1. 息もできない
痛い、痛すぎる。暴力をふるわれる側の肉体的な痛みではなくて、暴力を行使する側の自身も知らない魂の痛みがひしひしと伝わってきてしまう、こんな暴力映画他にあっただろうか。暴力と暴言でしか語る言葉をもたないサンフンのような主人公に感情移入するなんて、普通だったら無理!って感じだし、暗くて救いのない暴力映画なんて観る気分じゃないしもう観ないで返そうかなとも思ったんだけど、本当に観てよかった。いつでもそうなんだけど、間違いなく私の中の名作!って映画に出会ったときって、なんかすごいって思いでいっぱいになってしまって、一体何がすごいのかって言葉にするまでにすごく時間がかかっちゃうんですよね。何度も観て、反芻して、それから感想を口にすべきなんだろうけど、とにかくこれはすごい!ってことをとりあえず言いたくて。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-07 16:55:47)(良:1票) |
2. ビッグ・バグズ・パニック
《ネタバレ》 モンスター・パニックものとしてはかなり良く出来ていると思う。主人公のダメっぷりもいいし、その父のいかれっぷりもとてもいい。虫人間になっていくところなんかもなかなか凝ってっていいです。おもしろい! [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 12:05:00) |
3. ハンティング・パーティ
《ネタバレ》 CM観てたらコメディだと思ってたんだけど、実話に基づく結構マジ映画?だったらもっと社会派テイストの真面目な映画にしたらいいのになあ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-10 19:05:40) |
4. ●REC/レック(2007)
《ネタバレ》 スペイン・ホラー好きです。が、手持ちカメラっていうのはもうちょっと飽き飽きしちゃったかな。観にくいし。アンヘラわあわあうるさすぎるし。ゾンビ映画かと思ったら最後なんだか訳わかんなくなっちゃってるし。やっぱりいきなりあの小さなアパートを完全に封鎖されちゃったら、展開があれ以上広がりようないもんね。で、屋根裏ってわけか。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-10 19:02:02) |
5. 運命のボタン
《ネタバレ》 あらあら、まさかのSF映画。まあそれはそれでもいいんだけれども、ちょっと冗長な感じ。周囲の人の思わせぶりな態度やセリフって結構好きなパターンなんだけど、盛り上がりもないしもう少し短くサクッと見せて欲しかったな。 [DVD(字幕)] 4点(2010-11-10 18:47:52) |
6. ノーカントリー
《ネタバレ》 一回目観終わった直後しばし呆然自失。いったい何と表現して良いのやら、いったいどう理解して良いのやら。しかし時間がたつごとにもう一度観たいという思いがどんどん強くなり、やがて観ずにはいられなくなる。やはりなんといってもハビエル・バルデム演じるシガーのド迫力でしょうか。あのシガーという男の細部にわたるキャラクターの作りこみはすごすぎます。間違いなく後世に名を残す悪役です。それと対をなす保安官を演じるトミー・リー・ジョーンズが、タイトルの意図するところをまさに具現していましたよね。さすがです。後半ルウェリン・モスが死んでしまう辺りは原作とちょっと違っていて、ちょっとざわざわとわかり辛いような感がありましたが、全体としての雰囲気を壊すほどではなく、まあこの場合彼のあのような退場の仕方は問題ないかと思います。 とにかくコーエン兄弟の細部にいたるまでのディテールのこだわりが遺憾なく発揮されていたす、ばらしい作品だったと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2010-11-10 18:13:56) |
7. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 ビッグスター二人の共演にしてはつまらない展開。ビッグスターといっても、すでに昔のビッグスターって感の否めない二人ですがね。どうみても現役刑事には見えないしね。いえいえ、この二人は大好きなんですよ。だからこその期待感も大きかったわけで。せっかくのビッグスターの共演なんだから、もっとしぶいものはなかったんですかね。まあ、あんなアル・パチーノや、こんなデ・ニーロを思い出しながら楽しむのというのもいいのかも。アル・パチーノやデ・ニーロに思い入れがなかったら、全然おもしろくない映画かもしれないですね。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-17 23:21:46) |
8. ショーン・オブ・ザ・デッド
とにかく好き。コメディだけど、出てくるゾンビはかなり正統派(何が正統なのかは人によって意見が違うかもしれないけど)。イギリス風ジョークもこの程度なら許容範囲。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-17 22:15:17) |
9. ゾンビランド
《ネタバレ》 ゾンビ映画のパロディものって好きなんですよね。とにかくこういうのが好きなの。ビル・マーレイ出してくるあたりなんか、もうそれだけで笑えちゃいますよね。ウッディ・ハレルソンのマッチョぶりをもっと見せて欲しかったところはありますが、ああいうキャラもまあ、ありかな。笑えるし。 [映画館(字幕)] 7点(2010-10-17 21:56:07) |
10. サベイランス(2008)
製作にデビッド・リンチの名前があるので期待しすぎちゃった。展開に捻りがなくておもしろくなかった。主人公二人の正体のばらし方もつまらない。第一途中で正体バレてるし。ジェニファー・リンチはこういう親父を意識したような映画作りはやめた方がいいと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-17 21:39:27) |
