1. 第9地区
アカデミー賞では「アバター」の影に隠れてしまい、日本での知名度はイマイチですが、クオリティーの高さは本作の方が遥かに上をいってます。久々に「すごい作品」に出遭ったという印象。シーンの一つ一つはどこかで観たようなものが多いのですが、プロット自体がオリジナリティに優れているため大満足でした。本作に比べたら「アバター」が如何に幼稚な作品か判りますよね。プロデューサーに回ったピーター・ジャクソンにとってはゾンビのパロディ「ブレイン・デッド」のエイリアン版といった感じでしょうか。怪作です。 [DVD(字幕)] 9点(2010-09-10 13:00:38)(良:1票) |
2. アバター(2009)
隣に越して来た『映画好き』と名乗る旦那が「ジェームズ・キャメロンてどんな監督でしたっけ?」ときくので、「ほら、あの監督ですよ。『ピラニアの続編』と『人が考えた話を無断で引用して裁判で負けたSF』と『そのSFの続編』と『エイリアンを味付けを変えて上手に料理した続編』と『フランス映画のリメイク』を監督した人ですよ」と答えたら「ああ、じゃあ、あの船が沈む映画の...?」と思い出したようなので「そうそう。何度も映画化された実話のリメイクだけど味付けを変えてCG使ったら大ヒットしちゃったアレの監督ですよ」と答えたところ「ああ。わかりまた。ところで今度は何のリメイクですか?」とさらにきくので「エイリアン2+マトリックス+宮崎アニメです」と答えたら「じゃあ面白そうですね」と素直に楽しみにしてました。それだけです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-20 17:03:07)(笑:1票) |
3. イングロリアス・バスターズ
クリストフ・ヴァルツの見事な芸(?)と緊張感を失わないセリフの応酬に圧倒された2時間半でした。タランティーノは喜劇作家として完全にウディ・アレンを超えましたねっ!ところで、もし、これを日本で映画化するとしたら、ランダ大佐役は........タモリでしょう。4ヶ国語話せますから(おいっ!) [映画館(字幕)] 9点(2010-03-20 16:42:43) |
4. フライトプラン
途中までは良かったが、尻すぼみに終る。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-24 16:02:20) |
5. DEATH NOTE デスノート the Last name
最近こういう上映の仕方って多いですね。2本の別な作品として評価するのは実は抵抗があります。あくまでも1作品の前半・後半なのにね。前編はテレビで観ちゃいました。原作は知らないけれど、緊張感溢れる展開にかなりハラハラさせられました。そして後編.......前編とはムードが一変。と感じたのは私だけなのかな?よかったのはサクラTV祭りの辺りまで。そう、あのアイドルが出てきてからはあまりにも唐突な展開に笑うしかありませんでした。何だか急に安っぽくなったって感じですかね。主役のあの俳優さん、ラストの演技は....日本人俳優にありがちなただただ熱演するばかり。いや、熱演が悪いとは言いませんし、もちろん監督の演技指導通りなんでしょうけど。でもね、これは舞台じゃないんだから目むき出して叫ぶだけが演技じゃないって。L役の彼...というか、Lというキャラクターが魅力的で、本作は(前編も含めて)Lのキャラでもっていたと思いました。それにしてもこれだけ立派なアイディアがもったいないね。 [映画館(邦画)] 4点(2006-11-28 18:57:37) |
6. デビルマン
初めて原作を読んだ30年前のことを今でも忘れない。その最大の魅力は何といってもデビルマンの外観である。ヒーローでありながらその姿はどう観ても邪悪なモンスター(悪魔と合体したのだから当然だが)。特に肘が裂け(なぜだろ?)、尻尾まで生えてるというのが何とも魅力的。同時期に登場したキカイダー以上の衝撃だった。時が過ぎ、同世代同士で集まると必ずと言ってもよいほど「デビルマンて見たことある?アニメじゃなくて原作の方」「読んだ読んだ。確かマガジンだっけ。あれ最高だよね」という会話があったのは事実だ。また、「永井豪で一番好きな作品は?」という問いに「けっこう仮面」「ハレンチ学園」と答えられる奴は少なく、ついつい「デビルマン」「バイオレンス・ジャック」と答えてしまう小心者も多かった。(中には「あにまるケダマン」「まろ」なんていうマニアックな奴もいた)さて、前置きが長くなったが、映画はどうだったか...。 実はこれほど思い入れのある作品をなぜ映画館で観なかったかと言うと、「あまりにも評判が悪かったから」である。そして実際に観てみると「それほど悪くない」と思ったが、それでも「良くもない」のは間違いない。暗く陰湿な雰囲気は原作に忠実といえば忠実であり、過剰なCGによる特殊効果も今なら珍しくはないが、しかしそれが無くては映画化されるはずも無く当然といえば当然である。飛鳥了のネタバラシが早すぎたことも、タレちゃんがいないこともさほど問題ではない。しかし、残念ながらある重要な要素が欠けているのである。それは___『美樹ちゃんの入浴シーン!!!!』(←できることなら太字のゴシック体で36Ptで書きたかった) [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-03-21 14:44:13)(笑:2票) (良:1票) |
