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1.  ブラックハット 《ネタバレ》 
ここでのちょっと評価が今一なんですが 自分的には結構面白かったと思います。IT技術を駆使した知能戦 はほとんど説明なしで展開されたので分かりにくかったのですが、 いちいちわざとらしく説明されるより臨場感がありテンポも良かった です。  但し、他の人が言っているようにプロの殺し屋をも蹴散らしてし まうハッカーが無双すぎますよね。 終盤は単なるドンパチのアクション映画化してしまったのは残念 なところ。最後まで頭脳戦で戦って欲しかったと思いますが、 やはりその辺はドンパチがないと満足しない米国映画なんでしょうね。
[地上波(吹替)] 6点(2024-05-22 21:33:25)
2.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
ここでの評価が極端に分かれていたので、 興味を持ちました。実際に観て確かに評価の分かれる内容 ではありますが、自分的にはほのぼのとした青春の情景が 嫌いではありません。  もっとスクールカーストを露骨にどぎつく描いた作品か思った のですが、意外とまったりとした青春映画という感じでした。 そもそも世に言われているスクールカーストというのもはたから 想像するよりも実態はこんな感じのものなのでしょうか。  鈴木先生とか他の学園ものと比べて、子供たちの演技にメリハリ がなくだらだら感があったのですが、それは監督が過剰演技を 排除した結果なのでしょうか。まあこういうのもありなのかなと は思いました。  この映画のキモはやっぱり、桐島君本人が全く登場せず(終盤に 映画部の連中が屋上に上がる階段のところですれ違うのが彼だと いうことらしいですが)、彼がバレー部を辞める理由も明らかに ならないまま話が進行するところで、やはり映画史に残るプロット ではあると思います。  終盤のゾンビシーンは「カメラを止めるな」を彷彿とさせて、もし かしたら、この映画からヒントを得たのでしょうか。  ところで一つひっかかったのは、バレー部は桐島君のワンマンチーム のようで、それゆえ彼が抜けた影響が大きいという設定なのですが、 一方で彼のポジションはリベロだというところです。 バレー部の花形ポジションといえば長身のエースアタッカーであり、 小柄なリベロは日陰の存在。桐島君が校内の人気者という設定には 似合わないような気がします。スラリとした梨紗ちゃんにはやはり 長身男子ではないのでしょうか。(この頃の山本美月さんって むちゃくちゃ可愛かったんですね) 桐島君がエースでその代役をさせられるのが久保君の方が良かった のではないかと思うのですが、作者の意図を聞いてみたいです。  最後に、高校生たちがやたら使っていた「提出」という言葉。 これって今どきの高校生たちの言葉なんでしょうか。自分が 高校生の時には皆無でした。逆によく使った「サテン」とか は全く使われないのですね。
[DVD(邦画)] 6点(2024-05-22 11:54:45)
3.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 
確かに基本的プロットに新鮮味はないし どこかで観たようなシーンや筋書き満載ではありますが、 セーフハウスを舞台にした組織の裏切り者が金の為に組織 の裏切り者リストを手に入れるという最初の掴みや二人の 間の心理戦のくだりもはなかなか面白かったです。  後はもうお決まりのリストを巡るドンパチと見え見えの ラスボス登場と内容が暴露されることで政治問題化する という想定内のオチでしたが、まあそれなりに飽きるこ とはありませんでした。  ちなみになんでこんな陳腐な題名をつけたのでしょうか。 英語の原題セーフハウスの方が意味深でよかったと思う のですが。
[地上波(吹替)] 6点(2024-03-01 09:55:47)
4.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
ここでの皆さんの感想にほぼ同意な内容で 戦車で始まり戦車で終わった映画でしたね。 この映画で戦車戦というものを始めて教わった気がしてなか なかの迫力で堪能できました。  後半の親衛隊300人相手の戦闘シーンはリアリティからはかけ 離れたないようで、精鋭部隊がああまで混乱させられるとは 思えないし、実際の戦場だったらあれだけやられてしまって 最後に残った一人に温情を与えるとも思えません。  戦後日本の元兵士が捕虜を虐殺したことで戦犯として裁かれ ましたが、やるかやられるかの戦場で敵の捕虜を撃ち殺せと 命じられたら、あの状況では自分なら躊躇なく実行してしま うだろうと思う。戦場での倫理観を平時のものさしで測る ことはできないでしょうね。
