1. FALL/フォール
アイデア一発勝負の作品。 何一つとして感情移入できない、頭悪そうな女子2人組you tuber 地上600mでのサバイバル。 あれやこれやの障害が飽きさせないものの、肝心な部分をすっ飛ばした結末に呆れ果てるところ。 小学生時分、家の前の電柱のてっぺんに登って見下ろすのが大好きで母やご近所さんに「男の子やったら良かったのに・・・」と言われており、今も高所大好きなので映像に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-11-21 15:28:08)★《新規》★ |
2. 白い花びら
《ネタバレ》 カティ・オウティネンどう見ても少女に見えず、世間知らずの幼妻にも見えず。なので小洒落た男にホイホイついて行くのに真実味が欠片も無く呆れるのみ。途中男が白い蝶々を踏み潰すのに大体話の先行きが見えました。結末に子供に父親の事をどう説明するのだろうか考えが及び後味悪さにゲンナリするところ。 モノクロサイレントに「サンライズ」がふと浮かんだものの、比べるまでもない他愛ない作品。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-17 18:04:05)《新規》 |
3. クロムウェル
《ネタバレ》 婦女子も含むアイルランド人への大量虐殺で蛇蝎の如く憎まれたオリバー・クロムウェル。 その部分が描かれてなく拍子抜け。 王政軍カトリック VS 議会軍プロテスタントの戦い。 相も変わらず己の意志決定に神さんを引っ張り出しています。リチャード・ハリスの暑苦しさも相まってもう辟易。 刑場に向かい斬首される一連の流れで魅せるアレック・ギネス。敗者のやるせなさが忘れ難い。 王殺しを成し遂げ、皆の刺し殺すような視線を浴びるクロムウェル。神の御意志と言いながら私怨が大半を占めてたように見えました。 武士の情けの欠片も無いイギリス歴史絵巻の凡作。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-17 11:26:47)《新規》 |
4. 終身犯
《ネタバレ》 本来なら国家公務員を殺害した2回目の犯行で縛り首になるはずが、母親の嘆願で終身刑になるのに「ホントに?」 独房住まいに飼い殺しの人生を送るのか「まぁ、生きてるだけで丸儲やね」 1羽の雀の世話を始めて「暇つぶし出来て良かったね」 ここから、事実は小説よりも奇なりを地で行く展開に釘付け「この人サイコパスの部類なのか、それにしても凄過ぎる!」 ネヴィル・ブランド=変態役、私的先入観を覆す味わい深い演技にオスカーを授けて欲しかった。+1点 他の共演者も素晴らしい。 2人の将来を奪い去った罪への更生は刑期を勤め上げる事に尽きるでしょう。 更に自身の余生において仮に独りぼっちになったとしても、何か打ち込めるものがあれば、癈人にならなくて済むのを実感させてくれました。+1点 忘れ難い秀作です。 [インターネット(字幕)] 9点(2024-11-10 09:05:27) |
5. クレオパトラ(1934)
《ネタバレ》 史実に疎く、お話には「そういう事があったのですね」としか思えず。 クレオパトラに骨抜きにされるシーザー&アントニーに呆れ果てますが、クローデット・コルベールの魔女のような妖気には抗えなかったのは説得力があります。 モノクロながら衣装・セットの壮大にも程がある美術関係スタッフの尽力に点数を。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-06 19:03:41) |
6. RED/レッド(2010)
《ネタバレ》 定年退職を迎えたCIA局員が殺られてたまるかの大暴れ。 豪華キャストの中でヘレン・ミレンとブライアン・コックスの老いらくの恋が粋でありました。 気楽に楽しめる良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-06 17:43:53) |
7. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
バンドメンバー沢山居ても、監督らしく誰にも台詞無し。唯一喋るマネージャーと彼等の関係はソビエトへの皮肉な視線を感じたところ。 監督らしくない明るさでのボチボチ行きましょうや感にリラックス出来た、突っ込んだら負け、のような出で立ちも含めた印象深い良作。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-05 01:16:58) |
8. セブン・シスターズ
《ネタバレ》 異常気象・人口激増・食糧難、に対しての遺伝子組み換え作物、結果、多生児が発生、なので一人っ子政策へ。 政策実行と違反者への処罰。ディストピアものとして有り得ないとは言い切れなく薄ら寒い。 さらに7つ子のサバイバルへと進む展開に画面に釘付け。 嘗てのアレック・ギネス1人8役とはクォリティがまるきり違うノオミ・ラパスの8役熱演に喝采。 デフォーは物足りないところがあったものの流石の存在感。 グレン・グローズの腹黒さが強烈でコールドスリープのカラクリに寒気が。 見事な脚本での秀作を堪能できました。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-04 20:04:54) |
9. 裁かるゝジャンヌ
