1. ピーナッツ
客観なんて糞食らえ!好きなものは好きだ!10ポインツ! [映画館(字幕)] 10点(2006-02-17 13:16:47)(笑:1票) (良:2票) |
2. アパートの鍵貸します
昔は「ワイルダーは巧いなあ」という感想だったけど、今はただ「いいねえ」という感じになりました。譲れない一線を守るジャック・レモンはほんとにいい顔してる。今日みたいな寂しい時にはなぜか凄く観たくなる映画。で、幸せいっぱいな人間にはあんまり見せたくない映画。 [DVD(字幕)] 10点(2005-12-24 18:52:32)(良:2票) |
3. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 ぼろぼろのバイクで南米を突っ走る前半、旅は、若者特有の無鉄砲さに彩られたある意味お気楽な(まあなかなかハードではあるが)ものだった。しかしバイクが壊れ歩きはじめた二人の旅は、それまでと違い、よりその土地に根ざし、出会う人々と深くかかわらざるをえないものになる。そしてこの旅は、同時に自分自身の中にも深く分け入るものともなり、ついにエルネストは「向こう岸」に渡ることを決意し、泳ぎつく。エルネストを迎えた人々の歓喜の顔、顔。僕はその瞬間滂沱の涙を流しながら、心の中で、自分も自分のできる革命をやるぞ、と思ってしまったのだった(ちょっと恥ずかしいが、まあ本気です)。こうして僕はまた最高の映画に出会ったわけである。 10点(2004-10-23 19:32:00)(良:2票) |
4. 華氏911
確かに批判したくなる人の気持ちもわかる。娯楽性は少ないし、独り善がりだし、安直なところもあるし、空回りしてる部分も多い。でも、この作品は言わば映画によるテロ。現実の圧倒的不利を覆すにはこれぐらいのことはしなきゃ。エンターテインメントとしてぎりぎり成立する以外の部分を全部攻撃にまわしたと言うか、GK以外全員攻撃の状態(ひょっとするとGKもかも)。もちろんムーアが算盤はじいてないとは言わないが、少なくともこの世の中に対する怒りは本物でしょう。とにかく俺にとっては「見終わって身体が熱くなった映画」第1位の座を「燃えよドラゴン」から奪い取った作品、ぜひ見てください、お願いします。それで現実世界に何か持ちかえってもらえたらうれしいです。もちろん、何、こんなもんでテロ?笑わせるぜというかたがいたら、尊敬します。存分にやっちゃって下さい。ただしムーア同様、死人、怪我人のでない方法でお願いします。 10点(2004-08-24 13:40:28)(良:3票) |
5. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 1不思議な体験2好きだった歌を思い出した3乾いたユーモア4適度の恐怖5クライングの最良のカヴァー6気持ちが落ち着く7カウボーイは敵か味方かという二元論で語るべきではない8ナオミワッツ。これで半分。 10点(2004-06-24 19:00:22)(良:1票) |
6. ダンサー・イン・ザ・ダーク
とにかく美しい。ここに出てくる哀しさも貧しさも無知も救いのなさも。ビョークの歌声によって全ては美しく昇華されてしまった。もう一度みたら目がさめるかもしれないが、今はとにかくそうとしかいいようがない。 10点(2004-05-03 16:54:33) |
7. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
問答無用の面白さ、映画って本当にいいですね。こんな馬鹿コメントしか出てきません。 10点(2004-04-16 12:50:51) |
8. 奇跡の海
《ネタバレ》 ラストの鐘は賛否両論のようだが、あそこまでいけばむしろ爽快。ここではトリアーが神なのだ。地獄に堕ちたベスを祝福しているのだ。これでいいのだ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-29 15:33:24)(良:2票) |
9. ガタカ
《ネタバレ》 とにかくジュード・ロウの最後の表情が忘れられない。弱いこともそれほど悪くない、と思わせてくれた逆説的な人生賛歌。ということにしとく。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-13 19:17:42) |
10. オールド・ボーイ(2003)
デートで見に行ったけど、、、そのあと話しが弾む弾む。問題アリかな。アイディアがいいのもさることながら、それをきちんと映像で表現してる。そして広げた風呂敷は全部畳んでくれて、過不足なく(ほぼ)全てのピースが収まる所に収まってくれた。確かに悲惨なラストだけど、こういうのは後味悪く感じないんだよな。 9点(2004-11-08 15:00:12) |
