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1.  スマイル 聖夜の奇跡
序盤から前半はギャグを折込ながらテンポ良く物語が進むのであきることなく楽しめました。中盤に来ると目頭がうるっと来だして、クライマックスの大合唱のシーンでどばっと涙腺が開放されてしまいました・・・。試合終盤、子供達の頑張りにそれぞれの親達が観客席で立ち上がって応援するところ、子供のいる親なら絶対に感情移入100%になるんじゃないでしょうか。思わず拳を握ってしまいました。よくできた映画だと思います。興行成績はふるわなかったようですが、作品としては悪くないどころか昨年観た映画の中でも印象に残った傑作の一つでした。
[映画館(邦画)] 9点(2008-04-26 11:52:04)
2.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 
期待値が高かったのがいけなかったかもしれません。オープニングの東宝シネスコープからゴジラへの流れは感涙でしたが、後がもう退屈で退屈で。細かいことを言えばきりがないですが、一番の違和感は、茶川家で三人で暮らすことの不自然さ。そりゃーねーだろ、せっかく小雪と暮らせることになったんだし、空気読んで家に帰れよ、少年。あんな狭い家でどーやって健全な夫婦生活を送るんだ!って。少年が前作に比べて成長してしまってもはや子供というより完全に少年になってしまったのが痛かった。そういう突っ込みは半分冗談でまあ許せなくもないのですが、登場人物皆が皆善人で愛すべき人でそれを全肯定してしまっているのが映画的でなく致命的欠点です。肯定できる部分と弱さ醜さというか否定せざるをえない弱点の両方を描いてこそ、映画という2時間のエンターテイメントは成り立つと考えていますので、こういうちゃちな演劇を延々みせられてもしらけてしまうばかり。前作でいえば、子供のことを忘れて新しい夫と暮らす母親を描くことで人間の負の側面を描けていたと思っているのですが、そういう部分がもっとあれば素直に感動できたかなあという感じ。ラストもえんえん描き過ぎで尺ばかり長くなってしまった。CGでせっかくお金かけたこともあったか、前作の成功でプロデューサーが監督にストップをかけれなかったか、いずれにせよ2時間を切ってつくるべきだった。期待値が高かった分がっかり分も高くなってしまった失敗作と評価します。
[映画館(邦画)] 4点(2007-12-26 19:11:33)(良:1票)
3.  EUREKA ユリイカ
常識外れの長尺映画ですが実はその尺を知らずに深夜に鑑賞しました。なかなか終わらないなー、もしかしてデッキの時計が壊れているのではと思いながら最後は根気比べのような気分でした。出だしのバスジャックのシーンの迫力が凄かったので後半も期待していたのですがあそこだけでしたね、そういうシーンは。役所さんの「生きろとはいわん、死なんでくれ」というセリフもなぜそういう発想になるのか感情が共有できずピンと来ませんでしたし、自分には合わない映画だったのかなという感じです。これだけ長く面白くない映画を雰囲気を大事にしながら最後まで撮りあげた監督を含む製作陣の映画屋根性を賞賛すべき映画というところでしょうか。
[DVD(邦画)] 4点(2007-12-25 15:52:10)
4.  ミッドナイトイーグル
プロットは王道パターン。何百万の人の命をおびやかす危機が発生し、それを防ぐことができるのは限られた数名の者のみという状況が出来上がる。その数名にそれぞれに事情と葛藤があり、危機を回避する為には彼らの自己犠牲が必要である・・・というもの。よくある話、といってしまえばそれまでだが、よくあるということはそれだけ需要のある証であり、見せ方に一工夫があれば充分に水準以上の作品をつくれた筈と思う。それがそれほど面白くないできになっているのは、危機状況を描く細部におけるリアリティ感の不足と、主人公たちの心情に観客をシンクロさせなければならない山場における構成上のスピード感のなさが原因と感じた。前者はやはり創り込みの浅さ(制作費の限界?制作陣のこだわりの薄さ?配役ありきの芸能事務所行政の悪例?)が原因だろうし、後者は監督の実力不足(経験不足?勉強不足?プロデューサーの見識不足?)だと思う。これだけの金をかけてせっかくの面白い題材を料理するからには、どうしてもうちょっとの予算ともうちょっとのこだわりがもてなかったのだろうか?マーケティングで制作された映画の限界を感じた。
[映画館(邦画)] 5点(2007-11-29 15:09:00)
5.  誰も知らない(2004)
