1. グランド・ブダペスト・ホテル
人を選ぶ作品だと思います。 私は正に、選ばれし人。 うっとりとじっくりと、香しい映画を堪能しました。 どなたかのレビューに綺麗なお菓子箱とありましたが、良い得て妙。 美術館で動く絵画を見ている錯覚にとらわれます。 そしてストーリーは落語のごとく聞き入ってしまう。 ミスマッチかと思われるものがテンポ良く融合している小気味の良さ。 質の高い喜び。 そしてイケメンが次々登場してワクワク。 久しぶりに見たエドワード・ノートンさんのお巡りさんは最高。 もちろん主役のレイフ・ファインズさんのボケも素晴らしかった。 ティルダ・スウィントンさんが老けメークで頑張っていました。 キャスト一覧を見てびっくり。 演じる事への情熱を感じました。 アレクサンドル・デスプラさんの音楽も実に素晴らしい。 エンドロールは聴きごたえあり。 次に行かないで最後まで演奏を堪能して欲しい。 [インターネット(字幕)] 9点(2024-02-05 16:11:09) |
2. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 劇場公開時に行きそびれた作品。 配信されていたので、この度鑑賞。 10年近く前なんですね。 月日の経つのは早い。 どう転ぶかハラハラしながら面白い!とワクワク。 ところが、血まみれでエイミーが帰宅してから急に興味は半減。 前半警察をじっくり描いたのに、このサイコ殺人はバレないし。 あれもこれも不自然でちょっと残念。 私がエイミーみたいな悪女だったら、役割を演じるのを放棄してデジーに乗り換えると思います。 ニックは貧乏だし魅力が少ないと思う。 実話が元だから制限あったかもしれませんね。 「結婚とは」と大仰に言っている作品だけど、結婚はこんなに怖くないと個人的に思う。 ふたりで居て楽しければ結婚もありだし、嫌なら別れれば良いだけ。 もっと良い人が居たら再婚もありです。 ちなみに私は結婚33年です。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-06 11:38:11)(良:1票) |
3. ジャンゴ 繋がれざる者
クリストフ・ヴァルツさんのファンなのです。 どの場面の演技も素晴らしいと、たっぷり堪能した。 賞をいくつか受賞したそうだ。 その価値はあると思った。 白人が主のウエスタンを、黒人主人公で描きたかったのか? 主役のジェイミーさんにもうちょっとオーラがあれば、他の大物たちと対等にに立ち向かえたのかも、と感じた。 L・ジャクソンさんやディカプリオさんも憎たらしくて良かった。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-10 15:35:49) |
4. 存在のない子供たち
そりゃあゼインは怒りますよ。 彼の気持ちに大いに納得、すごく共感します。 仲良しの妹は遠くに行かされてしまうし、学校へは行けないし、お腹は空いている。 ぐつぐつ、イライラ、いつも暗い顔のゼイン。 演技とは思えない、迫力ある姿に圧倒された。 ドキュメンタリーではなく撮影された作品だが、ゼイン少年も似たような境遇だとか。 作品ラストの笑顔も素敵だったし、公式サイトでこれからの人生を嬉しそうに語った姿、こちらもほっとした。 しかし、映画としては実話を織り交ぜたとしても浅いところあり、ファンタジーっぽい雰囲気は不要かもと感じた。 それでも、レバノンについて関心を持てた事、この作品に感謝している。 紛争や戦争が終結しますように、心から願っています。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-01-22 15:33:58) |
5. 蜜蜂と遠雷
原作未読 オーケストラの響きは素晴らしかった。 ピアノ演奏を通してのスケールの大きさ、個性のぶつかりも見どころ。 私は森崎ウィンさんのマサル役が良かった。 キラキラした瞳がピアニストを夢見る青年に見えた。 しかし、もったいないもうちょっとなのに・・映画として魅せて欲しいと感じる所あり。 栄伝母子のピアノ連弾は、ピアノ教室の宣伝映像みたいで笑顔だけどちょっとよそよそしい。 そんな訳で、成長した栄伝役の松岡さんの深い演技とかみ合っていかない。 ひとりひとりのキャラクターを自分の中で深めようと集中すると、その瞬間ぱっと綺麗な映像で次に切り替わるので、どこに力点置けば良いのか迷う。 馬のシーンは原作にあるそうですが、一番のがっかりだった。 どうして急に? せっかくお話しに乗れたところだったのに。 そして、片桐はいりさんはもっと良いところで使って欲しかった。 いろいろ不満も書きましたが、素敵な作品になれる要素が多いと感じたから。 これからは人物の内面に焦点を当てて、セリフで説明ではなく、脚本と演技とカメラワークと編集で勝負して欲しい。 期待を込めて辛口のレビューにいたしました。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-12-23 15:03:06)(良:1票) |
