1. フェアリーテイル(1997)
この映画を製作した「アイコン」は、とあるスターさんの作った会社。そのスターさんが気に入った企画や小説を映画化しているのだが、いかんせん題材が地味になると、配給会社も配給を拒むケースがある。そんなときは、配給会社に電話してこう言うんだってさ。「わかったよ。僕も出るよ。」 6点(2003-05-31 21:33:58) |
2. HANA-BI
駄作。ナルシストに付き合うのは、たとえ映画でも本当に疲れる。元同僚の刑事たちが、たけしが演じた男のことを「俺には、あんなことは出来ない。」という意味のことを言って誉めるシーンには、「お前、それ、逆じゃないのか?」と失笑してしまった。映像もただ風景を撮影しただけという「絵葉書以下」のシーンばかりで、観ていてイライラする。 1点(2003-05-31 21:26:00)(良:1票) |
3. 顔のない天使
来日記者会見でのメル・ギブソンの言葉。「いい小説を見つけた。泣いた。映画化したくて自分のプロダクションで映画化権を買った。自分で監督をやることにした。だけどどこの映画会社を回っても、『ストーリーが地味だ。』『こんな映画、ヒットするわけない。』と言われた。その日も『興行的にはリスクが大きすぎる。』と言われて、落ち込んだ。どうやったら、リスクを小さく出来るんだと考えた。悩みに悩んで顔を上げた。鏡があった。そこに自分の顔が映っていた。なんだ、自分で主演すればよかったんだ!『主演は僕自身だ。』そう言ったら、たちまちいくつかの映画会社が手を上げた。」 8点(2003-04-08 20:10:20)(笑:1票) |
4. ミッドナイト・ラン
「オイ、バカ。もうひとりのバカを出せ!」この映画を見て以来、アメリカに行った時には、必ず一度はダイナーで食事をすることにしている。朝なら、たった3ドル出しただけで腹いっぱい食べることが出来る。ま、味は保証しないし、(東洋人がなんでこんな店で、メシ食っているんだ?)という視線には耐えなきゃいけないけどね。とにかくあのいかにも、「アメリカ!」という感じがたまらないのだ。 10点(2003-04-03 13:48:11) |
5. マーシャル・ロー(1998)
まだこんな映画が作れるだけアメリカは健全なのかもしれない。「北朝鮮への拉致抗議活動を邪魔する在日北朝鮮人と日本の左翼市民団体」「スパイ船・万景峰号」「悪質な脱税をして北に送金するパチンコ屋」こんな当たり前のことさえ、おおっぴらには言えない日本に比べれば! 5点(2003-03-30 10:50:51) |
6. GO(2001・行定勲監督作品)
直木賞の候補に上がったときに原作を読んだら、これがとても面白くて一気に読んでしまった。映画はそこまでは面白くなかったが(どうしても一人称で書かれた小説を映画化すると、独白の部分の良いところが伝わりにくくなる)、山崎努の迫力には圧倒された。映画を面白いと思った人は、原作もぜひ読んで欲しい。 6点(2003-03-30 10:39:11) |
7. ふたり(1991)
長男長女にとっては、たまらない映画。幼いなりに、一生懸命弟や妹を守ろうとした経験のある人ならば、中嶋朋子が演じている姉の姿に共感してしまうに違いない。私(長男・弟ひとり)は公開当時、交際していた彼女(三姉妹の長女)と観に行って、二人そろってぼろぼろ泣いた。 9点(2003-03-08 13:58:18) |
8. ブルース・リー/死亡遊戯
「『死亡的遊戯』が公開されてしまった今となっては…」そんなことはない!同じ相手とのファイトシーンにおいて、2つの作品ではそれぞれ別のテイクが使われている部分が多い。それにカジノグッズをモチーフにしたかっこいいタイトルバックが見られるじゃないか!バックに流れるジョン・バリーのサウンドは、男の心を燃えさせてくれるし。 5点(2003-03-08 11:43:32)(良:1票) |
9. Wの悲劇
アーウィン・ショーの大ファンである私にとっては、絶対に許すことの出来ない映画。許せないのは「憂いを含んで、ほのかに甘く」のストーリーをパクっているからではない。薬師丸ひろ子に、あの名作のヒロインをやらせたからだ。 1点(2003-03-07 19:06:55) |
10. 007/私を愛したスパイ
シリーズ初期のパロディシーンが多数登場。敵の海底基地、悪ボスの手(握手をしない身体的理由がある)『ドクター・ノオ』、列車内のバトル『ロシアより』、カーアクション『ゴールドフィンガー』、水中戦『サンダーボール』、原潜を飲み込むタンカー『二度死ぬ』、スキーチェイス『女王陛下』。 7点(2003-03-07 13:08:10) |
11. じゃりン子チエ
高畑監督作品としては、『火垂るの墓』と並ぶ大傑作。原作を忠実に、しかし、アニメならではの演出(あんなに美味そうな?お好み焼きを君は見た事があるか!)を決して忘れることなく描ききった手腕には、ただ拍手を贈るのみ。何度も「実写による映画化」も企画されていたが(菅原文太や赤井英和の名前が、テツ役にあがっていた)、企画したやつは、きっとこの映画を観たことがないにちがいない。 9点(2003-03-04 23:49:24)(良:1票) |
12. エクスプロラーズ
東京生まれで東京育ちの映画ファンのカワイソーなところは、地方でしか劇場公開されなかったこういう映画を観落としているところ。ま、もっとも『わたしは女優志願』とか『天使の復讐』とか『目撃者』とか『天才アカデミー』とか『彼女はハイスクールボーイ』を観ているからエライってワケでもないですけどね。ちなみに地方では、『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』の併映でした。 6点(2003-03-03 23:42:56) |
13. うる星やつら オンリー・ユー
初公開時は『ションベン・ライダー』との2本立てだったため、アフレコ終了後に、一部のシーンがカットされた(上映時間の都合)。現在は、そのシーンを新たに加えたバージョンもソフト化されているので、見比べてみるのも面白い…かなあ?印象はそれほど変わらないけど。 5点(2003-03-03 23:28:34) |
14. 生きない(1998)
むかしむかし、あるところにひとりの大学生がいました。彼は俳優を志し、有名な劇団に入りました。ところがその劇団には、すでに彼と同姓同名のベテラン俳優がいたため、彼は芸名をつけることになってしまいました。芸名は「石田純一」。ちなみに彼の本名は「石田太郎」。そう、この映画の「ぞうさん」こそが… 5点(2003-03-03 23:22:56) |
15. 愛と哀しみのボレロ
日本では日本ヘラルド映画の配給により劇場公開されたが、もともとはTVのミニシリーズ。同社は『Uボート』も劇場公開したが、やっぱりこっちもミニシリーズ。どちらの作品ものちに、全長版がソフト化されたが、今ではちょっと観るのが難しいかもしれない。 6点(2003-03-03 23:10:43) |