシリアスになりがちなこの話ですが、彼の存在のおかげでハートウォーミングなものに変えていたと思います。今作は昔の映画のリメイク作品、そして原作は舞台劇ということですが、そちらの方もちょっと観てみたいかな。 [地上波(吹替)] 7点(2005-12-25 20:09:45) |
180. コーラス
ピエール少年の美声もさることながら、とにかく善良な音楽教師・マチューの人柄に惹かれた。背が低くて小太りで頭髪も後退していて、見た目的にはまるでいい所がない(失礼)な彼だが、音楽を心から愛し、荒れ果てた「池の底」の少年達にコーラスを教えることによって彼らに輝くものを与えようとする、その姿勢には頭が下がる。残念な点は、途中で少し音楽に理解を示した校長が終盤のあの事件で結局圧力に屈してしまったところか。まあそれはそれでリアルなのかもしれないが。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-18 23:39:13) |