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1.  私は確信する 《ネタバレ》 
肝心な事件の内容に関して、全て登場人物の会話などから理解しないといけないので、 気合を入れて観ないとすぐに置いて行かれてしまうのが、しんどいところ。  映画の肝は、ラストの弁護士の最終弁論に全て集約されていると思うが、 刑事裁判における”推定無罪”の原則が脅かされることへの危惧や警鐘のようなものが 痛いほど感じられた。  中身はあるけれど、あんまりスッキリとはしない内容だし、 エンターテインメントとしては、もの足りない印象は持つ。  まあ、非常に考えさせられる映画ではあった。  思い込みには気を付けましょう。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-01-17 22:53:10)
2.  コマンドー
まずテンポがいい、特に序盤から中盤。 話の展開が早くて観やすいので、一気に引き込まれる。  ドンパチなどの音も心地いい。 観ていてワクワクする。  そして何よりシュワちゃんがもうキレッキレ。 動きがシャープで思わず魅入る。  ツッコミどころ満載の内容だけれど、 それも含めて面白い。  名作。
[インターネット(吹替)] 8点(2025-01-16 19:37:23)
3.  鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 《ネタバレ》 
ゲゲゲの鬼太郎のアニメは数十年前に見た程度で、 前提知識はほとんどない状態で鑑賞。  ラストで水木が抱えていたゲゲ郎の奥さん(鬼太郎の母?)がいなくなったことや、 エンドロールの内容など、いささか説明不足な気がするけれど、 そのあたりは原作や別アニメで補足されているものなのか?  まあ、これは置いておいても、 メインの話はテンポが良く、分かりやすく、 シンプルに楽しめた。  少々グロテスクですが、大人から子供まで楽しめる映画ですね。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-12 09:21:18)
4.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版 《ネタバレ》 
「ちょっと期待し過ぎたかなあ」というのが率直な感想。  大人になってからの話はやや冗長な部分があったけれど、 子どもの頃のお話はよくできていた。  終盤のゴミ収集車のシーンは正直よく分からなかったが、 ラストのヌードルスの笑顔は、子供のころの貧しくも楽しい時代を思い出してのことなのかなあ、と。  あと、個人的には大人デボラよりもイヴやキャロルの方がはるかに魅力的に見えたので、 ヌードルスがあそこまでデボラに執着していたのにあまり共感できなかった。
[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-07 08:17:21)
5.  オッペンハイマー 《ネタバレ》 
”あまり観る側に親切ではない映画”という印象が第一。  伝記ものということで、ある程度の歴史的背景や理系知識を持っていないと すぐに置いて行かれてしまう。  その上ハイスピードでどんどん話が展開し、しばしば時系列が前後し、 おまけに登場人物も多いので、シーンごとに状況を整理するのにかなり苦労する。  これで尺が長いので、非常に疲れました。  繰り返し鑑賞することを前提に作られていそうな映画。   主役のオッペンハイマーに関しては、女性にだらしなさすぎる点を除いては 概ね感情移入しやすい人間像。  彼を取り巻く環境・状況などをふまえると、 原爆投下に至るまでの経緯は概ね自然なもののように思える。  被曝による人体影響などはあまり描かれていないけれど、 まあアメリカ映画だし、そのあたりも違和感はなかった。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-01-03 11:11:47)
6.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 
事前知識一切なしに鑑賞。  序中盤の全てが意味ありげな伏線に思える展開。 そして満を持して終盤、その絡まった伏線が見事にほどけていく・・・と期待していたのだが、 余計にほつれて終わってしまった。  2時間半観て、特にカタルシスも感じずに、ただただ疲労が・・・  うっすら「ああ、これはダイアンの妄想か夢の話なのかな?」というのは浮かんだけれど、 あまりにも難解過ぎる。  私のような凡人でも1回観ただけで概ね理解できる映画の方が、 個人的には”名作”と呼べると思う。  序盤の感じのまま、シンプルなミステリー路線のままの方が まだ観やすかったのではないか。
[インターネット(字幕)] 3点(2024-12-23 17:45:45)
7.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
2の正当続編とのことで初鑑賞。  が、冒頭数分でジョン・コナーが死んじゃうという展開はいかがなものか。  スカイネットを壊してしまった以上、続編を作るならこういう展開にせざるを得ないのかもしれないが、 ”リージョン”なるものが出てきて、似たようなことをされると、2で成しえた”重みのようなもの”が一気に軽くなっちゃう。  まあでも、物語にあまり破綻は感じられずに観れたし、 サラ・コナーとシュワちゃんが出ていたのは良かった。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-12-14 09:27:27)