[地上波(吹替)] 6点(2024-02-27 15:20:45)
5.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
うーんなるほど、これは観る側の現在の 立場や年代によって賛否が分かれる内容ですね。確かに 最初から最後まで身内同士の下卑た会話と罵りあいに終始し ていてまっとうな人間はおらず何とも救いがありません。 これが延々と続くのかと思うと観るのをやめようとという気 になったりしました。  ただどちらかというと人生の黄昏時に近づきつつある自分的 には、見続けるうちに段々と引き込まれてしまいまい、最後 のテロップが流れている間に何ともいえぬ余韻が残りました。  映画を通じてヴァイオレットの憎々しい姿が印象的ですが、 言い争いを見ていると3姉妹はヴァイオレットに対して現在の 薬漬けのふしだらな生活は批判するものの、子供の頃のことで 文句をいうシーンはほとんどありませんでした。 3人を育てるためにヴァイオレットは身を粉にして努力し、 精一杯の愛情を注いできたのでしょう。 それにも関わらず、亭主は自分の妹と不倫して子供を作り、 娘たちは自分を捨てて出て行ってしまえば、やっぱり荒れた くなりますよね。  精神科病院での騒ぎの後ヴァイオレットが草原を走って逃げる シーン、クリスマスプレゼントと称して薄汚れたブーツを贈ら れた話、そして3人姉妹に去られて一人残されたヴァイオレット をジョナが慰めるラスト・・・切ないですね。  さすがにメリルストリープの演技はすばらしかったですが、 他の俳優さんたちもそれぞれに持ち味を出していたように 思います。日本で日本の俳優さんにより舞台劇が演じられ たようですが、比べて観てみたかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-24 16:50:33)
6.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
この手のサスペンスアクション物としては十分 面白かったと思います。無差別乱射事件から始まって主人公の登場 から裏にある秘密を解き明かしながら次から次への目まぐるしい展開 は飽きることなく引き込まれました。  無差別と思われた被害者の隠された関係の推測、カード履歴に残った ガソリン購入量からの行動範囲の特定、シャワーカーテンがなくなって いることからチンピラの一人が始末されてしまったことなどの推理 はああなるほどと思わせるもので、最近では劣化が激しい「相棒」 の杉下右京を彷彿とさせるものでした。  ただここで多くの人が指摘しているように、後半のありきたりの銃撃 シーンからあっけなく全員撃ち殺されて終わってしまうのは、シリーズ 化しようという意図があるのかもしれませんが、何とも拍子抜けして 裏切られた気持ちがしましました。  無差別乱射事件が実は狙いは犠牲者の中の一人だけだったというプ ロットは「クリミナルマインド」でも取り上げられていましたが、 全体の物語の作り方がこちらがかなり雑な気がしました。映画と連続 ドラマの作り手の姿勢の違いでしょうか。   調べてみたら放送時間枠の関係で随分と重要な部分がカットされている みたいで、黒幕の正体も真相の詳細も分からぬままで終わってしまった たようで非常に残念です。  追記 3年ぶりにテレビで再鑑賞しましたが、ぼんやりと筋は覚えていまし たが、それでもなかなか楽しむことはできました。 それにしても初回の鑑賞時には気にならなかったのか、今回は女弁護士 のアホぶり、無能ぶりにイライラさせられました。しかも本人は自分が 優秀な弁護士だと思っているとは何とも救いようがないような。 主人公の引き立て役なのである程度はしょうがないのかもしれませんが こんな弁護士が実際にいたら依頼者はたまったものではありません。
[地上波(吹替)] 6点(2024-02-15 20:45:02)
7.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
