1. ぼくらの七日間戦争(1988)
宮沢りえ、なんか妙に最近見る機会が多くて(鎌倉殿とか阿修羅のごとくとか)、そのたびに微妙にいい評価をもらってるんだけど、まあ女優が50過ぎてから評価上がっても今更感が強くて。 しかし、この映画の彼女はすごいなあ、ルックス、スタイル(もうすっかり成長が始まっててタンクトップがまぶしい)存在感、 。 デビューしたてでこれほどだったんだから、もっともっと大きな存在になって売れてもよかったのにと、彼女の失われた数十年間を残念に思います。 映画自体はもう突っ込む気にもなりません。 むしろ親たちにあんたらの教育が悪いとはっきり言える大地にちょっと好感を覚えるぐらいなあ。 しかし、歴史の授業は下らなかった。教科書でもなんでも乗ってる年号をだらだらと黒板に書くだけって、いくらつまらない授業の象徴でもあれはないわなあ。 あまりに世間一般に思われてる歴史に対するありきたりな見方でちょっとうんざり [DVD(邦画)] 7点(2025-01-21 16:21:07) |
2. 男はつらいよ ぼくの伯父さん
《ネタバレ》 令和4年、7月23日鑑賞。 今回の鑑賞は少し緊張感が伴っていた。明らかに同性愛者を揶揄する、それでいて本編の構成には全く関係のない、容易にカットできるエピソードがあるのを知っていたから。 呆然とした。全く編集も無しに同性愛者を気持ち悪い存在として揶揄する映像がごく当たり前に放映されるとは! ちなみに、自分はすごく女好きで、同性愛のかけらもなく、積極的にその嗜好を擁護するつもりもなければ、自分から声高にその嗜好への差別を非難するつもりもない。 ただ、記憶に新しいのが、昔それなりに楽しんでいた同性愛者を揶揄するギャグがリバイバルで放映された時の、世間の大騒動。演じた芸人、放映したテレビ局がどれほど非難されたことか。 自分自身も、同性愛者の人が当時それを見て、どんなに傷ついていたのか語っているのを見て、自分の鈍感さを顧みたりした。 だから、ボチボチこのエピソードもカットされる時期じゃないかなたと考えてのだが。(正直を言うと、このエピソード嫌いじゃないっていうか、ちゃねらーとしてはあまりに定着してて、いまだに笹野さんが出ると、ホモライと書き込んでしまうぐらいだから。でも、世の中の流れ、世論の変化などであきらめなければならなかったことは、これが初めてでもないわけだし) だから、全く何のためらいもなく放映されたことに、くどいが本当に唖然としてしまった。 石橋なら糞みそに叩かれる、だけど、山田なら何の問題もなくスルーされる。こんなダブスタってありなのか? [CS・衛星(邦画)] 0点(2022-07-24 05:36:11) |
3. 勝利への脱出
《ネタバレ》 ドイツチームと審判の悪党ぶりが中途半端かつ不自然。 だって、2-0や3-0で勝ってる時には相手を怪我させるくらいのラフプレーするのに、後半戦になって連合軍チームがどんどん勢いづいて追いついてくる段階ではずいぶんおとなしく。 審判だってずいぶんいろんなことをできそうなのに、せいぜい連合国側の1点を無効にするくらい。(それにしたってかなりオフサイドっぽいし) でもまあ気分的には後半戦かなり盛り上がってみたのも事実。 収容所の雰囲気もちょっと大脱走を彷彿させて良かった。 尼で最安値があったら買ってもいいかも [DVD(吹替)] 7点(2018-11-11 20:43:19) |
4. さびしんぼう
実は今はやりの聖地巡礼をやって、この寺も、この坂道も、それからついでに渡船も全部実際に訪ねてきたんで、 本当に久しぶりに見ると感慨が深い。あと主人公たちよりもむしろ藤田や小林の親世代の若さが新鮮。 尾道の町並みもいい。 ただ、やっぱり大林の映画って所詮は雰囲気名画、雰囲気だけでいい気分にさせてるだけでそれが本当の感動かと言われるとちょっと違う気が。 さすがに、マザコンを前面に出されると少し気持ちが悪いし それでもこの監督の最大の長所である美少女をより魅力的に撮る才能は、まだこの時点では健在で富田靖子が実に可愛い。 その才能が1990年代初頭の「ふたり」ぐらいを最後に枯渇したのは、本当に残念。あと十数年持たせてもらって、 少女時代の広末涼子主演の大林映画、あるいは宮崎あおい主演の大林映画なんてものを観たかった気がする。 ところで、富田靖子→ 広瀬すずって原点回帰してるというべきか、すがすがしいほど趣味が一貫してるというか、たんなるロリコンというべきか、ちょっと自分自身に苦笑w [DVD(邦画)] 6点(2018-09-16 19:49:39) |