8.  ターミネーター2
序盤・中盤・終盤、スキがなく、非常に内容の密度が濃い。 ”これぞ不朽の名作”と呼ぶにふさわしい作品。  1作目を観た上で観ることで、サラのターミネーターへの認識の変化や シュワちゃんの”違い”もしっかり感じられて、ラストシーンの感動もひとしお。 より味わい深い。  エイリアン2などの名作も含め、80年代~90年代のジェームズ・キャメロンは 脂がのっていますね。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-12-09 18:49:53)
9.  トゥルーライズ
シンプルに面白かった。  特に主演の二人の演技について、 コミカル・シリアスのメリハリが効いていて、 飽きさせないつくり。  ツッコミどころ満載だけれど、 あまり気にならないくらい、出来は良かったと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-09 09:38:06)
10.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
観やすい映画ではあったが、薄味の印象。  出来すぎな話だなあ、と思っていたら 実話ベースなのだと、後で知って納得。  悪い人は一人も出て来ず、 見事に”絵にかいたようなハッピーエンド”でした。  情操教育にはピッタリだと思う。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-11-03 09:38:18)
11.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 
だいぶ昔にテレビでやっていたのをチラ見した気がするけれど、 ちゃんと観たことはなかった気がしたので改めて。  世間では”名作”とされていながら、個人的に今まで何となく敬遠してきた理由が、 主人公が知的にユニークであることで、重たい映画なのでは?という バイアスがかかっていたことが大きい。  しかし、実際に鑑賞してみると、そういったものは感じられず、 あまりストレスを感じることなく観れた印象。  取り巻く環境を始めとした設定は確かにヘビーなのだけれど、 物語の大半が”フォレスト本人の視点・語り”で構成されているので、 あまり重たい描写はなく、テンポよく、だいぶマイルドな味わいになっていた印象。  そういうのもあってか、多少ご都合主義的なところもあって、リアリティーには欠けるのだけれど、 ”エンタメとしての映画”としてはこれくらいで十分かと。  ダン小隊長との物語については、ものすごくいい感じにまとまっただけに、 ジェニーとの物語についても、どうせならハッピーエンドにしてほしかった。  その点が心残りだけれど、総じては十分に”名作”の部類だと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-28 18:23:16)
12.  ターミネーター 《ネタバレ》 
2に関しては昔何度も観たことがあったけれど、 「そういえば1はなかったな・・・」と今更ながら初鑑賞。   「1のシュワちゃんは悪役」というのが事前情報としてはあったけれど、 序盤の見た目が「爽やかなマッチョ青年」って感じで、そのイメージでみれなかった。  ただ、徐々に”冷徹な殺戮サイボーグ感”が出てきて、ちゃんと悪役としてみれるように。  シュワちゃんの演技がだんだん板についてきたのかもしれないが、 序盤と中終盤では別人だったような印象。   CGが本格的に普及していない時代の映画ということで、目がえぐれたシュワちゃんや終盤のロボットのシーンについてはツッコミどころ満載だったけれど、 特に話のテンポ・緊迫感・カメラワークなどについてはさすがの一言。  2に比べると全体的に雰囲気・映像が暗いので、何度も観たいとは思わないけれど、 それでも”いい出来の映画”なのは間違いない。  改めて2が久々に観たくなった。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-13 09:37:42)
13.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
前2作は事前鑑賞必須。  終盤での高層ビルでのドンチャン騒ぎを期待しただけに、 演出面ではかなり地味だった印象。   確かにイライジャは”悪”だけれど、 だんだん応援したくなってしまうのが、 この映画の面白いところ。  前作を見ていると、ケイシーのケヴィンへの感情は分からなくもないが、 ビーストの存在が世間に知られて笑顔になっているのは、「そこまでビーストに思い入れあったか?」と。  物語が予想外の展開だったけれど、 それがかえって良かったのかもしれない。 ある程度”しっくり”とはくる帰結だった。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-09-29 09:34:06)
14.  スプリット 《ネタバレ》 