7. ドーン・オブ・ザ・デッド
意外に面白い。ゲーム『バイオハザード』の原点ともいうべき(ホント?)この作品、ロメロ版とはちがいスピード感たっぷりの云わば現代風な味付けが楽しめる。ただし、その他には何も目新しいものは無く、如何にもの展開に不満が残った。『ナイト・オブ・ザ・~』から36年。これからもまだ作られるんだろうね。ゾンビはやっぱり不死身らしい。ところで今作のゾンビは動きが素早い。これってGC版『バイオハザード』のハイパーゾンビのぱくり???? [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-18 12:33:44) |
8. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 これほどまで賛否に分かれるとは思わなかった。否定派の殆どがあのオチが気に食わないらしい。そこで制作側の意図を考えて欲しい。オリジナル版はSFの古典とさえ言われ、それ以上にオーソン・ウェルズの伝説的事件?(「アメリカを震撼させた夜」とうタイトルでドラマ化されている)は超有名であり、どう考えたってアメリカ国民の半数以上はこのオチを知っている。と...思う。ということは公開前から既にネタバレしているわけ。私がオリジナル版を観たのは遥か昔だが、当時父が「ラストのアイディアが面白いんだよなぁ」とハイテンションで語っていたぐらい、1953年当時では斬新なオチであった。と...思う。ちなみに某社発行の「アメリカ映画200」という本にもしっかりと200分の1本に選ばれていたりするわけ。だから制作側がこの超々有名なオチを変える必要は全くなく、というか変えることは不可能だったと思う。だからとても難しい再映画化に挑んだスピルバーグに敬意を表したい。さて、多くの映画にとってこの『ラストのオチ』というのは作品を評価する上で最重要である。しかも今回の場合、オリジナル版を観る限りではこのオチが全てといってもよいのだから、最初から切札を捨てて勝負に挑んだわけであり、観る側もオチについて云々語るべきものではない。と...思う。まわりくどい言い方だったが、要するに「そこは目をつむって見・て・ネ!」ということなのである(笑)。とにかく高度な特撮技術と大音響によって恐怖と戦慄を与えるサスペンスフルな展開に圧倒された。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-05 12:49:15)(良:2票) |
9. 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
《ネタバレ》 テレビとはちがった結末が楽しめたものの、途中「やっぱり子供向けだよな」とあきらめてしまう場面があり、残念。カイザーの死に様に涙。 5点(2005-03-15 18:55:02) |
10. スパイダーマン2
スーパー・ヒーローものとしてよりも、青春映画として観る方がいいかな。それは1作目と同じですけどね。電車内での場面は少し涙腺ゆるみましたが... 6点(2005-03-15 18:50:29) |
11. カンフーハッスル
そりゃあ「少林サッカー」と比べちゃいけないと言う事くらいわかってますが...。元々カンフー映画ってそんなに面白くないですよ。ブルース・リー作品は彼の魅力でもってたし、J・チェン作品は生身のスタントが命でしたし、だからCGをフンダンに使っても却ってゲップが出ちゃってね。怪作といえるかもしれませんが。 5点(2005-03-15 18:46:45) |
12. 丹下左膳(2004)<TVM>
中村師童は頑張ったと思いますよ。しかし、やっぱりTVMですから、あまり期待しちゃいけませんね。まあまあかな.... 4点(2005-03-15 18:40:36) |
13. キル・ビル Vol.2
