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プロフィール
コメント数 122
性別 女性
年齢 42歳
自己紹介 リドリー・スコットが好きです。

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1.  21グラム 《ネタバレ》 
この監督の映画は二度と見たくないと思うくらい不快な作品。カメラは疲れるし構成はぐちゃぐちゃだし、ストーリーには拒絶反応起こしました。鑑賞する人の哲学によって変わるのでしょうが、私は主人公に全く感情移入できずイライラし続けてました。もうなんか、臓器を提供してくれた人と移植手術をした医療関係者の方々は、さぞ虚しい気持ちになるでしょうね。
[DVD(字幕)] 1点(2015-05-17 01:30:55)
2.  ジャケット 《ネタバレ》 
テーマとしては「バタフライ・エフェクト」系統なんだけど、こっちの方が好きです。  エイドリアンがとってもはまり役。このヘタレ顔というか困り顔というか、ちょっといっちゃってないですかって感じの表情がイイ(笑)この人あまり普通の役は似合わない気がします。プライベートでもアカデミー賞取った時とか、はしゃぎ過ぎてハル・ベリーにセクハラしてたしね(笑)  キーラ・ナイトレイも珍しく普通の格好での出演で可愛かった。  あの拘束衣でなんでタイムスリップするのか? とか、医師の行動とか、謎は色々残るものの、この映画はほんわか後味がいいので細かいことはあまり気になりませんでした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-01 22:00:16)
3.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作を読む前に見ましたが、面白かったです。 ハリウッド映画とは違う、ドロドロおどろおどろエロい独特の雰囲気。 結構えぐいシーンあるので苦手な人はダメかもしれません。 リスベットがとにかく魅力的で……早く2,3部も見たいです!
[DVD(字幕)] 8点(2010-06-22 20:48:13)
4.  パブリック・エネミーズ
巷の評判がいまひとつですが、面白かったです! ただ宣伝の仕方がさあ……  「今度のジョニーは銀行強盗 ハートも盗む」  何ていうどうにも甘~い文句で、  それにつられたミーハーな客が楽しめたかどうか疑問。  硬派な男くさ~い映画です。 でも全編デップの素顔が観れるのでファンは満足かもしれません(笑)
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-08 23:30:32)
5.  アバター(2009)
……なんでこんなに客入ってるの!?なんでこんなに絶賛されてるの!?そんな気持ちで一杯です。 一言で言うと、キャメロンのハヤオへの愛が伝わってくる作品!  (彼がナウシカの冒頭シーンに感動したのは有名な話) ポカホンタスからミュージカルを抜いて、もののけ姫から針葉樹林の森を抜いて、ナウシカとネットゲームを足して割った様な感じです。 ジョン・スミスの肌が水色になって尻尾が生えた訳ですね。 目を見張る美しい映像、3Dならではの飛翔シーンの高揚感、不思議な植物の描写だとか、面白いところは沢山あります。 でも脚本がズタボロ過ぎて勿体無いです。  何でもかんでも台詞で説明しちゃダメでしょう!  (隣席のお子様は訳判らんと父親に文句たれて爆睡していました) そして字幕が見難い。私は吹き替えにしたけど、それでも時々出る字幕が強烈に見難い。 極め付けが3Dメガネ! 睫毛が当たっていたいし、鼻の高さが足りずにずり落ちるし……これは絶対改良して欲しいです;; そんな訳で私はあまり高評価できませんでしたが、これはDVDではあまり見る意味がないと思いますので、観たい人は映画館でどうぞ!