以前観たアンブレイカブルの続編であることが分かったので、 鑑賞してみることに。  ジャンルとしてはスリラーなのだと思うが、 序中盤は誘拐した女性をなぜか少し脱がせたり、別々に閉じ込めたりするだけで、 残忍なことはしないし、緊張感に欠け過ぎた。  ケビンの設定を作り込んでいて、 それを丁寧に作品内で説明していくため、 というのも大きそうだが、あまりに冗長。  終盤になって、満を持してビーストが登場したと思ったら、 犠牲者となった3人の死に様があまりにも地味。 壁のぼりのシーンやリッカーみたいに天井を張っていたシーンは、ちょっと笑ってしまった。  まあでも、ケビン役の人はいろんな人格の演じ分けを頑張っていたと思う。  この次の続編でアンブレイカブルと本格的につながるらしいので、 それに期待してみる。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-09-28 09:19:00)
15.  悪の教典 《ネタバレ》 
ツッコミどころは多々ありながらも、 序盤のスリリングな展開は期待を持たせてくれた。  が、終盤の殺戮の部分は、半分ネタに走っているだろう?という感じで、 一気にこの映画をチープなものにしてしまった感。 制作側の趣味なのか?  キャストは豪華でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2024-09-21 09:30:13)
16.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
全体的にカメラワークが独特で、映像が暗いシーンが多く、テンポも速くない。  これは作品全体を通して一貫していて、内容をふまえた”意図的なもの”なのかもしれないが、 観ているときは、なかなかに疲れた。   主人公のブルース・ウィリスのキャラクターについて、 最初のシーンで結婚指輪を外してナンパを始めた時は、どうなることかと思ったが、 終わってみれば、まあハマっていたのかも。  概ねハッピーエンドに向かうと思っていたので、ラストは予想外だったけれど、 イライジャの作中での行動や性格をふまえて考えると、私の中で腑に落ちたから、 そういう意味ではよくできた構成だったと思う。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-09-15 09:15:43)
17.  オットーという男 《ネタバレ》 
鑑賞後、「最近、似たような映画を観た気がするなあ」と調べてみると、なんとそのリメイクだった。 (https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=24252)  ただ、大筋以外の細かいところが、現代風にアレンジされていた。 (SNSリポーターとか。)  終盤のシーンで、オットーが自身の身の上のすべてをマリソルに明かすところ、 不動産業者を撃退するところはベタだけどグッときた。  序中盤が少々退屈でしたが、王道展開のなかなかいい映画でしたね。  ソーニャ役の女優さんは美人だった。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-09-08 09:21:53)
18.  いまを生きる 《ネタバレ》 
終盤にニールが死んでしまう展開は、正直あまり好きではないけれど、 逆にこの展開だからこそ、ズシンと心に響くのかもしれない。  ”物事にはいろんな見方がある”というのがキーティングの教えの一つだったが、 ラストシーンで座ったままだった一部の生徒の存在が、キーティングの考え方を絶対的なものとはせず、 この映画をまた味わい深いものにしている。  印象的だったのは、内向的だったトッドが自身の内面をさらけ出すシーンと キーティングがマーロン・ブランドのものまねをしていたシーン。 これだけでも、この映画を観た価値はあったと言える。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-08-12 11:36:28)
19.  RONIN 《ネタバレ》 
ロバート・デ・ニーロとジャン・レノの共演ということで期待したけれど、 う~んって感じの内容だった。  まず話の内容が分かりにくい。 おそらく大筋の敵役はシーマスとグレゴールと思われるけれど、 どっちも”小物感”が強くて、イマイチ。  随所でカーチェイスのシーンがあったけれど、 特に終盤のは長すぎて間延びした印象。  結局ケースの中身も分からなかったし、 なんかスッキリしない終わり方。  序盤の有能なデ・ニーロの立ち振る舞いにはワクワクさせられただけに、 尻すぼみ感が否めない。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-08-11 09:26:13)
20.  藁の楯 《ネタバレ》 
特に、ストーリーの流れ・演出があまりに”アレ”だった。  致命的だったのが、登場人物をバッタバッタ退場させるのは別にいいのだけれど、 それぞれに進行上の”意味”や”効果”があまり感じられず、呆気に取られている間に終わってしまった感じ。  内容・題材的に終始シリアスだったのだけれど、 これならツッコミどころ満載のバイオレンス系に全振りした方がまだマシだったように思う。  ただ演者さんは、主演からその他脇役も含めて、 できる限りのいい演技はしていたと思う。  藤原竜也に関しては、最初から最後まで嫌悪感を増長するような”ハマリ役”だったと思うが、 終盤に松嶋菜々子を”おばさんくさい”という理由で殺したのが、個人的には一番許せなかった。
[インターネット(邦画)] 2点(2024-08-09 16:29:09)
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