1. ラルジャン
徹底的に無駄を排した、極めて効率的な完璧なフィルム。感服。 [映画館(字幕)] 10点(2007-07-01 05:15:45) |
2. ダウン・バイ・ロー
大好き。ツボ。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-07 05:56:46) |
3. 月世界旅行
世界初と言われている映画(合ってますよね?)がSFだってことは、映画とは最初の作品の時点でまさに夢を見せてくれるものとして成立していたんだと思いました。なんだかかわいらしい映画です。この歴史的作品に敬意を表して。 [DVD(字幕)] 10点(2006-04-15 03:03:05) |
4. 幕末太陽傳
《ネタバレ》 こういう雰囲気の邦画は見たことがなかった。最初から最後まで、テンポとパワーに圧倒されて、全く時間を忘れてしまった。鼻緒が切れた瞬間に、誰もが佐平次になにか災難が起こると思うはず。自分もその一人で、息を呑んで見つめていた。(コメディをこんなに緊張して見ていいのかと自問自答しながら)それでも最後あっさり逃げて、完璧に川島監督にやられたと思いました。監督が望むラストも見てみたかったけど、それでもこの映画の価値は変わらないと思います。裕次郎に関しても、彼は時代が求めたスターだったわけだし、どうこう言えません。こういういい邦画に出会うと、日本人でよかったと心から思います。 [DVD(字幕)] 10点(2006-03-07 04:10:23) |
5. 素晴らしき哉、人生!(1946)
これほどベタなラストでここまで心を動かされるとは。かなり期待してみたが、それをはるかに上回った。自分の他作品の評価をさげたくなるほど素晴らしい。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-11 17:32:18)(良:2票) |
6. 2001年宇宙の旅
おもしろい云々より、すげぇの一言。 [DVD(字幕)] 10点(2005-12-02 22:48:39) |
7. 東京物語
《ネタバレ》 お父さんのセリフひとつひとつが、本当に胸にずしりときます。特に「とうとう、宿無しになってしもうた」というセリフはなんとも悲しかったです。あんなに飲みすぎてしまったのも、子供達が相手をしてくれなくて寂しくしているときに旧友に会えてよほど嬉しかったのでしょう。長男に朝まで持てば良い方だと言われ、何度も「そうか、いけんのかぁ」と言うシーンは本当にもうなんというか・・・。家族の死というのを強烈に意識させられました。自分の父も母も老いていくのだなぁと。その時に自分は何ができるのか、何をすべきなのか。僕はまだ10代なので、歳を重ねるごとにこの映画を見て感じることも違ってくるのだと思います。 こんな嫌な娘がいるかという杉村春子のおかげで、原節子の人柄はなおも際立ちました。冒頭の旅支度のシーンと同じアングル、お母さんがいない以外は同じシチュエーションで物語を終えたのも、まさに東京物語が完結するんだと感じさせ、同じように近所のおばさんと話すのも、人が一人死んでも世界は続くし、人生も続いていくんだと感じました。何度でも見たいと思える素晴らしい作品です。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-25 23:18:04)(良:3票) |
8. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 ずっと見たいと思っていてやっと見れたこの1本!期待以上のおもしろさでした。キューブリックがまともじゃない人間描いたら誰も太刀打ちできませんね。ピーター・セラーズ最高ですね。一気にファンになっちゃいました。 描かれている内容っていうのは、実際こんなことになってたらホントしゃれになんないって話なんだけど、ブラックユーモアで見る人の注意をうまく散らしてるっていうか、核の恐怖っていう観点だけに捉われさせないっていうか。そのあたりがやっぱりうまいところなんだと思います。オチがわかればタイトル最高!ってなりますね。戦闘機が飛んでるシーンは少々しょぼかったですが・・・w ところどころ笑わせてもらって、ラスト、博士が立ち上がったシーンは、同時に脳内で「クララが立った!!」って映像が流れたんですけど、僕だけですかね?笑。みなさん仰るように「また会いましょう」もいいですね。核爆弾に文字書いてあるのを見て、広島に落とされた核爆弾にも「little boy」って名前がついてたって聞いたことがあるのを思い出しました。キューブリックはそのへん意識したのかどうなのか。元ネタが定かじゃないんでなんとも言えませんが。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-22 15:21:40)(笑:1票) (良:1票) |
9. 友だちのうちはどこ?
