1. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 最近は特に白黒映像だと観るのを躊躇ってしまう。邪道ながら、カラーライズドされていたので観ることができたと思う。映像や言葉や演技に当然古さはあるが、あっという間に引き込まれた。まさに傑作というべき映画。当時の映画のこてこて感満載でも、面白さ、人情、人生の美しさが丁寧に描かれていて、それが観るものを虜にする。王道のストーリーだけれど、素直に素晴らしいと感じられるところがもっとも素晴らしい。最後は敵役の泣きっ面を見せるのかと思えばそれもなく、完全に善意で終わる映画。幸福な映画。この映画に巡り合えたことに心から感謝! [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-12 18:15:15) |
2. アバウト・ア・ボーイ
愛すべき映画。淡々と進むモノローグ入りの小説のような映画で、客観的で哀愁が感じられるところが好き。マーカス役の子役は可愛げのないところもある一方で、とても可愛らしく思える。マーカスの母親が結構イってるので、途中なんか変な展開になってきたなと感じたこともあったけれど、全体的にはよくまとまっていて観ていて心地いい映画。マーカスの生活が、言っているほど悲壮感なく描けているところもいい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-12 13:37:50) |
3. アバター(2009)
やっと観てきた! 映像にものすごく期待して観賞したけれど、それを絶賛する人たちほどの感動が得られたような気がしないのが残念なところ。確かに初めて経験する感じであることに間違いはない。立体感もあった。でもなんとなくパーフェクトではない立体感で逆に観づらいような違和感が最初からあった。一応中央の席を陣取ったけれど、劇場とか眼鏡によって差があるというので、そのせいだろうか。もっと前の席のほうがよかったのかもしれない。また、字幕だと見づらいので吹き替えの方が断然いいと聞き、普段字幕派だけどしぶしぶ吹き替えで観賞。しかし、いずれにせよナヴィの言葉は字幕だったから、これだったら字幕で観てもよかったかもと思った。 3Dの効果がもっとも感じられたのはデータが空間に出てくるシーンや、ものがこちらに飛んでくるようなシーン、屑とかが画面上に飛び散ってるシーン。実際は映像効果なのに、目の前にあるゴミみたいに見えて、思わず手で振り払いたくなったことは本当。最後の件に関しては3D効果でも、邪魔になってるだけだけど。しかし、もっとすごいはず、と今でも信じているところがある。IMAXシアターが近場にないのが残念。特筆すべきは、今ごろでも人の入りがものすごかったこと。このロングランにもうなずける。 架空生物キャラクターが個人的にNGなので、普段だったら観ない映画(でも実はわたしの中ではネイティリはキャメロン・ディアスかアンジェリーナ・ジョリーに見えていた。ちなみにジャックのアバターは藤重政孝もしくは長瀬智也)。というわけで「3D映画の観賞」ということがメインのため、その感想ばかりになってしまったが、ストーリーも、いろいろな作品を彷彿とさせる部分も多かったものの、よかった。映像も美しく、スピード感にも溢れ、生き生きと魅せてくれた。別に2Dでもいいと思う。けど、これが3Dでなかったら、わたしは絶対に劇場にまで観に行ってなかった。テレビでやっても見なかったと思う。今でも「できればIMAXシアターで今度は字幕で再度観賞してみたい」とかわたしが思ってる時点でおかしい。そういう意味では個人的に間違いなくすごい作品という位置づけ。 その後、結局IMAXシアターには観に行けていないけれど、飛行機の小さな画面で字幕で再度観賞、さらにレンタル開始になったDVDを自宅でも観賞したけれど、いずれにせよ引き込まれた。2Dでも全然楽しめる。 [映画館(吹替)] 8点(2010-04-06 13:28:03) |
4. インビクタス/負けざる者たち
《ネタバレ》 最後の試合のシーンは圧巻だった。また、全編から伝わってくるマンデラの崇高な精神に感動した。マンデラのラグビーを通して南アフリカを立て直していくという方策に、マンデラに感化されたラグビーチームのリーダーMatt Damonが全力を投入する。その強い意思がチームメイトにも次第に伝播し、最終的に勝利へ導びかれるという話。それはバラバラだった南アフリカの国民たちがこれを契機に大きく寄り添うことができたということも示唆している。マンデラは家族との間には軋轢があったようだが、彼を取り巻くすべての人が彼のその気高い精神に圧倒されていた。この映画でもっとも心に突き刺さったのは「I am the master of my fate. I am the captain of my soul.」というマンデラの言葉。途中の監獄のシーンに出てきたが、最後にも再び登場した。これが彼の強く揺るぎのない生き方を支えている信念なのだ。打ちのめされた。ちなみに、「マンデラの名もなき看守」をつい先日に観ていたので理解に役立った。こちらも観ておくとより堪能できるのでお薦め。 [映画館(字幕)] 8点(2010-03-31 08:27:33) |
