1. ターミネーター
《ネタバレ》 2に関しては昔何度も観たことがあったけれど、 「そういえば1はなかったな・・・」と今更ながら初鑑賞。 「1のシュワちゃんは悪役」というのが事前情報としてはあったけれど、 序盤の見た目が「爽やかなマッチョ青年」って感じで、そのイメージでみれなかった。 ただ、徐々に”冷徹な殺戮サイボーグ感”が出てきて、ちゃんと悪役としてみれるように。 シュワちゃんの演技がだんだん板についてきたのかもしれないが、 序盤と中終盤では別人だったような印象。 CGが本格的に普及していない時代の映画ということで、目がえぐれたシュワちゃんや終盤のロボットのシーンについてはツッコミどころ満載だったけれど、 特に話のテンポ・緊迫感・カメラワークなどについてはさすがの一言。 2に比べると全体的に雰囲気・映像が暗いので、何度も観たいとは思わないけれど、 それでも”いい出来の映画”なのは間違いない。 改めて2が久々に観たくなった。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-13 09:37:04) |
2. いまを生きる
《ネタバレ》 終盤にニールが死んでしまう展開は、正直あまり好きではないけれど、 逆にこの展開だからこそ、ズシンと心に響くのかもしれない。 ”物事にはいろんな見方がある”というのがキーティングの教えの一つだったが、 ラストシーンで座ったままだった一部の生徒の存在が、キーティングの考え方を絶対的なものとはせず、 この映画をまた味わい深いものにしている。 印象的だったのは、内向的だったトッドが自身の内面をさらけ出すシーンと キーティングがマーロン・ブランドのものまねをしていたシーン。 これだけでも、この映画を観た価値はあったと言える。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-12 11:34:53) |
3. ブラック・レイン
《ネタバレ》 最後のアクションシーンをわざわざ”農村”でやったことに多少の違和感。 佐藤についても、ニックとの殴り合いの前に、わざわざ小指を切らせて手負いにする必要があったのか疑問。 あと、菅井の日本語が聞き取れなくてモヤモヤしていたら、 英語を突然話し始めて、これには字幕が付いたことに、思わず笑ってしまった。 とまあ、細かいことはいろいろ気になりましたが、 日本のやくざ文化とか、うどんをすするシーンとか、そういうところは概ねよくできていたかと。 あと、松田優作の演技は際立っていた。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-06-22 22:53:00) |
4. スカーフェイス
《ネタバレ》 フランクを殺して成り上がるまでの展開は素晴らしかったけれど、 その後の凋落パートがやや冗長だったように思う。 ともあれ、終盤、孤独感と疑念に苛まれて、 クスリにのめり込んでいく姿があまりにも哀れだったり、 自分の信念の下、後先考えずに、暗殺を中止したり・・・ これらも含めて、“トニー”・モンタナという男の魅力なのだと。 いい意味でも悪い意味でも“人間らしい”キャラクターだったのだと思う。 あと、エルヴィラのフェードアウトがあまりにあっさりしていたけれど、 ヒロインは妹のジーナであることは間違いないので、仕方ないか。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-24 22:40:07) |
5. エイリアン2
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞(いや、違うかも)。 前作から7年経って映像技術などいろいろ進歩したのだろうが、 1と比べて洗練されたというか、だいぶ見やすかった。 「エイリアンよりも卑劣」なバーク、人間よりも人間らしい情を持ったビショップなど、 味わい深いキャラクターも充実。 軍人達よりもリプリーの方が戦闘に長けていたのは気になったが、 既にエイリアンと対峙していたことにより覚悟が決まっていたことや母性のブーストによるものだろうか。 シュワちゃんのコマンドーさながらに武装して 単身敵地に突入していくのは、熱い展開。 ラストのリプリー対エイリアンクイーンの取っ組み合いは 母としての意地と意地のぶつかり合い。 そして、ニュートが最後にリプリーを「マミー」と呼ぶ場面。 非常によく出来た映画だと思います。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-06 11:09:13) |
6. トップガン
