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ramoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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1.  キリクと魔女
アフリカのどこかの村に古くから伝わる民話を映像化した、という印象。話そのものは、ハッキリ言って面白いとは感じませんでしたが、これまでに出会ったことのない映像センスで、退屈せずに最後まで観ることができました。エンディング曲は最高でしたね!
[DVD(字幕)] 5点(2023-11-26 18:26:41)
2.  未来は今 《ネタバレ》 
コーエン兄弟の映画は、自分にハマる時とそうでない時の差がとても大きくて、この作品は残念ながら後者でした。アクの強さやブラックなユーモアを期待し過ぎていたせいか、普通過ぎて物足りないような印象。ストーリーに魅かれることもなく、現実とファンタジーの部分が水と油のように異質に感じられる等、最後までこの映画の良さを見つけることができませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2023-08-12 09:14:05)
3.  メタモルフォーゼの縁側 《ネタバレ》 
うららが幼なじみ君の彼女からイジメられることもなく、BL好きをからかうイヤな人もなく、ムダに熱い青春野郎もいなくて、ベタなストーリーでしたが、気軽に楽しめました。原作を読んだ奥さんによると、うららはもっとダメダメ女子で、芦田愛菜ではいい子ちゃん過ぎるかも・・・と思ったけど、さすがの演技力で、原作を超える魅力あるキャラクターに仕上がっていたようです。  がんばってる人・前向きに生きている人を応援したくなる、そういう内容の話にT字路sの音楽はピッタリでしたね。ヴォーカルの歌声が聞けなかったのは残念でしたが、うらら母役で登場して驚かせてくれました(笑)  残念だったのは、季節感が乏しく、1年以上の話という印象がなかったこと。衣裳や小道具で工夫はしていましたが、屋外の光や街の色がどのシーンも同じなんですよねー。また、漫画や小説が原作だと、原作の文章をそのままセリフにしてしまうことがよくありますが、この作品ももしかして・・・? 「無理やりセリフにしなくても、いい役者を起用してるんだから演技で表現してもらえばいいのに・・・」と思えるシーン、かなりありました。  でも全体的には、多くの人が楽しめる、いい映画だと思います。良い意味でセオリー通りで、安心して見ることができました。 「遠くから来た人」、あの程度の漫画なのにとても良かったです。個人的には、うららが印刷屋で固まっている時の芦田愛菜の演技がツボにハマり、何度も繰り返し見て笑ってます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-08-09 14:12:55)
4.  偶然と想像 《ネタバレ》 
3つのエピソード、それぞれテイストが違っていて、どれも上質の出来だと思います。特に「第三話・もう一度」、口当たりのいいエピソードを最後に持ってきたおかげで、映画全体の後味もスッキリでした!  第三話の人気が高いようですが、個人的には「第一話・魔法(よりもっと不確か)」が一番好きです。一見、シロートでも思いつきそうな平凡なストーリーなのに観ていてまったく飽きないし、ラストの、写真を撮るシーンの意味もよくわからないんだけど、これ以上はないと思える締めくくり方。タクシー内でのだらだらと続く女子トークも、なぜか耳を傾けたくなります。演出力ももちろんだけど、主役の女優の演技力、なんかすごいかも。 「第二話・扉は開けたままで」は、ちょっとイタイ話でした。結果的に教授を逆恨みしていた学生の思い通りになってモヤモヤしましたが、バスを降りる前の女のキスが「ざまあみろ!」と言ってるようで非常に痛快! 序盤のキスを拒む場面は、このラストのためだったんですね。  第二話の結末がネット社会による悲劇、次の第三話はネットが崩壊した社会という設定。もしかしたら、第一話と第二話にも何かつながりがあるのか? それとも単なる「偶然」なのか?(笑)  この会話劇を成立させている脚本と演出だけでなく、映像センスも見事! 特に第二話ラストのバスが地下道路に入っていくところ、音楽との相乗効果で、とても印象に残っています。 ここ何年か、日本映画を観ようという気分になれませんでしたが、たまたま目にしたこの映画、本当に観て良かったと思える一本でした。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2023-05-09 20:48:19)
