1. 戦場のピアニスト
ユダヤ人迫害のシーンが連続する前半は見ているのがつらかったけど、対照的に後半は素晴らしいシーンの連続で、極限の中にしか生まれない美しさを見ました。最後のピアノの演奏には思わず拍手したくなってしまいました。 10点(2003-09-19 20:56:59) |
2. サイダーハウス・ルール
この映画は3回見ました。久しぶりに見て、改めて意味の深い映画だなあ、と思いました。原作は読んでいないので、私にはまさに、ハルストレム監督の世界そのもののように感じました。子供を見る優しい目、生きることの本質をつくような内容、それでいて、いつもどこかにユーモアがあって。ハルストレム監督の子供の描き方はいつも素晴らしすぎる。感動の嵐。 10点(2002-02-28 09:57:49) |
3. 十二人の怒れる男(1957)
こういう作品に出会えると、本当に背中がゾクゾクしちゃいます。この時代にして、今も尚、斬新に感じました。場所も人物もこれだけ限定されながら、これだけのストーリーの広がりと深み。そして途中の通り雨、ラストにだけ出てくる外のシーン、そしてラストの老人との会話。何をとっても印象深いです。 10点(2002-01-25 19:22:35) |
4. ラストエンペラー
スケールの大きさに圧倒されてしまいました。劇場で見ておいてよかったなあ、とつくづく思う作品です。この映画を凌ぐ歴史モノには今のところまだ出会っていません。 10点(2002-01-22 19:05:14) |
5. ショーシャンクの空に
レッドの語りが素晴らしい。主人公もさることながら、その他の仲間のひとりひとりがよかったです。やっぱり映画はこうでなきゃ、という感じですね。 10点(2001-11-22 21:43:37) |
6. 運動靴と赤い金魚
またまた素晴らしい作品に出会ってしまいました。国際テロなどのせいでとかく誤解されがちなイスラム諸国。でもこのイラン映画はこんなにも私たちを感動させてくれる。こういう作品の影響力で異文化同士の理解がもっと深まればいいのに。 10点(2001-11-03 15:52:09) |
7. ニュー・シネマ・パラダイス
この映画を見て、生きててよかったと思いました。 10点(2001-10-17 23:07:36) |
8. ベニスに死す
いつまでたってもあの砂浜のシーンは忘れられません。強烈な作品でした。少年の美しさやセットの豪華さがよりいっそう主人公の孤独感を引き立たせていました。 10点(2001-09-20 19:33:18) |
9. ライフ・イズ・ビューティフル
この映画については私の稚拙な言葉で表現したくないです。ホント、人生って美しい。ううっ(涙)。 10点(2001-09-19 10:07:01) |
10. ギルバート・グレイプ
ディカプリオの演技力に脱帽!映像も美しい。台詞を覚えてしまうほど何度も見ました。 10点(2001-07-31 17:55:04) |
11. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
少年の切ない気持ちが痛いほど伝わってくる。不幸だったライカ犬と自分を比較して立ち直ろうとする姿がけなげ。 10点(2001-04-19 16:48:29) |
12. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
軽快でいてしかもホロッとしてしまうシーンもあって、文句なしに楽しめました。60年代のファッションとか雰囲気も作品にぴったりでした。この作品の中の切ないシーンでのディカプリオの表情や演技は、「ギルバート・グレイプ」で彼が見せた天才的な演技力を彷彿させます。 9点(2003-09-20 20:16:32) |
13. 交渉人(1998)
いやあ、素晴らしい作品でした。2人の交渉人のかけひき、頭の回転の速さ、決断力。かっこいい。内容が濃いのでセリフ一つ一つをお見逃し無く。個人的には、脇役だけど人質になったルーディーが笑えて好きでした。 9点(2003-09-16 19:42:56) |
14. JFK
映画作品の域を超えたテーマの深さを感じました。真実とは?国家とは?個人とは?家族とは?正義とは?いろいろ考えさせられた映画でした。最終弁論の台詞が印象的です。 9点(2002-12-10 17:07:15) |
15. ロード・トゥ・パーディション
地味な作品でしたが、光と影をすごく意識している映像が印象的でした。作品全体に統一感があって私は好きでした。 9点(2002-12-10 16:49:41) |
16. ブロードウェイと銃弾
みなさんの高い評価に私も同感。素晴らしい舞台演劇を観たようなそういう感じです。ウディ・アレンの才能があふれてました。 9点(2002-06-16 20:12:52) |
17. 月世界旅行
映像史上初めてのSF、トリック撮影に感激。タイツ姿みたいなロケットの乗組員たちにはふきだしちゃうけど、やはりここは敬意を表して・・・。 9点(2002-06-13 23:41:49) |
18. アメリ
すっかりハマッテしまいました。ミステリーっぽい映し方、あの重々しいナレーション、それでいて軽快なストーリー、茶目っ気たっぷりな演出。どれをとってもミスマッチでうまく調和しているような不思議な感じです。アメリをはじめとする登場人物は、一見、非現実的のようでいて、それぞれの「好きなこと」「嫌いなこと」が妙にリアルで納得できちゃったりして、またまた不思議な感じでした。でも何よりも、アメリが水辺で石を投げるシーンとか、パリの町並みとか、1つ1つのシーンが絵ハガキにしたくなるように美しいことがよかったです。 9点(2002-02-01 21:06:36) |
19. スタンド・バイ・ミー
何回か観たけれど、その度に新しい発見がある。曲といい、ストーリーといい、懐かしくせつない気持ちになってしまう。 9点(2002-01-22 18:46:08) |
20. プラトーン
本当にいろいろな事を考えさせられた映画だった。ベトナム戦争という狂気の中で、みんな自分の価値観がぐちゃぐちゃになっていく。チャーリー・シーンが最後の方で言っていた「結局、自分自身との戦いだった」という台詞にこの映画の意味が集約されている気がした。それぞれ皆自分の中に様々な要素を持っていて、日常生活ではわからなかったけれど、戦争という修羅場においてその中のある部分だけが強調されてきてしまう。同じ部隊に様々な登場人物が出てきたけれど、それはある意味、1人1人の心の中の話だったんじゃないかとさえ思ってしまった。 9点(2002-01-15 17:47:02) |