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yoroshikuさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 36
性別 男性
年齢 73歳
自己紹介 3年前に現役(サラリーマン)を卒業し隠居生活を送っています。
以前本サイトに投稿していましたが最近近くの公立図書館でDVD貸出があることを知り様々な映画を観始めたこともありその感想を時々コメントさせていただきたいと思っています。
私の映画鑑賞ポイントはリアリティー(あるある)と共感(わかるわかる)です。あまり高尚な観点(映像美、音楽性、監督の世界観等々)は苦手です。よろしくお願いします。

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1.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 
まさに「事実は小説より奇なり」、感動した 圧巻は終盤のマーティン、フィロミナ、ヒルデガードの息詰まる対決(言い合い) マーティンはヒルデガードに「謝れ、せめて死んだ母子の墓をきれいにしてやれ」と迫る ヒルデガードは「自制と禁欲によって神に近づける」と一歩も引かない しかしフィロミナはヒルデガードに「私はあなたを赦す」と、 そしてマーティンに「赦しには大きな苦しみが伴う、私は人を憎みたくない」と言い部屋を出る マーティンも後に続き部屋を出るが間際にヒルデガードに「僕はあなたを赦せない」と言い放つ   実に考えさせられる対決だ 私の共感ウェイトはもし20代30代ならマーティン90% フィロミナ10% ヒルデガード0%だが、 そこそこ年を重ね寛容(赦し)を学んだ今(72才)はそれぞれ30% 65% 5% だ
[CS・衛星(字幕)] 10点(2024-01-25 17:45:16)(良:1票)
2.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
感動しました。 142分がとても短く感じました。 何より「ハラハラ」場面と「ワクワク」場面のバランスが絶妙でした。 評価が高い「シーシャンクの空に」も感動しましたが終始「ハラハラ」場面の連続、「ワクワク」はラスト10分くらいなのでちょっと疲れます。やはり「ハラハラ」はほどほどが精神衛生上良いです。 登場人物も善悪がハッキリしています。 警部は5,60年前に大ヒットしたアメリカドラマ「逃亡者」で無実の罪に問われた主人公を執拗に追い続けるジェラード警部を彷彿させる冷酷非情なキャラが似合います。 ウォルターに成りすました子役もずる賢さを良く演じていました。 そしてハッピーエンドに近い結末もひと安心です。 猟奇殺人犯は逮捕、ロス市長・市警本部長・警部らは糾弾、精神病院は解放されました。 ウォルターは発見できませんでしたが生存に一縷の望みをかけ探し続けるコリンズ・・・でのラストは良かったです。 このところ「ハズレ」を数本観続けていたので相対的にも10点献上です。
[DVD(字幕)] 10点(2023-09-23 17:05:05)
3.  黄色い星の子供たち 《ネタバレ》 
切ない、悲しい。 ユダヤ人への迫害ぶりが延々描かれていたがラストでジョーとノノが生きていたことがせめてもの救い。 ただ、冒頭~随所に権勢をふるい優雅に暮らすヒトラー(実写や演技)が登場したがその没落ぶりも描いてほしかった。 その点が映画としてのスッキリ感が今一つ、マイナス1点。
[DVD(字幕)] 9点(2024-02-13 18:43:55)
4.  決戦は日曜日 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。 近くの図書館で何気なく借りたが裏金やキックバック問題など政治家のモラルが問われている昨今、タイムリーな作品だった。 ストーリーもリアリティを感じさせ二世候補者、秘書、後援会の重鎮、あるある感満載だった。 宮沢りえは「湯を沸かすほどの熱い愛」や「紙の月」などのシリアスな役より昨年の大河ドラマでの「牧の方」や本作のような「跳んでる」キャラのほうが適役ではないか。 特にツッコミどころは無かったが一点、終盤の投票日のシーンで今は投票締め切りと同時にTV各局とも出口調査等に基づき当選確実を報じているが本作では確か約二万票ほどリードしているのに開票状況を見守るシーンが続き違和感を覚えたのでマイナス一点。