11. ショーシャンクの空に
あの屋上で飲んだビール、うまかったろーな。まさにこれもビールのように爽快な作品。ワインやブランデーのような芳醇な味わいはなくたって、こののどごしは何物にも代えらんない。 9点(2004-08-25 14:59:35) |
12. スパイダーマン2
これは青春映画です、たまたま主人公が「正義の味方」をやっているというだけで…と言いたくなるぐらいドラマの部分もしっかりできていた。主人公の苦悩を描きながらそれが暗くならず(でもかなり悲惨)恋愛要素も程よく入り、細かいギャグもちりばめられ。そしてメイおばさんの言葉はじめジーンとさせられるシーンもふんだんに。。しかし、やはりアクションが素晴らしい。摩天楼を飛び回るスパイダーマンのCGは前作よりかなりレベルアップ。最もNYが似合うヒーロー、スパイディの勇姿を堪能できます。そしてドク・オク。アームさばきの見事さ、うーん、美しい。悪役としての存在感ではハリイ・ライム、ダースベイダーに匹敵するのでは。あのズン、ズンを聞くためにもこれは映画館で見るべきです。 9点(2004-08-17 18:16:12)(良:2票) |
13. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 これはおやじ殺しの映画ですね。途中のアンジェラの告白も含め30~40代の男性にはいろんな意味でキます。で、なんといってもケビンのあの顔。恍惚となります。で、やっぱり後に銃口があるんだな。 9点(2004-07-05 13:58:33)(良:1票) |
14. エレファント
見終えてなんともいえない爽やかさを感じてしまいました。00年代青春映画の傑作と後によばれたりするのか?ひょっとして。 9点(2004-06-02 16:00:07) |
15. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 交渉人二人の火花散るやり取り。敵味方に分かれた男同士の友情ともなんともつかぬ関係。私の好きなパターンです。ちょっと設定に無理がある感もありますがこの理屈抜きの面白さに免じ許します。 9点(2004-02-11 12:45:12) |
16. 十二人の怒れる男(1957)
ビル爆発やカーチェイスがなくても十二人の俳優の演技だけでこんなに興奮できるんですね。「役者」を見る喜びにどっぷりひたれました。ただ個人的にヘンリー・フォンダが格好良すぎる気はする…のはしょうがないかな。それと、ひるがえって今の現実を見るとちょっと鬱になりますかな、まあ映画の責任では全くないのですが。 9点(2004-02-10 11:28:18) |
17. メメント
《ネタバレ》 身体中の刺青とインスタントカメラだけを武器にこの地獄を疾走する主人公のカッコヨサにとにかくやられた。もっと深い作品にする手もあったろうが、あえて娯楽性を犠牲にしない道を選んだ英断を評価。 9点(2004-01-27 14:11:58) |
18. エミリー・ローズ
部分的には針が振りきれるほどの恐怖を味わったけど、全体的には薄味。実話だからなあ、しょうがないか。でも科学とは、信仰とは、信念とは…色々と考えさせられたし、なかなか面白い作品ではありました。でもその辺もっと突っ込みつつ、ホラー要素をもっと増せば、すんげえ傑作になった気もする。あと丸っきり反対の視点から見たら、それはそれで怖い作品になったかも(本作とどっちが怖いだろ)。ちなみにエミリー嬢のルックス、僕は一風堂の土屋昌巳だと思うんですが。 [映画館(字幕)] 8点(2006-03-21 14:08:26) |
19. マッチスティック・メン
しかし名医だね。料金はちょっと高いと思うけど。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-12 15:19:11) |
20. 桃色(ピンク)の店
非常に平易な語り口なんだが薄っぺらくなくて上品。これがルビッチタッチというものなのか。非常に洗練されていながら温かみは失わない。まさに名人芸を堪能したという感じだ。主役の男女は勿論、彼らを取り巻く街角の店に勤める市井の人々の日常も同時に描かれており(演出もそうだが、俳優たちの演技も素晴らしい)、それにより単なるラブストーリーを越え心あたたまる作品になった。しかし、これが60年以上前の作品とはねえ。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-20 15:28:07) |