11. かいじゅうたちのいるところ
監督は原作のファンだっていうからかなり期待して見たのに残念。原作絵本ファンの私としては腹立たしい。 [DVD(字幕)] 3点(2010-10-17 21:20:40) |
12. 第9地区
かなり面白い、かなり笑える、かなり好き。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-17 21:16:14) |
13. エレクション 死の報復
《ネタバレ》 前作よりもさらにヒートアップしていてクール。またしても魚釣りのシーン、ちょっと間があるでしょ?緊張しましたね~。こういうセンスってすごいなあと思ってしまいました。とにかく本作はいろんなシーンで緊張しちゃいました。犬のシーンでは、その犬どんな風に使うんだろうとか。たぶん食べちゃうんだろうなとは思ったけど、そうするか!って驚きあったし。ロクをやっちゃうシーンも不気味な感じで。で最後はジミーでしょ、ああ無限地獄って感じで。 [DVD(字幕)] 9点(2010-10-17 21:10:40)(良:1票) |
14. エレクション
《ネタバレ》 ディーの短気さ凶暴さってのは最初っから強調されてたわけで、こいつはやる男だなってのがわかるわけだけど、穏健派で、子供の世話をするロクが最後の最後であれをやっちゃうってのがすごいよね。魚釣りのシーンはさすがにびっくり。そこで、そのタイミングで、子供のいるところでやっちゃうかって。ロク派の人物たちもそれぞれに個性的かつ印象的で、次回作に期待がもてます。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-17 20:56:55) |
15. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 いいですね~。期待を裏切られるエンドといい、やたら長ったらしい会話シーンといい、バスターズの活躍シーンといい、すべてにおいてタランティーノでしたね。ことに第一章のランダ大佐の手に汗にぎる緊張感みなぎる会話シーンは秀逸ですね。ただ、酒場の会話シーンはちょっと長すぎ。もうええって!とつっこみたくなりました。それと酒場にやってきたランダ大佐が靴と、サイン入りのハンカチを見つけますが、あれって両方いるかな。どっちかでいいと思うんですけど。それと欲を言えばバスターズの活躍シーンをもう少しみたかったかな。とくにイーライ・ロスのはじけっぷりを。それと気になるのがジュリー・ドレフュス。キル・ビルに続きさんざんな役柄なんだけど、NHKでは才女ぶりを遺憾なく発揮した彼女が、一度ならず二度までもこういう役柄を引き受けるのには驚いてしまう。よほどタランティーノ映画のファンなんだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-17 20:41:44) |
16. 恋するベーカリー
《ネタバレ》 まず、邦題タイトルが映画と合っていないということは言っておきたい。このタイトルであれこれ想像していくとがっかり。まあでもメリル・ストリープの年齢を考えるとこんなもんか。過剰に期待しなければ、そこそこ楽しめるかも。それにしてもアレック・ボールドウィンのメタボぶりにはがっかりしつつも、笑えるかも。これじゃあ色男もだいなしだね。 [映画館(字幕)] 5点(2010-10-17 20:29:00) |
17. THE 4TH KIND フォース・カインド
《ネタバレ》 より真実を伝えるために?本物の映像?を交互に混ぜていくって手法なんだけど、本物の映像必要だったかな?別にそれによって真実味がちっとも増していない。エイリアン・アブダクションなのかそれとも狂言か?ってことなら「エミリーローズ」なんかの方がよっぽどうまく出来てた。全編ミラ・ジョヴォヴィッチでやった方がおもしろかったんじゃないのかな。たいくつな映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-17 20:24:16) |
18. 30デイズ・ナイト
《ネタバレ》 雪で埋もれた閉鎖空間というと「シャイニング」とか「遊星からの物体X」を思わせ、それだけで期待感がふくらむというもの。しかもこちらの舞台は30日間太陽も昇らないというから舞台設定としてはこれ以上ないほど盛り上がるというもの。その割には、期待過剰だったという点を差し引いても、盛り上がらず。導入部分はいいんですけどね。何かが起ころうとしている、しかしそれは何なんだ?という疑問と不安。それが早々にネタばらし。ヴァンパイアの軍団がしょっぱなから派手に大暴れしてしまうんだから、それじゃ30日もたないでしょ。斧でざくざく首切るシーンとか、ところどころホラー映画として評価すべき点はあるものの、何よりもこの絶好の舞台設定を生かし切れていないのが残念でした。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-17 20:14:57) |
19. ラブリーボーン
CMから「ゴースト」のような展開で大団円を迎えるような映画を期待してしまうととんでもなくがっかりしてしまうでしょう。 CMを見ても、本編を見ても、どのような観客を対象ととらえ、いったい物語のどの部分を一番描きたかったのか、なんだか色々な「事情」も見え隠れするようで、ピントのぼやけた作品になってしまっていたように思う。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-30 17:15:35) |
20. デス・プルーフ in グラインドハウス
おもしろすぎ!そうくるか。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-28 00:52:48) |