5.  セリーヌとジュリーは舟でゆく 《ネタバレ》 
どの紹介文もだいたい「不思議の国のアリスに着想を得た傑作ファンタジー」に近いことが書かれていますが、あまり先入観を持たずに観た方がいいかも。かなり「表現のクセが強い」おかげで、絶賛派と理解不能派に大きく分かれそうです。  序盤は、現実世界の中に異世界のシーンがフラッシュ的に混ざり込み、話が進むにつれて、アメを舐めて両方の世界を行ったり来たり、登場人物の役どころも入れ替わったり、ラストに向けての「前フリ」シーンがだんだんと増えていきます。そしてクライマックスでは、とうとう2人が異世界の登場人物として現れ、少女救出に向かいますが、そこにスリルや緊張感などまるでなく、演劇の体験型ワークショップみたいなゆる~い感じで展開し、少女も助かってめでたしめでたし・・・かと思ったら・・・  解説には「不思議なキャンディで現実と異世界を往復~」と書かれていましたが、本当の現実世界は、イントロとエンディングの「アリスと白ウサギの追いかけっこ」だけなのでは? たぶん、膝をケガしたセリーヌがジュリーの部屋の前にいるところが異世界シーンの始まりで、ボートに乗ったゾンビ(ゴースト?)が現れたところで向こう側のシーンは終了。今度はアリス役とウサギ役が入れ替わり、ゾンビから逃げてケガをしたジュリーがセリーヌの部屋の前に現れてループストーリーが延々と繰り広げられるのか、それとも新しい展開が始まるのか、「さて次はどんなお話になるのかな? 乞うご期待!」みたいなクレジットが入りそうなエンディングで終幕。意味不明な場面もありましたが、鑑賞のポイントはなんとなく理解できたように思えます。  観客だったはずの登場人物が、いつの間にか映画の世界に入り込み・・・という設定はよくありますが、ここまで秀でた構成・演出に出会ったのは初めてかも。また、「世界ツアーの話が舞い込むセリーヌ」や、「小さい頃に世話になったばあやと再会するジュリー」など、現実世界での夢や憧れを描いたシーンは、ストーリーに影響はなくても、全体の中でいいアクセントになっていました。  もっと単純なストーリーかと思ってボヤ~と観ていたので、解釈に自信はありませんが、思っていた以上に楽しめました。ただ、2人の女性の掛け合いが「ウザいな~」と感じる場面が多くて、それだけが少し残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-05-05 19:58:24)
6.  世界で一番しあわせな食堂 《ネタバレ》 
美しい自然やのどかな人々が醸し出すフィンランドの雰囲気と中国テイストとのマッチングが、最後までかみ合っていないように感じました。音楽等でうまく混ぜ合わせようという工夫が、いまひとつ機能しなかった・・・というか、逆効果だったように思えます。  問題を抱えた中国人親子が異国の地で、シルカや地元の人たちに囲まれて徐々に心を開いていく様子がこの映画の基本軸。しかしその軸への肉付け方があまりにも雑。特に、母親を亡くしてこじれてしまった父と子の関係の描き方・掘り下げ方が甘いため、関係が修復していく様子にも感情移入できませんでした。 また、この映画の重要なキーパーツのように登場させたフォントロンも、「えっ、これが答え?」というあっけなさ。思わせぶりな冒頭のフリが全然活かされていませんでしたね。  心地いいフィンランドの空気感や美味しそうな中国料理など、映像や雰囲気はチェンが作る料理レベルなのに、脚本や演出はシルカのマッシュポテト程度といったところ。こういう雰囲気の映画は好きですが、これはちょっと自分には合わなかったようです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-04-12 19:15:41)
7.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
