1. 情婦
史上最高のサスペンス映画と言われる本作をようやく鑑賞できた。ひとえにツタヤ札幌新琴似店に感謝したいm(_ _)m今まで探せど探せどレンタルで見つけることができなかったのに2本もあった(≧∇≦) そしてその作品は…、期待の遥か上をいくものであった。いくつもの奇跡が重なってできたような気もするが、できるべくしてできた作品のような気もする。 56歳ディートリッヒ(殺人を疑われた男の妻)の輝き、タイロン(殺人を疑われた男)の2枚目ぶり、チャールズロートン(正義の辣腕弁護士)の魅力をさらに際立たせるエルザランチェスター(弁護士にお付きの看護師、弁護士の嫌味なんて全く介さない強き機転のきくキャラ)。 ビリーワイルダーは手腕を発揮しまくり。登場人物を豊かに表現するだけでなく、ときにコミカルに、ときに頑なな正義を、スクリーンにこれでもかと。 そして脚本…。お見事。 ラストについてここに書かないと映画に誓った。どうあがいても予測不能だということだけ。完全にやられた。 どの映画とも比べない。ユージュアルサスペクツとは特に絶対に比べない。どちらも大好き映画だからだ‼️ [DVD(字幕)] 10点(2015-07-26 00:02:00) |
2. 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編
《ネタバレ》 10回観て10回泣いた。ラストシーンはありえないほどの感動が。 個人的に。スレッガー中尉、もう少し軽口たたいて突っ込んでくれ。テレビ版のように。ここも泣くシーンだなあ。 誰かが「アムロは失って失って何を得たのか」と書いていた。私は「仲間」と答えたい。カツレツキッカも含めて。 [DVD(邦画)] 10点(2014-11-11 15:43:44) |
3. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 文句なし10点。 あ、文句合った。ケヴィンスペイシーは助演男優賞?主演にしか見えない。オチを観てから感じたことだからしゃーないか。 [DVD(吹替)] 10点(2014-06-17 18:07:58)(笑:1票) |
4. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 マイナンバー1映画 人生追い込まれてから雪山にこもるという行為自体が怖い。それに家族としてつきあうのも怖い。 シームレスに狂気の世界がやってくる。怖がらせるだけなら他の映画でも。静かに沈みゆくように狂っていくのがこの映画。 愛すべきお父さんがおかしくなるのを予知しているのにもかかわらず自分が無力な少年であるということがたまらなく怖い。 [DVD(字幕)] 10点(2014-06-17 16:54:57) |
5. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 ケヴィンお父さんの人生設計が壊れていく過程に共感。人間としてはちっとも壊れず、躍動感あふれる人生を少しずつ獲得していく様に自分を重ねた。そんなケヴィンお父さんは娘の友達とヤるかと思ったらヤらない。ここにも共感。たまらん。 素晴らしくかっこよくなったお父さんの散り様に10点 [DVD(吹替)] 10点(2014-06-11 16:05:15) |
6. 新しき世界
《ネタバレ》 絶対観なきゃ!と強くオススメでございますm(_ _)m マフィア潜入モノ。この一言であらすじは全てカットしたい。韓国…、やるなあ!レベルが高い!最後の最後で、テーマは男の友情とみた。が、途中に描かれる苦悩や葛藤、組織の非情さなどは完全な形でリアルに観ている者に浮かび上がること必至。 そんな私の印象は…、恋愛要素と種明かし要素を排除したイースタンプロミスにプラス2点ぐらいの素晴らしさ!渋く軽快に韓国の中で生きる華僑のヤクザ男たちのドラマが展開します。 書きたいことがありすぎるが、なんといってもチョン・チョン!チョン・チョン!チョン・チョン!この最悪すぎる兄貴分はイースタンプロミスでいうところのヴァンサンカッセルに位置するキャラ。が、完全に主役を食いちぎる魅力を爆発させる。あー、こんなに主役を食うキャラ久しぶりだ。最初と最後でこんなに魅力を増すのは、ユージュアルサスペクツのヴァーバル・キント(あのときのアカデミー賞、ケヴィン・スペイシーは助演男優賞ですもんね、主演に見えますがσ(^_^;))以来ではないのか? 恥ずかしげもなく大絶賛! [DVD(字幕)] 9点(2015-08-07 21:18:27)(良:2票) |
