1. セブン
《ネタバレ》 オープニングは良かった。 レクター博士のような犯人を期待していたが思っていたよりも小物でがっかり。 途中で信念ではなく単なる報復に変わっているように感じる。深みを感じない。がっかり。 [DVD(字幕)] 5点(2013-04-14 11:23:08) |
2. プリンセスと魔法のキス
いつものクラシカルな雰囲気のディズニーとは違う、ファンキーでジャジーな音楽と共に、カエルとなった男女が旅をし、互いに成長していくお話。キャラクターに愛嬌があり、どれもいつの間にか好きになっている。主人公に感情移入できたのは、自分の性格に似ていたからかな。まじめで、でも損ばかりしている人。この作品は途中、切ない場面もある。自然に涙が流れ落ちていた。アラジンに並ぶくらい好きな作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-08-20 15:10:44) |
3. 第9地区
《ネタバレ》 序盤は、スラム街の住民達にスポットを当てたドキュメンタリー映画仕立て。しかし途中でれっきとしたSF映画に変身します。主人公が駄目すぎて全く期待できないので、たとえ彼がピンチに陥ったとしてもそんなにハラハラせずに見られます。別に死んでもいいかなって。まぁ死なないんですけどね。登場する人間は全員、馬鹿すぎて救えないので、いちいちムカつくのはやめました。エイリアンよりよっぽど野蛮です。後半はずっと銃撃戦で、あのパンパン破裂する音が苦手な私は苦痛でした。そこで出てきたのが例のスーツ。大逆転のチャンス!と思ったのもつかの間、主人公は駄目男だという事実が改めて突きつけられる結果に。彼は特別な訓練を受けたわけでも、エイリアンを救うという使命に燃えているわけでもありません。彼が持つのは、ただただ、自分が助かりたいということだけ。まぁ、駄目男らしい選択だよなー。と思っていたら、最後ばかりは駄目じゃなかったみたいです。それにしても、メディアや自分の周りの意見ばかりに流され、実際に目で見て確かめないというのは恐ろしいことですね。私を含め、世界中の人間のほぼ全員が、そのような不確定な情報を基に差別心を生み出していると考えると、この映画って本当にリアリティに溢れていると思うんですよ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-09-23 00:39:14) |
4. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 ラストになるにつれて「やっぱりねー」となってしまった。気が強い女の人は嫌いじゃないが、あまりにも都合良く男を使っていて不快になる。あんなにブンブン振り回されたらたまったもんじゃない。男も一回は怒ったらどうなんだ。容姿がいいから何でも許されると思っているのがみえみえ。自分は何も間違っちゃいないのになぜこんな目に合うのかといつも被害妄想に浸っている痛い女の子だね。自分の周りにもよくいる。でも、ああいう子、放っておけないんだよなー。 [DVD(吹替)] 5点(2010-04-16 01:02:20) |
5. ドリームガールズ(2006)
《ネタバレ》 もちろん、エフィの物語だと思って観ました。「キャイーン天野が女装したらこんな感じだな」と思いながら。ビヨンセは綺麗だけれど、それよりも化粧の力に驚きました。まるで別人です。一言で言うと、華やかなステージの裏にドロドロの怨憎渦巻く世界があるんだよというお話。音楽業界って今も昔も良いイメージないですね。歌が好きだから始めた稼業、しかしメジャーになればなるほど、売れることばかりを気にしていく。エフィの歌によって、昔持っていたはずの純粋な気持ちを思い出したのでしょうか。個人的には、エディの歌が良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-11 23:34:06) |
6. アバター(2009)
《ネタバレ》 今後、私の人生の中で、3Dメガネを付けて観た初めての長編映画として記憶に残るのでしょう。アバター、私は楽しめました。特に気に入ったのがナヴィのヒロインで、最初は違和感があったけれど、強さと女性らしいしなやかさを併せ持つ彼女に、次第に惹かれて行きました。一族の木が襲撃され、彼女の父が殺されたときの絶望的な心境を思うと、自然と涙が流れていました。これと同じようなことが、実際に地球上でも起きていたと考えると、あらためて人間の非道さを思い知ります。結局、殺戮によってストーリーが終結してしまうのは哀しいですが、鑑賞する側からすると、力には力をもって対抗するしかスッキリ終わる方法は無かったので、仕方ないことだったのでしょう。あくまでもエンターテイメントとしての映画作りなのだということです。