観終わった直後はまったく意味不明、でも面白くなかったわけでもなく、しばらくして、内容が脳細胞に浸み込み始めたら「こういうことかな?」と、自分なりの解釈が浮かんできました。  新進気鋭の劇作家が映画のシナリオを書くことになったものの、畑が違うと戸惑うことも多くて、なかなかうまくいかないなぁ・・・という現実を軸に、新しい仕事先のハリウッドで見聞きしたこと・出会った人とのエピソード・日々の心境など、「僕のハリウッド滞在日記」をバートン君がリンチ風に脳内変換しちゃった、という映画・・・かな??? ニューヨークまでが現実で、ハリウッドからはすべてバートンのフィルターを通したデフォルメ。普通の人なら「到着したホテルはちょっと古い感じ。あっ、部屋の壁紙の端がめくれかかってるな・・・」で片づけられることも、メンタルにちょっと問題ありそうなバートンにはあのような不気味な光景に映るのかも。映画会社の社長も隣の部屋の肥満体も、実際はもうちょっと一般的な人なのに、彼の心の闇が、負のイメージだけを膨らませちゃったんでしょう。  「ずっと『ハリウッドでの出来事、バートンの心にはこう映った』を見せられてたのか?」と感じたきっかけはラストシーン。あのシーンは、仕事がうまくいかなくて、部屋に貼ってある写真の世界に入り込んだ=現実逃避しやがった、と思えたから。だったら、これまでの数々の不可思議なことも、彼の精神世界によって歪められた映像と解釈してもいいのでは?  なんとなくですが、感じの悪い二人組の刑事は実際には存在せず、彼の心の中だけに存在する登場人物のように見えました。したがって、チャーリーが殺人鬼というのもバートンの勝手な思い込み。「せっかく仲良くなれたと思ったのにホテルを離れる? きっと人に言えない事情があるに違いない」という思い込みが暴走した結果、殺人鬼→刑事がやってくるというシーンを生んだのでしょう。ラストの海岸シーンにまで出てくる、生首入りを連想させる箱、これが彼の妄想世界であることの象徴に見えます。 存在しない、といえば、小説家の秘書も? だって、お気に入りの彼女の名前が「オードリー・テイラー」って・・・(^^; これこそ妄想の極みですよね?(笑)   解説サイト等には、聖書や哲学のメタファーだ、第二次世界大戦やハリウッドへの皮肉だ批判だなど、いろんな意見があるようですが、そういう小難しいことにはあまり詳しくないので、いまひとつピンときませんでした。自分が書いた解釈も、とんだ的外れなのかもしれませんが、まぁ「各々が自由な解釈を楽しむための映画」ってことでいいんじゃないかなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-03 23:40:11)
8.  愛の昼下がり 《ネタバレ》 
6つの教訓シリーズの中では、この作品が一番好きかも。  ロメールの映画では「日本人には理解不能なフランス人の恋愛観」がよく出てきますが、今回は珍しく、女性への対応に共感できる男が主人公で、さらにロメールにしては「普通のハッピーエンド(でもメチャ感動)」でした。教訓シリーズ、「最後くらいは“めでたしめでたし”でもいいじゃん」っていうロメールのつぶやきが聞こえてきそうなラストでした。  プロローグで、妻に不満はないけど、いまひとつ心が満たされない様子を表現した、「相手の意思を無力化するペンダント」で妄想を繰り返すところは爆笑。ここだけ見ると、このオトコも、教訓シリーズによく出てくるろくでなし野郎かと思いましたが、最後まで見ると一番まともな男性でした。 本筋に入ると、昔の知り合いの女性・クロエが登場し、渋々相手をしているうちにだんだんと彼女のことが気になり、クロエも大胆に彼を誘惑し始めます。とうとう、裸のままベッドで横たわるクロエを前に、さあこれから・・・というところで、鏡に写ったジャミラ状態の自分を見て思いとどまり、そのまま妻の元へ・・・。  冒頭の、入浴後の妻とのキスシーンで妻が「服が濡れるわよ」、ラスト前の、シャワー後のクロエとのキスシーンでクロエが「キスは? 服が濡れるけど」。同じシチュエーションでも相手が違うと結果も変わる的な意味の教訓なのか、彼は服を買う時にこだわりがあるようだったのでそれと絡めているのか、それとも他に違う意味があるのか、どれが正解なのかわかりませんが、結果的に映画的な面白さが増しているのは事実。もう一度じっくりと見れば、意味がわかる・・・かな?  今回も、ストーリーはシンプルだし、いつも以上に何も起こらないのに、6つの話の中で一番心に残った作品でした。特に、クロエのシャワーから妻号泣のラストまでの数分間は、ほんとに映画らしい、いいシーンだったと思います。  何も起こらない平凡な話・・・で思い出したのが、「ガラスの仮面」に出てくる一人芝居「通り雨」。この映画ももしかしたら関係者から「監督、こんな平凡でつまらない話、ほんとに映画にするんですか?」と止められたかもしれません。でもロメール監督ならきっと北島マヤのように「見た人がつまらないと感じたら、それは話が平凡だからではなく、私に映画監督としての力が無いということだね」みたいなこと、言いそう(笑) 。そういえばこの話、落としどころが「通り雨」に似ているような・・・気のせい?
