1. マラソン マン
《ネタバレ》 隠しナイフが飛び出てくるギミックとか。 ピアノ線による絞殺を仕掛けてくるチャイナ風の怪しげな男とか。 ひたすらに「安全か」と問いかけてくるイカレ気味のオリヴィエとか。 その不気味な雰囲気だけがキモである、がそれも序盤ぐらいか。 タイトルとストーリーが噛み合ってなく、少々退屈した。 なんとなく話が理解できても、何だったんだという思いが残った。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-05-10 17:05:49) |
2. コーマ
《ネタバレ》 普通にサスペンスしてました。 病院を舞台にしてるのもまた独特の怖さがあります。 特に意識せずに内臓や死体を取り扱っているのが静的な恐怖を感じさせる。 体当たり的な研究所への潜入や、その脱出には少々物足りなさを感じたりも。 ラスト自分が狙われる、でも動けないという緊迫感は凄い。 ただ展開が遠回りな気がする、テンポが悪い。 閉鎖的な空気が退屈を生み出しているかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-17 17:42:58) |
3. オーメン2/ダミアン
見ていて疲れた。 1であそこまでやっておいてまた同じ流れ辿るんですもの。 しかも映像作りがちゃっちくて怖くない。 そりゃぁ、前作では幼児でしたし? 好き勝手やってたのも無意識というか無邪気というか・・あれっ? んなこたぁないですね、人間の常識に当てはめちゃダメですね悪魔を。 もういっそのこと毛むくじゃらの獣になってくれって感じだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-12 01:20:17) |
4. ロッキー
ロッキーのひたむきさ、アグレッシブな精神に心打たれる。 燻り続けてヒネくれちゃった性格も単純じゃなくて良い。 後半の試合が、いわゆる見所として据えられているが結構アッサリしている。 やはりそこに至るトレーニングシーンが重要なのだろう。 ファイティングポーズをとってしまったり、走り込みをしたくなったりする。 アドレナリンを分泌させるのに一役買っているテーマ曲も秀逸。 ロッキーだけにスポットが当たってるわけでない、意外と丁寧な作品。 「ゴロツキじゃないことを証明できる」漢臭さ万歳。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-29 15:37:18) |
5. スター・ウォーズ
旧3部作を見ると新3部作を見直してみるか、という気持ちになる。 新3部作を見ると旧3部作をもう一度見よう、という気持ちになる。 以降、多くのSF作品に多大な影響を及ぼした怪物シリーズの1作目。 画的に気になる点が多々あったり、レイア姫のビジュアルに不満が残ります。 決定的なのはベイダー卿とオビワンの対決シーン、コレは結構酷い。 ですが、設定やキャラクターは素晴らしいの一言。 チューバッカ、R2D2、C3PO、ダースベイダーetc... 愛すべきキャラクターがコレでもかと詰まってます。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-03 19:21:43) |
6. ネットワーク
《ネタバレ》 やり過ぎか・・?やり過ぎでしょう・・? いや、手放しにその突飛な演出をオーバーと見ることは出来ない。 今現在のTVを点けて見てもヤラセが蔓延り、視聴率至上主義が幅を利かせる世界だ。 本作品はそのテレビというメディアの多大な影響力、業界に巣食う魔を感じ取れる。 浮気をするが目が覚め、愛する妻の下へと去るウィリアム・ホールデン。 そしてラストの件が凄い好き。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-01 11:11:14) |
7. サンゲリア
《ネタバレ》 残酷描写やゾンビの造形は素晴らしいとしか言えない、相等怖い。 サービスシーンも欠かしません。 喜ぶべきなのに、何故にトップレスにTバック?と首を傾げてしまったのは内緒。 次の展開がサメ対ゾンビというのも、なかなかにヘビーでカオスです。 それよりも原題がZOMBIE 2/ZOMBIEなのに狂気を感じる。 ラストの橋、ゾンビ達が闊歩してるというのに車道では車が普通に走ってたりする。 単純に交通規制できなかったゆえに狙って撮ったものではないかも知れない。 しかし、ここはなかなかに深いシーンであると思った。 ラジオで先に絶望的状況を前置きしてしまってるので、失敗といえば失敗です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-10 16:51:16) |
