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ロベール・ブレッソン好みの物語を、やはりブレッソン風のタッチで描いて、しかもブラックユーモア溢れる「喜劇」に仕立て上げるカウリスマキ監督の才気にゃ、ただただ感服。今に至る彼の映画のミューズである、カティ・オウティネンの根暗なコメディエンヌぶりにも圧倒されたものだった。常に虐げられてきたヒロインが、最後に「加害者」に転じる後半には、不思議なカタルシスさえあったもの。うん、傑作です。
【やましんの巻】さん 9点(2003-08-04 13:47:49)
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