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-08-13 21:47:02)
9.  潮風のいたずら 《ネタバレ》 
気軽に楽しめるラブコメで、脚本もしっかりしているし、主演俳優の魅力も光っているし、「何かおもしろい映画ある?」と聞かれた時にこれをオススメしておけば、よほどマニアックな映画ファンじゃない限り、まぁ満足してもらえそうな「無難な一本」かなと思います。監督はゲイリー・マーシャル。なるほど、言われてみればこの感じ、「プリティ・ウーマン」系ですね。  わがまま放題の傲慢セレブ・ジョアナと、ボロ家で家事子育てに悪戦苦闘中の主婦・アニー。この両極端な役を、同じ人とは思えなくらい完璧に演じ分けているゴールディ・ホーンってすごい! 尻丸出しのハイレグ水着も、エロよりも笑いにつなげるところはさすが。 最近、敬遠しがちだったアメリカ映画でしたが、たまにはこういう映画もいいですね♪
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-07-14 00:05:19)
10.  クレールの膝 《ネタバレ》 
とにかくキモい! ヒゲのおっさん、見た目だけでなく、クレールの膝を撫でるシーンは、男の自分でさえ「ぎゃ~!」と叫びたくなるほど気持ち悪かったです(笑)  内容は、友人の作家オーロラにそそのかされて、結婚を控えたおっさんが高校生姉妹を相手に恋愛ゲームを繰り広げ、最後「オレはやったぜ!」みたいなドヤ顔で自分の恋愛観を得意気に語ります。その様子を滑稽に見せるラストはロメール映画の鉄板パターン。湖畔の美しい映像も加わって、ロメールらしさも充分に発揮されていると思いますが、とにかくおっさんのキモさが映画全体に充満して、それどころではなかった、というのが本音です(^^;  オーロラに「ちゃんとした所にほどよく肉がつけばすばらしいスタイルの美人になる」と言わしめるほどのクレールの水着姿。それに比べ、小学生みたいな体型に天パ、マッチ棒がパンツ穿いたような水着姿のローラとでは、おっさんがクレールに夢中になるのも当然。でもクレール、オトコを見る目はまだまだで、クズのような彼氏に夢中なところがもったいない!  また、ローラがおっさんに好意を持ち、「緑の中を手をつないで仲良く駆け回る」という、昭和のチョコレートのCMみたいなシーンも、この二人のビジュアルでは、まるでコント映像・・・。  そんなこんなで、余計なことばかりが気になって、肝心の映画に対する印象はイマイチ・・・。クレールの美しさが唯一の救いかな?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-12 18:50:22)
11.  ナック
シュールなオープニングと、街中をベッドで走るシーンは良かったですね。当時の空気感が伝わってくる、あの時代にしか作れない独特の雰囲気が懐かしく感じられました。60年代に「ポップ」と呼ばれた風潮の代名詞的なシーンだと思います。そんな時代に生きる若者を年寄りが批判する。このコントラストがストーリー全体を引き締めて、暴走気味で崩壊寸前の展開をどうにか防いでいたように見えました。  ただ、評価できるのはそこくらい。なんだか、当時の若者の理解不能なノリを、勢いだけで映画にしちゃったような印象でした。映画作品を楽しむというより、自分が「子供だった頃の時代の雰囲気を懐かしく思い出すための材料」としてなら、まぁ観て良かったかなぁ・・・という程度の映画だと思います。この映画を観ていたら、街中やテレビで「ハチのムサシは死んだのさ」が流れていた頃の様子が頭に浮かんできました。そういえばその頃、日本でも似たような映画やドラマが作られ、テレビなどで目にした記憶がありますが、今から思えば、この映画のサルマネだったのかも・・・?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-11 11:49:24)
12.  夏物語(1996) 《ネタバレ》 