8. エイリアン
モンスター映画の最高峰と言える作品。 エイリアンの造形が素晴らしい。 あのヌラヌラした肌が艶かしくも黒々と光ります。 その完成度、クオリティー、79年の作品とは思えない。 リプリー役のシガニー・ウィーバーの演技力には目を見張るものがある。 タフな女性というイメージを確立させた。 ホラー物にはつきものの、きわどい下着姿などお約束も欠かさない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-21 11:38:34) |
9. マッドマックス
痛快バイオレンスアクションを謡っていたが、ちょっと眠かったです。 復讐を遂げた後がイマイチ尻すぼみ、スッキリせず。 ギラギラした勢いで突き抜けて欲しかった。 監督の関連作品を見るに、勢いが段々抜けていくのが見て取れ残念。 インターセプターは文句なしにカッコイイが、車やバイクの知識に乏しいので そこまで強く惹かれなかった・・魅せるべきシーンも短く残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-24 15:24:31) |
10. キャリー(1976)
《ネタバレ》 母親の狂気の演技、コレに尽きる。 力を解放したキャリーのマネキンのような立ち姿と表情も凄まじく怖い。 眼に焼きつく、脳裏にこびりついて離れない。 と同時に、着飾った彼女の美しい変貌振りも印象的だった。 トミー&スーは彼女のことを思ってパーティーに誘ったわけだが、 あのような結果になってしまい残念でしょうがない。 トミーなんて死んじゃうし・・スーもトラウマに。 女性教師も味方でしたがキャリーにはそうは見えなかったようで浮かばれません。 ホラー物といいますがやりきれない切なさがこみ上げてくる。 青春ドラマの光と影をサイコに演出してみました、といった感じです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-26 03:59:32) |
11. JAWS/ジョーズ
あの旋律が流れる・・・『鮫が来るっ!』『ジョーズだ!』という図式を生み出したのはもはや伝説か。古い作品ではあるがそれを感じさせないパワーがあった。鮫が作り物で・・という意見も多いが気にならなかった。目撃例だけで見ると劇中のホホジロザメ、ありえないという大きさではないようだ。そう考えると海にはあまり行かない自分も背中に怖気を覚える。印象に残るシーンや見せ場が一つや二つでないところがこの映画の特筆すべきところ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-10 12:26:15) |
12. スティング
軽やかな音楽に乗せて送る詐欺芝居。 とにかくテンポ良く無駄が無く、そして最後に『ヤラレタ』と思う作品。 流れるようなどんでん返し、エンターテイメントの傑作です。 小粋な雰囲気が漂っている、全体の流れが把握しやすい演出も良し。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 16:49:30) |
13. 犬神家の一族(1976)
石坂浩二、若い・・。古い映画だが映像的に美しくテンポも良い、光と影のコントラストが秀逸。下手なホラー映画よりも怖い、独特の雰囲気がある。金田一耕介は石坂が一番しっくりくると思うなぁ、自分は。あと「犬神家の一族ごっこ」、漫画とかコントのネタで見てて冗談かと思ったらまさにそのまんまで笑ってしまった。当時のインパクトは計り知れない [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-16 12:57:46) |
14. 夢のチョコレート工場
