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性別 男性

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1.  エド・ウッド
見れば見るほど素晴らしい。この映画のキーになるのは終盤、エド・ウッドが酒場でオーソン・ウェルズと出会うシーンにあると思います。深く考えなければ、この出会いをきっかけに吹っ切れたエド・ウッドが手腕を見事発揮し、珍品を作り上げてしまった。試写会は世界中の物好きな映画ファンたちが観客なんだと考えることができますが、問題は2つの事実です。エド・ウッドは酒で身を滅ぼしたということ、実際にオーソン・ウェルズに会っていないこと。このシーンは酔いつぶれたエド・ウッドの妄想だとも考えられるのです。そう考えると、試写会を終えた観客に騒ぐ気配が感じられなかったことにも意味が出てくる。もしエドがこのシーンを監督したら?細部なんて気にしないエドのことだから、告白してベガスに向かう幸せな二人の背景なんて気にしないでしょう。ディレクションはしなかったのではないでしょうか?映画が大げさでデタラメなエド・ウッド映画流の語り手のセリフによって始まるのに、ラストでの彼はセリフなしです。なぜだろう?…など、いろんなことを考えられるのもこの映画の素晴らしいところ。女装癖を告白し、ベラ・ルゴシと親しくなったエドがサングラスをしなくなったことにあえて触れないのも良いですね。下手な監督だと友人に「あれ、サングラスは?」というセリフを言わせていたかもしれません。
[インターネット(字幕)] 10点(2013-08-25 12:54:00)
2.  セブン
デヴィッド・フィンチャーの美的センスが溢れる傑作。俳優陣の演技も素晴らしいし、話運びのカッコよさは『ファイトクラブ』のはるか上。とにかくかっこいいんですよ。暗い画面やカット割りに構図も何もかもが。
[DVD(字幕)] 9点(2016-03-02 23:53:53)
3.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
今までの人生の中で、最も短く感じられる3時間でした。あれだけ多くの出来事があって、残酷な描写があったのに、なぜ短く感じたのか?それはテンポの良さ、撮影技術の素晴らしさのおかげじゃないかと思います。今思い返せば、無駄なシーンがなかったのではないでしょうか。全てのシーンに意味がある。これは名作の条件ですが、3時間ですよ。3時間の映画がここまで完璧に作りこまれている。それ自体に敬服します。 物語も素晴らしく、シンドラーの変化は涙無くして見られません。ユダヤ人を労働者としか見ておらず、感謝されたことにすら激怒していたシンドラーが、最後はユダヤ人の胸の中で号泣する。その過程がとても感動的で、今までに見た映画の中で最も泣いてしまいました。 ユダヤ人が救われたという事実を映画化しているのですから、それに焦点が当たりがちですが、シンドラーという一個人の心境の変化を巡るドラマとしても素晴らしい。傑作と謳われる映画は多々あれど、ここまで完璧な映画はそうないと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2014-07-02 22:02:14)
4.  レザボア・ドッグス
なんてかっこいい映画なんだろうか!ストーリーのテンポ感、繰り出されるバイオレンス、時系列操作のキレ、心を深くえぐるオチ…何度見てもかっこ良さに酔いしれてしまいます。私は鬼才タランティーノの最高傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2013-08-15 23:46:51)
5.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 
人生観を変えてくれる映画です。一番印象深いのは、ノルマンディ上陸作戦が成功した後、ドイツ兵の遺品を漁っていた時に出てきたナイフに対するジョークを言った後の涙。ここでいつも号泣してしまいます。リドリー・スコットは先越されて悔しかっただろうな…しかもこのクオリティでは、太刀打ち出来ないと思ったでしょう。
[DVD(字幕)] 9点(2013-08-07 19:07:59)
6.  ユージュアル・サスペクツ
まんまと騙された。万人におすすめできる娯楽作だ。ケヴィン・スペイシーの恐ろしさを痛感させられた。
[インターネット(字幕)] 8点(2016-02-25 14:06:27)
7.  L.A.コンフィデンシャル
エンタメ性が高くて面白い。主人公格の人物が3人もいたらグダグダになりそうなものだけど、脚本が優れているのかまったくグダらない。彼らの演技は申し分ないし、展開も軽妙かつスリリングで引き込まれる。エドとバドの物語も愉快で楽しい。楽しい映画を見たいと思った時のベストチョイスだと思う。
[インターネット(字幕)] 8点(2016-02-22 10:28:20)
8.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
