1. 朝が来る
《ネタバレ》 私は男の監督はファンタジーを撮り、おんなの監督はリアルを撮ると思ってます。 男はロマンチストで、女はリアリストだ。 この映画も例外じゃない。 とにかく騙されたと思って見てほしい。 とんでもない衝撃を受けるはず。心をえぐられる。 正解はなに? なにが悪かったの?どうすればよかったの?様々な思いが錯綜するはず。 水戸黄門じゃない。正解を用意していない。 なんて残酷な物語なのか。 「嘘をついたときに朝が来る。真実が待っている」 映画を見終わったときにこのわけわかんない感想↑がまざまざと実感できると思います。 こんな深い映画はめったに無い。 鑑賞後はすさまじく爽やかな気持ちになるでしょう。 残酷さと爽やかさがせめぎ合う、 こんな映画はめったにない。なんて深いんだ。邦画もやる。 エンドロール後もあります。絶対見逃さないように。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2021-11-03 18:40:58)(良:1票) |
2. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
《ネタバレ》 おもしろい。こんなにおもしろいとは思わなかった。逆襲のシャアのハサウェイは大嫌いだったのに。 そしてテロリストの話とは思わなかった。 超リアルな戦闘シーン。ロボット同士のちゃちなチャンバラ、西部劇になってない。 未来の兵器のリアル極まりない戦い。 大画面で見るとまじで恐怖を感じると思う。4DXで見てもいいはず。 エヴァより好き。 大人のための戦争映画。 ただし難点もある。あまりにリアルを追求しすぎたのか、夜のシーンの暗いこと!! みなさん、ちゃんと見えます??? 老眼にはきつい(笑) あと音楽。つまらん。 [インターネット(邦画)] 9点(2021-10-17 23:20:04) |
3. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 やはりTV版を最初からみてないとだめな映画ですが普通に泣けます。 エヴァンゲリオンはなにがなんだかわからなかったが、こっちはわかりやすく、泣きやすく、エキサイティング。 BGMがちょっと臭いものもありましたが、優秀だと思いました。 あえていうと私的にはテンポがほんのちょっと遅い。 なので邪道でしょうが、録画機で倍速機能があれば1.3倍で見ることをおすすめします。 ああ・・・鬼との戦いってこうなんだなというスピード感ある活劇が楽しめるでしょう。 [地上波(邦画)] 9点(2021-09-27 23:02:53) |
4. 日本独立
《ネタバレ》 脚本がなにをいいたいのかわからない。 主人公は誰? 白洲次郎ってただの通訳にしか思えない。 実写を使ってるが予算がありませんでした感がある。 大和のシーンくらいちゃんと撮れないの? 吉田満って必要? [DVD(邦画)] 2点(2021-09-23 19:31:43) |
5. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 確かに映像はすごいです。頭の中のカンバスが3次元。 この映像感覚があれば立体3Dも大爆死しなかったものを。 他の監督の脳みそが2Dのままだからせっかくの3Dも全くだめだった。 庵野監督に3D映画を作ってもらいたくなった。 しかし内容は。。。なんですか?これ。 まったく評価できません。 これならTV版から作り直す必要なかったんじゃあ? 登場人物みんなにご挨拶。くどくどと長ったらしい説明。 いろんなものを削ぎ落とすと、結局監督と奥さんの出会いと結婚ののろけ話でした。 あと映像に比べて音楽のダサさ、古臭さ。入れるタイミングのダメダメさ。 竜とそばかすの姫のセンスの足元にも及ばないです。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-08-13 20:03:19) |
6. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 映像はなにもかもすさまじいです。音響も。 これシンウルトラマンだいじょうぶ?って思った。100年くらい遅れてる。 こんなの見せつけられたらあんなしょぼい予告恥ずかしくなっちゃうんじゃないの? 人間ドラマが弱いって言ってる人いましたが、こんなもんに私は感動ポルノを求めてません。 コングとゴジラどっちが強いか!!とかいうアオリでしたが 蓋を開けてみるとその倍のレベルの超強大なラスボスがいたというワクワク内容。 「アレ」がなきゃ2匹ともかんたんに負けてたと思います。 小栗旬の扱いがひどいとかいう声もありましたが、あれはあれでいいです。強烈な印象。 ただし、早く殺しすぎ。シンクロしたまま精神を乗っ取られ、血反吐吐いて悶絶しながら絶命してほしかった。 それにしてもほんとガメラ好きですねえ。 こうなったら日本じゃ実現できなかったゴジラVSガメラやってほしい。 伊福部音楽が出てこなかったのでマイナス1です [映画館(字幕)] 9点(2021-07-26 22:38:43) |
7. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 「映像と音はすごかった。でも内容、脚本は?」 という感想もいろいろ見た。 たしかに不条理さはいっぱいある。 たとえば、 Uってみんなそこで何してるの?ドラクエみたいなバトル?デート?ゲーム? あんなちゃちいイヤホンみたいなもんで体験できるようなもん!? Uに入ってる間、現実の鈴はどうなってるの?? そして引っ込み思案の鈴がUに入るやいなや見事に歌えるようになり、不自然なくらい大勢を一気に魅了。 友達はコンピュータ操るスーパーガール。 竜はどんな悪いことしたの? サイコパスみたいな父親のもとへ一人で特攻。下手したら殺されるかもしれないのにまわりの大人は誰も止めない。 おさななじみは実は自分のこと好きだった。 これ、都合のいいように展開する細田監督の脚本のダメダメさと指摘する人もいる。 でもね、一夜明けたら違うような気がしてきました。 これって細田版「美女と野獣」じゃない。 細田版「ねじ式」じゃないのだろうか。 すべてが少女の見た夢。少女の妄想。 そう気づくと、あらゆる不条理さが一気に晴れました。 いや、晴れたどころか。これって近年まれにみる大傑作じゃないのか。 自分もこんな夢を何度も見た。 自分に都合いいように展開していく夢を。 みなさんも鈴が見た夢を覗きに行ってください。感動します。 [映画館(邦画)] 10点(2021-07-24 20:43:59) |
8. ラストレター(2020)
大名作。しかも3行で感想など書かせないような深い映画。 演出も素晴らしい、単純に怒鳴ったり殴ったり号泣したり殺したりする臭い映画じゃない。 いちいち説明がないのでわからない人にはピンとこないと思う。 ただ、「わかってしまった」感受性の強い人は号泣だろう。 あえていうとカエルノウタの歌詞がさまざまな問題を暗示します。 「墓標に花を手向け 僕らはこの先へ行こう」 ラスト・レターに託された真実。 すごすぎる。 あと少女たちの仕草、一挙一動。 これ全部監督の指導があったでしょう。冷徹に計算されつくされた指導。 さすが岩井俊二。 [映画館(邦画)] 10点(2020-01-17 18:15:49)(良:1票) |