疑問が残る終わり方であっても、疑問にしておくことが、社会に対する考えをかえって深めるのかもしれません。本当はどうすれば良かったのか?と考えるきっかけになるからです。けれど反対に、エンターテイメントとしか観ていない人が居ても、それはそれでいいのではないでしょうか。話題づくりに貢献していますからね。少なくとも私はこの映画を「映像美だけの中身の無い映画」とは思いませんでした。侵略者に対する、身が切り裂けるほどの怒り、自分の住処が破壊されていくことへの悲しみ…ジブリではそのあたりはあまり感じられませんでしたが、この映画では痛いほどわかりました。 [映画館(吹替)] 8点(2010-04-11 22:04:01)(良:2票) |
7. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 農薬漬けの野菜は、生きながら死んでいる。彼も人に好かれる為、生きながら死ぬ道を選んだ。松ケンはああいう役が上手いと言われるが、私はそうは思わない。時々現れる彼の「素」は、私の目にはとても不自然に映る。観たことを後悔した映画。 [DVD(邦画)] 2点(2010-04-11 21:23:45) |
8. Laundry ランドリー
《ネタバレ》 ガスのように膨らみ、いつ破裂するかわからない不安。彼女はずっと、鳩のように自由に空を飛べる日が来ることを願っている。彼らの未来がどうであろうと。 [DVD(邦画)] 6点(2010-04-11 20:34:18) |
9. フィッシャー・キング
《ネタバレ》 どうしてもアンと自分を重ね合わせて観てしまう。散々尽くしても報われず、でもその男を捨てられず。どうしようもないのよ。う~ん、罪な男だジャックは。こういう男が世の中にどれだけいることか。オカマさんの歌、好きですよ私。でも一番心に残ったのは、ジャックが別れを告げるときのアンの演技。本当に感情移入してるんだな・・・。 [地上波(字幕)] 7点(2010-01-01 18:54:41) |
10. サマータイムマシン・ブルース
バカバカしい、あり得ないストーリーに、夏という季節が良く似合っている。夏が終わると「私は今まで夢を見ていたのか」と思うことがあるけれど、この映画を観終わったときもそんな気持ちがした。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2008-01-12 10:47:39) |
11. セントラル・ステーション
《ネタバレ》 とあるブラジルのドキュメンタリー映画を見たときの衝撃が大きすぎて、この映画を観ても特に驚くことは無かった。ブラジル人の国民性、文化、政治状況などがわかっていた方がもっと登場人物に感情移入できると思う。ドーラが人の手紙を平気で捨てる事も、万引きする事も、「まぁブラジルだから」と思ってやりすごせるレベルだった。悪いことには変わりないし、ドーラの人間性を疑うが、ブラジルに住んでいればこういうことをする人間はわんさといるだろうと思った。そうやって冷静に映画を観ていたからだろうか、終盤のドーラの変わり様には純粋に感動した。暫し訪れるジョズエとドーラの平和な時間の、スナップ写真集の様な部分がとても心に残っている。最後のドーラの手紙の文章、ジョズエの顔、写真、全てに泣かされて映画が終わる。やられた・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-06 19:10:51) |
12. ドラッグストア・ガール
田中麗奈が可愛かった。うん、それだけ。 [地上波(字幕)] 5点(2005-11-18 21:00:15) |
13. チャーリーとチョコレート工場
原作のファンなので観るのがとても楽しみでした。期待はずれに終わったらどうしようという気持ちは少しありましたが、始まった途端どんどん映画にのめりこんでいきました。ジョニー・デップは変な役が似合うなぁ・・・チャーリーいい子だ・・・じいさんかわいいな(ぇ)などと思いながら、物語はどんどん進行。ウンパ・ルンパにウォンカが出逢う場面が笑えました。いろいろあって、映画が終わりました。面白かった…はずなのに、なんだこのしらけ感は!いつもの満足感はいずこ?そして帰り道に考えてみて、出た結論。一緒に行った友達が無表情。いや、友達のせいだけではないのですけれども、その日平日だったもので映画館に人がほとんどいなかったのです。だから映画の途中ずっとノーリアクションで、どこで笑えばいいのやらわからず、友達に笑いかけても気づかず・・・終わったあと、パロってたよね~と聞いてもネタわからず・・・本当に散々でした。休日に、それと、もう少し映画歴長い人と観に行きたかった。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-14 20:49:46) |