6. ジュディ 虹の彼方に
ゼルウィガーさんのなりきりぶりは凄かった。 顔の筋肉を総動員してジュディになり、姿勢悪く落ちぶれたスターを表現。 そこが一番の見どころでした。 歌のシーンが一番良かった。 なにせ、脚本がちぐはぐでもったいなかった。 心情に共感できない。 期待が大き過ぎたからかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-27 16:04:26) |
7. 最強のふたり
爽やかでストレートな作品。 最初はドリスの事は気に入らない。 なんだこんなヤツ・・となじめなかったが、次第に素直で行動的でいいヤツなんだと思えた。 フィリップとドリス、油と水ぐらい違うのにフィーリングはピッタリ。 そこが面白い。 周りは振り回されて大変ですけど(笑) 病気ネタで涙をさそったり、笑わせようと芝居し過ぎたりが嫌いな私。 主演ふたりの自然さがとても良かった。 小ネタはいろいろ笑えたが、特に「モップ頭」と「木が歌ってる」がツボでした。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-08-22 22:21:47)(良:1票) |
8. キング(2019)
若い俳優さんたちの活躍が目立った作品。 主役のティモシー・シャラメさんはもとより、弟役のディーン・チャールズ・チャップマンさんやロバート・パティンソンさん、そしてリリー・ローズ・デップさん。 作品の重さに負けず、それぞれ存在感を見せてくれた。 それと、泥まみれの鎧の戦闘。 重量感と迫力があった。 このシーンを見れただけでも、観続けて良かった。 ヘンリー5世を忠実に描くのではなく、王としての孤独や苦悩を描きたかったのか。 歴史の知識が乏しい私には、ちょっと難しい作品だった。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-25 21:34:51) |
9. ブラック・スワン
凄く怖くて落ち込みました。 ナタリーさんの鬼気迫る演技に背中を押され、頑張って観続けた。 劇場鑑賞であれば、音楽の迫力でもっと感動できたかもしれない。 観る人を選ぶ作品だと感じた。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-19 13:24:29) |
10. ジュマンジ/ネクスト・レベル
ダニー・グローヴァーさんとダニー・デヴィートさんの掛け合いが面白く、すっとお話しに入れました。 個人的に、主人が回りくどくてイライラさせられる喋りなので、共感。 ずっと、そうだよね、まどろっこしいよねと笑いっぱなし。 ツボにハマりました。 ゲーム内の俳優、ダニーさんたちをリスペクトしてるのだなと、演技(真似)に感心。 掛け合いセリフがテンポ良く、話しがかみ合わない設定も上手く出きている。 次回作も期待します(笑 [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-02 18:50:09) |
11. バトル・オブ・ザ・セクシーズ
ビリー・ジーン・キングさんに興味があり、エマ・ストーンさん主演だしと観始めた。 予備知識ない私には昔作った風に思えたが、実は「ラ・ラ・ランド」後と知りビックリ。 日本的に表現すれば昭和風に思えました。 お行儀いい雰囲気で遠くから映しているところなど。 ボビー役のカレルさん熱演でぴったり。 くどいオジサンで、面白くて偏っていて。 嫌いなタイプなんだけど、つい見ちゃうカンジで魅力的。 対するビリー役のストーンさんは抑えた演技で真面目。 映画の観客へのアピールはボビーに負けそう、頑張れ~。 私は女性なので、女子テニス協会の立ち上げとかマネージャーとキングさんの葛藤など、そちらに興味があった。 この作品ではさらっと通ったので、物足りなくはあった。 まあ、実際あった試合形式のショーのお話しですので、映画の作り方はとても中立。 平等に関しては文句なしだと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2022-05-08 13:43:40) |
12. ポーラー 狙われた暗殺者
マッツ・ミケルセンさん目当てで鑑賞。 主人公ダンカンの苦悩や天才的能力を見事に演じ切っていた。 静かな日常には知性も感じられ、アクション時のキレっぷりは怖かった。 色々なミケルセンさんを堪能でき、とても満足。 私個人の好みで銃やナイフでグロイもの、ちょっと苦手。 怖いところは下を向いて、頑張って鑑賞し終えました。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-30 13:37:30) |
13. バーフバリ 伝説誕生
