161. ホーム・アローン
ファミリー向けのコメディー映画。 主役の子供は中々芸達者なのだが、うるさくてこまっしゃくれたガキが大の苦手なので、 どうにも生理的に受けつけない。子供にムキになってもしょうがないんだけど、 子供が「イエス!」と叫ぶたびに、こちらの血圧も徐々にヒートアップ。 思わず「泥棒さん、がんばれ!」と画面に向かって叫んでいた。 内容は、よくもまあこれだけの撃退方法を考えたな、というくらいアイデアに富んでいる。 ラストは今ひとつだが、笑えるシーンは多い。主役のガキは嫌いだけど、 作品自体の出来は決して悪くはないし、コメディー映画としても十分成立している。 個人的には1点もあげたくないけど・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-24 04:38:48) |
162. サンダーハート
サスペンス・アクションというよりは、人間ドラマ的な要素がやや強い映画。 序盤から中盤にかけてはちょっと取っつきにくいんだけど、ネイティブ・アメリカンの深い悲しみと、 その血を引く捜査官役の主人公の心の変化が丁寧に描かれていた。ラストのシーンもいい。 地味といえば地味な作品だけど、内容は決して悪くはないと思う。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-22 05:26:56) |
163. 美女と野獣(1991)
古典的名作が基になっているので、ストーリーもテーマもしっかりしてる。 もちろんディズニーらしい面白いキャラもたくさん出てきて、 子供向けには作られているんだけど、大人も十分楽しめる範囲。 アクがないと言ってしまえばそれまでだけど、相変わらずエンターテイメント性に富んでいて、 アニメ映画としては見応えはあるかとは思う。さすがはディズニー。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-22 04:27:52) |
164. CUBE
制作費がなくても面白い映画が作れることを証明したような作品で、 アイデアは抜群にいいのだが、ストーリー的にはもう一つ物足りない。 場面場面での瞬間的なスリルと緊迫感を味わうにはいいのだが、 状況説明が一切ないうえに同じようなパターンが延々と続くので、後半から徐々にパワーダウン。 「あっ!」と驚くようなオチでもあれば、さらに印象は良くなったのだが・・・。 でも面白いっス。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-20 05:18:27) |
165. ルディ/涙のウイニング・ラン
子供の頃からの夢に向かって、懸命に努力する少年のお話。 テーマ自体はいいんだけど、実話のドラマ化って押しつけがましいものが多いし、 どこからどこまで脚色しているのかよくわからないので、あんまり好きじゃないんだよね。 この手の内容の作品は数多くあり、新鮮味がないうえに展開もオーソドックスなんだけど、 主人公の努力する姿を見ていると、やっぱり勇気づけられるよね。 若い人や、毎日の生活にくじけちゃってるような人にはお薦め。邦題の副題はダサい。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-20 03:47:01) |
166. 紅の豚
何とも渋いアニメ。 実写ならともかく、男のダンディズムをアニメで表現したところがすごい。 主人公が豚という設定が唯一のアニメらしい部分だけど、 決してドラマチックな展開があるというわけではないので、 小さなお子さんたちは途中であきてしまうかも。 森山周一郎はもう完璧。声の渋さ、重厚さ、その存在感に、さすがはプロの声優だと唸るばかり。 下手なテレビタレントなんか使わないで、こういう人たちをどんどん起用すればいいのに。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-17 04:59:18) |
167. ガタカ
ちょっと苦手な近未来のストーリー。 一応SFのジャンルなんだろうけど、倫理観を問うテーマも含んでいる。 遺伝子操作は、すでに現実的なレベルにまで達しているなんて話を聞くと、 中々興味深く鑑賞できるし、実際にそれが一般レベルで可能な世の中がきたら、 この作品は時代を先取りしていた、凄かったということになるんだろうな。 それよりもこの作品の一番いいところは、主人公の苦悩がしっかり描かれていること。 ストーリーに粗はあるけど、柔軟性に富んだ若い人には特にお薦め。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-16 06:18:44) |
168. 逃亡者(1993)
連続TVドラマの映画化ということで、 当然マイナスの部分もあるけど、総体的にはうまくまとめていたと思う。 主人公と犯人のすれ違いといった妙味はないけど、 その分を派手な逃亡シーンでカバーしているとかね。 ただ時間の経過に関しては結構いい加減で、逃亡し続けたというよりは、 1,2ヵ月ですべての決着がついちゃったという印象を受ける。 主人公を追うトミー・リー・ジョーンズが、 ハリソン・フォードを喰うほどの存在感を示していたのが印象的だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-13 15:51:18) |
169. ハウスシッター/結婚願望
何も考えずに、気楽に楽しめるラブコメ。 スティーヴ・マーティンはどうにもいけすかなくて、 個人的にあまり好きな役者さんじゃないんだけど、 本作では巻き込まれて困惑するキャラを演じており、こちらのほうが断然いい。 巻き込むほうはゴールディ・ホーン。相変わらずかわいくて魅力的。 でも主人公の幼馴染み役であるダナ・デラニーのほうが気になってしまった。 ラストは何の捻りもなく、予定調和をこなすような展開だけど、 ほんわかした気持ちにはなれた。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-13 01:24:18) |
170. アイアン・ジャイアント
良質な内容のアニメ。 オリジナル性を全く感じさせない王道的作品だが、 さりげなくメッセージ性を織り込んでいる点はポイントが高い。 絵はいかにもアメリカの古いアニメといった感じで、 違和感もあるが、慣れてくればこれはこれで味がある。 お話自体はしっかりしているので、大人が鑑賞しても大丈夫。 ぜひお子さんとご一緒に。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-07 14:27:40) |
