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コメント数 58
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1.  ゾンビーノ
これは面白い!内容的にはちゃんとロメロの元祖「ドーン・オブ・ザ・デッド」の続きになって入る所が洒落ている。原題は日本で言う「ポチ」かな?トリニティーこんな映画にも出ているの?洒落の分かるゾンビマニアにお勧めします。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-22 03:17:04)
2.  スピード・レーサー
アニメ現役世代として文句なし!よくぞやってくれました。何でアメリカではヒットしなかったんだろう。主題歌に日本語オリジナル一部使ったからかな?もっとも原色ギラギラでほとんどCGの映像のせいか何度も観る気は起こりませんが…。 
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-22 03:06:27)
3.  エコール 《ネタバレ》 
 美しさと不気味さを合わせ持つ不思議な映画。全編に漂う張り詰めた雰囲気で次に何が起こるのだろう?と映画に引き込まれる。この世と隔絶された謎を秘めた楽園で寮生活を送り、学園に通う少女達。自分達がどうしてここにいるのか?どこに行くのかわからない。ただ、観る者にはそれが「飼育」なのだということが暗喩される。  ただ、あまりにも非現実的で、理屈で考えると辻褄が合わないことが多いのだが、幻想的な世界を完璧に描いているので、人それぞれいろいろな解釈で観る事ができる。  「児童ポルノ規制法」に触れるとか馬鹿なことを言う人もいるが、そもそも性に目覚める前の「イノセント」な少女達が作品のテーマで、正常な大人が見れば性的な興奮には程遠い内容。この映画で性的に興奮したら自信は真性の「ペド」と疑って良い。(と言っても健全な内容ではないので子供が観る映画ではないが…)  少女達を待ち受ける運命を通して、純粋な物を所有し汚して自己の欲望を満たそうとする病める大人達に敢えて挑戦した作品という見方も出来なくもない。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-22 02:51:23)
4.  東京ゾンビ
まったく期待していなかったので、かえってけっこう楽しめた。それほど見ているわけではないが、哀川翔の作品中ベストでは?ハゲ頭の個性の強烈なオヤジ。ゾンビも食わないくせ者という、個性の強い役柄がハマっている。
[地上波(字幕)] 5点(2008-02-11 10:48:58)
5.  バトル・ロワイアル 特別編
いわゆるカルトムービー。善良な大人達がメディアの騒ぎに乗ってしまい、却ってこの映画の観客動員に協力させられたという滑稽なエピソード付き。思春期の子供達が閉塞した状況で、生き残りを掛けたルール無用の殺し合いをする、というケシカラン設定はまともな国では製作不可能。(子供に見えない生徒もいっぱい出ていたが…)他でやらないのだから、この設定だけでもある程度成功が約束されたようなもの。もっとも、殺し合いの描写が監督の故意なのか、力量の為なのか漫画チックで、例え残忍な場面でも生々しさというより、滑稽さと一種のエロティシズムが漂っている。何発撃たれても、死なずに数秒粘っていたりして、映画というより漫画。演技も一部を除いては悲惨なレベル。設定が大人だったら、ただのいつも三流日本映画。なんだか良く意味の分からない字幕も必要ないと思うのだが。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 03:48:20)
6.  硫黄島からの手紙