3人の女性の性格、水着の印象通りでしたね。このフニャフニャなガスパール君に、獰猛な肉食系のソレーヌやレナの相手は無理でしょう(笑) どうにか会話が成り立つマルゴなら多少の望み有ですが、そもそも彼が「モテる」こと自体に違和感を覚えました。  夏のバカンスに若い男女が登場・・・とくれば、いかにもな恋愛ドラマを連想しますが、そこはロメール映画、何か起きるわけでもなく、その代わり「あー、その気持ち、メチャわかるわー!」的な、今も昔も変わらない、若い男女特有のめんどくさい恋愛心理を巧みに表現してくれています。  最後、立て続けに鳴る電話、レナとソレーヌからのお誘い、さあ彼はどちらを選ぶのかと思ったら、選んだのはレコーダーって・・・これには大笑い! でもあの状況ではベストチョイスかも。マルゴに事情を説明して、レナとソレーヌに告げられた時間前に宿を発つ。優柔不断な彼にしては大正解な判断だったと思います。・・・というより、行き詰まった彼の前に「逃げる」という選択肢が突然現れたので、思わず飛びついた、そんな印象でしたね。  長い人生の中で一度は訪れるモテ期。経験ある人ならガスパール君に対してきっとこう思ったはず。「もっとうまくやれ」と(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-27 00:58:37)
13.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
これは笑えました! 「世間のバカ同盟」が引き起こす馬鹿馬鹿しい出来事にさすがのCIAもお手上げ、全身整形の費用を支払って面倒事を終わらせてしまうエンディングが最高でした(笑)  登場人物はみんなバカで、巻き起こす事件はくだらないのに、でもドタバタコメディーじゃないんですよねー。 劇中の人物目線だと、それぞれが必死のハードボイルドな世界、でもそれを俯瞰で見ることで笑いになる。また、コントのようなセリフや大げさな動きで笑いを誘うのではなく、普通のセリフ・動きがおもしろく見えるように演出する。こういうコメディー、とても好きです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-23 00:12:46)
14.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
現実世界では過去に戻れないのだから、いまこの瞬間を、毎日を、大切に悔いなく生きよう。それが一番の幸せなんだよ・・・的なメッセージを人々にうまく伝えるための良作映画だと思います。  タイムトラベルを絡めた軽いタッチの恋愛コメディ風の前半は前フリ、後半からは家族のつながりを描いた、心があたたかくなるヒューマンドラマでした。 タイムトラベルで失敗を何度もやり直して人生を軌道修正するティム、タイムトラベル能力がないために人生を台無しにしそうになる妹のキットカット。フィクションと現実とを見比べることで、人生における時間の大切さが、くっきりと浮き立っています。 そして、父親との最後のエピソードは泣けました。私自身、昨年父を亡くし、結局その4~5年前に帰省した時が父との最後の会話でした。「あの時が最後の会話になるとわかっていたら、もっと話すことがあったかも・・・」と思い出し、心が痛みました・・・。  この映画におけるタイムトラベルは、こうしたメッセージを伝えるための一手段で、いわば添え物。設定が甘かったり都合が良過ぎたりしますが、そんなことでこの映画に対する評価は変わりません。自分の「心の琴線に触れた」こともあって、とても印象に残った映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-06-22 22:12:07)(良:1票)
15.  コレクションする女 《ネタバレ》 
鑑賞中は面白さをさほど感じなかったのですが、見終わってこの映画の意図を理解し、もう一度見返すと、「イマイチかな・・・」と思ったのは作品のせいではなく、自分の理解力が不足していただけでした(^^;  理想のタイプの女性でもなく、いろんな男とヤリまくるアイデに批判的な態度をとるアドリアンですが、別荘で一緒に過ごしているうちにだんだんとアイデに魅かれていきます。  このオトコも「自分はモテる」と思ってる自惚れ屋。最後、アイデといい感じになり「これから一週間、この女とヤリまくるぞ~!」と思った自分を納得させるために、「これまでの出来事はすべて僕を得るための策略だったのだ」「その策略によって僕自身を守ってきた道徳の砦は崩れた」などと、湧き上がってきたスケベ心をすべてアイデのせいにして、「僕は悪くないのだ」と自分自身に言い聞かせます。 でもアイデにフラレそうな気配濃厚になると、その瞬間を回避するが如く車を走らせ、「やっぱり一人でバカンスをのんびりと過ごすぞ~!」「遂に静寂を手に入れたぞ~!」と、自分のカッコ悪さを認めたくない独白が次々と・・・。  別荘に戻った彼は、自由や静寂を手に入れたのではなく、一人ぼっちになっただけ。木陰で本を読もうとする姿からにじみ出るポツ~ン感といったらもう・・・ それで結局、元カノのいるロンドンへ向かおうとするそのクソダサい姿に、最後大笑いさせてもらいました。  また、「プロローグ1 アイダ」も、最後まで見終わってからもう一度見ると「なるほど!」でしたね(笑)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-01 11:52:51)