当時小説も映画も話題になっていましたが、テーマ的に 気が進まずスルーしていました。今回テレビで放送されて初めて観ました。 観る側の立場や年齢によって評価が分かれる作品ではあるとは思いますが 現在の自分にとっては、非常に良かったです!映画館で観ていたら野々宮 さん確保からラストのことろで号泣してしまったかもです。  4年間とはいえ、仮の母親からの最大限の愛情を注がれて育った薫ゆえにその 後のわけのわからない展開に混乱し苦悩してしまうというのは皮肉ではあります。  子役も含めて役者さんたちの演技がすばらしかったですね。井上さんは これまで可愛いだけのパッとしない女優さんだと思っていたのですが、こんな 演技力があったんですね、お見それしました。  他の人の評価の中でも触れられていたのですが、この悲劇的なお話の原因は母娘 にまとわりついた自分勝手で無責任なダメ男たちの所業であるのに、その点につ いてほとんど描かれていないのはやや片手落ちとは思いますが(特に丈博さんは 実際なら世間から叩かれてボロボロになっていてもおかしくないのにその雰囲気が なかった)、赤ちゃんを置いて外出したいきさつや秋山家の社会的立場などはくど くど描くことなく、あくまでも野々宮さんと薫の描写に集中したということかも しれませんし、それで良かったと思います。  無名の俳優で充分だった薫ちゃん確保の婦警さん役で吉田羊さんが出ていましたが、 あれって友情出演か何かだったのでしょうか。どこで出てくるのかと思っていたの であれれっていう感じではありました。  【番外編】ダメ男たちについて: 本筋とは分けて考えるべきかと思いますが、最も非難されるべきは丈博氏である ことは明らかですね。 避妊をせずにセックスすれば子供が出来る可能性があることを知りながら、子供が 出来ると将来は一緒になりたいが今は子供は作れないと堕胎を強要、その一方で奥 さんとはセックスして子供を作るという、支離滅裂な場当たり的な行動をとっています。  奥さんは当然そういうことを分かってはいるが、丈博氏への怒りも含め全てを野々宮 さんにぶつけてしまうような弱い人間と言えますが、非難する気にはなれません。 そんな男と不倫をした野々宮さんも、きつい言い方ではありますが、自業自得の一面 はあるし、責任は逃れられないとは思います。  もし実際に野々宮さんの裁判が行われた場合、弁護側が優秀であれば徹底して丈博氏の 責任を追及し、野々宮さんの行為は追い詰められ心神喪失となった結果の犯罪として情状 酌量を求めるでしょう。野々宮さんは薫ちゃんには危害を一切加えておらず、薫ちゃんは 両親から逃げ出して交番に駆け込んだことからも野々宮さんを愛していることは明らかで この点も情状されるのではないかと思います。一方、生まれたばかりの赤ちゃんを家に放置 したことから、秋山夫婦の子供への愛情の希薄さも指摘できるでしょう。 また裁判で奥さんが「死んでしまえ」と罵倒したのは、野々宮さんの「空っぽの女」と罵倒 されたという供述を裏付けてしまいました。 奥さんは裁判ではあくまで子供を誘拐された可哀そうな被害者を演じなければなりません。 これらの点を訴えれば執行猶予はつかないにしても刑期はかなり短縮される可能性は高い ように思います。  そして再び同じタイプの岸田氏と恵理菜さんは関係を持ってしまうわけで、物語の結末に 持っていくために必要だったとのでしょうが、これはいささかやりすぎではあります。 世の中はこんなダメ男だらけではないことを祈るばかりです。
[地上波(邦画)] 7点(2023-11-12 20:22:40)
8.  ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間 《ネタバレ》 
1.番の人が仰るように、映画の大半が二人 (と一匹)だけで展開して、場所はほとんどが山の中という設定、 そして筋書きも目新しさはなく陳腐なもので結末も想像がつくの ですが、意外と退屈せず面白かったですね。 二人の演技力に負うところが大きいのでしょう。  高山に墜落して怪我を負い食料も少ない酷寒の極限状態の割には 二人とも元気で、どこでも簡単に火を起こして暖をとっているな どややリアリティに欠けるところはありました。 なにより二人とも体力を消耗しているはずなのに、山小屋の中で Hしちゃったらだめでしょ。助かるものも助からなくなってしまい ます。  最後のシーンではベンに「エレーン」て叫んでもらいたかったで すね、それに対して「ベーン」と返して二人で抱き合うとか。 まっそこまでは無理かな。
[地上波(吹替)] 6点(2023-10-30 18:48:10)
9.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