結構厳しい批判が多いのに驚いた。(もっとも下記の理由で頷けるが)アメリカ人にとっては仇敵ともいうべき当時の日本軍を、アメリカのスタッフがここまで公正に描いたことを大いに評価しても良いのではないだろうか?もちろん本来アメリカの大衆向けのエンタテインメントなのだから多少は大目に見なければならない点もあるかも知れないが、国が違うだけで同じ人間が殺し合わなければならない戦争の悲惨さ、(前作と合わせて)日米の民族性や兵士の置かれていた状況の違い、当時の日本社会が何よりも日本人にとって一番辛いものだった、というポイントが押さえられていたと思う。それに昨今の、時代背景を無視して不自然なほどヒューマニズムを強調した、正真の日本の戦争映画よりも「日本映画」として違和感が少ないのは賞賛に値する。このような映画を巨費を投じて丹念に製作し、アカデミー賞にまでノミネートしてしまう、アメリカの懐の深さには感心するしかない。ただ、難を言えば、アメリカナイズされた「栗林中将」が最も有能で魅力的な人物だったのだという、いつもの「アメリカが一番」を言いたいが為の映画なのか?と考え出すと、鼻持ちならなく成って来てしまう。ここは、彼こそ現代的な西欧の合理主義的聡明さと武士道の美徳を合わせ持った人物と捉えておきたい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-02 23:33:50)(良:1票)
7.  シッピング・ニュース
原作は未読だが、とにかく映像もストーリーも文句がない。自分に自信を持てないしがない人生を送る男が、行った事もない先祖の土地に戻り(一種のIターンかな?)、チャンスを掴んで人生をやり直す。この監督「やかまし村」の監督だそうだが、素晴らしい才能を持っていると確信した次第。どうしようもない自分が過去の自身の先祖の教育や経済活動の結果である、というのはまぎれもない事実。普段我々はそれを意識せずに生きている。どうして自分の人生はこうなんだろう?「親の因果が子に報い」という言葉があるが、西欧文学の傑作の法的式である聖書的な題材も踏襲している。過去の親や先祖の邪悪な行状を知り、だからと言って主人公はなおさら自身の殻に閉じこもったり逃げ出すのではなく、町の人々と時には葛藤しながらも誠実な隣人関係を結んで行く。(もっとも彼にチャンスをくれる新聞社への雇用も、彼の出自を全て知っているオーナーのトップダウンという所が因縁めいている)彼の人生のやり直しは、親や先祖の邪悪な歴史からの解放と密接に結びついている。この映画のラスト、一夜の嵐で粉々に吹き飛んでしまった先祖代々の家を前にして彼と愛娘は呆然と立ち尽くす。彼は新しい彼の家を建て、娘がそれを引き継いでいくのだろう。万人共通のテーマを孕んでいるのだが、観る人に(一般的な)宗教的感受性がないとなかなか理解して貰えない映画かも知れない。
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-23 23:56:27)
8.  フェーンチャン ぼくの恋人
これはおもしろかった。素直で素朴な所がとても良い。しかし、完成度が決して低いわけでは無い。人物描写は生き生きとして、行った事も無いタイの映画にもかかわらず、見ているうちに自分の忘れていた記憶とオーバーラップして、懐かしさと切なさで胸が熱くなってしまった。劇中の初めて聞くタイの「懐メロ」も、映画と一緒に聞かされると、懐かしく感じるから不思議だ。ただ一つ難を言えば、嘘でも良いから、成長した友達の姿を登場させて欲しかった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-10 22:14:56)
9.  ALWAYS 三丁目の夕日
原作が人気漫画で、スポンサーに大手メディアがぞろぞろ。「あの頃」が本当に良い時代だったかどうかは別として、「懐古趣味で金儲け」と決めたからにはとことんその方向でやると言った感じの取って付けたような映画。出演者達の性格や行動も通り一辺倒でまさしく、マンガの登場人物のような平板さ。いくら人情を装っても、製作者にハートが無いので、こちらにも全く伝わって来ない。昨今の邦画は恐ろしいとつくづく思った。ノスタルジーを満足させたいのなら、あの頃の映画を借りて来て見た方が遥かに良い。ラストシーンに4点献上。
[DVD(邦画)] 4点(2007-10-01 00:26:33)
10.  カーズ
勝つことは嬉しい!だけど友情や他人を思いやる気持ちはもっと嬉しい!子供に安心して見せられる映画。仕事ばかりで家族を顧みる事が出来無かった監督ジョン・ラセターが、幼い頃父がしてくれたように、キャンピングカーでのドライブ旅行に一念発起。そこで得た体験の結実が「旅は人生のご褒美」という教訓であり、古き良きアメリカのマザーロード、ルート66の片田舎を舞台にしたこの「私的な」映画だそうだ。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-31 00:51:31)
