1. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンが実体験をベースにして書いたといわれている。しかし、マシスンは「奇妙な味」の作品を生む作家として筆達者なためか、原作にはあざとい描写が散見され、リアリティが薄れている感がある。ところがこの映画に関しては、後年のスピルバーグからは考えられない抑えた演出のおかげで、観ている者も主人公と同化して追い込まれていくような恐怖感覚を味わうことができる。原作者が再現しきれなかったリアリティを引き出すことに成功した、下手なパニックムービーなど足元に及ばない傑作だとおもう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-20 23:16:15)(良:1票) |
2. ダーティハリー
ワルサーP38を日本の若者に知らしめたのがルパン三世なら、本作は44マグナムの存在を現在のオジサン世代にアピールした作品だったと思います(そういえば、ルパンのCVだった故・山田康雄さんはイーストウッドの吹き替えもされていましたねぇ…)。ということで、ガンマニアにはお勧めですが、普通に観ても面白い作品です。ハリーはダーティというより危ない刑事だけどカッコいいし、犯人のクズ野郎っぷりも徹底していて良いです。スカッとしたあと、ほろ苦くなるラストがまた良い。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-26 13:46:06) |
3. 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち<TVM>
まさにヤマトの「新たなる旅立ち」ですが、ファンはこんな旅立ちを観たかったんじゃないよ、西崎さん・・・。「さらば」は一体、何だったんだ? 3点(2004-05-01 16:36:02) |
4. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
いつものコロンボによる犯人追い込みを期待する作品ではないです。その点、物足りないところもあるのですが、ラストの犯人を庇うダイヤモンド氏とコロンボのやりとりは胸に迫るものがあります。 6点(2004-03-28 21:49:58) |
5. ルパン三世(1978)
TVシリーズと違う絵柄と突飛な設定にかなり違和感を憶えた記憶があります。私の永遠のアイドル、不二子が色っぽかったのと、マモーの圧倒的な存在感はグッド。 6点(2004-02-07 23:11:37) |
6. 刑事コロンボ/美食の報酬<TVM>
《ネタバレ》 本作に苦言をひとつ。フグ毒「テトロドトキシン」には作中のような即効性はありません。毒殺シーンに関しては内外を問わず考証の足りないものが多く(神経毒なのに吐血して死んだりとか)、いつも不満に思ってしまうのですが、本作も例外ではなかったわけです。日本の描写があいかわらず中国とごっちゃになっているのはご愛嬌としますが(笑)。 5点(2004-02-07 13:33:48) |
7. チャイナ・シンドローム
私にとっては、鬼気迫る内容でした。私は原発とはまったく違いますが、安全性管理の規制を受けている業界に勤めていたことがあります。そこで外部委託先がインチキをしていたことが判明してかなりヘビーな状況に陥った経験があり、その当時の緊迫感がよみがえりました。この作品は勿論フィクションですが、同様の事が日常茶飯であることはその手の業界人なら皆判っていることなのに、責任感がないのか、想像力が貧困なのか、軽く考えている人があまりにも多すぎます。原発の問題という見方だけではなく、もっと広く安全管理の問題を描いている、いつの時代にも通用する作品ではないでしょうか。 9点(2004-01-31 05:07:07)(良:1票) |
8. エイリアン
ギーガーのデザインしたエイリアンが衝撃的。顔に貼り付く下等生物のようなシロモノから人間型に変態していく様が不気味である。恐怖の盛り上げ方も秀逸な、SFホラーの大傑作。満点! 10点(2004-01-26 01:44:55) |
9. ガメラ対深海怪獣ジグラ
これは当時でも「しょぼいなぁ」と思いました。ジグラのデザインが結構かっこいいだけに、何とかならなかったのかと言いたいところだが、そうか、お金がなかったのね・・・(悲)。その後、ガメラの雄姿を再び見ることが出来たのは平成になってからであった。(「宇宙怪獣ガメラ」を除く(笑)。) 4点(2004-01-26 00:29:02) |
10. 刑事コロンボ/殺しの序曲<TVM>
