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1.  秘密と嘘 《ネタバレ》 
世評では「ハートフルで泣ける映画」なのかもしれないが、実はそういう話は見せかけだと思う。  ■とにかくシンシアが非常に自分勝手で、ホーテンスを最初避けながら一気に距離を縮めるのは、自分のことを考えてくれる人がいないという寂しさと、「優秀な自分の娘」というある種の満足感を満たすためで、ちっとも母親的にふるまってはくれない。これは「ホーテンスに何をしようか(償えるか)」という発想が全く出てこないことからもそういえるだろう。パーティーで突然暴露するのも、ロクサーヌという「あまり出来の良くない娘」に対して、ホーテンスという「出来のいい子」が実は自分の娘だよという親エゴ自慢でしかない。そして最後、「人生っていいわね」というのはポジティブなハッピーエンドというより、ともかくも泣いてことをなあなあにして誤魔化して悪くない感じになったから「いいわね」と無思慮に言っているだけで、むしろこれまでの自分勝手さへの反省のなさが表れている。  ■しかし、モーリスの回想でも、シンシアは母の死後「いい姉」であったことになっている。どこかで何かが壊れてしまったのであろう。そして、シンシアがモニカに言った「あなたは父を奪い、モーリスを奪い、そして娘を奪おうとしている」の最初の「父を奪い」に該当する話がついに出てこない。これは映画中で明らかにされなかった「秘密と嘘」の部分だと思う。モーリスの知らないところで、モーリスとシンシアの父とモニカに何がしかの関係があったことがここでほのめかされている。それを加味するとこの映画は非常に黒いものを描いているように思える。
[DVD(字幕)] 7点(2014-09-24 01:09:44)(良:2票)
2.  誘導尋問<TVM> 《ネタバレ》 
アメリカで実際にあった冤罪事件を扱った社会派作品。まったくもってやりきれない話ではあるが、非常に重く見応えは十分ある。  ■保育園を経営する一家が、児童の性的虐待で訴えられるという話。メディアは保育園を悪魔のように報じたてる。児童も次々と性的虐待を証言していく。しかし、最初は軽い気持ちで引き受けていた弁護士は、調べていくうちにこれらの証言の怪しさが明らかになってくる。。。  ■検察がメディアに振り回され、また最初踏み込んだ判断の誤りを認めたくないがためにずるずると問題を引きずってしまうというのは、日本でもどこぞの裁判で起きていることのようであり、全く他人事とは思えない。裁判が終わるまでは推定無罪とする原則も、メディアでは全く守られている様子はない。  ■ちなみに、偽の記憶を作り出すカウンセリングは、この映画だけ見るといかにも強引でありえなく見えるかもしれないが、こういったことはアメリカでは結構起きていて実際に問題になっている。この辺はロフタス&ケッチャム『抑圧された記憶の神話――偽りの性的虐待の記憶をめぐって』に出ている。カウンセラーに偽の記憶を植え付けられ、親を訴えるという事件も多数起きている。偽の記憶を植え付けられた子供たちも被害者と言えよう。痛ましい話である。
[DVD(字幕)] 9点(2014-02-26 00:30:31)(良:1票)
3.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 
まず、これが実話だというのが衝撃的。菜種油のような身近なものが特効薬だなんて、まさに「青い鳥は家にいた」じゃないけれども、しかし事実なんだからしょうがない。だが、息子のために病気を一から勉強して治療法まで見つけ出すというその執念は鳥肌もの。  ■母親役のスーザン・サランドンが怪演。傍目見る限りただの「迷惑な母親」でしかないのだし、実際このやり方がうまくいってなかったら本当にただの迷惑な人でしかないのだが、これは成功とワンセットで見られるべきものだし、また母親の行動がすべて正しかったと本作品でしているわけでもないので、功罪含めて鑑賞すればいいのだろう。 なお、最近の作だが「私の中のあなた」が本作とまさに対をなすような作品なので、併せてみて、家族の病気への姿勢を考えてもらうとなおいいと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2013-09-18 10:40:25)
4.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
これをインチキとかアンフェアっていう人が多い気がするけど、このくらいはアリだろう。供述だってことははっきり言ってるんだし、その供述者は詐欺師なんだし。  本来ならば地の部分であるはずのところが語りの部分であることをはっきりと認識させられる。
[DVD(吹替)] 9点(2013-09-16 23:07:44)
5.  沈黙の要塞 《ネタバレ》 
つまらない。アクションをちゃんと見せてくれないと。
[地上波(吹替)] 1点(2013-09-16 22:59:40)
6.  グリマーマン 《ネタバレ》 
セガールの鼻血ぐらい。見所は
[地上波(吹替)] 1点(2013-09-16 22:59:23)
7.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 
ラスト、犬の死の伏線がここに結集し、残酷な結末を迎える。この映画はまさにこのシーンのためだけに作られたといってもいい。  ■が、逆に言えばこのシーン以外があまりに冗長。のんびりと言えば響きはいいけど、要するに中だるみ。  ■そして、多くのこの映画の論評やレビューを見ていても思うのだが、レニーが「無垢」であるのはいいとして、「無垢」であるがゆえにそれが美しかったり善であったりするのか、それが非常に疑問でならない。「悪意ある犯罪」は悪意を取り除けば平穏に暮らせるが、「悪意なき犯罪」はまさに悪意ではないがゆえに、どこからもストッパーをかけることが出来ず、ある意味「悪意ある犯罪」より危険である。そしてそれを美しいかのごとく称賛してしまうのはもっと危ない。ある種の倒錯があるように思う。
