1. 道(1954)
名作と名高い作品ですが・・・、あまり好きになれなかった。ザンパノは嫌いだし、ジェルソミーナも少しうざい。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-30 05:19:54) |
2. 裏窓(1954)
もうひとつひねりが欲しかったなあといった感じ。物足りなさを感じた。でも、グレース・ケリーを見れたから許しちゃおう。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-30 04:41:57) |
3. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 自分の欲のために身を滅ぼすお話。武時をそそのかす浅茅の怖いこと!武時夫婦は強欲に囚われて道に外れたことをして、最後はその報いを受けるのだけども、そのとばっちりを食らった人々側についての描写がなかったせいで、武時の罪の深さというものがイマイチ伝わってこなかった。そのせいか、武時は奥さんにそそのかされて身を滅ぼした可哀想な人に見えてきてしまった。ただ、思うのは蜘蛛巣城に関わる全ての人は武時と同じなのではないかと。武時は主君に背いたわけだが、映画のラストで武時を裏切った武士たちも自分かわいさに主君に背いたことになる。武時の次の城主は三木の息子という予言だったが、前城主の嫡男も生きているのでまた争いとそこで渦巻くであろう強欲の予感がする。前城主も主君を殺してたっけ。蜘蛛巣城という存在自体が強欲という蜘蛛の巣に絡め捕られる人間そのものを表しているのでは。 [DVD(邦画)] 6点(2006-11-26 08:49:26) |
4. 間違えられた男
《ネタバレ》 全編なんかいや~な雰囲気が漂っていたように思えたのだが、それは僕だけか?。それにしても警察の捜査って、当時はあんないい加減なものだったのかね?目撃証言をした人々も勘違いとはいえ酷い。奥さんが狂うというのも分からなくはないけれど・・・。現代の視聴にはやや耐えられないか。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-28 22:37:42) |
5. ゴジラ(1954)
突っ込み所満載ではあったけれど、特撮物特有の馬鹿馬鹿しさはあまり感じなかった。ふつうに楽しめたし、なかなかの秀作。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 21:48:50) |
6. 生きる
この手のお話というのは数多くあると思うが、他の作品とは一線を画していると思う。志村喬が演じたはっきりと物が言えない不器用な男だからこそ、彼の苦しみや自分の生きがいを見つけてからの姿に心を打たれたのかもしれない。葬式の席での市役所の人間模様ものすごく醜悪でどうしようもなさで満たされているけれど、これがおそらくほとんどの人に当てはまる姿なのだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 21:43:48) |
7. ライムライト
《ネタバレ》 最初チャップリンの老け具合が想像以上で誰だか分からなかった。それほどまでに老いた姿と、落ちぶれてしまった元喜劇王というカルベロ=チャップリンだと思わせるような設定と、自己をさらけ出すようなカルベロという人物像。よくここまでできたものだ。自殺未遂をしたテリーを勇気づけるための言葉がとても素敵だった。宇宙と1個の人間を比べるときは大抵人間のちっぽけさを語りがちだが、カルベロの「太陽はただ燃えているだけ。資源の浪費。」という言葉はなんかとても新鮮で気に入ってしまった。最後のアンコールでのサイレント部分があったおかげで、ラストシーンが際立ったと思う。人生の最期に己の最も輝いていた頃の姿を見せ、老いたるは去り逝く・・・という感じがとてもよかった。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-08 17:01:41) |
8. 欲望という名の電車(1951)
ビビアン・リーのすさまじい演技だけで見れてしまった。単に年をとる事、老いること、女の虚栄心ということだけでなく、人間が生きていく上で様々な形で現れる「欲望」というものを体現したような存在としてブランチがいるような気がした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-02 12:32:45) |
9. 勝手にしやがれ
冒頭の銃殺シーンは強烈だったが、基本的に理解できませんでした。 [DVD(字幕)] 2点(2005-11-30 12:43:35) |
10. 羅生門(1950)
なかなか面白かったが、ストーリーの原作となっている芥川龍之介の「藪の中」を読んでたせいもあるのか、文学性が強いと感じた。まあそれはそれで、いいんだけれども楽しめるかという部分で?がつく。ちょっと難しいしね.俳優の演技は素晴らしかった. [DVD(字幕)] 7点(2005-11-28 16:00:19) |
11. サンセット大通り
グロリア・スワンソンのものすごい鬼気迫る演技にただただ脱帽するしかなかった.なんか怖さを感じる映画だった。最後にマスコミが押しかけたときにカメラに見せたノーマの顔が忘れられない。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 15:39:36) |
12. ベン・ハー(1959)
長~~~い。つ~か~れ~た~。キリスト教感がないせいか最後はよーわからん。競馬のシーンは迫力があったが. [DVD(字幕)] 2点(2005-11-10 15:26:17) |
13. 東京物語
僕は20代だが、なんとも味わい深い映画で面白かった.一見、退屈でだらだらした映画にみえるが、不思議と退屈さはなく飽きることなく見れた。世間的に見れば家族はバラバラでないのかもしれない。しかし、確実に家族は断裂しているのであってそこがなんとも悲しかった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 14:46:06) |
14. 雨に唄えば
楽しい映画だった。映画として傑作の域にあると思う。ただ、少しだるい所もあったが. [DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 14:36:16) |
15. 七人の侍
エンターテイメントとしては凄いものがある。見ているうちにどんどん引き込まれていった。主人公は侍じゃなく実は農民だったというように持っていくところが単なるアクション映画とは違うところ。個性の強い7人の侍をすごく調和をとってまとめていて、なおかつそれぞれの魅力を損なわずに描く。さすが、黒澤明。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-09 13:20:32) |
16. ローマの休日
ラブコメの典型的な作品だがとても楽しく見ることができた。世界的名作と言われるのにも納得。オードリーの可愛さは言うまでもないが、僕はグレゴリー・ペッグの男らしさの方が印象に残った。特に何もしていないんだけれども、えらいかっこよく見えた。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 12:42:32) |
17. 情婦
ラストのどんでん返しにはやられたという感じだった。見事に騙されてしまった。マレーネの最後のうろたえようの演技が印象に残った。テンポのよさはビリー・ワイルダーらしさが出ていたし、特にウィルフレッド卿と看護婦のやり取りが楽しかった。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 12:28:42) |
18. 麗しのサブリナ
ストーリーには特に見るべきところはなかったけれど、ビリー・ワイルダーらしいコメディタッチとセリフで楽しんで見ることができた。オードリ-・ヘップバーンの可憐さで見れてしまう作品だ。もちろんボギーとホールデンもかっこよかった。ヨットでのバナナの歌には笑ってしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-08 15:14:25) |
19. 十二人の怒れる男(1957)
全編のほとんどが密室という、下手するとひどい映画になりそうな設定だが、緊張感のある息詰まる展開で吸い込まれるようにに見ることができた。推理の内容がやや陳腐な気もしたが、それを十分に補える要素をもった映画だった。面白かったです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-04 12:53:02) |
20. 禁じられた遊び(1952)
切なくなるような映画だった。ラストシーンだけでもう優れものでしょう。自分が一番大切に思っている人と一緒にいることがどんなに幸せなことか、そして、その大切な人を簡単に奪ってしまう戦争がどんなに悲しいことか。ポーレットの無垢な心とあのラストシーンが伝えているような気がする。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 12:44:38) |