161. 扉をたたく人
《ネタバレ》 これは地味ながらもかなりの良作なのではないだろうか。物語は淡々と進む。人との繋がりはそれはそれは暖かいのだが、分別がある。ボートはボート、ファックはファックといった具合に。大学教授と不法滞在の移民という、なんとも相入れないように見える人々の感情をうまく描いている。蛇足になるが、学生時代に見た英語の例文にこんなのがあった。「もし音楽が存在しなければ、世界は無味乾燥なものであっただろう」 [ビデオ(字幕)] 8点(2012-05-07 23:57:35) |
162. メグ・ライアンの 男と女の取扱説明書
《ネタバレ》 想像していたよりシュールな映画だった。タイトルやジャケットの感じからラブコメを想像していたし、それを期待して借りたのだが、違っていた。非常に複雑な感情を抱かされる作品で、男女において正解はないと思った。全編、家の中が舞台で登場人物も少なかった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-07 23:48:37) |
163. くまのプーさん(2011)
かわいい。あんな世界があったら良いのになぁ、と思ってしまう24歳独身男である私。好きな映画と特徴として「どこかで今も映画の人物たちが生活をしているに違いない」と思えること、がある。この映画はまさにそんな感じです、どこかで彼等が楽しく幸せに暮らしているような気がしてしまった。 [DVD(吹替)] 6点(2012-04-08 22:42:35) |
164. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 ジブリの中ではそこまで好きな方ではない。ただ、学生時代を思い出してしまい、悔しいけれどキュンときてしまう。そしてこの映画で有名になった街。どこにでもあるような街、風景が洒落て見える宮崎マジックに6点。 [DVD(邦画)] 6点(2012-04-08 22:38:33) |
165. パリ20区、僕たちのクラス
《ネタバレ》 舞台は全て学校。学校の日常を映しただけなのに、これほど引き込まれるとは思わなかった。教師と生徒のやりとりが活発で、退屈しない。孤軍奮闘する教師も口を滑らせてしまうわけだが、その後少しばかり混じる自己弁護、懲罰会議の後の転校など、社会の縮図である学校というシステムの問題点を浮き彫りにしていて、その点ではかなり現実的である。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-15 23:44:56) |
166. マリアの恋人
《ネタバレ》 レンタル店で借りるときから今、このサイトを見るまで1980年代の映画だなんて知らなかった。戦争で失い、取り戻し、また失ってまた取り戻す。そういうことは気がつかないだけで誰もが経験することであると思う。それをわかりやすく可視化したのがこの映画だ。第二次世界大戦直後の「埃っぽさ」が良く描かれていた。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-15 22:24:04) |
167. マーゴット・ウェディング
私はコメディを期待していたクチだが、これはこれでよかった。ただ、人間関係を理解するのに少し時間がかかってしまった。そういう意味では視聴者に優しくない映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2012-03-15 22:19:18) |
168. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 やはり良い映画。前半の古き良き時代の船旅を思わせる描写には心が踊ったし、船が沈み始めてからはたまらなく切なくなった。とくに、船が沈み始め、照明が消える場面は息を飲んだ。ゆっくりと沈む船に訪れる刹那の予感。とても美しい場面だった。逃げ惑う人、運命を受け入れる人。それぞれの過ごし方にも、言葉にならない感情が芽生えた。遠い過去からの贈り物みたいな話だった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 21:55:37) |
169. レインディア・ゲーム
ベン・アフレックの映画はB級が多い気がする。この作品はシャーリーズ・セロンの美しさにやられた。 [地上波(字幕)] 4点(2012-03-11 11:26:40) |
170. カンパニー・メン
《ネタバレ》 とっても普通な映画。名作でもなければ駄作でもない。アメリカの会社の厳しさ、一家の主としてのプライド、金銭面の不安、世間体、そういう投げ出したくなるようなものが描かれていた。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-11 11:22:43) |
171. マージン・コール
《ネタバレ》 投資銀行の雰囲気、イメージ通りの華やかでスタイリッシュな職場、一方で次々と淘汰されて行く現実。そういう表面的な部分は面白く見た。しかし、危機に関する具体的な描写に乏しかったようなきがする。理由はわからないが、とにかくやばい、としか伝わってこなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-09 10:49:18) |
172. ハナミズキ
《ネタバレ》 日本の恋愛映画なんだし、2人のうちどちらかが間違いなく死ぬと思っていた。予想では生田斗真が漁の最中に、、、だったが、2人は無事に生き延びたようで何よりである。不可解なのは、高校時代。とくに印象に残るような恋でもなさそうだし、至って普通の展開だったのに、なぜあそこまで尾を引くのか、という点である。しかし、舞台が2都市以上になると、ストーリーは幼稚でチープでも一気に色気を持つ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-20 16:03:35)(良:1票) |
173. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 秀逸。ハッサン大統領も出てた。面白い。巧い。しかしインドという国は謎だらけである。混沌に満ち、生死が隣り合わせの毎日を送っているのかもしれない。そういう部分も見せてくれたのが良かった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-02-11 17:02:19) |
174. ハーフェズ ペルシャの詩
イランの景色が見られて、それは貴重だと思うし、 面白かったので5点。ストーリー自体はよく飲み込めないまま終わった。 [DVD(字幕)] 4点(2012-01-22 18:21:48) |
175. 街のあかり
《ネタバレ》 北欧映画らしい陰鬱とした印象。少なくとも鑑賞後に元気になれる後味ではない。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-18 00:29:24) |
176. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 んんん?というのが最初の鑑賞。メタファーだらけの深い映画なのか、超B級か。そのどちらかでしょう。理解に苦しむし、解釈に困る。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-18 00:27:15) |
177. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 良い映画だった。生きる、ということはつまりそういうことであるなあと。ゆっくりとね。バックしているわけじゃないんだから、いつかはきっと着く。そう言わんばかりのほのぼの加減。出会う人々もみんな優しくて、良かった。見ているうちに、自分が旅をしている気になった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-15 18:29:30)(良:1票) |
178. ノルウェイの森
これはちょっと無理があるのでは、、、。原作が好きで何度も読み込んだせいもあるだろうが、少し残念な気分。2冊の小説を約二時間でまとめるのは厳しいのではないかと思う。文学は文学にしか表現できないこともあるし、映画には映画のそれがある。結局、重複した部分を表現することになり、結果ときて中途半端になってしまう。映画としては首を捻るものだった。ただ、雰囲気、それは小説に通じるものがあった。もちろん、原作に近いから良い、というわけではないのだけれど。 [映画館(邦画)] 6点(2012-01-15 01:38:52) |
179. ツーリスト
《ネタバレ》 ジョニー・デップが少し情けない感じの役で、意外とはまっていた。(ジョニー・デップがこういう役はほかにもあるのかな?あまり好きじゃないので見ない、、、。)アンジーは相変わらずセクシーだし。舞台もイタリアで綺麗だった。洒落た空気がただよっていた。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-15 01:29:38) |
180. 食べて、祈って、恋をして
《ネタバレ》 面白いか面白くないかといわれたら正直後者。映画全体に山、抑揚が無く、パンチラインのようなものがない。でも、色々な国が出てくるのは、舞台になる街を重視する私には良かった。 [映画館(字幕)] 5点(2012-01-15 01:23:37) |