[DVD(邦画)] 9点(2024-01-13 16:09:11)
5.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
オードリーヘプバーン主演作品の中では最も良かった。 「ローマの休日」や「裏窓」「麗しのサブリナ」などはそれなりに楽しめたがどれもストーりーが雑すぎる。 やはり「あるある(リアリティ)」「わかるわかる(共感性)」が乏しいと感情移入できない。 その意味で本作はハラハラドキドキの連続で楽しめた。 極悪「ロート」、チョイ悪「マイク」ボケ悪「カルリーノ」の微妙な駆け引きも面白い。 少々頼りない夫「サム」も逆に「スージー」の引き立て役になった。 何より「グローリー」の存在感が際立った。
[DVD(字幕)] 9点(2023-10-29 10:00:13)
6.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 
サリエリがいかにモーツァルトの才能を畏れ妬みあらゆる策を弄して滅ぼすか、神父への告白を中心に展開される180分が長く感じられない作品でした。特に終盤、死が迫る中レクイエムの作曲に徹夜で助力(代筆)したサリエリに「私はあなたに嫌われていると思っていたが間違っていた、赦してください」と穏やかに語りかけたモーツァルト。その言葉になんとも言えぬ複雑な表情のサリエリ。最も印象的なシーンでした。 ただ私がやや納得できなかった点が一つ、序盤モーツァルトが皇帝に拝謁した際サリエリが作曲した「歓迎マーチ」をモーツァルトが「ヘンな曲」とけなした上即興で見事に編曲し皇帝や取り巻きを唖然とさせた。そこまで実力の差が歴然としているのにその後のオペラではサリエリの作品のほうが絶賛されるのは今一つ納得できない。他サイトの解説をみると「歓迎マーチ」のエピソードは全くのフィクションとのこと。であればそのエピソードはサリエリを過小評価させる誤解を与えるので不要ではないでしょうか。その意味で私の評価としてはマイナス1点にしました。
[DVD(字幕)] 9点(2023-07-29 18:30:14)
7.  湯を沸かすほどの熱い愛 《ネタバレ》 
この映画、寅さんシリーズに似ています。 肩ひじはらずに気楽に観て泣き笑えばそれで善しです。 リアリティーが無い、不自然だ、それを言っちゃあおしまいよ! です。 またイジメ・不倫・蒸発・末期癌・聾唖・・・不幸話満載ですがそれらを余り深掘りせず展開するストーリーにはむしろ小気味良さを感じます。 冒頭の「湯気のごとく主人が蒸発しました、当分の間お湯は沸きません」の張り紙アップシーン、これでプッと吹き出し気楽観賞モードにスイッチオンです。 絵の具だらけの安澄に「何色が好き?」と聞く双葉(批判;イジメ加害者に真摯に向き合え)、自分を捨てた母に無視され塀上の置物を母の居る部屋に投げつける双葉(批判;瀕死の病人にそんな体力無いし部屋の子供が危険)などなど双葉の行動一つひとつに私は爽快感を覚えました。 ただラストの「○○を燃料にした湯船にみんなで浸かる」シーンは少々やり過ぎ感がありましたが双葉の一貫した意思や本作の良い意味での現実離れしたストーリー展開を考えるとOKでしょう。「違法では?」などとヤボなことは言いません。 
[映画館(邦画)] 9点(2017-09-04 14:06:35)
8.  ア・フュー・グッドメン 《ネタバレ》 
楽しめた。 終盤の法廷シーンは圧巻。 キャフィの追求にデジャヴを覚えるのは「コロンボ」流手法。 犯人のプライドの高さや激昂する性格を利用して思わず自白させる畳みかけ、また証人の価値のない地上係員(当時の事は覚えていなかった)を呼びプレッシャーをかけるハッタリや翌早朝出発予定のサンティアゴの部屋には荷造りの痕跡が全く無かったことに着眼するのもコロンボ的で面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-04-18 16:35:39)