[映画館(吹替)] 6点(2010-01-08 23:21:07)
6.  宮廷画家ゴヤは見た 《ネタバレ》 
本当に素晴らしかった。 監督らしい反骨精神、ブラックユーモアも健在で衣装や配役も美術も隅々まで凝っていました。  舞台はフランス革命の頃の血生ぐさ~いスペイン。 若く美しく裕福な商人の娘が、ディナーの豚肉を食べなかったという、それだけの理由で異端審問にかけられたという悲劇を軸に、宮廷おかかえ画家、異端審問官、聖職者、商人、王族、娼婦というそれぞれの立場のあの時代を見せてくれます。ゴヤは反骨精神を持つ画家として認識されています。初期の享楽的な貴族の絵から「わが子を食らうサトゥルヌス」の様な暗い絵、虐殺への怒りや死の溢れるリアルな銅版画へと変貌する人生は、フォアマンが描きたくなるのも納得です。原題が「ゴヤの幽霊」であるとおり、  ゴヤはこの作品では傍観者で、決してヒーローとして描かれてはいません。その潔い選択は成功だったと思うものの、見る人を選ぶ映画にはなったかもしれません。  当時の異端審問はその残酷さと理不尽さに歯軋り。「潔白であるならば神は痛みに耐えるお力を授けて下さるはずだ」 という無茶苦茶な理由で 「だから拷問で自白したことは真実だ」 と、何を自白すればいいのか、 自分がどの異端の罪を疑われているのかも知らないまま、告発された人間の運命は自白して処刑されるか、廃人になるまで投獄されるか、自白せずそのまま拷問で殺されるか。 この映画には、その不正に真っ向から立ち向かう者が一人居ます。  イネスの父。 彼の行動こそフォアマンの不屈の反骨精神そのもの!  イネスの家族には涙が溢れました。  異端審問も吹き荒れる王制のスペインに、  やがてフランスから革命の波と軍隊が押し寄せます。  しかし、ナポレオン軍がしたこともまた新たな侵略だった。  権力が転々と変わる中で、  ゴヤはその時代に翻弄される民=イネスを見つめ続ける。    エンドロールで流れ続けるゴヤの絵ですが、 宮廷絵や恐ろしい絵や悲惨な絵のあと、最後に映るのが明るい少女の絵と自画像なのがまたお見事です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-08-15 23:56:13)
7.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
最近のハンディカメラはタフですね!  バッテリー交換しなくても、ぶっつけても、埋もれても、体液ぶっ掛けても、  ブラックホークダウンしても、エイリアンにパックリされても!  きっと日本製です!
[DVD(吹替)] 5点(2009-06-28 21:49:47)
8.  ワルキューレ 《ネタバレ》 
真面目な造りで面白かったです! トムはドイツ人っぽくない顔だから この役が似合わないんじゃないかと思ってましたが熱演でカバー。 軍服も眼帯も似合って、三割り増しに格好良かったです。 個人的にはテレンス・スタンプが超ステキでした。 緊張感もあるし実話ものとしてよく出来た作品じゃないかと思います。 ただ、パンフレットに書いてあった『三本の指で工作できるペンチだった』とか『ベルトを没収されズボンを手で押さえながら裁判に出ていた』とか事実は予備知識がなくてもハッキリわかるようにした方が、より映像化の面白みが増したかと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2009-03-29 16:22:26)
9.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 
エドワード・ノートンがアメコミ~!? よりにもよってハルク~!? ……て心配してましたが面白かったです! 悩むアメコミヒーローの姿がこれほど自然に思えたのは初めてかも。 変身したら持物は一切合切失くしてしまうし、カッコよくもスマートでもないし、 服はビリビリ、靴はズタズタ、ズボンは伸び伸び(笑) 恋人といいムードになっても心拍数上がってストップかかるし これは困るよねぇ……。 ノートン自身が華奢だから余計に気の毒。 でもズボンが伸びちゃって困る姿は妙にリアルで笑える。 というかけっこう笑いどころがありますねこの映画。  でもとにかくノートンのファンにとっては非常に嬉しい映画でした。 捨てられた子犬みたいな目をしたヒーローなんてご馳走様って感じですハイ。 だんだん緑色の怪物もラブリィに見えてくるから不思議(笑)  だって比べてみて下さいな! ブロンスキー(ロス)のハルクなんて! 緑色じゃなくてゴラム(指輪物語)みたいな在り来たりな色だし! ハゲハゲ(緑ハルクはフサフサでサラサラ)だし! 背中にトゲみたいなのあってゴツゴツだし!  ズボンも履かないなんて恥じらいなくて可愛くないわ! それにしても、自分で 「ハルク・スラ~ッシュ!!」 とか言うのってどうなんだろうか。 必殺技音読ってあんまり見ないよね。 ヘリコプターから落っこちながら色々考案したのだろうか。 あ、あと最後に日本版dvdでひとつだけ不満なところ。吹き替え見たけど吹き替え酷過ぎ。下手過ぎ。声優にはプロ希望!
[DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 22:20:16)(笑:1票)
10.  ノーカントリー 《ネタバレ》 
この作品のテーマはなんだろう……原題から考えれば、老人が懐かしく思い出す古き良き世界なんて無い、老人にはもう居場所はない、ということだろうか。 でも単純に治安の悪い現代アメリカを嘆いてるとは思えない。 そもそもベル保安官の父は彼よりも早く死んだ訳で、 祖父の代では保安官がネイティブ・アメリカンに玄関先で殺された。 古き良き時代、とは言ってもそれは白人がネイティブから 血みどろで手に入れた古き良き時代な訳で、 そこはそれこそ原作の「血と暴力の国」な訳で。 果たして「理不尽な暴力」ってなんなんだろう? それを体現するような無機質なキャラクターのシガー。 白人というよりはプエルトリコ系とも思える殺人鬼。 問答無用でバシバシ殺しまくり。 しかもそれは彼の『俺哲学』に基づくものであり 無意味だとか、気の毒だとか、そういうの一切無視。 だけど彼は理不尽な不運に文句は言わない。 撃たれたら黙って自分で治療する。 青信号で追突されて腕から骨が見えても嘆かない。 「運命は受け入れるもの」それが彼の哲学なんでしょう。 逆にモスは行動に一貫性のない人間らしい矛盾を抱えたキャラクター。 ギャングの金を横取り瀕死の男を無下にする、 といった冷酷な面を見せながら夜中に気が変わって 水を持っていったがために追われる立場になってしまう。 勇敢に戦いもするが、気も緩んで危機に陥る。 この映画の中で私が一番虫唾が走ったのは 「哀れな逃走者」と「無常な殺人鬼」の二人に シャツを渡して金をもらった子供達。 「事故ですか!?」 と親切そうな顔をしていながら予想外の多額の現金を得たとたん、目の色を変えて奪い合う姿! 浅ましいというよりも恐ろしい。 この子供とモス、シガーの違いはなんだろう? それは銃(あるいはボンベ)を持っていないという それだけの違いなんじゃないのだろうか? 人生には理不尽なことが起こる。 だけど、全てを何かのせいにするのではなくて、 どう捉えて選択して行動するか、 それこそがその人の価値なんじゃないのか。 これが悪いとか、正しいとか、 単純にそういうことではなくて、 自分に与えられた運命に直面したら 自分で決めて、生きるべきなんだ。 そういうことなんじゃないのかなと思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-27 22:12:19)(良:2票)
11.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
特に印象に残ったのが、冒頭の盲目の時計職人のエピソード。 この映画後半はベンジャミンとデイジーの恋愛に時間が割かれるけど、  テーマは恋愛というより、どういう風に人生を生きるかというものじゃないかな。  何かを失った時に人は時が逆巻いたらともがき苦しむ。  しかし「もし」で時は戻ったりしない、それは人生ではない。  何かを遣り残してきたのならそれは遣り直せばいい。  不幸なのは失うことではなく、目を背け逃げてしまうこと。  特異な運命の人がいて、それを包み込む人がいる。  孤独に生きた人がいて、その人のことをずっと忘れない人がいる。  誰かと別れることもある、だけどまた出会うこともある。  人生に無駄なものなんてあるのだろうか。  時間が流れ老いていくのは不幸なことだろうか。  一人も悪役が出てこないこの作品。  アイロニーな寓話に託した人生賛歌と私は感じました。   ……しかし、私、ティルダ・スウィルトンって黒目の大きさ以外  ケイト・ブランシェットにすごく似てるって日々思っているのですが、  まさか共演、しかも一人の恋愛霹靂で共演するとは!!  好みが実にわかりやすいよベンジャミン!!  しかし一方は 「美人ではないが魅かれた」  でもう一方は 「美しい」「完璧」「素晴らしい」  になるんだから凄いなベンジャミン!!   あと、雷に打たれたひとの映像は面白かった……。  ピアノレッスンの時も思ったけど、外人てそんな雷打たれるもんなの?  背が高くて肉をよく食べて広い自宅持ってるから打たれるの?  屋根の上ならいいけど柵に持たれてて打たれたら相当イヤだよね!