この作品、妹と観ていてラストについて意見が分かれました。妹は「犯人のプライドを突いた見事な追い込みや」といい、私は「知能指数高いヤツがこんなんで尻尾出すかいな」と・・・。後年観直した時、妹の方が正しいと思うようになりました。すまん、お兄ちゃんが間違っていたよ(笑)。 7点(2003-12-18 21:28:05)(笑:1票) |
11. 刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM>
マジックショーの最中の犯行と、アリバイ工作もマジックねたを使ったユニークさで印象に残ります。それにしてもジャック・キャシディはこういうキザな犯人タイプがよく似合いますね。↓「あまみ」さん、それは「殺しの序曲(The Bye-bye Sky High I.Q. Murder Case)」です、お役に立てましたでしょうか(笑)。 7点(2003-12-18 01:26:44) |
12. マッドマックス
私の周りでは評判が良かったです。当時、暴走族の騒音にむかついていたので、とにかくこのクズども早くやられろ!、という感じで観てましたね。マックスの妻子が轢かれてしまうところはさすがにキツイ・・・。2の方が好きです。 6点(2003-12-15 02:29:12) |
13. ジャッカルの日
《ネタバレ》 初見時は完全無欠の殺し屋が、最後にほんのわずかな偶然で狙撃に失敗し、あっさりと銃殺されたという印象でした。観直してみると、ジャッカルは結構へぼミスを連発しています。それがかえって一種のリアリティを感じさせます。こういうクールな作風もいいものです。今時、貴重なのではないでしょうか。 9点(2003-12-14 22:47:15) |
14. パピヨン(1973)
子供の頃観たときは、その過酷な描写が心に刻まれ、テーマ曲が耳に残りました。のちにパピヨンが実在の人物に基づいていると聞いて驚きました。信じられん。まさに骨太のドラマ、名作です! 9点(2003-12-14 22:13:49) |
15. 刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
この作品は好きですね。リー・グラント演ずる女性弁護士の煮ても焼いても食えない犯人ぶりが実にいい。最後の方の展開は私にはまったく予想外の持っていきかただったので、「ほう、なるほど」と感心しきりでした。 8点(2003-12-14 21:09:52) |
16. 刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
犯人のレベル低すぎです。これじゃ、誰が捜査しても犯人逮捕は時間の問題だったのではないでしょうか? 5点(2003-12-14 20:28:49) |
17. さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
当時クラスメート数人と観賞しましたが、みんなで絶賛していましたね。TVで思い入れの出来たそれぞれのキャラが宇宙の平和のために戦って散っていく・・・、そしてヤマトの最期は思春期のセンチなヒロイズムに訴えるものがありました。それにしても、ラストのメッセージ(ヤマトを愛して下さった皆さん、さようなら・・・云々)を改めて見てみると、その後の西崎氏の裏切り行為にほとほと呆れてしまいます。3点以下の評価を付ける人の気持ちも判ります。 6点(2003-12-14 19:56:59) |
18. 銀河鉄道999
宇宙を駆ける機関車999、これぞロマンと言わずしてなんであろう。ハーロック、エメラルダスも登場し、松本零士ワールドを堪能できる良作ですね。今風に言うところのメーテル萌えの野郎どもを続出させた罪な作品でもあります。あと、ゴダイゴの主題歌も多くの方が仰るとおり、アニメ映画の中でもピカイチです。 8点(2003-12-14 18:47:50) |
19. ゴジラ対ヘドラ
核の落とし子として生まれたゴジラにとって、公害問題は避けて通れない道だったのか? マジでこの時代は公害が身近だった。尼崎に住んでいたイトコは喘息だったし、私も光化学スモッグにやられたことがある。そんな時代だったので、公害の落とし子ヘドラの登場は必然だったわけだ。それをゴジラがやっつけるというのも何とも無茶苦茶な話だが、そういう時代の産物として本作を観るのもあながち無意味ではあるまい。 5点(2003-12-07 02:26:12) |
20. ヤング・フランケンシュタイン
一度見たら忘れられない風貌のアイゴールがとにかく最高。こんなに愉快な映画は滅多にありませんよ。私のまわりでも大ウケでした。なお、日本語吹替版には少なくとも2種類あって、↓「あおみじゅん」さんの仰るバージョンの方が面白いと私も思います。 9点(2003-11-24 01:42:03) |