暴走する列車を止める映画って過去にもあった ような気がするし、それだけでは何とも退屈な話だろうと思って 期待もせずに観ました。 お話としては単純で、極端な悪人も登場せず話のほとんどが線路上 を舞台に進行するのですが、これが意外と面白いものでした。 カメラワークや映像構成を工夫すると結構スリリングで迫力ある映画に 仕上がるものですね。  事の成り行きがメディアによってほぼリアルタイムで実況中継されて おり、従って過剰演出もなく展開も非常にテンポよく、最後はどうせ 無事に停止させることが出来るのが分かっていても、映画の中の大衆 と一緒にハラハラ、ドキドキして最後まで引き込まれてしまいました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-10-21 09:03:31)
10.  フライト 《ネタバレ》 
Dワシントンが悪役をやる映画であまり 面白かったものがなかったし、飛行機パニックと法廷物をごっちゃ にした陳腐なのもかと思って、つまらなかったら途中で観るのをや めようかと思って観始めたのだけど、最初の墜落シーンを見てから 引き込まれ最後まで観てしまいました。  機長がなぜああも酒とドラッグに溺れてしまっているのか、それを 事故まで会社は気が付かなかったのか、あそこまで寝不足と深酒状態 であんな神業的な不時着の判断と実際の操縦ができるのか、など多々疑問 はあるものの、ラストはほろりとするものがありなかなか良かったです。 最後に真実を語るまでちょっとあっけなかった気がするしもう少し委員会 で丁々発止のやり取りがあっても良かったとは思います。  飲酒を認めた機長の刑期はどうなったのでしょうか。事故の直接的な原因 は機体の問題だとはっきりしていたわけですし、シミュレーションで他の 10人のパイロットはいずれも墜落させてしまう結果になったことから、彼 によって多くの人命が救われたことは確かです。従ってむしろ飲酒により 気持ちが大きくなったことで本来なら挑戦しないアクロバティックな飛行 に挑戦して乗客を救ったことになれば刑期は大幅に減刑されるべきだとは 思います。恐らく助かった乗客から嘆願書が集まったかもしれません。  飲酒の啓もうを兼ねた映画のようですが、それだけ米社会でのアルコール 依存症問題が深刻だということでしょうか。
[地上波(吹替)] 6点(2023-09-25 22:48:23)(良:1票)
11.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
ジブリ作品はファンタジーの世界を失って しまった自分にはもう理解できないだろうと敬遠していたのですが 地上波で放映されるとのことで観てみました。 みなさんがここに書き込まれていることの意味が分かる気がしました。 舞台となった戦後10年から20年にかけての時代を理解できる人はそれ ほど多くはなく、主人公たちに感情移入するのが難しいと思いました。 他の人が言っていましたが、この物語の主人公はメルと俊ではなく、 船乗り3人の友情物語なのだろうというのに同感です。  ただそれにしては全てが中途半端で従って感動も今一湧いてきません。 また、広小路のおばあさんの素性や母親がなぜ娘たちを置いて米国に 行っていたのか、留学する歳ではないはずなのに何か留学したような 口ぶりでしたが、その辺の説明がなく仔細にこだわる人にとっては もやもやが残ります。  メルという呼び名は、恐らく海=フランス語のMerから来ているのかと 想像はしますが、なぜフランス語なのかは不明です。
[地上波(邦画)] 5点(2023-07-16 22:33:10)
12.  ツレがうつになりまして。 《ネタバレ》 
几帳面な夫がうつ病になってしまってから の夫婦の普段の生活が淡々と描かれているだけの映画であり 特に劇的なことが起きるわけでもないけど、ほのぼのとした コミカルな雰囲気が結構気に入りました。但し前半までは。  生活苦に直面してハルさんがようやくもらった仕事の為に 必死に漫画を描いている傍らで、ツレはいつもながらマイ ペースなツッコミをいれて、相手にされないと自殺未遂を 起こしてしまう辺りから、生きることはそんなに甘いもの ではない現実を見せられてしまうとファンタジーに浸る気分 にはなれませんでした。  ちなみにこの掲示板で夫をツレと呼ぶのに違和感を持った人 が多かったようですが、現代において日本語で夫や妻を呼ぶ のにふさわしい言葉は意外とありません。 中高年以下の人は連れ合いを内の夫とか家内とかは何となく 呼びにくく、かといってラブラブな時期を過ぎても名前で呼ぶ のも気恥ずかしいようです。 本人に向かってツレというのは確かに違和感はありますが、 第三者に対して内のツレというのは案外使いやすい言葉で はないかと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-06-26 21:19:37)