《ネタバレ》 邦題が示す通り、ネチーッと描かれた異端審問からの火刑まで。 97年前のサイレント作品で皆の顔芸というか「目は口ほどに物を言う」を体現する画面いっぱいのクローズアップは迫力満点。 聖職者ヅラした悪魔どもがジャンヌを悪魔呼ばわりするのに血圧上がりっぱなし。 本作を検閲改変したというカトリック協会サマ。 神って、信仰心って、何なのか、キリストさんが観たら何を思うのか、改めて思い知らされた作品です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-04 19:18:36) |
10. 追憶の森
《ネタバレ》 死者の身ぐるみ剥がしたらアカンでしょう。話に乗りきれないままでお開きになりました。 木々の緑の美しさと寂寥感、渡辺謙の存在感に点数を。 [DVD(字幕)] 5点(2024-10-30 16:21:56) |
11. インターステラー
地球には住めないから他星へ移住しなければ。までは見れたのですが。 後は、ソータイセーリロン、ジューリョク、ブラックホール、5ジゲン、サッパリワケワカメな講釈を延々と聞かされてグッタリ。 なかなか有能なロボットと綺麗な映像とキャスティング担当者に点数を。 [DVD(字幕)] 3点(2024-10-30 16:06:46) |
12. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
タイタニック(未見)ご両人が織りなす辛気臭い痴話喧嘩。 する事した結果の懐妊で喜びのカケラも無い二人。そもそも子供2人(だったか)の描写も彼等の目線も無く。 ふざけた愚作が腹立たしい。 [DVD(字幕)] 3点(2024-10-30 15:48:03) |
13. ゴールド/金塊の行方
《ネタバレ》 マシュー・マコノヒーのハゲ頭はまだしも、ぽっこりメタボ腹に仰天と共に役者魂に拍手。 ワショー社3代目社長の激しすぎる浮き沈み、山師の生き様に圧倒されました。 地質学者の許し難い裏切り。その理由を彼から聴けなかったのが歯痒い。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-27 02:14:21) |
14. すべてが変わった日
どこかで見たことあると思ったマーガレットはリトル・ロマンスのダイアン・レインだったとは。ケヴィン・コスナーと共に素敵な歳の重ね方をされています。 本作での独り善がりなマーガレットに白け気味で、ウィーボーイ一家の度が過ぎた性悪ぶりに辟易。 唖然とした怒濤のドンパチ模様の果ての結末に、「こんな結果で満足なのかマーガレット?」胸糞悪さの後味悪い作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2024-10-26 10:29:40) |
15. マーキュリー・ライジング
国家機密の暗号をパズル誌に載せる・・・何故? それを解読した子供が電話する・・・何処へ? ここで引っかかってしまって興に乗れません。 子供が最後の最後を除いて何の魅力も感じられなかったのがいけません。 どこか物憂げなブルース・ウィリスに惹かれたおかげで完走出来た作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2024-10-26 10:11:03) |
16. OSS 117 私を愛したカフェオーレ
ジャン・デュジャルダン。「アーティスト」での素敵な笑顔が本作ではただのバカ丸出しで、コメディにも007パロディにも振り切れておらず、興醒めの中お開きとなりました。 やっつけ仕事のような邦題に見合う内容でガッカリ。 [DVD(字幕)] 4点(2024-10-25 15:01:05) |
17. リンカーン弁護士
過去の事件で有罪にする件は無理筋なようですが、練られた脚本でテンポ良く進む展開に押さえ込まれ、清濁併せ呑むマシュー・マコノヒーのキャラに惹き付けられた良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-10-22 12:06:41) |
18. アーティスト
《ネタバレ》 オープニングクレジットのデザインから往年のモノクロ作品を思わせます。 サイレント期大スターがトーキー移行への時代の超特大変化に適応出来ない苦悩。対するエキストラ踊り子から着実にスターの階段を登る女優が落ち目大スターを影ながら応援する。ベタな展開ではありますが、2人の爽やかさと「笑ふ男」ジャーマンシェパードのホモ君を思い出させるワンコ(オスカーワンコ賞を与えたい)に惹き込まれました。 ラスト・ミニッツ・レスキューを経てのタップダンスでジャン・デュジャルダンもう少し頑張って欲しかったかな。 オスカーも納得の秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2024-10-21 01:57:59) |
19. キラー・スナイパー
フリードキン作品というのに興味を持って。 初っ端のジーナ・ガーションに、これはフリードキン印で役者さんはえらい目に遭わされるのだろうの予感。 往年の1ミリの妥協も許さない映画を撮る狂人ではない、血糊ドバドバ&観るに堪えないフライドチキンシーンを筆頭とするエロ満載ただのド変態爺狂人で、付き合わされたキャストがお気の毒でした。 ストーリーも何が言いたいのか分からない代物。 フリードキン衰えたりの愚作に撃沈。 [DVD(字幕)] 1点(2024-10-21 01:26:46) |
20. ダラス・バイヤーズクラブ
《ネタバレ》 ボディメイクに見る役者魂に拍手。 余命30日宣告受けてから7年間生きた日々。 最初は自分の為、後々、同じく苦しむ者達の為。 レイヨンが男装して父と向かうシーンに泣かされました。 他に印象深いシーンが無く、物足りなかった演出が残念。 [DVD(字幕)] 6点(2024-10-20 11:31:56) |