5. 野ゆき山ゆき海べゆき
《ネタバレ》 ギャグがちっとも面白くない、臭いとしか思えない演出、下手というより、これでよくお金取れるなというレベルの特撮(あれって、専門家に任せれば随分マシになったと思うんですが、なんかポリシーあってやってたんでしょうかね)、大林監督のいつもの悪いところが全開のうえ、とってつけたような中途半端な反戦(とってつけたようで中途半端だから、設定がむちゃくちゃでほとんど意味不明なレベルに)。 それプラス、ただでさえ無意味なシーンがダラダラと続くのにさらに、やたら歌いまくる冗長さ。 鷲尾さんの魅力(特に行水シーンw)だけでは、到底もう一度観たり、ましてや録画したDVDを保存する気にはなれませんね。 上記に上げた大林監督の欠点は、ほとんど彼の全作品に共通するわけなんだけど、それでも彼が多くの名作を残しているのは、ただひたすら彼の少女の魅力をリリカルにフィルムに映しとる才能だと思うんですよ。 だから、この作品にしてもどうせ後半は原作完全無視なんだから、お昌ちゃんをヒロインにして彼女を中心にしていたらもう少しなんとかなったかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-25 16:12:29) |
6. はいからさんが通る
《ネタバレ》 ちょっと頭が固いと言われそうですが、自分、帝国陸軍の軍人が長髪で出てきただけでクラッとする人間なんで、もう伊集院少尉の綺麗なウェイブがかかった髪型を観ただけでもう卒倒寸前、よせばいいのに原作を探して見た瞬間、数秒間ブラックアウトっていうのは冗談ですが、 もう相当いろいろ間違ってそうな原作を、さらに改悪した部分がもう一層酷くて(笑) いや、アイドル映画なんだからいちいち細かいツッコミはしたくない、したくない、本当にしたくない、 でもさ、満州里 をシベリアの街っていうのだけはお願いだから許してほしかった。いくらそれまでほとんどエロ映画の脚本しか書いたことがなかった脚本家でもさ、外国舞台にするんなら地図帳くらい見ようね(笑) 今更こんな事を言うのもあれですが、自分が猛烈に好きだったのは麻宮サキ こと早乙女志織であって南野陽子じゃなかったんだなって今になって気付いて一体何の(ナンノ)意味があるんだろう(笑) [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-08 22:55:58) |
7. 彼のオートバイ、彼女の島
ものすごく好きだった映画なんですよね、これ。どれくらい好きだったかって言うと、封切り時に何回も何回も映画館に観に行き(映画館で観た回数としてはこれか「恋空」が圧倒的に一位)、それだけでは飽き足らず、撮影現場の尾道まで何百キロもバイクで行って実際に映画に出てくる坂道を走って感激した、それくらい好きな映画「だった」んですけどね。(その時はあと、「さびしんぼう」のお寺に上がりこんで御住職のお話しを伺ったり、同じく「さびしんぼう」に出てくる商店街を歩いたり、あるいは「時かけ」の家を眺めたり、「ふたり」に出てくる渡し船に乗ったり、今思い出しでもちょっと胸が熱くなるくらい楽しい旅行でした。閑話休題) ただ、長い年月を経て今観ると、う〜ん、どうなんだろう。少なくとも絶対、人にお勧めできるレベルの映画じゃないなあ。 まず、後半の原作にないオリジナルな部分の脚本。確かに原作のままじゃあまりに起伏に乏しくて映画として成立しないのは、理解できる。 しかし、何なんだろう、あの無理矢理な盛り上げ、クライマックス。少なくとも脚本書いた人が片岡義男を理解してないことだけはわかる。(じゃあ、おまえは理解してるんかって突っ込まれると困るけど(笑)) それから、高柳良一さん、俳優業は学生時代のバイトとスッパリ割り切って(だから上達する努力とか皆無だったんだろうな)卒業後はおそらく上手く作ったコネで一流企業に就職、現在は部長、そのとても上手な人生設計とは真逆にそして致命的に下手な演技、台詞回し。彼が大林映画に残した傷跡は大きいなあ。画面に出てくるともう映画とは別の世界に(笑) 片岡義男の「かっこいい」世界を表現しようとして空回りしてダサくなってる演出も困ったもので。 封切り時に失笑が客席から聞こえたくらいで。 