13.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
アラン・チューリングの情報は別のドキュメンタリー 番組で概要は知ってはいましたが、改めて映画で血の通った物語として 鑑賞して非常に感銘を受けました。 物語の展開に無理がなく、過剰な演出もなく孤独な天才の活躍と苦悩が うまく描かれていたと思います。後味も悪いものではありませんでした。 ホームズ先生がこんなに名優だとは知りませんでした。  それにしても戦争というものは、悪と善、敵と味方、黒と白と単純に分 けることのできない複雑で残酷なものですね。  チューリングが夢想したAI技術が花開こうとしている昨今の状況を彼が 見たらどう思うのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-04 15:50:38)
14.  21ブリッジ 《ネタバレ》 
自分的には結構楽しめました。 マンハッタンを封鎖した限られた空間で、明け方までと いうタイムリミットのある中で進行した展開はスピーディ で飽きることがありませんでした。  NYCの麻薬がらみ、悪徳警官がらみで、新奇さは全くなく しかもおねえちゃん警官がグルなのも早いタイミングで 分かってしまうので、どんでん返しやあっという展開を 期待すると完全に裏切られてしまいますね。  もしBウィリスあたりが主演だとドンパチやってハイおし まい、であほらしさだけが残るのでしょうけど、この映画 はデイビス刑事のヒューマンドラマという視点で観るべき だと思いました(それ以外には見るべきものがない)。  父親が警官として殉職し、正義のためなら犯罪者を撃ち殺す ことも躊躇しないデイビスが、今回の事件ではマイケルを 最後まで撃たずあくまで真相究明にこだわる一方、85分署の 悪徳警官たちはとにかく口封じと敵討ちで犯人を撃ち殺そう と必死になるという対比がミソで、単なるバイオレンス映画 ではない微妙な余韻を残してくれました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-03-11 21:13:29)(良:1票)
15.  あやしい彼女(2016) 《ネタバレ》 
なんか随分と都合よく若返ったり年とった りするんですねえ。血を抜かれた節子さんがいきなりベッド の上で婆さんになっていたら、お医者さんや看護師さんは腰 を抜かしてしまうじゃないでしょうか。  そういうご都合主義的な部分は目をつぶって、テーマとし て扱っていた、苦労して育てた娘と母の心の機微や葛藤 の部分には大いに共感しました。 それに一度でいいからこんな風に人生の休日を楽しんでみ たいですね。  多部さんの硬軟に渡る演技も光っていました。 彼女があんなに歌がうまかったとは知りませんでした。 彼女の歌う昭和歌謡の数々、良かったですね!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-23 16:55:01)
16.  クーデター 《ネタバレ》 
いやあ~確かにここで皆さんがおっしゃる通り、主人公一家が武装して暴徒化した民衆から徒手空拳でひたすら逃げるだけのプロットなのですが、次から次へと絶望的状況が続き、まさに息つく暇なく最後まで見てしまったという感じでした。普通なら鬱陶しい途中のCMになんか救われたような気分になってしましました。  現実にアルジェリアのプラント施設やダッカのレストランで日本人がテロにあった現実を知るだけに、決して絵空事ではなく世界のどこでも起こりうる話で、並みのホラー映画よりもよっぽど恐ろしい映画でした。あの家族はあの後普通の生活に戻ることができるのでしょうか。  映画の中でピアス・ブロスナンが触れていましたが、災難にあったアメリカ人家族には同情してしまいますが、しかし先の大戦で超大国となったアメリカが世界各地で自国の利益と自国企業の利権を守るために行ってきた数々の蛮行を考えると、民衆=悪、と単純化できないところもあると感じました。  それにしても米国の映画やドラマは現実の地名などを平気で使うのだが、最初の飛行機の行き先を示す地図や文字、逃げ込む先がベトナムであることなどから、具体的国名は言わないものの舞台はカンボジアであることが明らか。その方が観る側にとってはリアリティがあってよいのですが、果たしてクレームとか出なかったのでしょうか。それとも何でもかんでも架空の名称でしか表さない日本の制作側が気にしすぎなのでしょうか。