[映画館(字幕)] 8点(2009-02-08 01:23:42)(笑:1票) (良:1票)
12.  ワールド・オブ・ライズ
いやー面白かった! リドリー・スコットはコンスタントにこのクオリティで、どのジャンルの作品もよくもまあ作り上げるものです。大好きだから長生きしてウィリアム・モナハンと一緒にまたキングダム・オブ・ヘブンの続編を撮ってねリドリー。   日本の超間違った宣伝ではレオ、ラッセルの二人しか出てこないけど (誤解を生む宣伝とタイトル変更は有罪です) マーク・ストロング演じるハニ・サラーム格好良かった!   アメリカ万歳ではない描き方で、本国のほうでは全然ヒットしなかったそうですね。  そのこと自体がこの映画のテーマとリンクしてる気がします。  「異文化」に対する監督の姿勢に共感と拍手を送りたいです。 
[映画館(字幕)] 9点(2009-01-17 10:50:11)(良:1票)
13.  ハッピーフライト(2008)
明るく軽めのコメディで、期待を裏切らない作り。  『テレビドラマっぽい』というよりは『漫画っぽい』という感じで、個性的なキャラクターがたくさん。  私のお気に入りはバードパトロールのおじさん。あと整備士のコンビもいいな。  特に飛行機が好きな人には嬉しい映画なんじゃないかと。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-17 10:45:11)
14.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
ジョゼ・サラマーゴの原作「白の闇」がとても素晴らしかったので、映像化なんて難しそう……と思いながらも、公開初日の初回で見て参りました。 メイレレス監督がどう料理するのか楽しみでしたが、原作の哲学的な雰囲気も崩さず見ごたえのある作品に仕上がってましたよ! ジュリアン・ムーアは素晴らしいですね。 強く優しく、でも人間らしい葛藤もある妻の役を見事に演じていました。 ダニー・グローヴァー演じる眼帯の老人がもらす象の墓場の話、涙の犬、目隠しされたマリア像など、細かいシークエンスが省略されていなかったのは嬉しかった。 (収容所の外の場面はかなりカットされていたけど)最後の場面なんか見事に決まってましたし満足でした。 私たちの日常にも目の見えない人はいるけど、それは目の見える人たちの中にいる見えない人な訳で。人間の築き上げた文明も、案外脆いものなんだなあといろいろ考えてしまいました。 ただ、エンターテイメントとしてデートで見たり、「なぜ見えなくなったのか」と具体的な説明を期待して楽しむには向かない映画ではあると思います。残酷な悲惨な場面もあるので苦手な人は注意。
[映画館(字幕)] 9点(2008-11-23 16:45:00)
15.  ブーリン家の姉妹 《ネタバレ》 
衣装は豪華ですが、現代劇っぽかったなっていう感じ。  物腰もだけど言葉遣いがとっても今風~。  アンの母エリザベスはヘンリーの愛人だったとも言われている人だから、  多少率直なものいいもしたのかなぁとか思いますけど、  史劇としてみるには登場人物にリアリティがない。   知性派ナタリーはアンが似合うけど、あまり感情移入も出来ないのでただただ哀れ。  今までよく見られた『悲劇の王妃』ではなく野心の塊だけど、 それを維持できなかったのが弱さかな。  たいする妹役がスカーレット。ほわーんとしたやさしい表情が似合っていました。  旦那はどこへ行ったんだろ(笑)   ヘンリーはエリック・バナ。  女好きで気分屋なのはいいと思いますが  もうちょっと人間的深みのある描写がほしかったです。  アンの処刑の際に、彼が斬首の名手を  わざわざ外国から呼び寄せたという史実のエピソードとか  せっかく映画にするのだから入れればいいのに!  確かに残虐な暴君だけどこれじゃただの小心者っぽいよ(笑)   王妃キャサリンの女優さんも気品があってよかった。  でも王がアンからジェーン・シーモアへ心変わりする時に  ジェーンが全然出てこなかったのは少し残念。  アンと正反対の癒し系のキャラクターが見れたら面白かったのにな。   この映画、歴史モノと思わずに  旬の女優のメロドラマとしてみればもっと楽しめるのかもしれません。  『エリザベス』、『恋に落ちたシェイクスピア』や『王妃マルゴ』等の  同時代モノ傑作と比べてはいけません(^^;)
[映画館(字幕)] 6点(2008-11-11 20:05:45)(良:2票)
16.  幻影師アイゼンハイム
もうすっごい良かった(^o^)コスチューム時代モノでイリュージョニストの恋愛映画。 多分「プレステージ」とかとは予算が相当違うのだろうし、主人公アイゼンハイムの行う奇術の部分は正直CGだなって感じ。 だけどキャストはピッタリで熱演だし画面は美しいし音楽も重厚で、鑑賞後の後味が宜しいのがとても嬉しい。  ヒロイン同様私も別にヒゲはなくていいけど(笑)手品師なんて最高に似合う。ヘンな役もいいけどたまにはこういう役もいいよね。
[映画館(字幕)] 9点(2008-09-05 22:20:24)
