1861. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 田舎から安易で馬鹿な夢を抱いて のこのこニューヨークに出てきたジョーを待ち受ける都会の厳しいこと、冷たいこと。うぅ、観ていてつらい。「カウボーイなんかに引っかかるのはゲイくらいなもんだ」とホフマンに看破されて半泣きのジョーが滑稽やら哀れやら。でもジョー、お前いい奴だなあ。ラッツォへの途切れない友情に涙、涙。 [ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-31 14:37:36) |
1862. ラビリンス/魔王の迷宮
お子様向けな内容ではあるけども、美術は丁寧に作られてるし、けっこう腰の軽いボウイ様がやる気満々で引き受けた魔王が妖しくて美しくて、いい年して映画館で2回テレビで1回観ました。楽しかった。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-30 18:24:03) |
1863. 特別な一日
《ネタバレ》 名優マストロヤンニとS・ローレンの二人が見せる、ほんとにたった一日の出来事。男と女の邂逅と、互いの孤独が溶け合ってゆく様を切り取ったこれぞドラマ。背景に流れるのは常に孤独の影。見るからに疲れた主婦然としているS・ローレンと、何かを抱えているマストロヤンニ。ラジオから流れる喧騒で かえって取り残されたような人気のないアパートの一室の寂しさがしん、と際立つような。男が連行されるのは決まっていたこと。特に「何も起こらなかった」一日。なのに心に焼印のように残った一日。なんだろう、この衝撃は。こんなに静かな映画なのに。 [ビデオ(字幕)] 9点(2012-01-30 17:53:10)(良:1票) |
1864. 絶叫屋敷へいらっしゃい
いやこれ併映で観たんですよ。この前後5年くらいを通して思い出しても自分の中では断トツのワーストワンでしたね。時間もったいなかった。 [映画館(字幕)] 0点(2012-01-30 17:01:08) |
1865. グリーン・カード
《ネタバレ》 節度のある大人の恋愛。距離を保ちながらじわーっと心が近づいてゆく、いろんなエピソードが微笑ましくて品がある。ピアノがあんなに上手いなんて・・、や フランス男は侮れんな。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-30 16:53:32) |
1866. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 現実の煩わしさから避けて避けて漂流するかのような鈴子を演じる蒼井優の上手いこと。姉弟の心の交わりを縦糸にして、二人がそれぞれ紡いでいく現実という横糸。この現実がビターで、もう。上手くいかないよね現実って。理不尽でさ。意思を表明すると牙をむいてくるし、かといって言葉を引っ込めてやり過ごそうとしても結界は破られる。弟の、闘う決意の手紙を読んで姉もまたひとつ上のステージに上がる。号泣しながら。私も泣けました。ナカジマくんの計画がお粗末なのはナイなあ。でもラストはあれで良かったと思うな。一歩一歩踏み出す鈴子ちゃんが、きりっと凛々しく決まったことだし。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-28 02:19:23) |
1867. クイック&デッド
つまんないし。眉間にしわよせっぱなしのS・ストーンが浮いてて下手だし。なんでいっつもこんなに小汚くしてんのかしら。R・クロウがアップに耐えられるハンサムだったのにはちょっと驚いた。 [地上波(吹替)] 4点(2012-01-28 01:43:28) |
1868. ベイブ
シンガポール・・だったかな、この映画が封切された直後は豚肉の売り上げが激減したのだとか。いとしい子豚くんも、J・クロムウェルの素朴な農夫っぷりも良い。ただこれを観た当時は我が子がまだ幼子で、うちの子の方が可愛い、と思ったものだった。豚と比べるのもどうかと思うが。 [地上波(吹替)] 8点(2012-01-28 01:28:24)(笑:1票) |
1869. サマーストーリー
ベタといえばベタな、新味の無いラブストーリーかもしれないけど、映像の美しさと、主演女優の透明感が補って余りある滂沱必至のイギリス映画。心と感性がまだ水分をいっぱい含んでみずみずしい、そうだなあ20代までに是非観てください。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-27 18:32:07) |
1870. Uターン
《ネタバレ》 このS・ペンが一番好きかも。本人不服だろうが。あまりといえばあまりのシチュエーションにばしんばしん横面張られっぱなしのペンがキレたりいらっとしたり心折れたり、演技の天才を発揮。感情の引き出しが多いんだろうなあ。見てるだけでじりじり暑そうでしょっ中飲み物買ってるペン、背中汗べったり。こちらの体力も奪われそうな中、ホアキン・フェニックスとクレア・デーンズのバカップル登場、この二人のウザさが超絶ここに極まれりといった感じでいやあホアキン、楽しそうだあ。心からペンに同情するよ。信じた女と手に手をとって逃避行。まだまだ甘い私は、このまま逃げ切ってくれてもいいかな、などと思ってしまいガーン、と後頭部を強打されたのだった。どこまでも人を小ばかにしたようなラストシーン、赤い赤いアリゾナ。とても印象に残る映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 12:27:03) |