[DVD(字幕)] 3点(2013-09-15 23:08:35)(良:1票)
8.  バンディッツ(1997) 《ネタバレ》 
内容やストーリーはあったものではなく、要するに音楽PV状態。しかしそれにしては端々の映像の作りは粗雑。「女の友情」も「音楽への執着」も何も見えてこない。
[DVD(字幕)] 3点(2013-09-15 23:07:53)
9.  バックドラフト
なんか拍子抜け。期待してたからかもだが、あまり面白いとは感じられなかった。ドラマ的な要素もあまりだし、かといってアクション描写がすごいという感じでもない。残念
[地上波(吹替)] 4点(2013-09-15 22:56:04)
10.  ノック・オフ 《ネタバレ》 
おはようジングルさんのあのCMは僕も見ました。爆笑でした。 内容はまあヴァンダムですから。彼にしてはいいんじゃないかな?
[地上波(吹替)] 4点(2013-09-15 22:54:41)
11.  コーカサスの虜 《ネタバレ》 
■淡々とした作品。ロシア兵の捕虜二人が、チェチェン人と次第に友好的関係を築いていく。捕虜交換には繰り返し失敗しながら、それでも最後は老人が赦しを出して若者は命をすくわれる。そこに無常に表れるヘリコプターがすべてを破壊する。個のつながりをすべて壊していく。  ■けど、個人的にずっと引っかかっているのは、脱走の途中で羊飼いの老人を殺していること。そりゃ殺したんなら殺されても半ば仕方ないんじゃないのかな、と思ってしまうので、最後にすんなりと入って行けなかった。  ■ラストがすべて。そこまでが長い。意味あるのはわかってるけど、なんかのんびりしすぎ。う~む。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:21:53)(笑:1票) (良:1票)
12.  ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 
脚本はよく出来ていると思った。 ただ、笑えるポイントはどうも見当たらなかった。 コメディというよりは純粋に人間ドラマとしてみた方がいいと思う。  自分の作品(この言い方が本当は怪しいわけだ)が段段自分のものではなくなってしまう。 そういうところの悲哀というかはうまく描けていると思う。  最初は能無しゴリラ扱いだったギャングが真のアーティストで、作品に命をとしていくというのは予想外。 全体の展開が本当に予想外で、ある種ミステリーだ。  ただ、最後は安易な気もしなくもない。 賛否両論になりそうだ。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:20:57)
13.  ジャッジメント・ナイト 《ネタバレ》 
バスにしがみつくなり、いくらでも手段はあるだろうに・・・巻き込まれタイプとしては、派手さよりもリアリティ追求タイプの構成なのに、肝心の設定が変では元も子もないような
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:14:56)
14.  グレイスランド 《ネタバレ》 
見始めたときは「プレスリー全然知らないし、これは外したかな」と思いながら見ていったが、最後の方はそうした「プレスリー伝説」とかとは関係ない、人間の根源的な問題に向かわせてくれるいい映画だった(もちろんプレスリー知ってた方が楽しめるんだろうが)  ■この映画の主題は「失ったものにどう向き合っていくか」ということ。グレイスランドはプレスリーを失い、主人公は妻を失いそれに正面から向き合えていない。プレスリーだと称するハーヴェイは、主人公との道中を経て、それに向きあえるようにしていく。  ■しかし同時にプレスリー=ハーヴェイの存在は、プレスリーを失ったグレイスランドの人々を「プレスリーを失ったこと」に正面から向き合うことを妨げているような気がしてならない。そこら辺が意図なのか、あるいは矛盾なのかはもう少し考えたいところ。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-14 00:10:47)
15.  聖者の眠る街 《ネタバレ》 
都会のホームレスを描いたいい話。本来的にはバッドエンドながら引きずらないまとめ方は巧い。ただ、その先に踏み込んではくれなかったのであまり評価は高くない。  ■意図的なんだろうけど、設定が妙に非現実的。とりあえずあのホームレス宿泊施設周りのエピソードは丸ごとカットでいいと思う。そもそも施設内で殺人事件が起きておとがめなしなんていうあんな物騒な施設が現実にあるわけないわけで、結局あの施設は「二人の出会い」と「マシューの死」を出すためなんだから他にいくらでも方法があっただろ、と思ってしまう。  ■というわけで、設定はものすごく非現実的なのだから、ここから社会批評的なものを引き出そうとするのは無理がある気が。あえて言えば、襲う側の黒人もホームレスなのだから、そういう「貧しい者同士の足の引っ張り合いが、貧しい者を貧しいままにとどめているんだよね」という皮肉・風刺はあるかな。  ■あと、マシューの持つ「奇跡」の能力が結局全然ストーリーに利いて来なかったのが肩透かし。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:07:42)
16.  ウェルカム・ドールハウス 《ネタバレ》 
常人には持ちえない服のセンスとやたらハイテンションなBGM。すべてがずれた女の子に起きる日常的ないじめ。こうは極端ではなくても端々には自分とどこか重なる部分があるのでは?