16.  モード家の一夜 《ネタバレ》 
教訓シリーズ3作目の主人公「私」が出会った、対照的な二人の女性。まず、離婚歴のあるモードの家に泊まることになった時は、宗教や哲学などの小難しい会話に自分のポリシーや主義を重ね合わせ、結局据え膳は食わずに終わります。 成り行きとはいえ、裸の女性が隣で寝ている。でも彼女を抱くのは自分の主義に反するから抱かないのだ・・・と思ったら、向こうが迫ってきた! そりゃもう手が出るよ・・・いや待て、ここは本能で行動すべきではない・・・という心の声が聞こえてきそうなグダグダな様子。結局モードに「ハッキリしない男は嫌い!」と罵られますが、そりゃ当然です(笑)  その後、意中の女性フランソワーズと出会い、最終的に結婚に至ります。 5年後に家族で海水浴に行くと偶然モードに出会い、フランソワーズはダンナとモードの過去ではなく、「自分の過去の秘密」に不安を覚えますが、それを察した彼は、モードとの一夜を「最後の火遊び」という嘘で、お互い昔のことはもういいじゃんみたいなノリで丸くおさめます。  モードともフランソワーズとも同じようなシチュエーションなのに、モードが相手では自分のポリシーを曲げることはできなかったけど、妻になったフランソワーズの揺れる感情に気付いた瞬間、やさしい嘘がついポロッと・・・。 自分の主義・信仰というカチカチの石頭に人間らしいあたたかさが生まれた、地味だけど良いラストシーンでした。  ちなみに、第3作目の制作年が、4作目の「コレクションする女」よりも遅いのは、制作に取り掛かったものの、いろいろな大人の事情で制作が遅れ、後から作り始めた4作目の方が先に完成してしまった・・・ということらしいです。まあ、どちらを先に見ても問題ないと思いますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-30 00:10:04)
17.  レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ 《ネタバレ》 
コメディと称される映画は数多くありますが、これはあまり体験したことのないスタイルのコメディでした。セリフを少なくすることで、こんなおもしろさが生まれるんですねー。主役のバンドメンバーがいかにもウケを狙ったようなキャラクターだったので、そのアクの強さによるドタバタ映画かと思ったら、まったくの真逆。クオリティの低いコメディのようなガチャガチャした感じがないので、落ち着いて楽しめました。  レニングラード・カウボーイズ、セリフが少ないためか、見ているうちになんだか「動物の群れの集団行動に似てるなー」と思えてきました。 アメリカに電話するマネージャーの様子を窓から見ているメンバー達、刑務所内でビールの空き缶を叩くメンバー達、バーで黙々とクルミを割り続けるメンバー達・・・。レニングラード・カウボーイズという新種の生き物の生態を描いているような可笑しさでした。  ロシア民謡から始まって、ロックンロールやビーチボーイズなど、演奏シーンになると、おかしなことをしているわけではないのに、なぜか笑えてきます。映画では「ヘタクソな演奏」という設定でしたが、実際はそんなにヘタではないし、音楽映画としても楽しめる演奏レベルだと思います。  笑いどころはいろいろとありましたが、自分が一番笑ったのは「民主主義復活」のテロップでした(笑)
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-05-27 19:33:29)
18.  ムーンライズ・キングダム 《ネタバレ》 
解説に「小さな恋のメロディみたい」「少年少女の冒険劇」などと書いてあったので、かわいい映画かと思って観たのが大失敗。自分の目には、主役の二人が精神科入院レベルの問題児にしか見えず、全体的に陰気なムードが漂い、音楽も何を意図して選曲したのか理解不能で、面白さを見い出すことができませんでした。  「小さな恋のメロディ」は、まさに“小さな恋”という言葉がピッタリで、いま見ても胸がキュンキュンしますが、この2人はまるで昭和枯れすすきのようでした。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2022-05-26 00:26:37)