とても悲しい物語。誰かを一方的に断罪するような過剰な説明を排除し、映像の積み重ねと登場人物達(子供達)の実際の成長・変化と役柄上の成長・変化を重ね合わせるというドキュメンタリー的な手法で確実に観る者の心に何かを与えてくれる。何かというのは人それぞれであり、映画とはそういうものだと思う。言葉で伝えられるような一言ではなく、観た者の心に残り続け、ことあるごとにそれを思い出し、人生を変える一つの要素になってくれるような映画。成長の早い子供達を描いているという点でこの作品は製作者の当初の狙い以上のデキになっている筈で、そういう意味で言えば、この作品は映画の神が降りた作品の一つ。子供虐待映画というジャンルがもしもあるとすれば、この作品はこれからずっと比較対象となって思い出される映画だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2007-09-14 19:01:19)
6.  フラガール
商品として非常に完成度の高い作品という印象。炭鉱町でハワイという発想は非常に映画的だがこれは実話。ベースとなる実話があまりに突飛なんだからそこへ盛り込んでくるドラマはあまり突飛にしてしまうとリアリティが吹き飛んでしまう。ということでベタなドラマをてんこ盛りに盛り込んでいき、これくらいが泣かせとして適度な量だと計算された演出ワーク。深くもなく後に残るものはまるでないが気持ちよく進んでいくドラマの展開は小気味よく、そこへ最高の音楽(これは本当に最高!)と適度にテレビで見飽きた感のない役者を配し、最後のダンスは確かにお見事!のカタルシスを用意すれば、まあやっぱりそれなりに受ける映画になるんでしょうねえ。くさい泣かせをもう少し抑えて、各人の人間性(まあようは情けなく汚く、でも愛しい部分)を描いてくれれば心に残る傑作になったのに。残念。
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-17 17:32:19)
7.  松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 
作品タイトルからはそれこそ山奥の閉鎖的な村社会で起こった猟奇的な大量殺人事件なのだろうと勝手な想像をしていたが大違い。タイトルだけでも見事な外しっぷりを展開してくれる見事な傑作。ぎこちなさが山下ワールドのキーワードだと思っているのですが、この作品でもそれは健在。親子、兄弟(しかも双子)に起こるぎこちなさ、閉鎖的な共同社会の中に突如乱入してきた異界からのストレンジャー(キムニイ)達との間のぎこちなさ。本来他人との間にはぎこちなさがあるのが当然だし自然。ぎこちなさを受け入れてそれを乗り越えてコミュニケーションをとっていくからこそ人間社会は成り立っているのだしただの生活にもハリってのものが生まれてくるんだってことを気づかせてくれる。最後にはストレンジャーキムニイもぎこちないながらも共同体の中で生きていくことになってしまうし、ぎこちなさにずっと違和感を感じていた主人公も最後の乱射でかすかな抵抗を示すものの別にただそれだけ。人間ってのは情けない存在だけど情けないものほど愛しい生き物ですね。世界観といい人間描写といい映画らしい展開の突飛さといい、もう最高です。
[映画館(邦画)] 9点(2007-08-17 17:09:25)(良:1票)
8.  リンダ リンダ リンダ
人間関係のぎこちなさ感の描き方が絶妙。ぎこちないといっても仲が悪いわけでもなく、普通の友人関係であれば多少なりともぎこちない間は存在する。その間をきちんと描いているからこそ、この作品にはリアリティがあると多くの人が感じるぎこちないながらも人とコミュニケーションをしながら暮らしている普通の人間の生活が描けているのだと思う。そして最後のライブでやってくるカタルシス。高校生活というおそらくほとんど誰でもが経験のある身近な素材をモチーフにして、人間をしっかり描いて最後に解放感を感じさせてくれる。映画を観たなあとすっきりさせてくれる傑作。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-17 14:22:07)
9.  寝ずの番
部分部分のギャクだったり描写であったりは充分に楽しめます。それは役者さんの力であったり原作の面白さであったり、なによりもそもそもの上方落語界&松鶴師匠の面白さであるわけです。ところが映画が進むにつれて、やむことのない下ネタの連呼に最初は大笑いしていたわけですが次第にゲンナリとさせられます。もうそれはいいから他の笑いはないの?的な。なにやら感じさせてくれるもの、しんみりとさせてくれたり懐かしい気分を抱かせてくれたりはするのですが、下ネタオンパレードがそういう気分をぶち壊してしまいます。2時間の分量の中で下ネタのバランス感覚が適当でなかったということでしょう。残念。ですが、最初の監督作品であること、そして何よりこの手の映画はほとんど本邦初であったということもあって仕方ないのでしょうね。次回作には大いに期待できます。