《ネタバレ》 今更ながら初鑑賞。 ストーリーの作りは分かりやすい。 ラブロマンス、友との固い絆、挫折と再起、 どれもいいバランスで散りばめられ、“王道”の展開。 ただ、どうもこの手の航空機ものは、 肝心の戦闘シーンで戦況がイマイチピンと来ないので、 盛り上がりに乗り切れず、なかなか入り込めない。 その点がハマらなかった。 あとヒロインが主人公に惹かれていくのが急すぎて、 少し違和感があった。 余談だが、基地のシーンなどでどの隊員も やったら汗ばんでたのがリアルだった。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-04-07 09:27:26) |
7. アンタッチャブル
《ネタバレ》 全体的に無駄のない構成で、話も分かりやすく、 最後までダレることなく観れた。 効果音、カメラワークも絶妙で、 これらも相まってグイと引き込まれる感じ。 俳優陣は、ロバート・デ・ニーロとアンディ・ガルシアがピッタリハマっていた。 特に、ヘマをした部下をロバート・デニーロがバットで殴り殺すところは鬼気迫っていたし、 駅のシーンのアンディ・ガルシアはめちゃくちゃ格好良かった。 ショーン・コネリーも概ね良かったけれど、他の演者に比べて死に際がやたらしぶとかった。 あれだけバンバン撃たれて、仲間が駆け付けるまで生きてるとか・・・ もしかしてショーン・コネリーだから? ちょっとだけ引っかかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-31 09:33:30) |
8. 彼女が水着にきがえたら
《ネタバレ》 内容というより、一昔前の雰囲気を味わう映画。 「そんなバカな」って展開が最後まで続くし、ツッコんだら負けな気がする。 「50億の財宝を手に入れたら、50億の船を買って100億の財宝を探しに行く。」 このセリフにこの映画の全てが集約されているように思えた。 それにしてもあんなに気楽に会社を休めるなんて、いい時代ですね。 [DVD(邦画)] 3点(2023-04-22 09:58:47) |
9. 刑事ジョン・ブック/目撃者
《ネタバレ》 タイトル、序盤の展開から最初はゴリゴリのシティーハードボイルドものと思った。 しかし、ハリソン・フォード演じるジョンが田舎で牛の乳しぼりをしたり、村人と協力して納屋を建てたり。 その大半が田舎でのドラマが中心で、結果、全然違った。 いつ緊迫した話になるのかと思って観ていたのだが、気付けば映画も終盤の残り30分。 巨悪との戦いをどう畳むのかと思っていたら、なんとそのトップ自らが村に乗り込んでくる始末。 怒涛の展開でお縄に付いたのにはびっくりした。 ツッコミどころは多かったが、最後までダレずには観れたので、まあ良かったかな。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-19 10:27:31) |
10. レインマン
《ネタバレ》 前半部のダスティン・ホフマン演じるレイモンドの一挙手一投足には、 釘付けになってしまうくらい。 圧巻の一言。 随所で見られた「レイモンドの目に映るもの」に主眼を置いた演出・カメラワークも お見事だった。 ただ、トム・クルーズ演じるチャーリーが、 レイモンドに心を惹かれていく過程が若干「急ぎ足」に感じられてしまった。 あれじゃあ、カジノで自分の金銭面での不安が解消されたことが 一番大きな理由のように感じられてしまう。 (実際作品の意図もそうなのかもしれないが) それでも「名作」と呼ぶにふさわしい出来だったと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2022-05-29 10:38:06) |
11. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
正直言って、演出などいろいろと「古さ」は否めない。 ただ、ヒロインの方が現代でも通用するくらい美人だったのと、 分かりやすい王道展開だったので、最後まで割と集中して観れた。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-03-05 10:05:28) |
12. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 ここまでうまく一作目の設定が生かされるとは・・・ 「続編のお手本」というべき作品。 緻密に練られたシナリオは一作目に勝るとも劣らず、 最後までしっかりと楽しめる。 スポーツ年鑑を巡った争いが、ほんの少し冗長だったような気がしないでもないが、それくらい。 何回観ても新たな発見がある、素晴らしい映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2021-10-24 10:49:37) |
13. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 もう何度観たか分からないが、何度観ても面白い。 大人から子供まで幅広く楽しめる、これぞ「不朽の名作」と呼ぶにふさわしい作品。 今改めて観ると、映像技術に多少の「時代」は感じるものの、 むしろそれが「味」のようにも感じられる。 シナリオに関しても、「タイムトラベル」という設定が上手く生かされており、 見事な伏線回収など、消化不良感が一切ないのがすごい。 特に、終盤の時計塔のシーンは、何回観てもシビれますね。 これ以上ワクワクするSF映画を、今もなお、私は知らない。 [DVD(字幕)] 10点(2021-10-23 10:33:24) |
14. ラ・ブーム
テンポをよくするためかもしれないが、急に場面が飛ぶシーンが何個かあって、ぶつ切り感は否めない。 しかし、「難しい年頃」の目まぐるしい心情描写は細やかになされていたと思うし、 当時10代前半のソフィー・マルソー(特にラストシーン)の魔性感は群を抜いていた。 いろいろと今じゃ作れない映画ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2021-09-10 22:14:35) |
15. デッドゾーン
《ネタバレ》 観賞中は、話がサクサク進むのはいいが、話を詰め込み過ぎて、 主人公と一部を除く登場人物が淡々と入れ替わっていくため、「淡泊な映画」という印象を受けていた。 ただ、一通り観終わってみると、事故により恋人を失い、 望まない超能力を授かってしまった主人公の「心情」を際立たせるため、あえての演出なのでは? という感想を持ったことで、この点については納得できた。 そう考えると、よくできた映画ですね。 後で「原作:スティーブン・キング」ということを知り、 妙にしっくりきた。 [インターネット(吹替)] 6点(2021-07-20 08:33:45) |
16. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 面白かった。 特に前半の進行のテンポがよく、随所のセリフもクスッと来るところが多い。 登場人物は、ジャックとデュークの掛け合いの面白さはもちろんのこと、 追い回す側にもいい意味で「小物感」があって、魅力的。 前半が良すぎた分、後半ほんの少し間延びしたような印象もなくはないが、 スカッと気軽に楽しめる傑作と言える。 ロバート・デ・ニーロは実にいい味を出す役者だ。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-27 10:01:46) |
17. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 評判が良かったので鑑賞。 が、好きな方には申し訳ないが、残念ながら全くハマらなかった。 率直に言ってしまえば、話の内容というよりも、音楽と勢いだけの映画。 主役の兄弟が犯罪を犯しまくって、最後まで罪の意識に苛まれることなく、人に迷惑をかけまくる。 「神のお告げ」や養護院を救うという大義名分の下なら、何でも許されると思っているのだろうか。 音楽だけは良かったと思うので、その分の1点。 [インターネット(字幕)] 1点(2021-06-26 10:20:14) |
18. ニューヨーク東8番街の奇跡
《ネタバレ》 魅力的なロボット(宇宙生物)といい、大人から子供まで楽しめる分かりやすいストーリーといい、 これぞスピルバーグの映画という感じ。 さすがだなあ、と。 終盤の悪役の扱いが雑だったり、細かなことは気になったが、概ねはいい映画だった。 それにしても、最終的にあのアパートの周りには高層ビルが立ち並ぶこととなったが、 日照権は大丈夫なのだろうか。 そこが一番気になった。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-05 08:28:24) |
19. フィールド・オブ・ドリームス
いろいろ考えだすと訳が分からなくなってくるので、 「ああ、これは考えずに感じる映画なんだ」と気づいたのがもう終盤。 いい話っぽい雰囲気を醸し出していたが、決してそうとは言えない。 古の野球人に詳しければ、もう少し楽しめるのかも。 鑑賞中、あと残り何分なのか、10回以上確認した気がする。 [インターネット(字幕)] 1点(2021-05-03 09:45:45) |
20. 天空の城ラピュタ
これほどまでに、大人から子供まで心躍る作品はないのではないか。 そう思わせてくれるほどの傑作。 何度見ても何度見てもそう思います。 [地上波(邦画)] 10点(2018-01-14 09:52:40) |