こちらはアマゾンプライムで配信されていました。 「王の凱旋」に続けて鑑賞出来、一気に盛り上がった。 「伝説誕生」から先に観たら良かったが、面白いから良しとする(笑) シヴドゥがアヴァンティカに仕掛けた「おイタ」に大笑い。 あり得ないって楽しい!と感じさせる、本領発揮に拍手。 そして、王子二人が並び立つ感じで非常に立派。 2体で対だし、あたかも寺の仁王様が人間になり動き出したよう。 私の好みですが、バラーラデーヴァー役のダッグバーティさんとても素敵。 バーフバリとバラーラデーヴァー役、入れ替わっても面白く出来たかも。 バーフバリ2作品で、私の頭はお祭り状態の1週間だった。 あ~楽しかった♪ [インターネット(吹替)] 8点(2022-04-20 11:29:07) |
14. バーフバリ 王の凱旋
Netflixでバーフバリを検索したら、本作が出た。 素直に観始めたら、続編でした。 どおりで系図が分からない。 シヴァガミとバーフバリの関係が分かるまで暫くかかりました。 シヴァガミが摂政のように権力をふるってるのも、しっくりきませんでした。 「王の凱旋」の後に「伝説誕生」を観て、なるほどと納得(笑) しかし、分からなくともウキウキ浮かれますね。 ネタとしてそれはあり得ないだろう!と感じても、制作側は「いいの、いいの気にしないで楽しんで♪」 自信たっぷりに繰り出される、アイデアいっぱいの歌や踊りやアクション。 豪華な衣装をまとった、名優たちの演技にもオーラを感じる。 乗せられるって実に楽しい。 ちっちゃい事は気にせず、娯楽作品を堪能出来て本当に幸せ。 スカッと爽やかな気分になれました。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-04-18 21:53:42) |
15. 海賊とよばれた男
岡田准一さんのギラギラした目。 店主としての威厳や存在感ある演技。 老けメークも似合っていました。 國岡役にぴったり。 しかし人を大勢並べてやたら喜ぶのには、ちょっと引いてしまいました。 舞台劇風演出なのでしょうか。 そんな並べてる時間があったら、もっと必要な情報を入れて欲しい。 お話しも大雑把で、もったいないと思った。 でも、現在の石油業界を築いた会社のひとつ。 少しでも当時を考える時間が持てて幸いでした。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-28 16:49:55) |
16. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
2022年2月22日 猫の日のオススメとして紹介された本作。 猫を飼っていたけど今は飼えない私。 ボブの、悠然としたふるまいとグルグル喉鳴らしにノックアウトされました。 猫好きにはこたえられない魅力いっぱい! しかし、主人公の戸惑いや苦しさが今一つ伝わって来ない。 絵本ではなく映画なのだから、複雑な内面を感じられる作りであれば良かったと感じる。 ここのレビューで知りましたが、ボブは本人、いや本猫が演じていたとか。 すごい才能。 世界中がボブに癒されています。 作品には関係ありませんが、Netflixではエンドロール始まってすぐブチギレにして次のオススメ画面になってしまって。 エンドロールの歌が凄く良いし、作品の余韻を楽しみたいのに・・・ 勝手に変えるのはとても不満。 3回ぐらい挑戦してやっと、エンドロールを楽しむことが出来ました。 音楽も心にしみる。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-26 13:59:36) |
17. 夢は牛のお医者さん
地元の新潟県の作品だし、軽い気持ちで観始めた。 しかし、内容の素晴らしさに、釘付けになった私。 主人公の少女や同級生の純粋。 素朴で懸命に生きる家族や集落の人々。 そして愛らしい子牛たち。 オープニングから素敵な世界に夢中になりました。 家畜を飼うという事のシビアな現実を知ることも出来た。 主人公の真っ直ぐな思いを、少し引いたカメラがしっかりと捉える。 私も家族のように応援し、喜ぶことが出来た。 珠玉のドキュメンタリー作品。 地元の誇り。 私の人生にも潤いを与えてくれました。 [地上波(邦画)] 10点(2021-12-18 17:25:20) |
18. ヴェノム
トム・ハーディさんの演技に親しみが持てて、前半は楽しかった。 私は古い人間なので、ヴェノムの乗りにはついて行けないなぁ。 続編は観ません。 [インターネット(吹替)] 3点(2021-10-31 15:37:15) |
19. 七つの会議
どの登場人物にも気持ちが入って、ドキドキしながら観る事が出来た。 野村萬斎さん迫力満点、思わず応援してしまった。 及川光博さんの気の弱いキャラクターにクスクス。 藤森慎吾さんや世良公則さんなど、個性的な脇役も良かった。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-09-18 21:53:53) |
20. アナと雪の女王2
映像はとても綺麗だったし、歌も素晴らしかった。 しかし話しが分かりにくく、もやもや。 特に両親の出会いや心情を語って欲しかった。 馬の走る姿は秀逸。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-01-16 14:57:10) |