7. 母なる証明
《ネタバレ》 こんなに心を鷲づかみにされたオープニングは初めてだ。「母」としか紹介されないキム・ヘジャが○○○場面。観てほしい。そこから美しいタイトル画面。このオープニングはこの後映画の二つの場面につながる。母としか紹介されないひたすらに息子を愛し慈しむ母の魂の叫びがこの場面になっている。母性だけではなく、女性として、一人の生きる人間としての精一杯の躍動をこんな形で映像にする監督の才能は恐ろしいほどである。ここにかかるシャンソンのようなクラシックギターの調べ。あまりの美しさに何度も何度も観かえしてしまった。 知的障害のある息子の冤罪を晴らすべく必死に事件の新たなる証拠を探す母。結果は皮肉という言葉ではあらわすことができないほどのものに。母なる証明。久しぶりに納得の邦題。母、とか母親、という題名ではあらわしきれないものがこの映画にはある。母なる証明とは「母によって何かが証明される」ではなく、「この母にしてこの息子あり。間違いなくこの息子の母はあなただと証明された」といった感じ。 ハリウッドリメイクは不可能な韓国の韓国ならではのスペシャルな映画。 自分で自分のツボを刺す映画。 [DVD(吹替)] 9点(2015-06-25 16:12:27)(良:1票) |
8. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
《ネタバレ》 当時のトルコの街並みがきれいに描写される所から話は始まる。自らの罪で収監された主人公がミッドナイトエクスプレス(隠語で脱獄)に乗るまでの話。アランパーカーの才能が爆裂している、でなければオリバーストーンの才能が。どこまでも絶望に向かっていく無気力か無知な囚人たちと主人公。未来に希望を持てないとここまで人間は雑になるのか。他の脱獄ものは気骨ある囚人が活躍したりするのだが、本映画では皆無。かすかな気骨は内側の人間関係に向けられる。仲間への信頼。はめられた仲間への復讐。ホモ的な関係をやさしく断ったり…。冤罪ものじゃなくて救われる。自業自得感があるからここまでの悲惨な展開がうなずける。これで冤罪ものなら悲しくて観てられない。獄中の悲惨さは、よくある映画のハードな描写や「告発」のケヴィンベーコンのようなものではない。拷問シーンはあるがあと53日だった刑期が急に30年になったり他の囚人とのトラブルだったりじわじわくるもので描かれる。猫のシーンは参った。ジョンハート最高。私は勧善懲悪ものには感じなかったし、アメリカがトルコをばかにしているとも思わなかった。間違いなく名作。 [DVD(字幕)] 9点(2015-04-23 16:34:21) |
9. インターステラー
《ネタバレ》 クーパー父さん。かっこいいよ。娘との再会を果たし、何も無くなったときに最後に残された仕事。アメリアの元へ。まさかのスーパーハッピーエンド。9点献上! [映画館(字幕)] 9点(2014-11-24 17:24:17) |
10. 獄門島(1977)
《ネタバレ》 当時幼~小学生くらい、ドリフのコント金田一さんシリーズが好きで好きで。その元ネタの映画は幼すぎて何一つ観ることができなかった。そんな私のノスタルジームービー。他の作品よりも本作を早く見ることができたので、この作品こそ石坂金田一映画とすりこまれる。+(プラス)北海道生まれ北海道育ちの私にとって「戦後の本州の雰囲気(瀬戸内海は、私にとって本州そのもの)」を感じさせてくれるグッドムービー。札幌に住んでいても日本の歴史はあまり感じ取ることができないように思う。観るだけで「本州に、昭和に、そして幼年期の自分に」とんでいくぞ、金田一さん。 娘三人の白痴的美しさにもポイント献上。 [DVD(邦画)] 9点(2014-07-28 10:57:13) |
11. ルパン三世(1978)
《ネタバレ》 脳が飛ぶ衝撃。30年くらい前に家族で仲良くテレビで視聴したと記憶。多少のナンセンスなんて小学生くらいの私には関係ありませんでした。ベルトコンベアー的な通路の最後に斬鉄剣のかけら。そこから脳が!私にとってはベストルパン。今では好きなときに観ることができますが、ビデオもない家庭に育った私にとっては何度も何度も頭の中でよみがえらせた傑作です。 [地上波(邦画)] 9点(2014-07-11 15:05:54) |
12. 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