171. 結婚記念日
ひと組の夫婦の、ある一日を追ったストーリー・コメディ。 「アニーホール」に近い作りで、アレンは相変わらず最初から最後までしゃべり続けています。 男女間の身近な問題がきっかけになるので、とても取っつきやすい。 登場人物はほぼ主演の二人のみ、舞台もショッピングモール中心と、設定も悪くないと思うのだが、夫婦の心の機微を描いた本作を面白いととるか、退屈ととるかは鑑賞者の感性によって変わるのかと。 大笑いをするようなシーンはなく、起伏のあるストーリー展開があるわけでもないので……。 監督さんは違う人みたいだけど、内容はどこを取ってもアレンらしい作品。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-23 07:13:20) |
172. さよならモンペール
景色のいいバカンス先を舞台に、年頃の娘を持つ父親の心情を描いた、ややコメディタッチのストーリー作品。 父娘の関係やストーリー展開は、ちょっと日本人にはピンとこない部分もあるけど、とりあえず娘を心配する父の気持ちは伝わってきます。というか、娘があまりにも早熟すぎ。 父役の役者さんがコミカルで面白いのと、娘役の女の子がやたらセクシーでかわいかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2013-05-30 09:49:55) |
173. シーズ・オール・ザット
「プリティ・ウーマン」と、青春映画を合体させたような作品。 ダサい姿をしていても、ヒロインがかわいいことはすぐにわかるので、ストーリー展開の妙味はあまり感じないです。 主人公とヒロインの心境の変化がよくわからなかったり、彼らの進路の悩みは付け足し程度と、シナリオの甘さや粗さは気になるけど、そこはツッこんじゃいけないのかなと。 とにかく楽しそうな学園生活を送ってるなぁと、羨ましくなるような映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-21 01:51:51)(良:1票) |
174. ウルフ
主人公の人物描写をじっくり描いた前半部は、なかなかよかったのだが、 ヒロインが絡んできてからの後半は、シナリオの粗が目立つように。狼男と化した主人公の 悲哀を描きたかったのか、それともヒロインとの悲しいロマンスを描きたかったのか、 どうにも中途半端。変身シーンは、取り立てて普通。ラストもこれでいいのかな? [ビデオ(字幕)] 4点(2012-07-20 05:43:52) |
175. 知らなすぎた男
ビル・マーレイって、向こうでは人気のある俳優さんなのか、主演作も結構多いんだけど、 個人的にはやっぱりダメだなぁ。コメディー作品としてのシナリオの出来は 決して悪くないと思うのだが、どうにも今一つ笑えない。彼のポーカーフェイスと、 飄々とした演技がいいのかな? たぶんそこから繰り出されるセリフも面白いんだろうけど・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-11 20:49:23) |
176. 海の上のピアニスト
実在した人物をモデルにした作品らしいけど、どこまで脚色を加えているのか、 今一つよくわからない映画。映像と音楽がきれいで、雰囲気がとてもいいのだが、 友情を描いたシーンを除けば、特別テーマがあるわけでもなく、中身が濃いドラマでもない。 ラストも妙だなと思ったら、人間ドラマというよりはファンタジー映画だったのでした。 そういった目で鑑賞すれば、それなりに出来た作品なのではないかと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2012-02-16 01:55:39) |
177. 海がきこえる<TVM>
絵がさっぱりしていて、とても観やすい青少年向けのアニメ。 うだうだしていて、じれったい展開がいかにも純粋で真面目な高校生、 いかにも青春ドラマといった感じの作品で、決して悪い印象は受けなかったのだが、 心の琴線に触れるような甘酸っぱい切なさも感じなかった。 登場人物たちのキャラに、今ひとつ魅力を感じなかったせいかな? お話の内容もキャラも普通っぽいところが、本作の良さでもあるんだろうけど・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2012-02-02 05:43:44) |
178. 鬼教師ミセス・ティングル
「スクリーム」の脚本家の監督作品ということで、そっち系統の作品かと思ったら、 サスペンス・コメディー?はたまた青春映画?というちょっと変わった展開を見せる映画だった。 結果的にどっちつかずの内容になってしまった感があり、オチなどはとても後味が悪かったが、 鬼教師役の女優さんのキャラがとても際立っていて、彼女の存在を知れただけでも、 鑑賞した価値があったかな。学園物ということで取っつき易いし、場面もあちこち飛ばないので、 気楽に映画を鑑賞したいときにはいいかも。 [DVD(字幕)] 4点(2012-01-06 06:02:05) |
179. 代理人
一応裁判劇でありながら、そこに重きは置いてなくて、養子制度の問題点、 人種問題を背景に、何が正しいのか、鑑賞者に考えさせるような社会派ドラマに仕上がってます。 主役二人の女優さんの演技は悪くないけど、両者のキャラは業が強くて感情移入はできず、 ラストはていよくまとめちゃって、個人的にはあまり心に響いてくるものはなかったかな。 観る人の考え方や立場によって、捉え方や感想も変わってくる作品かと。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-22 15:38:39) |
180. チャタレイ夫人の恋人(1995)
CMが入っていたような繋ぎがあるんだけど、もともとテレビ映画なのかな? そのせいか過激なシーンはほとんどなく、ラブストーリー色の濃い文芸作品といった仕上がり。 映像や演出は映画のほうに近く、思っていた以上にしっかりと作られてます。 本当は夫人の肉欲に対する苦悩と葛藤をもっと観たかったのだが、これはこれでいいのかな。 よくある普通のメロドラマという感じで、正直ストーリーは面白くなかったけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-11-03 18:18:18) |