11.  Avalon アヴァロン
この監督のアニメ基本的には好きなのだけれど…。 机上で全てが自由になるアニメと違って、実写映像ではクリエーターは現実世界を素材にしなければならないからいろいろと制約が掛かるのだろう。自分のイメージを探してポーランドくんだりまで出かけたり、画面をセピア色にした上で、映画全編にデジタル処理を施したり、凝り性なのは分かるけど、誤魔化すなら方向が違うのではないだろうか?本質として観客はアニメでのあの堂々とした迫力のある、これでもか、という凝った映像を実写で観たいのですよ、天然色で。『攻殻機動隊』に影響を受けたという『マトリックス』の方が、映画づくりの「姿勢」も「実力」も遥かに上ですな(もちろん評価も当たり前のことだが)この映画を観てから『攻殻』観るのも少々白け気味になってしまった。「香港の風景をした東京」って前から違和感があったけど。それでも日本がどこにあるのか分からないような、欧米のアニオタは雰囲気だけで喜んで乗って来てくれるだろうけどね。監督の己知らずの勇気と野心に3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-08-30 00:23:36)
12.  北の零年
かなり前に録っていたのを見た。皆様のおっしゃる通りあまりにもヒドイ。ストーリは壮大で深刻なハズなのに、観ているうちにバカバカしくて頭が痛くなって来るは、若作りの主人公に気持ち悪くなり吐き気を催してくるは…。海外に恥を撒き散らかさないよう警告の上封印すべき作品、と言っても万事手遅れか…。
[地上波(邦画)] 1点(2007-07-08 18:40:26)
13.  パッチギ!
朝鮮学校生と日本人高校生の交流(と言ってもほとんどケンカ)を大胆に描いた作品。もっとも、いろいろな意味で朝鮮に関心が集まっている昨今、監督の「機を見るに敏」な性格が鼻につく。 この監督、反体制=格好良い、と思っているフシのあるステレオタイプ型の人間で、時代遅れの「ヤクザ」から注目の「在日」にスタンスを変えてようやく日の目を見た。 もっとも「人情」をベースにして「トンチンカン」と「時代錯誤」を作品で訴えるのが常套らしい。せめて青春映画としてまともに物語を描いているのかと思えば、実はそういうわけでもない。主人公の恋愛も、結ばれることが前提の予定調和。 朝鮮人の「悲劇」「恨み」を登場人物に語らせるのは良いが、それに対して主人公は人のいない所でヒステリーを起こすだけで(惚れたが弱みでしようが無いかも知れないが)、ギターを叩き壊した挙句、(なのになぜか)ラジオ局に駆け付けてイムジン川を朝鮮語で熱唱したりする。ラジオ局のディレクターも奇妙な人で、「朝鮮総連や公安から抗議の来ている問題の曲は放送できない」と社会人として正論を吐く上司を問答無用の暴力で黙らせて、主人公にイムジン川を歌わせる。 この映画、ほんとうに「何も知らない」人には良い部分もあるのだが、監督自身、日本人であるのなら、せめて他人から聞いた歴史ではなく、自分でちゃんと歴史の勉強して欲しい。 アメリカのキング牧師の話しも出てくるが、見る人に寄っては、アメリカのアフリカ系と日本の在日を同系列で考えているのだろうか?と常識を疑われかねない。 金儲けと売名のために、頼まれてもいないのに特定の人々のスポークスマンを買って出るような、陳腐な映画をつくってはクリエーターとして恥ずかしい、と思わない所が恥ずかしい……。本人、バラエティーで見る限り、おもしろそうなおっさんだが。
[地上波(邦画)] 5点(2007-05-20 01:24:18)(良:5票)
14.  スパイ・ゾルゲ
最近の日本映画の中では、見ごたえがあった。有名な事件であるにも係わらず、誰も手を出さなかった昭和史に焦点を当てたことは、この監督の功績と評価したい。この映画が左というのは嘘でしょう。激動の時代に翻弄された人々が、それぞれの思想、立場で平和と幸せを求めていたというこで、軍国主義の狂気が支配する日本で、共産主義に突き動かされた人々とその家族の悲劇がよく描けていたと思う。ラスト、ゾルゲの確信犯的な、「共産主義万歳」という叫びは、彼の怪物ぶりを表すと共に、本当に痛々しい。今じゃ半ば当たり前のことだけど、原理主義的イデオロギーじゃ戦争はなくならないし、人も救えない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-14 08:18:17)