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-15 18:39:44)
10.  LOFT ロフト(2005)
好きな監督ですがこの作品は駄目でした。皆さんのレビューを読むと今までの黒沢清ブランドへの信頼の上でのみ成り立つ評価なんでしょうね。深読みしてみたり、ホラーとコメディとラブストーリーのハイブリッドな展開を評価してみたりされてますが、冷静に考えると馬鹿馬鹿しくて鑑賞時間の無駄としか思えません。素人でももっとまともな脚本を書けますよ。客観的に観てみると駄目駄目です。駄目な点を一言で言うと、人物の心理の動きが唐突すぎてついていけず、恐らく役者さん達も「何じゃこりゃ」と思いながら演じてるんだろうなあと思ってしまいました。映画という映像作品の力を過信しすぎて、肝心のドラマ部分を軽視してしまった駄作。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2007-08-14 12:27:32)(良:1票)
11.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
ストーリーはシンプルながら王道を行く流れ。先を予想しつつ心地よくその流れに身を任せられるというもの。これといった欠点もなく過ごした時間なりの満足感はある。子供達のリレーシーンに不覚にも涙ぐんでしまったので+1点で6点という評価。ベタでも子供ががんばるシーンに素直に感動できる人なら一度は見てみたら。
[映画館(邦画)] 6点(2007-08-13 16:06:55)(良:1票)
12.  紀子の食卓 《ネタバレ》 
後味は悪いです。サスペンスとしてみれば美人の姉妹が不気味なカルトに絡め取られていく様、それを取り戻そうと悪戦苦闘する父親がんばれ!という乗りで続きが気になり、2時間半を超える長丁場を一気に観てしまいましたので面白かったということだと思います。それに女子高生の集団自殺という仕掛けには吐き気をもよおさせるほどの魅力(?)があります。ただ、結局この映画のテーマであろう自分の居場所探し、本当の自分探し、家族という虚構からの脱却といったあたりにはあまり感心できませんでした。問題意識はわかるんですがそれが何だかとってつけたようなどこかで観たようなレベルでしかないようにしか感じられず、最後もだから何なのというレベル。あくまでサスペンスとしてみればなかなかにお奨め、深い部分での感動があるかといえば?。そういう映画でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-13 15:59:10)
13.  パッチギ!
人生の切なさ、甘酸っぱさ、辛さ、喜び、悲しみ、誕生と死、といった様々な要素を暴力と歌と恋といったエンタメ要素満載の中にちりばめた映画。2時間があっという間にすぎてしまう。登場人物と一緒にハラハラしたり怒ったり泣いたりして、最後にカタルシスを味合わせてくれる傑作。政治的な部分でいろいろと意見もあるでしょうし、メッセージへの賛否があるのはわかりますが、そういう部分を抜きにして、例えばこれを遠い外国の物語として見れれば(まあそれも難しいですが)非常に完成度の高い娯楽作品じゃないでしょうか。今の日本にこれだけのエンタメが取れる監督なんてそうはいませんよ。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2007-08-10 11:56:05)(良:1票)
14.  明日の記憶
原作も読んでいます。原作も相当に傑作ですが、この映画版も原作の面白みを損なうことなく忠実にそのエッセンスを伝えつつ、堤演出のユニークな部分もやりすぎることなくきっちりと見せてくれて、映像としての楽しみもあります。役者さんの演技も素晴らしいもので、まあいわば、物語、テーマ、役者、演出、全てが高評価です。渡辺謙と大滝秀治のくだりは、誰にも訪れうる悲劇を前にしてでさえ生きていることの素晴らしさを映像として伝えてくれる素晴らしいシーンだと思います。
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-10 11:00:48)
15.  日本以外全部沈没 《ネタバレ》 
