161. O侯爵夫人
《ネタバレ》 見せ方は上手なんですけど、いかんせん展開が遅すぎます。序盤で全部明かされているだけに辛かった。。「海辺のポーリーヌ」見た直後だったので尚更。あと女性が泣きすぎです。 [地上波(吹替)] 6点(2017-06-05 22:46:52) |
162. 海辺のポーリーヌ
《ネタバレ》 始まりも終わりも美しい。話自体の斬新性はないですが、人物描写や映像の見せ方が巧みで、コミカルな側面もあります。直接的であれ間接的であれ性描写を欠いた恋愛映画はシュークリームの外皮だけを食べるようなものだと思いますが、本作品はクリームが入っていて美味しかったです。 [映画館(字幕)] 9点(2017-06-05 11:53:45) |
163. ゴースト・イン・ザ・シェル
《ネタバレ》 評価低いですね笑 原作で難しかったことが比較的分かり易く表現されていて、僕は良いと思ったのですが、このポイントに関して逆の評価をされてる方もいらっしゃるようですね。ここは賛否両論あるでしょう。実写化するのは相当難しい類の作品だと思うので、よく頑張った方ではないでしょうか。キャラ映画感はありましたがたけしはかっこよかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2017-05-06 21:34:09)(良:2票) |
164. イノセンス
《ネタバレ》 引用してくる台詞は難解なものが多いですが、実際に引用の元ネタを調べてみると大した内容でなかったり。簡単なことを難しい言い回しで説明する人がいますが、そんな感じで本質的には全く知性を感じない映画でした。孔子の言ったことを引用したからといって知的でも何でもない。中国文化がdominateしてる点は示唆的で面白かったですが。 [インターネット(邦画)] 5点(2017-04-09 00:43:34) |
165. 東京ゴッドファーザーズ
《ネタバレ》 数分に一回は笑うとこが作ってあったり、今監督の作品に対する妥協なき愛が感じられ幸せな気分になりました。ストーリーに斬新さはないのに、私見ですが、「君の名は」よりも深く残りました。表現で大事なのは手段の精巧さではなく、表現する中身なのだと再確認しました。声優さんも上手かったです。 ハナさんの家族については回収がなかった?のでもう少し続きが見られたら尚良かったです。 [インターネット(邦画)] 9点(2017-04-05 00:31:50) |
166. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 CG、CG、雨、CG、という感じ。まあこれを否定したら観られないのかもしれませんが、4-6の手作り感を見た後だとなかなか親しみを持てないというところはあるかなと。ヘイデン・クリステンセンは無駄にかっこいいですが。あとマスターウィンドを始め、若きジェダイの教育ヘタ過ぎるやん!というツッコミは僕も心の中で唱えました。あんな扱いしたら暗黒面にも落ちるでしょーよ。などなど、ツッコんではいけない映画なのでしょうが、それを愛嬌で許せるのが4-6で、眉をひそめてしまうのが1-3なのかなと思いました。一方で、アクションに関してはどこをどう見ても456を遥かに上回っているので、バイアス抜きで見たら映画全体の完成度としてはSWシリーズ内でもトップクラスではあるかなと。何回も見てるとかなり良作に思えてきます。 [インターネット(字幕)] 9点(2017-02-13 23:45:14) |
167. セブン・イヤーズ・イン・チベット
《ネタバレ》 映画の歴史においてこういう作品があっても良いのかなとは思います。僕はチベットのことを少しでもしれて良かったと思いましたが、他のレビュワー様の仰るように、チベットを描くのに「この程度では足りない」というのもまた確かなのかなと感じました。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-02-13 23:38:39) |
168. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 ダースベイダーのかっこいい戦闘シーンが個人的に一番の見どころでした。エピソード4との繋がりも上手く描けているし、悪い映画ではないんだと思いますが、いかんせん面白さを感じるまで、特に序盤がきつかったです。あと、色んな方がご指摘されている通り、SWにカンフーアクションは不要だと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2017-02-13 23:33:43) |
169. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
《ネタバレ》 まず、驚いた点として、音楽がほぼないと言ってよいこと。映像の力が弱いシーンには何かしらのBGMが入ってくるのかなと思ってみてましたが、そこも沈黙。にも関わらず、長時間に渡って、飽きることなく画面に吸い込まれました。見せ方がとても上手いと思います。また、和洋どちらの肩を持つでもなく、淡々と叙事詩のようにストーリーを描いているところも魅力と思いました。そして最後の最後まで主人公の胸の内は分からない。良い映画かは分かりませんが、ものすごく惹き付ける映画であることは確かだと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2017-02-13 23:30:10)(良:1票) |
170. セッション
《ネタバレ》 レビュアーの皆様の高い評価に正直驚いています。大変残念ですが、良い映画とは思えませんでした。理由は単純で、あまりに現実のジャズシーンと解離しており、リアリティがなく、またジャズという音楽そのものに対する誤解を与える作りだからです。作中では「次のチャーリーパーカー、バディリッチ」のような表現が随所に出てきます。しかし、現代のジャズシーンにおいて、そのようなプレイヤーは全く評価されません。実際のジャズシーンでは「チャーリーパーカーやバディリッチと違うオリジナリティ」こそが至上命題であり、作中で登場人物たちが追い求めるプレイヤー像は、ジャズの本質的な創造性から最も遠いあり方といえます(実際主人公のドラミングもそんな感じでした)。フィクションと言ってしまえばそれまでですが、もっとミュージシャンにちゃんと取材をしてほしかったです。実際プロミュージシャン数人に感想を聞きましたが、同じ反応でした。 本来のジャズは真摯で、創造的で、作中で描かれているよりも遥かにシビアです。こんな風な撮られ方をするのはとても悲しいです。見せ方は上手いのでしょうが、根本的な部分がズレているので低評価とさせて頂きます。 [DVD(字幕)] 2点(2017-02-13 23:22:17)(良:2票) |
171. 8 1/2
《ネタバレ》 アメリカの夜が好きな自分としては似ているところや異なっているところを考えながら見ていました。自分が愛するものとそうでないものの曖昧さ、あるいは自我とそれ以外との曖昧さとかを表現したかったのかなと思いました。非現実のシーンはゴダールのアルファビルにも影響与えてるのかなと思ったり。もちろん全体を通してアメリカの夜にも。情報量が多く部分的な理解なのでもう一度見直したいと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-11 20:04:57) |