[地上波(吹替)] 6点(2022-09-01 15:50:53)
17.  LUCY ルーシー 《ネタバレ》 
もっとハチャメチャな内容かと思ったら、 意外と超人誕生のそれなりの科学的説明もしていて、意外と まじめに考えて作っているなと思いました。 とにかくテンポもよくて痛快娯楽作品として最後まで楽しむ ことができました。  それにしても元々の尺が短いためなのか、TVの2時間枠にある ったけCMを入れまくっても時間があまるからなのか、やたら 同じシーンを繰り返し見せられ、途中で頼んでもいないのに 前半のあらすじを挿入したりで、さっさと先を見せてくれよと ちょっとイラつきましたね。
[地上波(吹替)] 6点(2022-04-13 20:01:53)
18.  フェイシズ(2011) 《ネタバレ》 
相貌失認というのはテーマとしては面白いし、 ストーリーもそれなりには楽しめましたが、とにかく主人公が 見える顔がその都度変わり、それに合わせて俳優も変わるので ただでさえ白人の顔は観ている側として区別しにくい(これは 一種の相貌失認なのか)ところに、次々と顔が変わって何が何 やら見ていて疲れてしまいました。 できれば識別しやすい日本の俳優さんたちでリメイクしてもら いたいですね。  ちなみに、相貌失認はあくまでルックスのお話であり、声は聞き わけられるのでしょうから、今まで目の前でしゃべっていた相手 がトイレで襲われて服を交換して犯人が現れたら、声で分かりそ うな気がいますが、どうなんでしょうかね。
[地上波(吹替)] 6点(2022-04-07 13:50:48)
19.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
予想外に面白かったしハラハラとさせてくれて楽しめました。別人が自分に成り替わり、妻にもしかとされて、これを納得の行くように説明するのは不可能だろうと思ったのですが、そうきましたか。それぞれの場面や要素はどこかでみたようなものばかりでしたが(ハードトゥーキルだったり、トータルリコールだったり)、なぜ主人公が大学教授のくせに強いのか、なぜ替え玉は主人公の素性を全て知っていたのか、など一応納得させられました。全てのは偶然の事故による主人公の一部の記憶喪失が原因ということになるのですね。 しかしいくら莫大な富を得られるからといって、一人の教授を殺してその研究を盗むのにここまで手の込んだ作戦を練るものでしょうか。病院の職員やタクシー運転手、暗殺チームも全滅、一体何人の人が死んだのでしょうか。それなら教授の娘でも誘拐した方が話は簡単だったのではないでしょうか。あんな暗殺チームがいたらJFK暗殺ももっとスマートに行えたかもしれない、などと良からぬことを考えてしまいます。  【追記】2022/03/23 4年前に観ていたけど部分的には覚えていても物語のキモ(自ら作り上げた偽りの記憶を自動車事故の後遺症により 本物だと思ってしまった)は全く忘れていて結構楽しめました。 医学的処理により虚偽記憶を脳に植え付けるのではなく、あくまで事故による混乱が原因としていたのがより リアル感が出ていたようです。殺し屋が心を入れ替えて真人間になるというラストも事故のせいということ なのでしょうか、いつかまた殺し屋に戻ってしまうのがちょっと心配ではあります。
[地上波(吹替)] 6点(2022-03-24 11:49:43)
20.  RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 《ネタバレ》 
美しい風景映像と悪い人は一人も出てこない べたな物語で、ローカル鉄道のプロモーション映画のような内容でした。  主人公が50歳を前にして大企業の重役の椅子を辞退して経営の苦しい地方 の鉄道の運転手になる決心をするというこの映画のキモの部分について、 その心境に至った理由付けを、小さい頃から電車の運転手になるのが夢 だった、工場のリストラと同僚の工場長の死、家族内の問題、母親の不治 の病など色々描いてはいるのですが、何だかどれも今一つ心に響くものが なく、それ故に全体を通して盛り上がりにかけて淡々と進行して終わって しまった印象ではあります。  次から次へと災禍が起きる昨今、こういう映画もありかなとは思うので すが・・・
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-21 13:24:10)
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