原作は確か短編ですよね。意外な発想の傑作パロディですが、短編ならではとも言えるキワモノアイデアです(日本が沈没するならそこに一定のリアリティがあったのですが日本以外が沈没するというのには全くリアリティがなくキワモノとしか言えない)。それを1時間半近くも低予算で描かれてもしらけるばかり。この程度でいいのなら学生自主映画でもできるのではという感じの安い絵作りです。確かに部分的に面白いシーンはあります。しかしそれも原作の面白さをそのまま伝えているだけ。映画にする意味が全く無い。もしもですが、この原作を映画として成り立たせることができるとしたら、それはそれこそ「日本沈没」のように総製作費数十億円を使って徹底的に大規模にリアリティをもって描くしかないのでは(例えば成田空港に10万人の外国人エキストラを動員するとか、本当のハリウッドスターをキャスティングするとか)。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-08-08 17:54:12)
16.  大奥(2006) 《ネタバレ》 
恋愛劇としてみるなら男に狂わされた悲しい女の性を描いたということでこのお話はアリなのかもしれません。が、主役の絵島は大奥総取締という言ってみれば超大物。ただ単に男に狂わされたといってもそこに説得力がない。説得力が描かれていない。自らの職務に忠実なあまり色恋沙汰に無縁であらねばならないという葛藤が充分に描かれていれば、その葛藤からどちらか一方を選び取った(絵島の場合、職務ではなく色恋)というその決断に対して(その決断の是非は別にして)観客は感情移入をして喝采を送るのではないかと思います。絵島の人間像をもう少し丁寧にじっくり描いてこその後半の紅蓮の大火災での逃亡劇が生きてきたのでは、と惜しい作品です。
[映画館(邦画)] 4点(2007-08-08 17:46:41)
17.  父と暮せば
志も高く良質な作品であることはわかるのですが映画としてはどうかなあと。理由その1、ほぼ全編宮沢りえと原田芳雄の会話劇で展開されるわけで、舞台演劇であれば非常に見ごたえがあるのでしょうが映画としては退屈。理由その2、娯楽性がほとんどない(テーマ・内容という意味だけでなく映像的にも楽しい部分がない)。映画監督黒木和男が晩年に自らの問題意識をたまたま自分が映画監督であるということで映画で表現したに過ぎないものであって、それにつきあわされる観客としてはやはり可もなく不可もなくという評価になってしまいます。
[DVD(邦画)] 5点(2007-08-08 13:38:35)
18.  監督・ばんざい! 《ネタバレ》 
後半の母娘のくだりが意味不明です。意味なんか求めちゃだめっていう意見もあるでしょうが、その代わり映像が素晴らしいとかがあればともかく、テレビのコント以下のおふざけ映像を延々と劇場で見せられた身からすると耐えられない展開でした。最後の大爆発も北野監督にしては凡庸な展開。ああなっちゃうとそう逃げたくなる気持ちは充分わかりますが、観客にそう同情されちゃうような素人展開と批判されてもしょうがないでしょう。北野監督ならその裏を書く間逆な展開(例えば全て劇中劇であったとか...)ではないかと最後まで期待していたのですが。
[映画館(邦画)] 2点(2007-08-07 18:17:11)
19.  せかいのおわり
主役の二人が決して美男美女でないところがリアル(それでも中村麻美は充分かわいいけど)。ホントに存在してそうな不安定な駄目さ加減。トラブルが起こってそれを何とか乗り越えていけ!と観てる我々は主人公に感情移入する訳だが、主人公は我々の期待ほどにはがんばらない。がんばってなんとかなるのは物語の中ではよくあることだが実際にはがんばってみてもそうそう事態は好転なんかしない。それがリアル。うまくいかないことが多いけれどそれでもせかいは終わらない、せかいがおわることでもないかぎり自分の思うとおりになんかならない。地味だけど、都会の片隅に生きる現代人の多くの人にとっては共感できる良い映画。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-07 18:09:34)
20.  さよならみどりちゃん 《ネタバレ》 
星野真里の体あたり演技、西島秀俊のはまりっぷりも良いですが、なんといってもラストのカラオケのシーンで見事なカタルシスを(偶然なのかもしれませんが)演出した古厩監督の才能はお見事だと思います。このシーンがなければ印象は全く違ったものになるでしょう。こういう駄目な人たちの映画って好きなんですが、駄目なりに爽快感がないといけないですよね。駄目だなあー、悲しいなあー、自業自得の面もあるよなー、でも見終わった後に何だかさわやかな気持ちになるよなー、ならば傑作といっていいのでは。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2007-08-07 11:48:34)
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