14. いま、会いにゆきます
自分の人生が短くなるとはわかっていても、後悔しない方の道を選んだ澪に感動しました。しかしエンディング曲が合ってない。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 08:07:57) |
15. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
最初、大音量であのテーマが流れ、タイトルが出てきたときは鳥肌ものでした。 来たんだな~、来ちゃったよ~。と自分の中で自問自答。しかもいきなり戦闘ですか。しばらくは画面に釘付けですよ。私は4,5,6をしっかり全部観たわけではなく、2の内容も殆ど覚えていないのですが、父が大のSW好きということでいつもストーリーを聞かされていただけあって、楽しんで鑑賞できました。CGの不自然さもなくなり、とても満足しています。特にヨーダは大活躍で、私はヨーダがますます好きになりました。ストーリーは本当にシリアスで、どうしようもない感情が怒涛のように押し寄せますが、それもまた運命だったとあきらめるしかありません。ストーリーやアナキンの心理描写等、気にかかる部分は皆さんと同じでたくさんありますが、なぜかそんなに気になりませんでした。大画面でこの美しい映像が見ることができるだけでもう幸せな気分でした。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-07 17:52:27) |
16. シークレット ウインドウ
観る前にストーリーを予想できた。ジョニーが主演していることだけがせめてもの救い。 [DVD(字幕)] 4点(2005-08-02 16:55:55) |
17. パラサイト
《ネタバレ》 テレビで見て何日かたった今でも、これを観た興奮が冷めてないです。キャストがよく、キャラクターがしっかりしていたのがとても良いと思いました。ジョシュはやっぱりやられてしまうのかー!?とハラハラさせられ、どうみても頼りないイライジャが逃げ回る…それらが同時にくるので目が離せません。みんなでヤクを吸う場面の緊張感も最高です。←でもテレビだとカットが…(泣)ビデオで観てない人でもこの違和感はありました。これは借りてきてしっかり全部観たいです。 [地上波(字幕)] 8点(2005-07-02 09:00:29) |
18. 海辺の家
《ネタバレ》 親父がいい味出していたと思う。息子もだんだん普通になっていき、安心した。親父の頑張っている姿を見て、隣人たちは彼を助けたくなったのだろう。その親父の気持ちがまっすぐなら、みんな彼と協力し、喜びを共有したいと思うだろう。少なくとも彼は手伝う人を追い払いはせず、暖かく迎えた。私だったら絶対手伝いたくなる。世の中人間の恨み、妬み、嫌らしさがあふれているけれど、家をつくっている間はそんなこと忘れている。ありきたりな話だけど、思わず泣けてしまうのが悔しい。でもひとつ言っておきたいのは、もっと人間関係の描写を減らしてほしかったということ。家と親父と息子と、それだけでいいじゃん。隣人の私生活はどうでもいい。特に隣の淫乱な女子がウザかった。それらを含めると、5点が限界。 [DVD(字幕)] 5点(2005-06-23 21:39:22) |
19. Shall we ダンス?(1995)
最高に面白かった。そして感動しました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-08 20:18:41) |
20. スウィングガールズ
《ネタバレ》 物語のメインとなる彼女たちが、音楽を楽しむことに喜びを見出している点ではいいと思いますが、でもあんだけ上手くなるにはかなりの苦労や挫折を味わうんですよ。そのなかで「もうこんなのやりたくない」と何度投げ出しそうになったことか…。この映画には、その描写がほとんどない。吹奏楽歴たかがうん年の私が言うのもなんですが、経験者として言わせてもらうとこの映画の彼女たちはものすごいノー天気な人か、生まれつきの天才です。そういうこと何も考えないで気楽に見ればいいんだよ・・・と自分ではわかっているつもりですが、どうしてもそう思ってしまうのです。これを観てジャズを始めた人っているのでしょうか。そしたらきっと一筋縄ではいかない音楽の複雑さに直面していると思います。ジャズというかっこいい音楽の、その明るい部分だけ出して映画にしようだなんて、ずるい考えですね。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-01 23:46:36)(良:2票) |