1. 悲しみは空の彼方に
《ネタバレ》 白人女優が主演の映画かと思ったら、話しが散漫になり、ラストは黒人の母親が主役になるというオチの映画。 それにしてもちょっと長すぎない? [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-21 01:04:47) |
2. 知りすぎていた男
若い頃、「サイコ」とか見て面白いなとは思ったけど、21世紀にもなってヒッチコックというのは古びたものなんだという印象が強くなってしまったのは否めません。 きっと、こういう作品を教科書にして、三谷幸喜なんかは映画を作るんでしょうね。 でも、現在、娯楽として通用するかというと、もっと面白い映画は沢山あったりするんです。 先日も「裏窓」を見ましたが、またしても冒頭30分、何も事件が起こらないシチュエーション、もうウンザリです。 テンポも悪すぎます。 伏線を張り巡らせた脚本は私には計算されているのがわかりやすくて、逆に自然体に見えないんです。 この作品を最後に、ヒッチコックは卒業したいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-05-07 16:39:54) |
3. イブの三つの顔
《ネタバレ》 お正月に「テキサスの五人の仲間」に出演していたジョアン・ウッドワードがとても魅力的だったので、ネット検索して、この作品を見つけました。 結論、たいした映画ではなかったけど、ソフトを購入しなければ見る機会には巡り会えないのが残念ではあります。 多重人格者役のジョアン・ウッドワードは、この作品でオスカー獲ってるだけあって、迫真の演技を見ることができます。 エロティックなダンスを披露したり、綺麗な生足を披露したり、とてもチャーミングな女性です。 実話というモノローグから始まるオープニングですが、制作当時、ヘイズコードの規制があっただろうと思います。 で、多重人格になったきっかけがハイライトになるんですが、今だったらきっと、大人から受けた少女へのイタズラ行為が原因となるだろうというところを、本作では、少女は亡くなったお婆ちゃんにキスするのが嫌だったのが多重人格者になった原因だという、ちょっと無理がある捉え方に時代を感じさせます。 ブルーレイを購入するには値を貼りましたが(2500円)、テレビ放送されることがあったら、是非チェックしてもらいたい作品です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-04-09 00:15:10) |
4. 欲望という名の電車(1951)
《ネタバレ》 この作品はまず原作を読んでから映画とセットでご覧になられたほうがわかりやすいです。 原作は戯曲で210ページほどなので簡単に読めます。 映画は原作では描かれていないシーンがあります。 当時はヘイズコードという表現の規制がありました。 原作では、ブランチが10代の頃に結婚していた亭主(青年)がホモだったという告白が、映画では曖昧な表現でミッチに告白しているので、その後、ブランチが精神不安定に陥る理由に説得力がありません。 それから原作では、ラスト、スタンリーに向かって、割れたビール瓶で抵抗するブランチが、力尽くでベッドへ連れて行かれるという描写が、映画では、鏡に映るブランチとスタンリーのシーンでストップモーションがかかり次のシーンへ行くので、映画だけ見た方にとっては、ブランチがレイプされたという意味が伝わらないかもしれません。 ラストが原作と映画では全く違います。 原作では、ステラは「もしブランチの言うことが正しければ、私はスタンリーとは一緒にいられない」と言っていますが、映画の字幕スーパーでは、「もしそれが本当なら」という簡潔な表現のため、読み飛ばしてしまうかもしれません。 ブランチが精神病院から医者と看護婦に連れて行かれた後、原作では、それを見守るステラにスタンリーは膝まづくところで終わりますが、原作では、ステラは、スタンリーの呼び声に「もうスタンリーのところへ戻らないわ」と言い、2階へ駆け込むところで終わります。 私は今回、ディレクターズカットと呼ばれる、公開時にカットされていたシーンを追加したオリジナルバージョンのDVDを観ました。 それに付属されたプロダクションノートを読むと、公開時、レイプシーン(実際には暗喩)のカットと、レイプしたスタンリーに何のお咎めもないラストの描写を変更しろという、上からの命令があったそうで、監督は相当苦労されたそうです。 実際、映画でステラがスタンリーのところに戻らない決心をするのは、そういった意図があったからだと想像できます。 [DVD(字幕)] 8点(2021-03-18 17:08:38) |
5. 禁断の惑星
1956年とは思えないくらいモダンなセットでした。 ロボットも当時最新のデザインだったのでしょう。 ストーリーが退屈でつまらなかったのですが、紅一点のアン・フランシスのミニスカート姿が本作を引き立てる役割を果たしていたと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-10 10:38:57) |
6. 裏窓(1954)
開始30分は本筋とは関係ないメロドラマ。 裏窓から見える殺人の疑問は50分を過ぎてから。 そもそも殺人の動機が何だったのか描かれてないし、ドラマの振幅の幅が狭いので退屈した。 ジェームス・スチュワートとグレース・ケリーは親子のように見えて凄く違和感。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-03 18:10:28)(良:1票) |
7. 聖衣
クリスマスイブに見ました。 ちょうどその頃、ジョン・レノンの特集番組が沢山放送されていて、その番組と本作が重なってしまいました。 ジョン・レノンは救世主イエス・キリストに例えられるのではと。 そう見ていくと、ポールはペトロといったところか。 では、主人公のマーセラスは誰かと考えてみると…。 それは私自身では…。 こうして物語を自分に重なてしまうと、主人公である自分は最終的にどこへ向かうのか。 勘違いすると、ジョン・レノンを暗殺したマーク・チャップマンになりかねない。 そう考えると、むやみに物語を自分に重ね合わせるものではないなと思いました。 私はクリスチャンではありませんが、心に訴えかけてくる映画ではありました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-25 18:41:35) |
8. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 どいつもこいつも皆嘘つき。 でも人を信用したいという坊さんまで人を疑ってしまう始末。 でも子供を育てようと改心するオヤジに、最後は救いのある結末でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-06 23:00:58) |
9. 傷だらけの栄光
《ネタバレ》 今見るとちょっと古いですね。 自分を嫌っていた父親が息子にチャンピオンになってくれと言われ、真の目標を誓うロッキーに心打たれました。 30年前に見たかったなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-06 19:43:37) |
10. 去り行く男
CSで「隠れた良品」として放送されていました。 一見、西部劇のように見えて、描いているのは、男女のもつれだったりする。 アーネスト・ボーグナイン、ロッド・スタイガーの両極端なキャラが際立っていました。 チャールズ・ブロンソンも登場。 銃撃戦はほとんどありませんが、なかなか楽しめる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-23 14:02:33) |
11. 死刑台のエレベーター(1958)
《ネタバレ》 ラスト、現像室で、タベルニエとフロランスの写真がにじみ出るシーンに、ドキッとしました。 全体的にゆるゆるな映画ですが、マイルス・デイヴィスの演奏が重い雰囲気を醸し出していると思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-03 16:27:53) |
12. 波止場(1954)
《ネタバレ》 港湾の日雇い人夫、組合、マフィアと、なかなか馴染みのない設定なので、とっつきにくいかもしれませんが、善悪のつかない主人公がどうやって善良な行いをしようとしたのか、それが理解できるとラストの立ち上がって仕事場に向かう姿に感情移入できるかと思います。 映画評論家の町山智浩の映画塾の動画を参考にすると、この映画のよさが一層伝わるかと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-09 14:50:23) |
13. 七人の侍
《ネタバレ》 休憩時間が入るとはいえ長すぎる。 セリフが聞き取りづらいので途中から字幕で見た。 あれ? いつの間にか4人の侍が死んでる。 どこかで1人見逃したかな。 でも古い作品とはいえ、面白さが伝わるのはよい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-02-12 12:37:36) |
14. ボディ・スナッチャー/恐怖の街
今の感性でこの映画に点数をつけるのは少々可哀想かな。 ウィキペディアによると、ラストはドン・シーゲルの構想と違ったらしいけど。 80分で終わってくれたのが救いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-22 00:33:11) |
15. 麗しのサブリナ
ハンフリー・ボガードのどこがカッコいいのか理解できませんが、それなりに楽しめる作品でした。 古き良き時代を感じました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-01-21 00:27:19) |
16. 旅情(1955)
開始30分経っても何もアクションがないので途中で見るのを止めようと思いました。 最後まで見ましたが、ホント、タイトル通り、旅の情事という内容で、ある意味時代を感じさせる映画でした。 キャサリン・ヘップバーンには申し訳ないけど、正直ガッカリしました。 映倫PG12作品とのことですが、どこでひっかかったんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-01-20 09:39:50) |
17. マックィーンの絶対の危機(ピンチ)
子供の頃(4、5歳くらい)、夜中に冒頭部分だけ見た記憶があり、トラウマになっていました。 大人になってから見返すより、トラウマのままのほうがよかったかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-09-14 19:26:38) |
18. 戦争と平和(1956)
オードリー・ヘップバーンの特集で、吹き替え鑑賞だったのですが、ヘンリー・フォンダの声に小山力也は、ちょっと無理があるんじゃないでしょうか? 主役のクレジットはオードリーですが、肝心の本人は本編の3分の1も登場しません。 無駄にエキストラを使っている戦争シーンと韓国ドラマ以下のメロドラマを織り交ぜ、3時間半は「時間を返せ!」って言いたくなりました。 所詮オードリーは客寄せパンダ。 でも、本作を鑑賞すれば、他のオードリー主演の駄作もそれなりに評価が高くなるかもしれません。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2015-12-27 14:13:30) |
19. 狩人の夜
《ネタバレ》 登場人物がバカばっかで見ていてイラついてくる。 子供たちが守っているお金も元々はオヤジが殺人を犯して手に入れたものだから、なんだか納得がいかなかった。 シェリー・ウィンターズは美人だが、いつも途中で殺される。 最後まで生きていたためしがない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-21 03:52:09) |
20. 居酒屋(1956)
《ネタバレ》 映画の現代が、女性の名前、ジェルベーズなのに、どうして居酒屋という放題にしたのかな。 原作が居酒屋ならわかるけど、ほとんど居酒屋という雰囲気と関係ないようなタイトルが気になる。 私は水商売の世界にいたこともあり、やっぱり酔っぱらいは大嫌い。 こういうの、見てるだけでイラっとくる。 そんな男がいなくなって、さらに人生に虚しさを覚える主人公が痛々しく思える。 [DVD(字幕)] 5点(2015-05-07 11:20:24) |