かなりいいです。イラン映画の雰囲気は個人的にも好き。個々人との壁となる扉、障害物となる洗濯物がよく効いてて、風で扉が開くシーンはすばらしかった。 [映画館(字幕)] 9点(2007-05-09 22:23:31) |
10. キッド(1921)
やっぱりこれですよ [映画館(字幕)] 9点(2007-05-08 06:11:09) |
11. さよなら子供たち
やりきれないけれど、これが人間がしてしまった大きな間違いであることは消せない。いつまでも残すべき作品だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-11-19 16:49:15) |
12. 雨月物語
もしフェリーニ、もしくはゴダールがこの題材で撮っていたらどういうラストだったのだろうということを今ふと考えてしまいました。やはり快楽と幻想の世界に溺れていってしまったのでしょうか(邪道ですね。。。笑) 欲に溺れる人間の業を、日本的な美しさと共に見せて頂きました。役者陣も素晴らしい。いまあれだけの役者はいないです。それにしても京マチ子はあの感じ似合うなー [DVD(字幕)] 9点(2006-10-09 02:16:16) |
13. クリスマス・クリスマス
好きだなーこんなノリ。見てて飽きない良い雰囲気でした。バカっぽい感じがたまらなくて、見てよかった。伊藤歩好きだなーやっぱり。表情がすごく好き。声も好き。かわいかった~ [DVD(字幕)] 9点(2006-09-21 23:26:48) |
14. ロリータ(1962)
おもしろいです。素直に。 [DVD(字幕)] 9点(2006-09-18 06:48:57) |
15. バルカン超特急(1938)
序盤のコメディタッチな感じとラストがまさにヒッチコック味って感じで見ててニヤニヤしちゃいます。ほんとに脚本がいいなぁ。勉強になります。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-20 22:01:29) |
16. 乱れる
《ネタバレ》 義弟のため、店のために自ら去ることを決めた高峰が、ほんの一瞬だけ自分の幸せを掴もうとした。だけど、やはり義弟のため、義母のため、店のためを思って義弟に帰れと言う。義弟も、自分の想いとは別に、高峰が店や母や自分のことを考えてくれる気持ちが痛いほどわかるからこそ、身を引こうとする。そこに起きる想像もしていなかった。悲劇。事切れて運ばれていく義弟を髪を乱して見つめる高峰の表情がこの映画の中で抜群に美しかった。実家に干渉しつつも自分の利益だけを考え、高峰が出て行くことが決まったら店、母の心配などせずに逃げるように去っていく娘と高峰の差が際立って、高峰の2度の決断と、それによってもたらされた結果、そして最後の表情が心に残る。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-02-24 15:20:04) |
17. カノン
けっこう前にビデオで見ましたが、すげーおもしろかった。カルネ、アレックスも見たけど、これが断然上。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-30 03:36:13) |
18. 生きる
《ネタバレ》 葬式の後役所の人間がやってやると盛り上がってるシーン、こいつら絶対なにもしないと思いました。一人手を合わせていた男でさえなにもできないと思ってました。案の定職務に戻ると前と何も変わらず、立ち上がるだけで何も言えない。これが人の本質だと思います。公園であんなにも多くの子供が遊んでいること、それだけで十分でしょう。息子に癌を告白しようとした瞬間、強い口調で財産の話をされたのは痛すぎます。小津作品での家族観といい、薄情な子供を描くのは先の時代を読んでいたのでしょうか。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-12 00:31:00)(良:1票) |
19. 酔っぱらった馬の時間
過酷な状況の中生きる兄弟の姿を淡々と描く、しかしだからこそリアルにぐっと胸に響きます。12歳の子供が一家の大黒柱にならなければならない、死と隣り合わせの危険な仕事、さらには決して衛生的とはいえない医療環境。仕事に行った先で写真をくれたのもまた働く子供なんです。ドキュメンタリータッチではありますが、この映画はフィクションなのでしょう。でも、クルド人を含め世界の多くの場所でこの映画はリアルなのだと感じました。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-29 20:10:01) |
20. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
こういういかにも感動作みたいなのは好みじゃないんですけど、これは素直に楽しめました。ベン・アフレック嫌いなんだけどなぁ、セリフがいいっす。後味良かったです。なんかすっきりしてやる気でました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-28 20:37:52) |