1. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
見に行った友人がベタ誉めしていたので、??と思いつつ見に行ったのだが、正直素晴らしいの一言。よく「昔は良かったなぁ~」って話す人がいるけど、そんな過去のモンにすがって生きている奴は所詮社会にとって惡でしかなく、たとえどんなに目を背けたくなる現在、そしてどんなに悲惨な未来が待っていようとも、それにしっかりと直面して生きていこうという「ノスタルジアの悪」について書かれたシナリオは、「ダメな社会を子供が変えてくれんかな~」とか言ってる宮崎駿より確実に上。まあ「千と千尋は子供の為に書いた~」とか言ってたから仕方無いか・・・。とにかく、万国博を体験した人なら、(私は知りませんので)絶対タイタニック以上に感動するはずなので必見。 10点(2002-01-26 11:43:11) |
2. 猿の惑星
結局バートンは理解できなかったみたいだけど、本来、猿の惑星のアイデンティティーは猿メイクじゃなく「人間以外の生物が支配する、人間が滅ぼしてしまった地球」という点と「その滅ぶ前の地球を知っている、たった一人の喋れる人間(というか、ほとんどたった一人の人間)」って2点なんだよね・・・。だから、最後の自由の女神のシーンでも、ヘストンが泣き崩れても隣の喋れない女はキョトンと「何が何だかわからない」って顔してて、結局、意思通達の手段の無い人間と一緒にいたって一人でいるのと何ら変わりが無い・・って事なんだろうね。この映画は。 10点(2002-01-24 18:04:35)(良:1票) |
3. シュレック
はいはい、「エディーの世界名作蹂躙シリーズ」またまたやってしまいました。(詳しくは星の王子~とドクタードリトルのレビュー参照)今回ケンカふっかけたのは星の王子~やドリトルのように作者が死んでる(確か)作品ではなく、何とあの童話的名(迷)作をこの世に送り出してきた、ウォルト・ディズニー社!!白雪姫は小人と清らかな同棲、チビの国王の、ディズニーランドそっくりの国では童話キャラがイビられる毎日。その上、ラストは「美女と野獣?バカじゃねーの?」とでも言いたげな、「野獣と野獣」のラスト。もう完璧ディズニーに喧嘩売ってます、ドリームワークスは。(ディズニー首になったヤツが作ってるから当然か。)あんな大会社にケンカ売って長生きできるか正直怪しいので、見たい人はお早めに。 それにしても、あのダウンタウンと藤原紀香のヘタクソな吹き替えはどうにかならんかね?共演者が山寺宏一だったからヘタさが目立って目立って・・・(涙 ショックの余り、後で英語版見ちゃいましたよ・・・。 10点(2002-01-23 20:23:07)(良:1票) |
4. 星の王子ニューヨークへ行く
記念すべき「エディの世界名作蹂躙シリーズ」の第一弾。星の王子がもし、この世に実在したら世の中から思っきし浮いてて、その上きっと侍女とナニし放題なんだろうな~という、童話を読む過程でのタブー的妄想をマジメに映画化してしまったんであろうヤバイ作品。その上、主役のエディは一人5役と自作自演の暴走っぷり。もう、いろんな意味でバカ映画です。 それにしてもエディーの映画って、こんだけ名作に喧嘩売ってて最後はホロリと泣かせる(全然泣かないけど)ストーリで毎回閉めるんだもんなぁ・・・。ある意味神業。 10点(2002-01-23 20:09:26) |
5. ゴールデン・チャイルド
ハハハ!!コレ傑作だよ、最高のバカ映画。ワザと深刻な宗教映画に、絶対浮くであろうエディーを使った天才的なセンス、深刻なチベットキャラの中、一人だけコメディタッチで軽すぎるエディーのキャラ、チベットの信者をハッパをキメたキチガイ呼ばわりしている脚本、全てにおいてアイデアの勝利、マトモに撮る事もできたのに、あえてミスマッチを狙った最高のバカ映画。 10点(2002-01-22 20:40:43) |
6. ゴジラVSビオランテ
ゴジラがのんきな怪獣プロレスに落ちてン十年、久々にホネのある作品を見た気分だ。人類は核の力を用いてゴジラを作った、そして今度はさらに科学の力を用いてビオランテを作った、しかし本当の怪物はゴジラやビオランテでは無く、それを作った傲慢な人間である、という大森一樹なりのゴジラ感あふれる今作は、正直名作である。まあ、この後の大森一樹ゴジラが駄作の一途を辿ってる所を見ると、この人はビオランテで持ってるゴジラ感を全部使っちゃったんでしょうね。 10点(2002-01-22 20:34:02) |
7. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
前々作、前作と、見ていて途中で辛くなる程の駄作が続いた上、同時上映が「とっとこハム太郎」で心配だったゴジラ最新作だったけど、そんな心配は無用。やってくれるじゃねぇか!金子修介!!ゴジラの正体が戦争の怨念とは、さすがは怪獣オタク、ゴジラが元々何だったのかを理解してる!!来年も来々年も金子修介に撮らせればゴジラの「のんきな怪獣プロレス」というレッテルを剥がすことができる日が必ず来るに違いない。一、ゴジラファンとして彼を信じよう・・・。追伸、東宝さんへ:せっかくの名作の同時上映が「とっとこハム太郎」だったのには幾分殺意を覚えました。次回からやめてください。 10点(2002-01-22 20:24:33) |
8. ドクター・ドリトル(1998)
コレも「星の王子」と一緒で原作を読んでいて、「ドリトルって奴が実在したらキチガイ扱いされてソッコー精神病院行きだなコリャ。」と思ってる奴の考えを、そのまま映画にしてしまったカンジのトンデモナイ映画。劇中で、エディが何度もキチガイ呼ばわりされるのを見ると、実はコレ作ったヤツは相当精神歪んでるんじゃ・・・?と疑いたくなった。 9点(2002-01-23 19:43:00) |
9. 風の谷のナウシカ
宮崎駿のロリコンと左翼の集大成なんだけど、相変わらず「少年少女が資本家のブタを潰して社会主義国家を作ってくれんかな~」と他力本願な妄想だらけでコナンの時から進歩は無し。そんなに社会主義が好きなんだったらガキ共に頼らず自分で変えろよ・・・。 8点(2002-02-03 19:10:44)(笑:1票) |
10. ガメラ 大怪獣空中決戦
平成の世になってもまだ「強いぞガメラ~」かよ!そんな事してるから大映は潰れたってのに・・・学習能力あんのか!?と半ば駄作を見る気分で見に行ったのだが、期待に反して面白い!例え自国を怪獣に踏み荒らされても相手の行動が日本に対しての攻撃と認められなければ攻撃できないし、認められても閣議を通過しなければならないなど、憲法9条と国連憲章の問題点を取り上げたストーリ・・・。たとえ街中に怪獣が飛来しても市街地での発砲は許可できない自衛隊法・・・。怪獣出現と同時に自衛隊が独断で出動し、現場の人間が独断で行動するという、日本は軍部に占領されているとしか思えないぐらいシビリアンコントロールが崩壊している某映画を撮った人にも見習ってほしい。(読んでるか?大*一樹。)ただ、小説版を読んでしまうとシナリオを消化するのに時間が足りてないのが明らかで少しマイナス。気になる人は小説版も読みましょう。(絶版だけど) 8点(2002-01-26 12:09:43) |
11. 激突!<TVM>
スピルバーグってジュラシックパークにしてもジョーズにしても、シナリオが無茶というか陳腐というか・・・とにかくカメラ使いに比べ、シナリオを作る才能がほとんど0に近いくせに妙に人間ドラマとか入れたがるから失敗するわけで、本来ならこの、激突みたいにクラクション鳴らしただけで地の果てまで追われるような無茶なストーリーの映画とか、変体殺人者とかバケモノが無意味に人を殺しまくるスプラッタ映画の無茶なストーリー展開を書いた方が絶対にいい映画が撮れるわけです。スピルバーグに関しては、姑息な偽善者根性と下手な人間ドラマの2つを直していただければ、より一層の活躍ができる筈。 7点(2002-01-24 19:54:18) |
12. ドクター・ドリトル2
前作の最後でエディが動物と話せる事を皆に認められてしまったので、正直今回は毒にも薬にもならないベタな話で2時間使うんだろうな、と構えて見たのだが、それがどっこい、今作もヤバイぐらい歪んでました。ストーリーはというと、前作で動物と話せる事が認知されてしまったのをイイ事に、今作は自然を守るためエディ裁判に出演!しかも、承認がイタチ!!・・・これだけ言えば解ると思うけど、今作も結局ドリトルが実在したらタダのキチガイだって事が言いたいのだろう。その上、今回は子供にまで遺伝するし・・・。さすがにヤリスギでしょうコレは 7点(2002-01-23 19:55:31)(良:1票) |
13. アサシン(1993)
ベッソンのヘタさとヒロインの余りのブスさ加減にアメリカ人も怒ったのでしょうか?ベッソンもブス(アンヌ・・・名前忘れた。)を使った事を悔やんでたのか、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」で彼女使ってますね。 7点(2002-01-22 20:47:11) |