原田貴和子さん、嫌いじゃない、決して嫌いじゃない。でもこの映画ではあまり美人に撮ってもらってないんだよね、大林監督にしては珍しいなあ。 なんかけなしてばっかりになったけど、台詞を覚えてしまうくらい自分という人間に染み込んだ、楽しい思い出と結びついたかけがえのない映画。 軽く追記 上で喜和子さん、美人にとってもらってないって書いたけど、実はかなりブサイクにしか撮れてない。 しかし、声と雰囲気がとてつもなくいいんだよねえ。彼女が歌う主題歌がデジタルになってなくて残念。 でも、つくづく大林って雰囲気名画しか取れない監督。 [DVD(邦画)] 10点(2016-04-24 09:32:54) |
8. 釣りバカ日誌
たいてい世の中の評判がいいものは自分もいいと思うし、そうでなくても何故、評判がいいんか、どういう人々が楽しむのか想像することができるのだが…… この映画だけは、良さ、そして何作も何作も繰り返されるほど当たった理由が全くわからない。 つまらないというレベルじゃない。 主人公のキャラに関してはもう不快感を感じるレベル。 社会性が0で、関心のほとんどが自分の好きなことにしかない、ほとんどガキレベルの人間。 ところが、そのガキが性欲だけは人並み外れてあるのが、不潔。しかもその性欲の対象が結婚後何年も経った自分の妻ときた日には、もう気色が悪いとしかいいようがない。 浜ちゃんが好きだという人、どこがいいんか一回教えてほしい。 (出先の退屈しのぎが、これの1~6までしかなくて死ぬかと思ったw) [CS・衛星(邦画)] 1点(2014-05-15 19:37:50) |
9. 泥の河
好きなんだけれど、なぜ好きだかわからない奇妙な映画だったんですが、最近やっと好きな理由がわかりました。 小学校の低学年の時の、少し年上のお姉さんってものすごく年上に感じられて憧れの対象になるんです。ある意味、未だ第二次性徴の前って人生の中で一番純粋な気持ちを異性に持てる時期かもしれません。 そういった、気持ちを思い出すことができました [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-04 07:01:07) |
10. ラ・ブーム
なんかフランス映画って、「え、そこでそうなるの?」みたいな違和感があるんですよね。気持ちや、心理状態の変化が説明不足っつうか、つかみ辛くて。 でも、そんなこと全然気にならないくらいソフィー・マルソーが可愛くて、可愛くて。 誰でも理屈抜きに魅かれる顔立ちのタイプってありますよね。(ちなみに優木まおみさんや篠田さんにちょっと似てるかなw) 女優の魅力だけで8点ってこれが2作目です。 [DVD(字幕)] 8点(2012-08-20 16:09:57) |
11. 新・刑事コロンボ/だまされたコロンボ<TVM>
《ネタバレ》 まず、最初の件に関してのコロンボの推理、大穴があって無理あり杉。だって、アメリカ国内ならともかく、ロンドンの空港の税関、他人がなりすまして通過ってあり得ないでしょ?あったとしたらあちら側の大失態。替え玉自身が重大な犯罪者としてイギリスの警察に追われることになります。この件に関しては、脚本家が気がつかないわけないんで、あえてバックレてるような。 それから後の件は、とにかく「犯人がうかつ」の一言に尽きるわけで、あまり面白くありませんでした。いくらあわてててもふつう外しません?あんな音がでるもの。 [DVD(吹替)] 3点(2012-07-23 10:31:29) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 シリーズで見た場合、非常に評価が高いんだけれど、単体として見た場合少し。まず、3まで見たら成長と見れても、2の段階では主人公が少し魅力に欠ける。それから年鑑を取り戻す流れだが、あまり時間的な制約を感じさせないので緊迫感がどうも。だいたい、おそらく100%「1」を見てる観客が、あそこで取り戻せばいいと思ってるのに主人公だけが気がつかないのは、ちょっとあざとい演出じゃないかな。 ところで、あと2年半で日本企業は本当に、アメリカ企業を支配できるようになるんでしょうか?今、どちらにいらっしゃるかわかりませんが 伊藤富士通さん、ガンバ! [DVD(字幕)] 7点(2012-07-23 10:08:14) |
13. 将軍家光の乱心 激突