17.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
宮崎駿のファンとして非常に悲しいですが素直な感想。 面白く無かったです。 宮崎駿がこれを胸を張って完成作品だ、というのなら、氏にはもう映画をまとめ上げることが出来ないとしか思えない。少なくとも、こんな未完成の作品を以前の宮崎駿は絶対に作らなかった。 まず声優さん。登場人物の誰も彼もが棒読みでどっちらけ。 声優さんは声の演技でご飯食べている人で発声も表現力もバリエーションも全然違うのに、何故プロに仕事させないの!? 次に脚本がめちゃくちゃでした。 「千と千尋の神隠し」より前の宮崎作品では、難しい言葉や専門用語もたくさんあったけれども、最後まで見たらナゾや疑問はパズルがはまる様に気持ちよく解けていました。 起きる展開は全てストーリーに必要なことであり、観客は単純にドキドキわくわくしていればよかった。 ポニョでは説明が無いというより説明する姿勢すら感じられなかった。 これはファンタジーなのだから何でもアリでいいのです、と言うのはあまりにお粗末。 ハウルのときと同じく これは未完成のアイデアメモの脚本としか思えない。 どこが見せ場? だらだらと続く場面場面は宮崎駿の『動き』の面白さを捉える上手さでごまかされているものの、沢山のアイデアから絞って絞って残されたものとは思えない。 これはテレビではなく映画作品。 中途半端にまとめる位なら公開を遅らせてでも練って欲しい。 フジモトは何をしようとしていたのか? 台詞だけで手抜きをするにはあまりにも重大なこと過ぎる。 ポニョの母親は何なのか? ハウルの星の子の様に世界観をぶち壊す女神像、不可解な行動。 船が集まったり月が近づいたり、伏線もなく全て唐突。 ソウスケが母の元へ向かい、ポニョを認めればいいという試練は 説明不足で釈然としないしカタルシスを感じない。 ハウルが老いたみたいなフジモト、 トトロのサツキみたいなリサ捜索、 千尋の両親判定みたいなポニョの試練、 美味しそうにハムを食べるポニョの様な『らしさ』ではなく、なんか過去作品の似た場面にも妙に冷めてしまう。 宮崎駿が大好きだから本当に残念……あぁ、絶賛したかった。 でももう二回と見ようとも思えない。
[映画館(邦画)] 5点(2008-08-16 00:05:06)(良:1票)
18.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
これは嫌煙映画! そう思うことにします。タバコは身体に良くないね。そうだね。 関係ないですが、ガブリエル役のティルダ・スウィントンがケイト・ブランシェットに激似でナルニア国物語の時も気になって仕方なかったのは私だけでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2007-12-15 23:46:08)
19.  ルーヴルの怪人
ソフィー・マルソーの出演作はこれしかみていないのですが、何故か他の作品も見てみようという気が全く起こらなくさせてくれた作品です。ただ流石パリ、彼女の住む部屋はお洒落だな、とかそのくらいしか……。
[DVD(字幕)] 2点(2007-12-15 23:35:46)
20.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
私には残念ながらあわなかった映画でした。 言いたいことはわかるんだけど、見ててイライラしてどーしようもありませんでした。  まずVに魅力を感じない。岩窟王のダンテスを気取ってみたり、シャイクスピアを引用しまくったり、なんかやたらとペラペラペラペラ喋りまくるのだけど、借り物ばかりですごく薄っぺらい。自分の言葉で喋れといいたい。監督は押井守が好きらしいけど「イノセンス」でもお手本にしたのだろうか、引用が多すぎる。 Vはエプロン姿で愛嬌をふりまいたり、好きな映画のヒーローを熱く語ってみたり、ダンスを請うてみたり、どうかすれば魅力的になりそうなのに、一貫性がなさ過ぎて感情移入出来ない。 Mな私はイヴィーを拷問する冷酷さぶりにはちょっと惹かれたんだけどな(笑) どうにも子供っぽいんですよね。ヒーローの真似をしてる子供。 拷問のことで責められたら「私だって辛かった!」とか言うし。  私は彼が人を殺すことに抵抗が無さ過ぎるのも引っ掛かった。 殺しは罰にはならないと思うんですよね。 救いにはなっても罰じゃない……。 人が人を殺す裁きというものはどうしても拒絶反応。  そしてイヴィー、強いのか弱いのか何を考えてるのかよくわからない。 なんか都合のいい様に存在してるキャラって感じ。 ナタリーのスキンヘッドを見て、私はてっきり「GIジェーン」のデミがしたように自分の意思で髪を剃るキャラなのだと思っていたので、単に囚人として剃られるのか~って拍子抜けしちゃいました。
[DVD(字幕)] 3点(2007-12-15 23:30:58)(良:1票)
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