チョコに入ってる金の券でチョコ工場見学なんて・・。しかも世界的な騒ぎ、局地的なものじゃないのか。不思議な世界観というか、設定。あんな必死になるほど良い賞品とは思えないのに。チョコの包装を開けて入ってなかったらチョコはポイッなんて・・今の食玩を集めるオタクにも似たものを感じますね。金の券を手にした者への怪しいメガネの囁き、どこにでも現れてちょっと怖い。お、お爺ちゃん、20年ぶりに立った!って無理だよ足腰グズグズだって!このお爺ちゃんかなり好きだ。そして工場内へ、怪し過ぎる。親父顔でサザエさんっぽぃ髪形の小人ウンパルンパが怪し過ぎる。『私たちは夢を夢見る者なのです』が印象に残る台詞でした。ジョニーデップ&ティムバートンコンビでリメイクするらしいけど。なるほど、彼好きそうやねこういう話、夢があるけどちょっとダーク入ってるみたいな。だがヤバイ、歌うシーンが多いがジョニデは大丈夫か!? [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-14 03:25:22) |
15. エクソシスト2
《ネタバレ》 結構深い宗教のテイストを盛り込み、悪魔のルーツを探るといった話。 かなり長い、意味不明で且つ無駄なシーンが多い気がする。 精神を繋ぐ機械とかどうにも低予算な雰囲気が漂う。 ホラーよりSFテイストの方が強いか。 シンプルでいて純粋なホラー映画だった1には及ぶべくもなく・・ というか2を冠してよいものかが微妙な内容。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-10 01:04:53) |
16. ペーパー・ムーン
《ネタバレ》 モノクロ。旧き良きロードムービー。 アディが生意気!コレに尽きる、しかし憎めないのがなんとも。 ムスっとした顔にリボンとオーバーオールの不釣合い加減がとても印象的。 男の子にも見えたりするんだけどコロッと天使のようなキュートさも見せる。 画になるシーンが多い、洒落てる。 親娘なのか?二人の関係をハッキリさせないところがこの映画の全て。 父親・・?恋人・・?この絶妙なバランスがいい塩梅。 やさぐれてタバコを吹かすテイタム・オニールは最高。 表情や仕草に目が離せない、美人というわけでもないのに・・。 補足するが私は幼女趣味でもない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 22:42:21) |
17. 悪魔のいけにえ
第一の殺人が唐突、アッサリと殺されてしまう。ケイレンしているのがかなり生々しい 。不審に思った娘ものこのこと・・アッサリ捕まりチェーンソーの餌食に。ジェイソンよりも怖いなぁ。常に全力疾走のレザーフェイスのスタミナも凄いが逃げ回ってた娘も相当なものだ。イカレた人食い一家のキャラクター性、インパクトはある種の極致。眼球のアップは目を背けたくなるほど。おじいちゃんにハンマー(?)持たせるところはなんかシュール。 [地上波(字幕)] 7点(2005-07-25 00:33:08) |
18. サタデー・ナイト・フィーバー
ジョントラボルタ若い。だけどどこか可愛い、ゴツイ骨格してるのに。腰使いとかノリが艶かしい。時代を感じさせるファッション、そして服やら髪型を気にするダサカッコよさも好感触。青春ものです、トラボルタ演ずるトニー19歳。将来への漠然とした不安、ダンスへの飽くなき情熱。ただのダンス物かと思いきや真面目です、大真面目です。得意のダンスで意中の女性との関係を築こうと・・しかしなびかない、振り回される。いい感じになっても他の男と踊る彼女に愛想尽かしたり。カッコ悪い!らしくない!だがそれが良い! ダンス大会優勝、そして友人の死、ラスト地下鉄を乗り継ぎ彼女の部屋にいく流れ。そこからトラボルタの成長具合が見てとれ最初と全然違うじゃないかと感心してしまう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-06 18:51:13) |
19. ロッキー・ホラー・ショー
カルトでセクシーなミュージカル映画。スーザンサランドンの下着姿がキュートです。レーザー光線の特殊効果のちゃちさは時代がかってます、笑ってしまいました。全編に漂う独特の意味不明な世界の空気。頭空っぽにして見るのが吉です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-29 01:57:45) |
20. ゴッドファーザー PART Ⅱ
内部からの崩壊。うーん人間不信ですな。兄を殺しちゃったのはどうなんでしょうね・・決断としては辛いところです、次作では悔いてますし。マイケルの部分より父親のヴィトの方の話に魅力を感じた。時代の違いとか大きいですね。カリスマ性はあるんでしょうが盛者必衰の理というかなんというか。組織としては大きくなってこれからもまた・・というところでしょうが家族は離れ哀しみだけが漂ってます。 8点(2004-09-09 05:55:56) |