《ネタバレ》 また泣けるかどうか、が全て! おでん卵さんの言うとおり、TV版観て泣けたなら観るべし! [DVD(邦画)] 8点(2016-10-26 17:28:36) |
13. 秒速5センチメートル(2007)
《ネタバレ》 秩父の雪景色と種子島のロケット発射の風景。これがすべてなんだよ、この映画は。 [DVD(邦画)] 8点(2016-10-26 17:24:41) |
14. 君の名は。(2016)
ダメじゃダメじゃー。ネタバレは絶対ダメじゃー。 何も知らないで映画館(DVDの時期になったらDVDブレーレイ)GO! もう絶対はずれないから。 [映画館(邦画)] 8点(2016-10-16 10:40:14) |
15. 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
《ネタバレ》 かのドラえもん映画群の中でも珠玉の傑作と語り継がれるのは間違いない。間違いなく出来がいい(残念ながらここ数年のドラ映画は正直つまらないと感じるものが多かった)。登場人物の心情がまんべんなく描かれ、ペガ、グリ、ドラコに対する愛情を鑑賞した私たちはのび太と共有することができた。ストーリーに緩急がきき、飽きない。秘密道具も見たことのないものとおなじみのものが併用され満足。なんといってものび太たちが自力で(もちろんドラえもんの道具には頼るが)ギガゾンビを追い詰めていく様は痛快だった。 理科的な地球の成り立ちの知識がちりばめられた感じもたまらなくよく、これをきっかけに地球の歴史に興味を示すお子様も多いのでは。思えば私も小さなころ、ドラえもんから学んだことは多かった(笑)。 そして大人も楽しめる。完全娯楽大作。私は完全にここに本作をおススメする。 [映画館(邦画)] 8点(2016-03-22 13:42:50) |
16. ロッキー
《ネタバレ》 エイドリアンが本当に暗くて地味で。ロッキーも本当に朴訥で不器用で。そんな二人の愛の物語がこんなに素敵なスポーツ映画に昇華されちゃったら観てる方はたまんないですね。これがスタローンの出世作だなんて知らなかったし、スタローンの脚本だなんてことも全く知らなかった。すげーパワー持ったアメリカンな映画だなと圧倒されたのが当時の感想ですね。 [DVD(吹替)] 8点(2016-03-02 16:18:54)(良:1票) |
17. マイ・フレンド・フォーエバー
《ネタバレ》 少年よ、一体どうしたらHIVを抱えてこんなに健気に生きていけるんだろう。 家の裏に越してきたHIVの子に偏見を持たず最後まで友達として全うする君も素敵すぎる。 そんなHIVの子を抱えたお母さん、子どもが死んでも、ほぼネグレクト&体罰をくらっているわが子の親友を助けるために動けるなんて。 以上3点。感涙だ。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-16 14:30:04) |
18. プリズナーズ
《ネタバレ》 ハードでタフな出演者たち。誰をもってしても普通じゃない。 娘をさらわれた男。娘を取り返すためには手段を選ばない。ヒュージャックマン。 事件を追う警官。有能。我慢強い。弱点もあり。ジェイクギレンホール。 この二人だけでも相当なもんだと思うのですがまだまだガンガン人が絡みます(笑)。わからなくなるほどに。 綿密に計算された脚本。どこに行くかわからないというものではなく、どこに行くかはわかるんだけど行き方が全く想像できないといった感じ。 おススメです、一度では見逃してしまうかも(笑)。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-16 14:25:25) |
19. 誘拐の掟
《ネタバレ》 渋い。この頃のリーアムニーソン映画の中でも数段上の渋さ。 元警察官、今は無許可の探偵の男が誘拐事件を捜査する。 観ても損をしない、ただリーアムニーソンの人気にあやかっただけではない良作。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-16 14:10:42) |
20. ボーイズ・ドント・クライ
《ネタバレ》 本編を観て。生まれて初めて映画を観て吐きそうになった。 性同一性障害を抜いて考えてもブランドンは悲惨。性同一性障害を抱え、ラナという理解者を得てなのであればさらに悲惨。ロミオとジュリエットを超える悲恋。骨の髄まで味わわされました。 [DVD(吹替)] 8点(2016-02-02 14:12:36) |