私は悪役のターミネーターのほうが好きです。確かに文句なしに面白いし、前作を踏まえたアクションやセリフがあるのは見ていて楽しい。しかし、キャラクターの魅力という点では2より1のほうがあるのではないかと思います。無慈悲に目標を遂行する、ある意味無垢とも言えるようなキャラクターからジョン・コナーとの触れ合いの中で人間性を獲得することでキャラクターとしての成長を見せるのはヒット作の続編としては正しいのです。しかし、1のような迫力は薄れてしまったように思います。役割が異なるので当然なのですが…
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-16 02:37:30)
9.  こうのとり、たちずさんで
圧巻のラストシーンがすべて。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-15 15:56:50)
10.  CUBE 《ネタバレ》 
『CUBE』以前と以降でホラー映画を分けることができるというくらい革新的な映画だったように思います。徹底的な低予算と極限状態に追い込まれた人間の醜さをテンポよく見せてくれるので楽しい。観客も登場人物と同じ心境で物語を見つめることができるのは、お見事としか言いようがありません。
[インターネット(字幕)] 8点(2015-07-29 02:32:21)
11.   《ネタバレ》 
傍若無人なマスコミの態度、何でもありのクソ警察官。彼らと荒木氏の誠実な態度を比較して見てしまうと、オウム真理教事件を知らない世代の私は「オウムってそんなに悪くないのでは…暴走していたのはトップ連中なんだから、一信者はかわいそうじゃないか」と思ってしまいました。私がこのような感想を持つことに衝撃をうける方もいらっしゃるでしょうね。ちょっと前までは、尊師マーチくらいしかオウムについて知りませんでした。  ある意味、私のような立場の人間こそこの映画を楽しめるのではないかと思います。単純に映像だけを見れば「マスコミ・警察」は悪として、「オウム広報」は善として描かれていますよね。荒木氏の虫も殺さないような表情(実際殺せない)と小競り合いを繰り返すマスコミ、自作自演で信者を逮捕する警察。これはどう見ても悪です。しかし、一般市民にとってはオウム真理教こそが悪ですし、当時であれば何よりもオウムを憎んでいる人だらけだったことでしょう。街頭でオウムに講義するおばちゃんは行動しただけで、みんなあのようなことを思っていたのではないでしょうか?ただでさえ前代未聞の凶悪犯罪を、デタラメな取材と態度を見せるマスコミが作った番組で知るのですから。このような構図を客観的に見ることが出来るのは、オウムを知らない世代のみです。  鑑賞後は脱力してしまいました。松本サリン事件の時もこんな感じだったんだろうなあと思うと、ゲンナリします。この映画の中で、まともな人物として登場するのは被害者の会代表のおじさんだけなのではないか?と思うとさらにゲンナリですね。久々にガツーンと来る映画でした。素晴らしいです。
[DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 23:30:05)
12.  酔拳2 《ネタバレ》 
久々にジャッキーの映画を見たので、やっぱすげえな!と感心してしまいました。アクションは文句のつけようが無いです。終盤のフェイフォンがモンスター化していく姿が特に良かった。完全に人間ではありませんでしたね! しかし、ストーリーがあまりにも貧弱すぎる。あれはどうなった、これはどうなった、というのがあまりにも多すぎて完全にノイズです。イギリス人に手を付けないで解決なの?とか、デブの仲間はどうなった?とかね。少しくらいは気にして欲しいです。ちょっとくらいは前作のことに触れて欲しかったとも思います。 ジャッキー映画はアクションと笑いを求めて見るものだ!と考えれば10点満点ですが、ノイズ分マイナスです。
[インターネット(字幕)] 8点(2014-03-08 07:55:19)
13.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
この頃のデビッド・フィンチャーの世界観には痺れますね。提示されるもの全てに酔いしれてしまいそうです。とはいっても、初見時はよく理解できない作品でありました。なんじゃこりゃ、と思ったのです。何度も見なおしているうちに、男性性を得ようとするばかりに暴走した男の悲劇であることが理解できてきて、ようやく作品を楽しむことができるようになりました。 男は金と女だ!という核心を突きまくった言葉がありますが、ノートンちゃんは死の女神たるマーラに惚れ、職を捨てるどころかこの世から金という概念そのものを消し去ろうとしました。消費社会、資本主義なんて一人の女を愛するためなら捨てたっていい!という潜在意識がタイラーとなり、具現化したと考えています。女が金を殺したのです。ある意味純愛です。これほど深い愛の話はないですね。 映画の捉え方は人それぞれだから、こういう考えもあっていいんじゃないかと思って書きました。それにしても、主役の3人はコレでもかというくらいに輝いてますね。特にブラピ。史上最高のブラッド・ピットでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2013-09-13 02:30:23)
14.  PERFECT BLUE
今敏作品2本目。なかなか面白いホラーでした。ループシーンも良し。幻想を追いかけるのは監督の資質なんだろうか?