1871. ジュラシック・パーク
よくできたアミューズメントパークに行って来たような楽しかった感。ディズニーランドの子供だましには辟易だけど、これならば。 [映画館(字幕)] 7点(2012-01-24 12:09:21) |
1872. ハーレム
このナスターシャ・キンスキーが一番好きです。母となって深みの増した美しい表情、若い頃の迫力はそがれたけれど、しっとりとして見惚れたものです。映画館に三度通ったのだけど、その都度タイトルで何か勘違いしてやってきたようなおっさん連中が居眠りしているのに苦々しい思いをしたものでした。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-24 12:02:46) |
1873. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
なんともすっとぼけた連中が驚くべき寡黙さで、一路もくもくとメキシコへ。ひたすらボケを垂れ流しながらの道中に、つっこみ疲れた当方は心地よい脱力感に見舞われた。こんな人生もいいんだよな。生温かく見守ろう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2012-01-24 11:53:57) |
1874. フェイス/オフ
ジョン・ウーが自らの美学と、映画はかくあるべし、といった哲学をぶんぶん振りかざして多少の(いやかなりの)無理を蹴散らかしてるのがここまでくると清清しい。細かいところは気にしません!という姿勢に洗脳され、二丁拳銃には「出たー!」と手を打って喜ぶ単純な客であります ワタシは。 [地上波(吹替)] 7点(2012-01-24 00:31:34) |
1875. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 なんかヘタクソな映画。主役二人の心情描写も唐突なら、プロファイリングの仕方も雑。なんかよく分かんないけど、とりあえずすげー頭いいんだなこの人と思うより仕方ない。事件もだんだん描き方がおざなりになってゆく・・面倒になったのか尺が足りないことに気付いたのか。演出も浅いぞ 最後に女の子は助かると思ったよ。作り手の「ほら子供は助かったぞ 良かったでしょ」的な思惑を感じる。中年夫婦だって学生だってじいさんだって亡くなっては気の毒だと思うんだが。この良かったでしょ?な傲慢ぶりはラストのパーティーにも。散々な事件の後にこうまであっけらかんとされるとは。犯人のとってつけ感といい、がっかりだ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-01-22 17:24:07) |
1876. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 そうか、単純にスポ根ものとして観れば良かったのか。便利屋の彼の件がほったらかしだし試合に勝ったその後は?と気になってしまったんだが。もっとこてんぱんに所長をやっつけてほしかった個人的には。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-22 17:01:15) |
1877. フィフス・エレメント
良さそうだなと思ったのは導入部だけで、あとは完全に振り落とされた。置き去りです。趣味が高じてとうとう独りよがりになってしまったL・ベッソンでした。 [地上波(吹替)] 2点(2012-01-22 16:33:10)(笑:1票) |
1878. マカロニ
《ネタバレ》 初老のマストロヤンニが、お人よしで屈託なくて。あの丸い目をくりくりさせて、嬉しがったりはしゃいだり。私はこのひとのお芝居だけでほろりときちゃうのですが、対するJ・レモンもまた渋い。演出過剰気味な手紙をめぐってどっちが主人公をとるか、で酔っ払ってモメるモメる。おやじぃ。出てくる人たちが皆良い人なんだ。みんなで復活を待つラストシーンも大好き。しみじみと良い映画です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2012-01-22 16:20:10) |
1879. 逃亡者(1993)
この映画のT・L・ジョーンズにはすっかり惚れ込んでしまった。アクの強い顔が銭形警部パターンにずっぱまり。毎度毎度おんなじような芝居のH・フォードも、見飽きないのは何故だろう。 [地上波(吹替)] 7点(2012-01-21 15:27:57) |
1880. ビール・フェスタ
酔ってもないのに目が回りそうなクダラなさ。あ~あ~と脱力しつつ、でもなんかだらだら観ささっちゃいました。ビールとおネエちゃんとアメリカ大好きな向きには楽しめると思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-01-21 15:00:49) |