19.  悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 
有名な映画なのでタイトルは知っていましたが内容は全然知らず、でもそのおかげでこの映画の醍醐味を充分に味わうことができました。真相が明らかになった時は、一流マジシャンのパフォーマンスを見た時のような「ダマされる快感」に酔い痴れました。  この映画では、結末のインパクトを高めるために、見る側を騙そうとする「罠」がいくつも仕掛けられています。  まずは、鑑賞者の意識を「2人の女性の完全犯罪は成功するか否か」という視点に向かわせようとします。 汽車でタバコを吸う校長を迷惑がる2人の女性客、風呂に水を入れる音がうるさいと怒り時刻をメモする夫婦、酔っ払いが車に乗り込もうとした時に店員が確認した汚れた荷台、死体をプールに投げ込む直前に点いた部屋の電気等、「これが後でポイントになるんだよね」と思わせるシーンが次々と・・・。でもこれだけ続くとさすがに「トラップか?」と思っちゃいますね。  次は「プールに投げ込んだはずの死体が消えた」ところから、怪奇ホラー系の匂いを漂わせます。 クリーニング屋から届く校長のスーツ、校長に怒られたという少年、集合写真に写る校長らしき影・・・。安っぽい謎解きドラマだと、こんな怪奇現象は「犯行を紛らわせるためのトリック」で片づけられるのですが、本作では、このホラー的な空気が最後に活きてきます。  そしていよいよラスト。バスタブの校長よりも、自分は死んだ妻の表情の方が怖かったです。ショック死する妻、計画が成功し喜ぶ校長と愛人。でもそれは探偵が見抜いて手を打っていた・・・と、意外な真実を次から次へと畳み掛けてきます。   これでこの事件も解決・・・と思ったら、最後の最後、少年がパチンコを「校長夫人にもらった」という謎のシーン。 一瞬、実は夫人は死んでおらず、妻が探偵と結託し、校長と同じ手を使って2人を陥れ、「さらにもうひとつの真実があったのだ!」ということを表しているのか・・・とも思いましたが、校長が妻の脈が止まったのを確認しているので、これは違いますね。  そうなると、少年が見たのはやっぱり死んだはずの校長夫人だったのか・・・? あえて真実を示唆せず、最後にもう一度観客をゾッとさせる怪奇ホラーの余韻を残すことで、作品全体の印象がグッと深まりました。  最初にも書きましたが、この映画、最後の真相を知らずに観ることができてホントにラッキーでした!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-05-24 21:05:08)(良:1票)
20.  二重生活(2015) 《ネタバレ》 
哲学の修士論文のための尾行、ということですが、その理由に無理があるというか、「女の子が他人を尾行するというストーリー設定」のための強引なこじつけみたいで、そのせいで自分の目には「この子、何やってんの?」としか映りませんでした。  なんか「自分の存在意義を見出せない人が、尾行によって他人の人生や秘密に触れることで空っぽの心を満たしていく・・・」みたいなことを言ってたようですが、音声が小さ過ぎてセリフが聞き取りにくく、ストーリーの肝になる部分がよくわからなかったので、たぶん誤解や間違った解釈も多いと思います。 ラストの、交差点で指輪をした人、あれは教授なのでしょうか? だとしたら、自殺を連想させるシーンは何の意味があったんでしょうか?  どうやら鑑賞時の気分と映画の内容がかみ合わなかったようで、最後まで気持ちが入っていかず、「教授が学生にこんなことやらせてるとわかったら、教授も学校もただじゃ済まないだろうなぁ・・・」とか、余計なことばかり気になっているうちに終わってしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-05-20 19:26:46)
030.49%
1152.43%
2274.37%
3375.99%
46911.17%
59815.86%
69615.53%
710316.67%
810316.67%
9497.93%
10182.91%

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