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-14 00:05:40)
17.  シャイン 《ネタバレ》 
ヘルフゴッドという実在のピアニストを描いた実話・音楽ものだが、「アマデウス」等と比べるとやはり数段劣ってしまう印象はぬぐえない。なんていうのか、まとまりがないのだ。  ■キーになるのは結局「自分の幸せのために」息子の行動を縛ろうとする父親との関係(というか父親の悔悛)なんだろうが、結局これが何も進展せずに父親は死んで終わり。事実そうなんだろうけど本当にただ迷惑な人間でしかないのだから、なんだかなぁ・・・「お前を愛している」と言いながら、本当に愛しているのは「息子を大事にしている、と思っている自分」だというのが透けて見えるし。  ■他の部分の話についても、結局個々のエピソードのつぎはぎで、それがどうつながってどう主人公の心情に影響を与えているのかが見えない。「実話だから」というにしても、「ではそもそも監督はなぜこの人の一生を描くことにしたのか」の部分で腕を問われるのだからあまり弁護にはなってないわけだし。要は精神を患った後の苦悩を描くのでもなく、天才ゆえの苦悩を描くのでもなく、親子間の葛藤を描くのでもなく、なんかすべてを詰め込もうとして中途半端になった印象。  ■音楽は酷評されてますがそんなに悪くはないと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-13 00:09:52)(良:2票)
18.  プライベート・ソルジャー<TVM> 《ネタバレ》 
「仲間なんてどうだっていい、ただ自分は生きて帰りたい」この非常に率直な感情をストレートに描き出していると思う。なるべく先頭にたたないように、敵に打たれないようにしながら、戦闘を乗り切ろうとする。それは要するに仲間を殺していくということでもある。敵前逃亡する火炎放射の兵士の逃げたくなる心理と、後方の兵士の逃亡兵士への怒りとが両方理解できてしまう点に、やはり難しさの根源は潜んでいる気がした。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:08:56)(良:1票)
19.  フォー・ザ・ボーイズ 《ネタバレ》 
さまざまな荒波に人生を翻弄されてきた一人の慰問ソンガーの人生の物語。戦場で夫を失い、息子を目の前で失うという悲劇はあまりに重い。 ただ、全体の展開が早いのと、エディにあまりに簡単に言いくるめられて行ったり来たりしてしまっているのとが、個人的にはわかるけどなんか腑に落ちない感じを残したまま終わってしまったのでこの点数。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-13 00:08:31)
20.  カノン 《ネタバレ》 
徹底して、人間の醜い部分を映し出している映画です。 モラルとエゴ、正義の本質が暴き出されていると言ってもいいでしょうか。  映画のほとんどが、主人公のオヤジの独白です。早口なので、字幕だと疲れます。愚痴を延々聞かされている感じですね。  好き嫌いが激しく分かれる映画でしょう。 系統で行くと、「時計仕掛けのオレンジ」がもっとも近いでしょう。次が「ありふれた事件」になるのかなぁ。 あとは、「ファニーゲーム」や「殺人についての短いフィルム」、「レクイエム・フォー・ドリーム」、ある意味で「CUBE」などがこの部類でしょう。 こうした映画が嫌いな人は見ないほうがいいと思います。   個人的には最後のまとめ方は腑に落ちません。 大体、夢みたいな地平でまとめるべき映画とは思えない。最後が美しそうでダメな方向になってしまったように思われます。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-13 00:07:52)
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