5. デイブは宇宙船
《ネタバレ》 邦題を最初に見たときは、どういうこと? と思ったけれど、エディ・マーフィ演じる「デイブ」が実はヒトとまったく同じ形状をした「宇宙船」だったという設定。まだ分かりづらいですね汗。エディー・マーフィーは宇宙船のキャプテンで小型の宇宙人。その宇宙船はエディー・マーフィーそっくりで人間と同じサイズなんですね。その宇宙船がある目的を持ってニューヨークに降り立ち、その顛末がコメディタッチで描かれています。ある目的って、まあ察しはつくと思いますが、地球にとってはあまりよくないことなんですが。とにかく面白いです。あれこれ考えずに観てください。どんどん引き込まれていきます。この映画は純粋に素直に笑えてしまうところが最高。ストーリーももちろん王道ハッピーエンド。気分が沈んでてもこれを観たらなんだか笑えて元気になれるはず。個人的には、エディ・マーフィってわたし本当に好きだなと自覚した映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-25 00:46:20) |
6. ミラクル7号
《ネタバレ》 どんだけ可愛いねん。この可愛い子をどうしようかな。という映画。さて、レビューの評価点数が想像をはるかに超越していいんでまずそれに驚き! っていうかこの映画のページがあることに驚き!(失礼) 多分、一見で察することができるので、そもそもスルーする人が多い映画なんでしょうね。これを高評価にしているのは一部の偏愛者かと思われますが・・・。明らかにB級好き受け映画ですね。かくいうわたしもそのひとりですが。っていうかもう可愛いさが半端ではないですミラクル7号。ヨダレ垂らしそうになりながら観てました。ミラクル7号が可愛くなければ、1点とか2点とか3点、最高でも4点は難しかった気がします・・・(ひどい)。この際話はもうどうでもいい! ミラクル7号のシーンだけ切り貼りしたい・・・。的偏愛ですねわたしの場合。映画自体は、父子を中心に繰り広げられるアホなコメディで、香港っぽくて悪くないです。そこにミラクル7号の登場でわたしとしては完全ノックアウトです。そのくせ、特にミラクル7号は劇中全然大したことはしていません(いや、すごいこともやってるんですが)。見せ方とか活躍のさせ方が本当に地味で、あの子って実はものすごいんだよ、っという感じを全然出さないんですよね。結局、扇風機の件もお父さんが助かった件もミラクル7号のおかげなのに、父子ともにこれがミラクル7号のおかげだということにまったく気づいておらず、ヒーロー(「美女だ!」ってとこででれっとしてたのでオスだと思ってます)扱い回されてません。ゆえにミラクル7号よ、ホントにありがと~~とかごめんよ~~って感じも全然ないわけです。というわけで、ミラクル7号のこの映画での位置づけをどうしたかったの、という疑問は大いに残ります。偏愛がない場合その辺が間違いなくしっくりいかないと思います。最後も、このままどうしたいんだよっていうとこで終わってますが、あのミラクル7号のブラザーズアンドシスターズのような大群に再び完全ノックアウトを食らってもうどうでもよくなりました。個人的にミラクル7号への偏愛だけで点数つけていいなら10点です。でも一応他の映画との評価のバランスもあるので・・・それでも甘めだけど。あの顔観ているだけで幸福です。I LOVE YOU, ミラクル7号。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-16 17:06:23) |
7. ドランク・モンキー/酔拳
テレビをつけたらちょうど始まって、昔も偶然夜中テレビでよくこのシリーズに出くわしてホント面白かったなあという記憶が強く蘇ってきたから、今のわたしならどう観るだろうと思ってついつい観てしまった。懐かしさからどうしても若干贔屓目の評価になってしまうのだろうか、やっぱり面白かった。動作の風を切る音が"昔っぽい"と感じさせるけれど、これ全部振り付けのように覚えて生身の身体でこなしているわけだからどうやったってすごいと言わざるをえない。今は、ご都合主義でもいくらかは話を複雑にして体裁を保とうとする風潮があるけれど、間に合わせのあざとさよりもこんなふうに堂々と単純明快な展開であるほうがむしろ潔く断然好感が持てるし純粋に楽しめる。また次このシリーズに出くわす日が楽しみ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-12 17:41:58) |
8. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 とりあえずハッピーになれる可愛い映画。全編通して音楽がいい。またヒロイン・ジゼルの常に真っ直ぐで素直なこころが観ている者に安定感をもたらしてくれる。おとぎの世界からニューヨークへ。夢の世界から現実の世界へ。夢見るころを経て現実的な大人に成長しても、なお夢見ることを忘れないでと伝えているよう。ヒロインもプリンスも十二分に大人なのでその辺が功を奏していると思う。セントラルパークでのディズニーランドのパレードみたいなシーン、好きです。若干強引なエンディングの設定も、いいんじゃないのーと思える不思議さ。というか、エンディングが一番のお気に入り。なんて幸福なんだ。最後の最後でBONESのMichaela Conlinも発見してちょっとラッキー。人はこんなふうに幸福な感じで生きていいんじゃないか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-30 20:00:39)(良:1票) |
9. バレンタインデー(2010)
《ネタバレ》 同時進行の群像型映画だけどAshton Kutcherが主軸で、他の人たちと一番繋がりが多い。そしてそのサブがJennifer Garner。 これだけの人たちの話を2時間ちょいでまとめるわけだから、最初から深い話は期待することもなく軽い気持ちで観賞。ほとんどのカップルや登場人物たちが切ないことになっていくので楽しい気持ちだけで観られるとは言えず複雑なところだけど、ラストに行くに従って次第に盛り返していくパターンが多かった気がする。 これだけの人たちが出演しているので頭の中はそこそこ忙しく、バレンタインデーのたった一日だけの話とは思えなくなってくる。たくさんの人の視点で書いているから当然だけど、こんなふうに出てくる人たち全員の時間を足して経験しているような気分になったのは初めてかも。 ちなみにこれはわたしにとっては奇跡的な映画。この映画が公開されると知ったときから、これはどんなことがあっても劇場で観て、さらにDVDも買うことを決めたほど。なぜなら私の大好きな女優陣がこれでもかというほど出ているから。正直最初は信じられなかった。まずはJennifer Garner、そしてJessica Alba、それからAnne Hathaway、その上Julia RobertsにEmma Roberts、Queen LatifahとKathy Bates!! カントリーシンガーのTaylor SwiftやShirley MacLaineも! 女優のキャスティングに関してはわたしのために行われたのかと思わずにはいられないほど。その反面、男性陣は全員まったく興味なしの人々、ってどういうこと・・・。 大好きな女優たちが常にスクリーンに映っているような感じなのでそれを観るだけでも大満足。1~2点は甘くなってるかも・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2010-03-17 01:11:29) |
10. 近距離恋愛(2008)
《ネタバレ》 オープニングの雰囲気で正直観る気を喪失しそうになったが、音楽がそれを救ってくれた。導入部はもうちょっと魅力的であるべき。それにしても最近観る映画に花嫁介添人がよく出てくる。これはなんと本来女性が担当するはずの花嫁介添人(しかもその筆頭)を主人公のトムが仰せつかってしまうというストーリー。出張先のスコットランドで巡り合った婚約者を連れてNYに戻ってきたハンナはなんと2週間後にも電撃結婚の予定! これがトムのハンナへの恋心を一気に加速させる。まあ結果がどうなるかといのは予想がつくので、あとは結婚式の日がどう展開するのかが見所。ちょっとやりきれないシチュエーションにハラハラしてしまうことは確か。 スコットランドへ渡ったあたりで(話の進行方向は違うけど)「あなたは私の婿になる」を思い出した。むこうはアラスカだった気がするけど。 Michelle Monaghanは目立つ美人ではないかもしれないけれど、すごく魅力的。 とりあえず、なにがいいってこの映画は音楽がよかった! そこが一番のお気に入り。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-08 23:13:02) |
