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もはや「人間」そのものを描くんじゃなく、「運命」こそを主人公とする黒澤流シェイクスピア劇のひとつ。個人的好みを越えて、やっぱりさすがの見事な構成力であり、表現力です。ただ、役者が弱い。仲代達也以下、ほとんどの役者の顔が、画面に映えていないってのは、どういうことなんだろう…。唯一、油井昌由樹だけがしっくりおさまっていたけど、ショーケンなんてヒドイものだった。せめて、主人公が当初の通り勝新太郎だったらなあ。
【やましんの巻】さん 8点(2003-06-28 16:20:22)
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