15.  タイムマシン(2002) 《ネタバレ》 
なるほどなるほど、タイムマシンをつくった動機が恋人の死だから、恋人の死の運命はタイムマシンでは変えられない。何事も動機が重要と。スゴイ、ひとつお利口になってしまった。しかし、そんなこと、タイムマシンつくれるほどの主人公は分からなかったのか?タイムマシンの開発に要した苦労は一体何だったんだろう?と思うのだが、ラストはアクション映画さながらの活躍のあと、未来人の恋人を見つけて幸せに暮らしました。とりあえず、めでたしめでたし。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-07 00:29:18)
16.  パール・ハーバー
 低レベルな娯楽映画。全くのフィクションならまだしも、史実に題材を取りながら、物語を自国にだけ都合よく描くのは現代の映画手法では無い。この映画を見て喜んでいる日本人も考えて欲しい。日本軍は幹部が原っぱやプールで作戦会議をするなんて、まるで未開の山岳ゲリラのような扱い。実際、史実では、アメリカ政府は日本軍の攻撃を知りながら、姑息な事情でパールハーバーを見殺しにしたことがバレているのに、映画では情報収集が間に合わなかったような描き方。そもそもアメリカなど列強がアジア諸国を侵略し、日本を目の敵にして孤立させなければ、無駄な戦争も無かった、という認識が当然のことながら製作者には無い。この映画で見るべきものは、もちろん巨費を投じて再現されたゼロ戦によるパールハーバーへの総攻撃のシーン。と、言っても人が死ぬシーンなので気分の良いものでは無い。もちろん、当のアメリカでも評価は極めて低い作品であることを付け加えておこう。
[DVD(字幕)] 3点(2006-02-05 01:36:21)(良:1票)
17.  ゴジラ FINAL WARS
東宝の子供向けジョークシリーズのファイナルと銘打つ作品。本当にファイナルにして欲しい。同じゴジラをアメリカ人が作れば娯楽大作になるのは証明済み。過去の栄光にすがって、もうこれ以上世界に恥を晒すな。ゴジラはこちらが本家と言いたいのなら、もっとマシなものをつくれ!頭でっかちでプライドばかり高く、クリエイティブな能力の全く欠如した日本映画の現状を証明するような自己満足的な作品。戦闘シーンはところどころ鑑賞に堪えうる場面もあったが、ストーリーと演出が酷すぎる。子供映画だからって子供をバカにするな!と言いたい。
[地上波(字幕)] 1点(2006-01-03 16:26:56)(笑:1票)
18.  誰も知らない(2004)
監督は「子供達がどんなに充実した時間を過ごしたか伝えたかった」とか云っていたが、それが描ききれていない。実際に起こった悲惨な事件に取材して、その中から子供達の健気さを汲み取ろうとした野心は理解できなくもないが、それを描くには製作者の力量が全く不足していて、何とも中途半端で陳腐な映画になっている。「火垂の墓」があんなに受けたのだからと、同じコンセプトを現代の殺伐とした社会に置き換えて再現したのかも知れないが、単純にモノマネすれば良いというものではない。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-19 23:42:34)(良:1票)
19.  クロスファイア(2000)
全く期待していなかったので、意外におもしろかったです。怪獣映画っぽい雰囲気、と思っていたら、やっぱガメラ?主役の矢田亜希子も初々しくて良かったです。悪役が中途半端でイマイチ、もっと主人公に活躍の場を与えて欲しかったですね。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-14 08:13:06)
20.  回路
支離滅裂。話しが進めば進むほど、内容の無さが露呈して痛々しい。それを挽回せんと、インターネット、赤いテープ、研究室のモニターの白点などなど、次から次へと思わせぶりな小道具が意味無く登場するが、それら全てがストーリーの中で噛み合っていないのでバカバカしい。この程度だったらテレビの深夜番組30分枠で十分。
[ビデオ(字幕)] 1点(2005-09-14 07:59:59)
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