11. ヘアスプレー(2007)
《ネタバレ》 ミュージカル映画でも、これは特に始終歌ってる感があって、最初は若干うるさいかも・・・と感じるものの、後半からのたたみかけるような展開はテンポもよく、気にならなくなるどころかこちらの気分もどんどん盛り上がってくる。こういう気分にさせられるミュージカル映画は好き。最後までここに到達できないと観た甲斐もない。ヒロインのNikki Blonskyが明るく愛らしい。大好きなQueen Latifahは役どころも含めてかなりいい。親友役のAmanda Bynesも可愛いし、James Marsdenも「ハンサム」! Christopher Walkenは渋いし、Michelle Pfeifferもバリバリ。世界観が完全にできあがってるので、分かりやすいご都合主義のストーリーもスルーして楽しめる。しかし、John Travoltaがそれほどいいとは思わなかったと思うのは少数派意見? 普通に女性で適役がいたのではと思うけれど、John Travoltaのグレードに適う女優がいなかったのか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-08 00:01:27) |
12. ブライダル・ウォーズ
《ネタバレ》 ニュージャージー出身のリヴ(ケイト・ハドソン)とエマ(アン・ハサウェイ)は幼なじみで親友同士。ときを同じくして二人の結婚が決まり、互いに子供のころから夢見ていたニューヨークのプラザ・ホテルで挙式することになったのだけれど、プランナーの秘書の手違いで結婚式が同日になってしまう。二人は親友だから互いの結婚式の介添人であるべきだし、ジューン・ブライドが夢で、さらにプラザ・ホテルは外せなくて、そこでの次の空きは3年後の6月しかないということ、さらにエマはダブルウェディングは絶対嫌という設定で、親友二人女同士の戦い勃発! 結婚が絡んでいますが実質的には友情を描いたお話です。結婚式を前にして、より絆を深めていくカップルとその逆のパターンの対比を描いているとも言えますが、ここはなかなか表現し切れていないような気もします。 だいたい喧嘩してるという雰囲気の映画ですが、この手の映画が好きであればそれなりに楽しんで観られると思います。アン・ハサウェイ可愛いです。この映画はラブシーンとかもほとんどない感じです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-11 19:31:55)(良:1票) |
13. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 むしろ、どうということのない映画で驚いた。観る前は自分の期待値が高くて、こちらでの評価が思っていたほどよくないことに疑問を抱いていたけれど、途中から理解した。ただ、老いて生まれ、赤ん坊になって死ぬ、という特殊な設定の架空の人物の一生を淡々と描くだけの映画だった。確かにその変わった生態のために生きるのに障害はあるのだけれど、なぜかそんなありえない状況が周りや世の中から「あなたなんかちょっと変わってるよね」くらいの見方しかされていなくて騒がれることなどは一切なく、それは単に生まれながらにちょっとした疾患を持ってたとか人とちょっとだけ違った姿形をしていたとかもっといえば単なる個性というレベルの描かれ方で、だから話としてもごく普通のある一人の一生を描いたものと相違ないと言っていい。あるいはそれ自体意図されたことのような気もしないではないけれど、その設定がこの映画の言いたいことをより際立たせる効果となっているとは思えない。引っかかったのは、赤ん坊のころは白内障でほとんど目が見えないとか耳も聞こえていないかもとかの老人特有の諸症状が出ていたにもかかわらず、10歳くらいの子供になったら今度はなんと痴呆の症状が・・・ってそれはちょっとおかしいでしょと思った。いくらファンタジー設定でもそれはさすがにスルーできないところ。この映画、見所はなんと言ってもブラッド・ピットの各種老人から壮年期、青年期の姿の変遷。これら気の遠くなりそうなほどの多くの微妙な差異の絶妙な表現にはもう脱帽する以外ない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-12 18:51:00) |
14. パッセンジャーズ