《ネタバレ》 え、何?武家諸法度で長子相続が定められている?、半分本気にして武家諸法度調べたじゃないかw な訳ない。そんなものがあったらそれこそ時代劇のいいネタのお家騒動があるわけないじゃないか?だいたい、将軍って、むりやり大名の家臣の女房奪うほど、女に困らないって。そもそも陪臣の妻が将軍と出会う機会とかwwwwww なんてのは、この手のやくざ映画あがりの脚本家が書いた「時代劇」映画に対しては無用の突っ込みで、そもそも見るなって言われそうなんですが、それにしても長男が気に入らないから殺そうとする将軍とか、(そんなに気に入らないなら江戸城にいるうちに毒殺しとけよw)ようは、やたら大勢の人間が巻き添えになった家庭内暴力見させられた訳で。 こういう出鱈目、決して嫌いじゃないんだけれど、もう少し面白い出鱈目にしてもらわないと。だいたい、なんで3代から4代みたいなごく平穏無事に終わった何にもネタがない時代を題材にするのかな?企画者の頭の構造が理解不能です。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-07-21 16:14:28)(良:1票) |
14. 新・刑事コロンボ/迷子の兵隊<TVM>
まあ、穴ボロボロの犯人で魅力がないんで、(塚、あんなつまんないアリバイ工作で、しかもそれを見破られたらあきらめるくらいなら、最初からアリバイ工作なんかしない方がまし)、作品自体の魅力に欠けるんですが。 それよりもコロンボに対して一番、違和感を持つ点が出ちゃった作品でした。もちろん、日本とアメリカでは法体系も、捜査基準も違うと思うんですが、少なくともまともな法治国家で捜査令状も、相手の承認もなしに、個人の家から物を持ち出すのはないでしょ、厳密に言えば窃盗罪ですよ、あれ。なんかコロンボって捜査の合法性怪しいの多いんだよね。 あと、将軍夫妻の互いに対する偽善ぶりも嫌でしたね。 [DVD(吹替)] 4点(2012-07-16 21:19:15) |
15. 新・刑事コロンボ/幻の娼婦<TVM>
《ネタバレ》 あらかじめお断りしますが、完全に主観的な評価です。 犯人役の女優さん、その年代としてさほど不美人だとは思わないんだけれど、娼婦に扮した時、お肌が残念で、いわゆる少し年齢が上の方の似合わない厚化粧にしか見えない。(この女優さんの全経歴の中で、いわゆる女性的な魅力が中心になるようなヒロイン役がほとんど見当たらないことからしても、かならずしも自分の主観とは言えないのでは) すごい美人が来たと証言される、あるいは初めてあった男に追いかけまわされる、本当に作品世界を大切にするなら、ルックスを最重点においたキャスティングをすべきだったと思うがそうは見えない。 とりあえず、娼婦風の恰好、化粧をさせれば「大美人」の出来上がりってあまりに安易な製作態度では。 ものすごくつまらないことに拘ってると思われるかもしれないけど、一部の英米映画、ドラマ(とりわけコロンボ)のキャスティングの演技力重視、ルックス軽視の傾向と、さもそれが日本のキャスティングに比べて優れているように言われ、ルックス重視を幼稚であるかのように貶める傾向に苛っとすることが多いので。 [DVD(吹替)] 3点(2012-07-16 18:57:37) |
16. 蒲田行進曲
《ネタバレ》 人間の心や気持ちをありきたりの価値観で決めつける愚は犯したくないから、「暴力」を媒体として成り立つ人と人の気持ちの結びつきがあるかもしれないことは否定しない。だけど邦画にあまり多くないですか?この手の「暴力肯定」。たとえ、実際にあるものとしてもわざわざ映画の題材にしてまで称賛、肯定するべきものじゃないと思う。 この映画を見てる間ずっと耳元で、DV夫、パワハラ上司の「な、俺もこの映画と一緒でお前のことを愛している、思ってるからついつい手が出るんだよ。殴る俺もつらいんだよ」みたいな傲慢な言葉が聞こえてくるようで実に不愉快な時間でした。 でも、駄目ですね。この種の暴力を何気に「日本の古き良き義理人情」みたいにしか受け止められない人がかなりいるようで。 そんな人間が自分の伴侶、上司、教師だったら実に不幸だと思う。 あと、この映画を映画を愛する人によって作られた映画みたいに表現するむきもあるけれど、あほらしくてまともに論ずる気にもなれない。 皆さん、実際にこの映画の中で撮影されてる「新撰組」見たいと思います?映画の内容よりも、自分が目立つことにしか気持ちがない主演男優たち、大げさなアクションシーンをとれば名作だと思ってる監督、おそらく退屈極まりない愚作になるのでは。 こんな不真面目な姿を映画を愛する姿とか言ってほしくない。「キネマの天地」の映画作りに対する真摯さとは比べ物にならない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-05-02 16:30:41) |