9.  ヒトラー 最期の12日間
ドイツ版「日本のいちばん長い日」でしょうか。 ドイツであれ日本であれ敗戦濃厚になると徹底抗戦派と講和(降伏)派の対立が浮き彫りになる様子が良く解ります。 ゲッペルス夫人が幼児らを毒殺するシーンは心が痛みます。 それにしても戦争終結を日本では昭和天皇自らのお言葉により玉音放送で国民に伝えられましたがドイツでは 街宣車まがいの車で淡々と伝えられたんですね。 映画としてというより独裁国家の末路を改めて知るドキュメンタリーとして良い作品と思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-08-06 15:00:46)
10.  オリヲン座からの招待状 《ネタバレ》 
ほのぼのとしたストーリーで心温まりました。 良かった所の詳細は省きます。 残念な所は2点です。 1.結婚した幼馴染の祐次と良江は冒頭のシーンで別れ話が出るがその理由(経緯)が解らないのでモヤモヤ感が残る。 2.晩年の留吉とトヨは加瀬亮と宮沢りえのままで良かったのではないか、今の技術では老けメイクも可能と思う。
[DVD(字幕)] 8点(2022-09-19 11:48:06)
11.  ケイン号の叛乱 《ネタバレ》 
なかなか面白かったがつい最近観た「ア・フュー・グッドメン」に ・軍時裁判がハイライト ・被告が絶対的権限をもつ上官 ・裁判は被告有利に進むが被告の激高する性質がアダとなり逆転勝訴する というストーリー展開が似ている。 ※同作では被告;原告の立場は逆だが。 それから終盤のヒーロー「ホセ・フェロー」は「刑事コロンボ(愛情の計算)」で犯人役だったが 失礼だが悪人顔だと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-29 17:12:48)
12.  僕達急行 A列車で行こう 《ネタバレ》 
鉄道ファンとして一度は鑑賞したいと思っていました。 映画自体は特に感情移入するような展開ではありませんでしたが九州を走る様々な列車が垣間見え また登場人物の名前が列車の愛称名など楽しませていただきました。 それよりなにより全くの余談ですが私がハッとしたのは「小町圭」と「あずさ」です。 なんとなく誰かに似てるなぁ、と思って観ていたら・・・ 「小室圭」と「眞子」さん、です。 特にラスト近くレストランで食事をしながら語り合うシーンには思わずニヤリとしました。 大変失礼ながら私はこのお二人に良い印象を持っていないので「小町」がフラレたのはスッキリでした。
[DVD(字幕)] 5点(2022-11-05 18:53:21)(笑:1票)
13.  小さいおうち 《ネタバレ》 
一部レビューに批判としてありますが妻夫木に「南京大虐殺があった」と語らせるシーンは私も興冷めしました。思想・信条(良心)の自由は憲法で保障されているとはいえ娯楽映画に持ち込むのは反則です。そもそも唐突・決め付け過ぎます。倍賞の「南京陥落の戦勝セールが楽しかった」という回想に言い返す場面なのですがそれなら「戦争は殺し合うものなんだからいくら勝ったからと言ってセールをして楽しむのは人として間違ってないかな?」程度が自然です。それから逆に吉岡はミスキャスト(松が惚れる魅力がない)、との批判には疑問です。美女は醜男に惚れる、のは定説ですしむしろ影のあるいかにもという俳優が演じたらちょっと臭さを感じます。各論から触れましたが総じてさほど感情移入できる物語ではありませんでした。松が書いた手紙を実は黒木は吉岡に渡さなかった、のがラストの見どころのようですがそれとて特に感動的でもなく「それがどうした?」感がありました。感性が鈍いのでしょうか。そんなこんなで5点とさせていただきました。
[ビデオ(邦画)] 5点(2015-08-19 15:25:11)
14.  あなたへ 《ネタバレ》 