《ネタバレ》 ホテルの有料映画にて、大好きなAnne Hathawayが主人公で、ラインナップの中でも一番好みで時間的にも観やすそうだからこの映画を選択。始まりから映画全体に漂う雰囲気がいい。好み。その理由は最後で分かった。とはいえ結論から言うと個人的には一番避けたい種類のガックリな映画を選んでしまったことになる。ヒューマン系かと思っていたのに、これってサスペンス・ミステリーだったのかと思い始め、さらに中盤からはサイキックでスリラーな雰囲気も漂い始め・・・。サイキック入ると無条件でなんでもありOKみたいにできるから実は好きじゃない。この雰囲気とこの音楽はそのせいだった。不思議なシチュエーション、何だかおかしい場所、なにかが妙なのに普通にスルーしてる雰囲気。否応なしに「The Sixth Sense」を思い出した。Anne Hathaway可愛いし、全体的な雰囲気がいいから悪くはないんだけれど、こういうオチはやっぱり好きじゃない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-04-05 20:31:52)(良:1票) |
15. マイレージ、マイライフ
《ネタバレ》 George Clooney渋いな。Cool。絵になる。わたしは意外にもこの人の出る映画に興味を持ったことがなかったようで今回初めて観たことに気づいた。助演女優たちは彼を食うことなくそれぞれの役を好演している。アカデミー賞でいろいろノミネートされていたので期待していたけれど、映画自体は印象に残らないものだった。設定は面白いけれど、それが特別話のよさに生かされている気がしない。ストーリーが実に地味。普段の生活にいくつかのちょっとした変化が訪れた。・・・ような気がしたんだけども、最終的には元の生活に戻りました、という話。変化の前後の主人公の気持ちの移り変わりは観ている者に委ねられている。エンディングは釈然としない。なんとかまとめたけど、実際はまとめるのに苦心してああいう消化不良のようなことになってしまった気がする。そもそも話よりも設定ありきで、それを生かしたかった映画だったんだろうと思う。後味としては、虚無感が残るばかり。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-03-30 21:08:46)(良:1票) |
16. ママ男
《ネタバレ》 なんともゆる~い映画。ほのぼの観られる。いい大人になってもママ離れできない主人公と、子離れに挑戦する母親と、新しくできた母親の恋人が繰り広げる、ある意味微笑ましい物語。 Jon Hederはオタクな「らしい」役がハマっていた。この映画のDiane Keatonは好き。主要人物で一番よかったのは母親の恋人役のJeff Daniels。Eli Wallachは言わずもがなのさすがの雰囲気。主人公が思いを寄せる女の子もなかなか好き。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-08 23:28:42) |
17. 幸せになるための27のドレス
《ネタバレ》 NYのマンハッタンを舞台に社長秘書として働くジェーンの恋愛模様を描いたラブコメ。Katherine Heiglは特別美人というわけではないけど(あくまでも女優の中ではという意味で)、そこはかとなく品があって知的な感じがかなりの好印象。ストーリーは序盤切なさがうまく表現されていて感情移入しやすいけれど、起承転結の転あたりからの展開が個人的にしっくりこなくて、最後もなんとなく微妙に終わってしまった印象。すっぱ抜いてやろうと近づいたケビン、とにかく無神経なジョージ、自己中で自由なテス、追い詰められてついに爆発したジェーン、と主だった人物たちの悪い面がクローズアップされる場面が多いものの、基本はみんな悪意のないいい人たちばかりで、ゆえに最後はハッピーエンド。それにしても途中までは結構よかったのに、最終的には特に印象に残らない映画に落ち着いてしまったのが残念。また、「27 Dresses」というタイトルにするほど、27着のドレスが生かされていたようにも思えないし、そもそもなぜに27着? [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-07 20:19:13)(良:2票) |
18. キミに逢えたら!
《ネタバレ》 JUNOのMICHAEL CERA主演。垢抜けないがまあ味があるといえばある。相手役の女の子KAT DENNINGSは大人っぽい可愛らしさがあってよかった。ストーリーはこれと言って大したことはなく、メインに描かれているのはNYでの一夜。女の子が有名人の娘とか、追いかけてるバンドがどんなのかとかも、全部はぐれてしまって小さな展開。個人的にはとある汚い描写が非常にキツかった。まあでもNYの夜は楽しめるかも。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-07 19:44:55) |