[DVD(邦画)] 8点(2013-07-31 21:28:28)
15.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
かっけー。でも理解できているとは思えない。押井の理解できない世界を一番楽しめた作品だった。この作品が楽しめるからといって他の難解な映画も楽しめるとは限らないのが押井の難しいところ。
[映画館(邦画)] 7点(2017-10-10 13:44:04)
16.  カップルズ
並行編集、なるほど。確かにエドワード・ヤンの映画は確固たる主人公が存在せず、仲間同士のグループか奇妙なつながりを持つ人たちを平行して描く。大抵は台北のドライな雰囲気に飲み込まれるかのように陰々滅々とした結末を迎える人ばかりなのだけど、ルンルンの物語はハッピーエンドなので強烈に目立つ。人とのかかわり、情を無視したホンコンとレッドフィッシュとの対比も良い。彼らは人を信じられないから何かに執着するのだ。エドワード・ヤンの映画にかぎらず、映画は人を信じられる人は恋愛に執着するように描く傾向があるかもしれない。ひょっとしたら。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-05 01:24:03)
17.  渚のシンドバッド
歌手活動以前のすべてを投げ捨てた浜崎あゆみがきちんと女優をしていて驚いた。気だるそうな美少女、適役じゃないか!これだけでもこの映画には価値が有るのだけど、クライマックスの「結局恋愛はセックスのための口実じゃねーの」という、青臭いが真実めいたメッセージを表現するためのとても居心地の悪いラブシーンもどきがまたなんとも。みんなずるい!あと、伊藤が吉田に同性愛を打ち明けるシーンは日本映画史に残る名シーンだと思います。ドキドキ感がすごい。
[DVD(邦画)] 7点(2016-05-31 00:50:59)(良:1票)
18.  グッドフェローズ 《ネタバレ》 
盛り上がりに欠け、淡々としている?それがマフィアのリアルなのでしょう。ノンフィクション本の映画化としてはこれ以上ないほど忠実な描写が多かったのではないかと思います。同じくデ・ニーロが出演した『アンタッチャブル』もノンフィクション本が原作ですが、あちらはかなり脚色されています。劇中のセリフにもありますが、本当のプロはにこやかに近づいてきて、何も言わずに仕事をするのでしょう。 前情報を持たずに見ると、この映画がとても事実を元にしているなんて信じられないでしょう。物語はヘンリーのナレーションのもと、淡々と進行していきますが、クライマックスではヘンリーが観客に向かって語りかけてきます。映像娯楽ジャンルでしか表現できないシーンの後、ラストショットは『大列車強盗』の有名な、映画史上初めて観客に向けて発砲されたショットのパロディをあざ笑うヘンリーの顔。これは「この映画はこれまでの映画と違う。これが現実なんだ」というメッセージでしょう。これまでこの映画を何度見ても何が面白いのか理解できませんでしたが、今なら理解できます。面白い映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-11-16 05:45:59)(良:1票)
19.  八仙飯店之人肉饅頭 《ネタバレ》 
やけにコミカルな警察パートと血なまぐさいアンソニー・ウォンパート、テンションが違いすぎるシーンが交互に出てくるんので、耐えかねて酔ってしまう人が多いんじゃないかと。前者で笑って後者で血の気が引くジェットコースターみたいな映画でした。「あれ、アンソニー・ウォンより警察のほうがクソじゃね?」→「警察ひどい!アンソニー・ウォンがんばれ!」→「やっぱアンソニー・ウォンが一番クズだったわ」
[DVD(字幕)] 7点(2015-10-19 18:37:04)
20.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
新作『ジュラシック・ワールド』が世界中でヒットを飛ばしているので、観直しました。 最初に見たのはまだ子供の頃。当時は気が付かなかった脚本のアラをいくつか発見してちょっと嬉しくなりました。トリケラトプスとエリーの件、エリーが無事に帰る件、そのことを知っている前提での会話がなされるティラノサウルス襲来前のシーン。この辺なんとかならんかったのかな。 作品全体は予測不可能なパニック映画としてとても良くできています。俳優の演技も良い。特に姉弟の演技が素晴らしいというか、演出が素晴らしいというか。あの二人、最初はこまっしゃくれたガキでどうにも気に食わないキャラクターなのですが、物語が進むに連れてだんだん愛おしくなってくる。観客がグラントの心境を追体験できるようになっているんです。ラプトルに襲われるシーンなんてもう固唾を呑んで見守ってしまって…。凄い!さすがスピルバーグ。 『ジュラシック・ワールド』も楽しみです。
[インターネット(字幕)] 7点(2015-07-24 16:40:44)
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