複雑な心境です。 確かに健さんはさすがです。 その存在感、迫力、ひと言一言が心に沁みます。しかし物語には全くといっていいほど感情移入できませんでした。のっけから旅先で出会うたけし(以降俳優名で)はいい雰囲気でしたが「車上荒らし」のオチ?。草なぎ、佐藤との出会いも唐突感あり、しかも食品業を簡単に手伝うのも?。あとも一事が万事ですが極めつけは田中との関係性です。刑務官と慰問にきた童謡歌手がどういう心の触れ合いで結婚に至ったのか、そして田中が病に罹り死を迎えるまでの時の過ごし方が描かれていないと二通の遺言状の意味とそれを読んだ健さんのふるまいに心を打たれようがありません。結局他のサイトでどなたかがレビューされていた「本では泣けたが映画では泣けなかった」が的を得ているのかなと思いました。ですので「本」を読んで改めてレビューします。ここでは「健さんの映画」に5点です。
[地上波(邦画)] 5点(2014-12-02 15:33:57)
15.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
面白くない。 草刈民代のヘボ演技が致命的。 終盤ダンス大会でカツラを脱ぎ捨て見違えるような演技をした青木を見たたま子先生の 「カツラを取ってひと皮むけたのね」のひと言だけが笑えた。
[DVD(邦画)] 3点(2024-02-17 17:49:38)
16.  総理の夫 《ネタバレ》 
概ね5点レベルの評価ですが私は終盤まで7~8点くらい面白く観ていた。 ややリアリティには欠けるが志高い凛子、純心な日和、凛子を敬う富士宮、ワケありなるい、腹黒い原九郎などが織りなす人間模様、 そしてその原がるいを使って日和に仕掛けるハニートラップ~凛子の妊娠~選挙で勝利、まあそこそこ楽しめた・・・ が、終盤、凛子の辞任記者会見会場へ乱入した日和の演説(絶叫?)には唖然呆然。 内容も支離滅裂、ほとんど心に届かなかった。 それにあれだけ凛子降ろしに暗躍した原がなぜ日和乱入を助けたのか、凛子の後任は原ではないしかなり高齢の設定のようなのでその変心が解せない。 そんなこんなで評価は急降下、3点。
[DVD(邦画)] 3点(2024-02-02 18:15:51)
17.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
原作未読、事前知識無し。 ストーリーは面白かった。 河崎=ドルジで始まる前半、終盤でのネタバレ(「隣りの隣り」は笑える)まで飽きずに観れた。 ただ一点、琴美のキャラ(行動)にはほとんど共感できず。 公園でペット殺しの現場を見た時になぜ警察に通報しなかったのか、逆に逃げ際に「警察に言ってやる!」と犯人グループを挑発しあげく身元の判る定期券を落としてしまうドジさ。 案の定待ち伏せされ襲われるがここは「河崎」に救われる。 それにも懲りず脅迫電話の音声で察知した犯人グループの居場所(ボーリング場)に押し掛ける。 ※ここでさすがにドルジが通報し警察官が駆け付けるが簡単に逃げられる(その間抜けさに私は警備員かと思った) そして逃亡しようとする車の前に仁王立ちするが轢かれてしまう。 はっきり言って琴美のこれらの行動は正義漢というより無謀。 琴美が過去に警察(あるいは学校、役所等の公的機関)に不信感を抱く体験でもあれば印象はまた違ったはずだがその伏線もなし。 このモヤモヤ感のウェイトは結構高く結果3点。
[DVD(邦画)] 3点(2024-02-02 17:21:26)
18.  そして、バトンは渡された 《ネタバレ》 
序盤を観ながら石原さとみがよくこんな悪女悪妻悪母役を受けたなぁ、と思いました。 特にみぃたんがブラジルに行った父に書いた手紙を出さない、来た手紙も隠す(後で告白しますがミエミエ)のは人間失格です。 こんな極悪イメージを払拭するには最後に事故か病気で死ぬくらいしかないかなぁ、と思っていたら死んでしまいました。 まぁ石原さとみとしては納得の役回りでしょう。 しかし観るほうは納得できません。 子供が産めない体だから、病気だから、みぃたんが可愛いから、という理由だけであんな勝手気ままな生き方が帳消しにはなりません。 他にも感情移入できないところがあれこれ。 ・水戸が唐突にブラジル行きを切り出すのはあまりに無茶、さすがに梨花が怒るのは当然 ・梨花がなぜ子供を産めなくなったのか、病名は何か(結局10年以上存命している)、説明不足 ・優子は自分がピアノ伴奏した卒業式に梨花が来ていたことを後で知らされて驚くが後方とはいえ車いすで参列していた梨花に気が付か  ないのは不自然 そんなこんなでラストは登場人物総出で「バトン」か早瀬に渡され大団円・・・ですが私としては梨花が棺桶から飛び出し「みぃたん、ドッキリ!だよー」と優子に抱きつく、というオチを期待してしまいました。
