1. 街の灯(1931)
《ネタバレ》 ボクシングシーンは全ての映画の中で一番笑えるシーンだと思うし、ラストシーンは全ての映画の中で一番印象的なラストシーンだと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 22:50:38) |
2. 東京物語
《ネタバレ》 邦画ではマイベスト。高校生の時に国語の授業の課題で初めて見たときは退屈この上なかったが、30歳を超えて再見したら、激しく胸を揺さぶられた。現代化に伴う家族や社会の連帯の希薄化をこれほどまでに美しく描き出した映画ってないと思う。テーマや映像もそうだけど、笠智衆のものの言い方であるとかシーンの入れ替わりのタイミングとか、映画のテンポやリズム感のようなものも最高だと思う。 [DVD(邦画)] 10点(2011-07-06 13:13:36) |
3. 民族の祭典
カメラワークでは、この作品と「美の祭典」より優れたものを見たことが無い。 [DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 13:03:58) |
4. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 打率の高いアベレージ・ヒッターだったピクサーが、ついに特大のホームランを打ってしまったような作品。素晴らしい。 [映画館(吹替)] 10点(2011-07-06 12:58:39)(良:1票) |
5. ロシュフォールの恋人たち
《ネタバレ》 小生もこの映画には100点か1000点くらい付けたい。人生最高の映画。DVDも持っていてもう50回くらいは見たであろうか。圧倒的な人間讃歌・人生讃歌・恋愛讃歌。映画というか芸術を、制作者の頭や心の中にある理想の世界観(「妄想」とも言い換えられる)を作品という形に昇華させることと定義するのであれば、この作品ほどそれに成功した作品はないように思える。見るときはいつも、冒頭の広場のシーンでポールダンスみたいな棒を使ったダンスの後、パステルカラーのヴェールに身を包んだ女性たちが横から跳ねてやってくるシーンあたりで、なんだか自分の中でスイッチが入って、その後は「ロシュフォール的世界観」の中を2時間近く浮遊している感じで、この浮遊感がたまらなく気持ちいい。音楽も最高だし、街も人もパステルカラーと白に統一し、カメラの端の方に写っている人にも全て踊らせて、世界観を完全に構築しているのがポイント。ストーリーの適当さやジーン・ケリーとチャキリス以外のダンスの粗さも、この映画にはむしろプラスに働いているような気がしてならない。 [映画館(字幕)] 10点(2011-07-06 12:47:01) |
6. ポリス・ストーリー/香港国際警察
ジャッキー・チェンのエンターテイナーとしての覚悟が、画面の中から伝わってくる傑作。我ら凡人はただ喝采するのみ也。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-29 16:33:01) |
7. 天国と地獄
10点付けてないのにこんなことを言うのも何ですが、基本的に文句の付けどころのない娯楽大作ですね。たしかに少しマイナスがあるとしたら、後半をもう少しコンパクトにできなかったかという点くらいです。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-10 17:19:43) |
8. 機動警察パトレイバー
小学生時代に初めてみたときは、オペレーティング・システム、コンピューター・ウィルス、聖書といった作品を彩る要素がとても格好よく見えたし、また、この映画で描かれている東京の風景は自分の感性に少なからず影響を与えている気がする。押井監督の個性がちょうど良い程度に反映されて、今見ても本当に良い映画だと思う。世界に誇るべきジャパニメーション・ムービーの金字塔。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-09 16:06:41) |
9. リトル・ダンサー
《ネタバレ》 いやぁ、この映画の父親、最高ですね。どんだけ小生の涙を搾り取れば良いんだという感じ。イギリス映画独特の雰囲気も良いし、ラストシーンが圧巻です。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 14:52:31) |
10. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 リアルタイムでこの映画を知らない人には同じような人が多いと思うのですが、小生もてっきりモンスタークレーマーが出てくる話かと長年思っておりました。が、父と子の感動的なストーリーでした。フレンチトーストのシーンも子供が怪我するシーンも良かったけど、法廷のシーンでダスティン・ホフマンがメリル・ストリープを気遣うシーンも感動でした。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 14:48:42) |
11. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 圧倒的な人間讃歌。ダメ人間の集合でバラバラな家族が一つにまとまっていく様子を、珠玉の脚本と演技で魅せる。最後のダンスシーンは、思わず感極まってブラボーと叫びたくなる。これは10点付けるかどうか最後まで迷った映画。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 14:33:00) |
12. 美の祭典
これと「民族の祭典」のカメラワークは、神の領域に達しているように思う。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 14:14:57) |
13. キッド(1921)
チャップリン作品では「街の灯」の次に好き。音楽がチャップリン作品中一番良いのもあって、シンプルなドラマなんだけど、随所でホロッときてしまう。子役も最高。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-07 15:32:22) |
14. 歩いても 歩いても
近年の日本映画の中では、一つ抜けた出来の作品と思う。小津映画的なものを目指して、それにある程度成功している。それぞれの人間の関係性や会話のテンポの一つ一つが面白く、見る回数を重ねるほどより楽しめるスルメのような作品な気がする。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-07 00:09:31) |
15. 用心棒
《ネタバレ》 最後の仲代達矢との決闘シーン、一瞬だけど、これがまたとんでもなくカッコいい。音楽もカッコいい。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-06 23:22:31) |
16. 隠し砦の三悪人
《ネタバレ》 最初の方の、捕虜となって働かされていた兵たちが反乱を起こして城の階段を駆け下りていくシーンの迫力がハンパない。その後も、裏切り御免のシーンや、三船敏郎が馬上で刀を振りかざしながら駆け抜けていくシーンや、村人との火祭りのシーンなど名シーンが数々あり、黒澤作品の中でもとりわけ好きな作品。そして、あの上原美佐の気合が入った話し方が、時折、妙に恋しくなってまた見たくなる作品。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-06 23:03:18)(良:1票) |
17. プロジェクトA
ジャッキー・チェン映画の中でもとりわけアクションのコミカルさが抜群。ポリス・ストーリーと同じくジャッキー・チェンの覚悟が伝わってくる作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-31 14:34:57) |
18. マトリックス リローデッド
このシリーズ、この二作目までは評価したい。一作目ほどの衝撃はないが、ここまでは素直に面白い作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-10 18:20:49) |
19. マトリックス
やっぱり、この世界観と映像は斬新だったと素直に評価したい。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-10 18:17:33) |
20. 時をかける少女(2006)
青春の瑞々しさ、甘酸っぱさがギュッと90分ちょいに濃縮された作品。これは名作ですね。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-10 18:13:05) |