Vol.1は、特に私の世代にとってはたまらない懐古趣味的な魅力が満載で、作品の出来以上に評価してしまいましたが、本作はちょっと物足りない。いや、しかしそれは本作が狙い通りに仕上がっている証拠だと思います。Vol.1は日本の仁侠映画やブルース・リーへの熱い想いを感じましたが、本作は所々マカロニ・ウエスタンでありながらも「燃えよカンフー」だったりするわけです(←なんだか、とても意味不明...)。デイヴィッド・キャラダインの「燃えよカンフー」或いは「サイレント・フルート」を思い出して下さい。カンフー・アクションよりも何よりも、中学生には退屈なくらい説教臭いセリフ(人はそれを哲学的と呼ぶ)の数々。正にそのまんまんの印象。ということは、私は中学時代のままの思考力だということですか.........(涙) 7点(2005-01-28 13:01:31) |
14. Mr.インクレディブル
傑作「アイアン・ジャイアント」と同じく、話を期待通りの展開にもっていくところが、この監督の上手さだと思います。前作は和製ロボット・アニメ風だったのですが、本作では『ファンタスティック・フォー』(宇宙忍者ゴームズ)にオマージュを捧げ、風刺の効いたギャグもあり、大人の観賞に十分耐えうる作品に仕上がってます。というより完全に大人向けですかね。また、ヴァイオレット(「目立たない」という意味もあるそうです)が思春期の少女だったり、ダッシュがヤンチャな少年だったりと彼らの能力をその年代や役割に当てはめているところなど上手いなと思いました。ところで、エドナの声を監督自身が吹き替えてるとは....(笑)。日本語版の吹き替えも評価していいんじゃないでしょうか。黒木瞳は絶品ですね。 [映画館(字幕)] 9点(2005-01-28 12:47:01) |
15. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 「驚愕のラスト!!」「未曾有の結末!!」アカデミー脚色賞は確実。日本でも●●旬ベスト3位くらいには入るかも....ってぇのは20年くらい前のお話し。この手の映画は今では皆さん少々食傷気味。観客を欺くにはもっと頭使わなきゃダメさ。「世にも●●な物語」にありそうなネタでした。 6点(2004-11-02 12:59:25) |
16. ターミネーター3
冒頭、ジョン・コナーを見て「え!」と思ったが、「まてよ、訳あって整形したのかな、うん、多分、ね....」と自分に言い聞かせたが、『中学の同級生.....』というセリフで......あきらめた(爆)。一番の失敗は、敵役がせっかく女性(の風貌)なのに、それが殆ど生かされていなかったこと(う~ん、この意味は男性諸君ならわかりますよね)。あとは「2」と似たような追いかけっこ。それでもアクションシーンは飽きずに楽しめたのでこの点数です。(それにしても、たまには敵サイボーグが複数で現れてもおかしくないのになぜ一体ずつなのか?次回「TERMINATORS」に期待(嘘)) 6点(2004-06-22 12:53:55) |
17. 運命の女(2002)
もっと面白くなりそうだったのに惜しい。「危険な情事」の焼き直しとならないようにあえて押えていたような気がします(何を?)。D・レインが電車の中で思い出すシーンね、あれ、良かった。うまかったね。まぁ、それにしても不倫はいけませんよ不倫は。誰もかもを不幸にしてしまう。 6点(2004-05-07 12:55:24) |
18. スパイダーマン(2002)
最早『正義の味方』という言葉は死語なのか?『スーパーマン』然り『バットマン』然り、アメコミのヒーローというのは「何のために、誰のために戦うのか?」という理由付が必ずと言っていいほどある。実はこれ最近の日本のヒーローもの、特に仮面ライダーシリーズにも必ず描かれていることだ。私はそんなことよりも、なぜ彼らが人並みはずれた能力を身につけているのか?が知りたい。あの蜘蛛に噛まれた人は彼だけではないはずだ。とするとスパイダーマンは他にも存在するのか?なんてツッコミは多分みんなに嫌われるなぁ....。だったら冒頭に戻って「何のために、誰のために戦うのか?」なんてことも必要ないと思うが...。ここで問題です。『アメコミのヒーローと戦ったことのある日本のヒーローは誰でしょう?』...........答え「仮面ライダー」(蜘蛛男&こうもり男)ぎゃははは 7点(2004-04-28 12:38:53) |
19. キューティ・ブロンド
見終わって真っ先に『ワーキング・ガール』を思い出した。サクセス・ストーリーとしてはありがちな展開で新味は無いけど、リース・ウィザースプーンの魅力でもってる感じがした。ギャグも笑えたし、小さくまとまってて後味はよいので1点オマケ。それにしても、そうか、あの人ってラクエル・ウェルチだったのか....(汗) 7点(2004-04-27 12:49:12) |
20. あずみ
原作は知らないが、脚本次第でもっと面白くなったはず。「座頭市」より誤魔化しの少ない殺陣シーンには好感が持てたが、これでは「大忍術映画ワタリ」の方がずーっといい。最上美女丸は柴田錬三郎の作品に出てきそうな面白いキャラだが、もっと活躍して欲しかった。無念。 6点(2004-04-05 12:54:09) |