14. ジュラシック・パークIII
キューブリックと一緒に逝き損なったスピルバーグは「AI」に夢中でジュラシックパークは別監督!という事で、少しはマシになったジュラパなんですが、結論から言うと恐竜映画ってよりも、怪獣映画化してますね。なんか、前作、前々作と悪の帝王ヅラしてたティラノサウルスがスピノサウルスとかって新参者にゴジラシリーズご用達の怪獣プロレスで秒殺されたりしてるし・・・。でも何だかんだ言って、今作もスピ特有の「恐竜島へのイイ旅夢気分」だったら、それはそれで吐き気を感じるので別に文句は無いのですが、あのイイカゲンなストーリーはどうにかならんかね!?まあ、本家のスピ公は、もっとヒドかったからなぁ・・・。中身の無いストーリーはジュラシリーズの宿命とでも思って諦めますか・・・。とりあえず、ウザい子供がいなかっただけでも今作は合格かな? 6点(2002-02-08 20:37:45) |
15. ジョー・ブラックをよろしく
正直、「ブラピ」という事で見たのだが、う~む・・・何から話せば良いのやら・・・。まず、女たらしで有名なブラピが永遠の童貞死神役って時点でイカれてるのに、殺すはずのホプキンスと暢気に漫談。殴れよブラピ!俺が見たいのは漫談なんかじゃなく、レクター博士との殴り合いなんだよ!!ったく、こんなモヤシ色男役はレオナルド・デカプリオにでもやらせときゃいいのに・・・。 5点(2002-02-07 17:41:01) |
16. セブン
セブンって、要するにデイヴィット・フィンチャー、もといキチガイのキリスト教マニアが登場人物に合わせて観客をキリスト教の7つの大罪でバシバシ殺しまくる観客断罪映画なんだけど、ハッキリ言って「うるせーよフィンチャー!!人がメシ食おうが風俗行こうが勝手だろ!」ってカンジ。しかも、ブラピは終始コケにされっぱなしだし、犯人は普通登場人物の中から出すものなのに捕まえてみたら冴えないオッサンだったり・・・ストーリー面でもフィンチャーの悪趣味爆発!!まあ、色々な意味で面白いから文句は無いんだけど・・・; 5点(2002-02-07 17:18:49) |
17. ジュラシック・パーク
本来なら生物パニックに分類されるはずの本作がSFに入ってるのは、単にスピルバーグの「女子供と善人は絶対に殺さない」という姑息な偽善者精神の賜物。この偽善者精神のおかげで映画の前半を見ただけで、途中、一体誰が死んで誰が生き残るか簡単に予想のつくストーリー(原作もそうなのか?)はスピルバーグのシナリオ力量の無さの証拠。「他の世界と隔離された孤島・・・危ない生物がウロウロする島内・・・ああ、次は一体誰が襲われるんだろう・・・?」これこそ生物パニックの醍醐味!女子供はすっこんでろ!!これじゃ、せっかくのスプラッタ描写も一級品のカメラ使いも宝の持ち腐れだな・・・。 5点(2002-01-26 12:26:57) |
18. 天空の城ラピュタ
ソ連崩壊以前の最後のジブリ作品。少年少女が自由と平等の世の中=社会主義(それと自然)を求めて、金儲けしか考えてない大国の軍隊=資本家と戦うという相変わらずのジブリお家芸的ストーリー。当時見たら違うんだろうけど、今見るとヘタに現在の宮崎駿を知ってる分だけ「つわもの共が夢の跡」ってカンジがして見ていて正直イタイ。まあ、現在の感覚で点を付けるのは正直ムゴいから5点かな? 5点(2002-01-22 20:55:49) |
19. ダイ・ハード
う~ん、ハッキリ言って、個人的には中途半端な肉体で決してランボーやドラゴンになれない冴えない中年俳優が、兵器でしかアクション映画を作れない男(ジョエル・シルヴァー・・・だっけ?)と組んでドンパチやってるだけの可も無く不可も無い映画にしか見えなかった。もうちょい格闘系テイストが欲しい所かな・・・。 4点(2002-02-05 20:06:13) |
20. フィフス・エレメント
今まで、シブめの映画でゴマかしていたリュック・ベッソン監督も「レオン」で大金儲けてから一気に「凶暴で、ちょっとドラゴン入った野性味100%少女と中年オヤジ(モデルは監督本人?)との恋愛映画が撮りたいんじゃー!」って妄想が爆発!って結局ただのヘンタイじゃん・・・。でも、自分の撮りたかった映画なだけに「レオン」や「ニキータ」の時のように上っ面だけのフラついた映像じゃなく、しっかり気合の入ったベッソンに4点献上。 でも、ミラ・ジョヴォヴィッチを自宅に監禁して、発音から文法まで何から何まで自作の宇宙語の辞書(当然自作)で洗脳したのはヤリスギ。 4点(2002-01-26 11:15:08) |