17. ヘンリー五世(1989)
《ネタバレ》 シェークスピア物の映画を鑑賞する姿勢としては、そもそも根本的に間違ってるかもしれないが、戦争もの、いや少なくとも戦争をストーリーの重要な柱として使ってる映画の割には、あまりに戦争シーンが雑、適当。 そもそもこの映画の舞台となっているアジャンクールの戦いは、イングランド軍が長弓隊を駆使して、数に勝るフランスの重装騎兵を打ち破った戦術史上、きわめて有名な戦いなのだが、そういった要素がまるでこの映画では描かれてなかった。一つの画面ではイングランドの弓隊が雨あられのように弓を射かける、と画面が切り替わると激しい白兵戦。見てて不思議じゃなかったですか?イングランド軍の弓がどうして味方に当たらないか。あと、弓隊の防御のために地面に打ち込まれた無数の杭が、まったくの飾りになってましたね。平気で騎馬隊横を通り抜けてるし。 やはり戦争オンチの製作者は、戦争を取り扱った歴史ものには手を出してほしくないな。 あと、イギリス映画ではよくあることなんだけど、ヒロインのキャスティング。ちょっと絶世の美人っていうのはなあ?こういうこと言うと、「お前の主観!」ってお叱りを受けそうだけれど、ハリポタのシビル先生と絶世の美女のフランス王女を同じ女優がやっちゃうイギリス映画のキャスティングの感覚、習慣、自分は嫌いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-20 11:13:24)(良:1票) |
18. セント・エルモス・ファイアー
チャーリーズエンジェル2でさえ綺麗に思ったほどデミ・ムーア大好き人間の自分でさえ、この映画のデミ・ムーアにはあまり魅力を感じませんでした。あとの二人、特に眼鏡も全然ぱっとしないで。ぶっちゃけ、女優にほとんど魅力を感じない恋愛映画は自分には無理です。(あの女医さんだけ、ちょっと素敵だったな) [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-26 17:00:32) |
19. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 まさしくエンターテイメントの理想、あるべき形。 冒頭の博士の家の時計、新聞の切り抜き、ラジオ、テレビのニュースから最後にいたるまで、全く無駄がない、ひたすら面白いこと、楽しませることだけを目的として計算し尽くしてて作られた一部の隙もない映画。 SFとしての面白さもさることながら、若いころの母親にせまられたら、どれほど当惑し、いたたまれない気持ちになるか、そんなあり得ない架空のスチュエーションの心理描写を見事に表現してることも素晴らしい。 リー・トンプソンの微妙な可愛さも良かった。 ただ、筋が分かってしまっての2回目以降の鑑賞では、当然ながらドキドキ感は無く若干、面白さが薄れるのが残念。 自分的には3>1>2です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-27 15:11:41) |
20. 天平の甍
《ネタバレ》 学校教育の一環としてならともかく、この映画が商業映画として封切られ、お金払って見に行く観客が存在したとは! いろいろな面で感動する映画ですが、上記の点に一番感動しましたw ただ、真面目なわりには、いろんな面の荒っぽさも気になりました。 何よりも馬鹿なハリウッド映画じゃあるまいし、出てくる中国人が全員日本語とか。留学生にとって語学の問題が結構大事だったはずなのに、最初から完全スルーですか。 それで映画作っちゃう方も作っちゃう方だし、違和感無く受け入れる方も受け入れる方だと思われ。 あと奈良時代の話に厳密な時代考証とか無理難題ですが、それにしても留学僧たちの発想、物言い、人間関係、すべてがあまりに現代風でなんだかなあ。 [DVD(邦画)] 6点(2010-12-20 13:11:47) |