[DVD(邦画)] 3点(2023-06-27 18:41:56)
19.  家族はつらいよ 《ネタバレ》 
観るのもツライよ、でした。 泣けず笑えず、観終わってため息だけが出ました。 私は65才男性、山田洋次作品は好きで特に「男はつらいよ」は全作品収めたDVDボックスを購入、 「相合傘」は何度観ても泣き、笑います。 本作にも期待しました。 名だたる俳優陣、名演技(こぶ平を除く)、テンポ良く起承転結のストーリー、なぜつまらないか? ツッコミどころ数々あれど・・・なかなか思い出せません。 それほど感情移入できなかったということです。 それでも記憶を手繰れば・・・(順不同で) ・ラストの離婚届を破るシーン・・・ああやっぱり、の予定調和感ありありだがあれだけ家族会議で積年の怨み辛みを吐露しながら  夫からの「ありがとう」のひとことでフッきれるものだろうか。  それにそもそも離婚の原因がありきたり過ぎる、いっそ「隠し子がいることを知っていた!」なら次の展開にワクワクする。 ・「あざとさ」が見え隠れ。東京家族、男はつらいよのポスター、東京物語のシーン挿入、は禁じ手では。  鶴瓶の医者役も余計なサプライズ、こんな演出で笑いを取ろうとするな、と言いたい。 冒頭「名だたる俳優陣」と書いたが失礼ながら「名脇役」ばかり、野球に例えれば中距離打者はヤマほどいるが4番打者不在、 毎回安打で塁を埋めるがタイムリーが出ず結局0点、といったところ。 つくづく渥美清は偉大だったということでしょうか、残念です。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-05-31 13:23:37)
20.  ゆれる 《ネタバレ》 
ミもフタもない言い方ですが本作品は「イケメン、世渡り上手、口説き上手な性悪男(猛)」と「そんな男になぜか惚れてしまう尻軽女(智恵子)」と「頭の良い、人の善い、しかしモテないスネ男(稔)」が繰り広げる超あり得ない物語です。私は還暦を過ぎた一初老男性ですが若かりし頃こういう3タイプの男女は周りに見かけました。でも時が経ってみれば性悪男は家業を継ぎ堅実な経営者になったり、尻軽女もちゃっかり平凡なサラリーマンと結婚し良妻賢母になったり、スネ男も意外に不釣り合いな美女を射とめたり、が現実です(実例です)。この映画は性悪男とスネ男が兄弟、そのスネ男の営む地方のGS社員が尻軽女、その尻軽女と昔恋仲だった性悪男が都会から戻って来たのですから何か起こらないほうが不思議です。案の定GSで仲良く話す稔と智恵子をチラ見した猛のスイッチが入り早速その夜智恵子と関係します。稔もその辺のカンは鋭く猛に探りを入れるヒッカケ質問。そして稔はなぜか猛と智恵子を渓谷に誘う強引な展開。で、いくらだらしない下半身とはいえ「クソしてくる」と猛は川向うへ。そして猛を追って行く智恵子と稔がよりによって吊り橋の上でもつれ合い哀れ智恵子は谷底へ・・・」。(このシーン智恵子は迫ってくる稔を嫌悪感丸出しで拒みますが尻軽女というのはこういう場合「あ、ありがと」とか言って稔の手を借りるもんです) さてそこから裁判沙汰になり兄弟の証言から事件か事故か「ゆれる」の真骨頂が展開されるのですが縷々書いた通りそもそもの状況設定にほとんどリアリティが無いので白けるばかりです。猛が幼いころの8ミリを観て稔が高所恐怖症だったことを知る(?)とかラストシーンで稔が出所後バスに乗る(?)とか観る者の心もゆれる、なんてドーでも良くなります。多くの映画賞を受賞された名作を茶化すようなコメントを長々書きましたがこんなひねくれた見方をする者もいるということはご理解ください。オダギリさん、香川さん、真木さんの演技は非の打ちどころなく3点です。
[ビデオ(邦画)] 3点(2015-11-05 15:05:49)(良:1票)
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