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カーソン・マッカラーズというアメリカ南部出身の女性作家による長篇小説『心は孤独な狩人』を映画化したもの。聾唖の男が小さな町にやって来て、周囲の人々は彼の優しさや温かさに心を癒されていく。が、聾唖の男は唯一の友人が死んだことでことで自殺。その時、彼に救われた人々は、ようやく誰も彼の孤独を理解してあげようとしなかったことに気づく…。という、救いのないストーリーではあるんだけど、映画は全編ナイーブな叙情と感傷に包まれていて、全編涙なくしては見られない。原作に比べて甘過ぎるという感じは否めないけれど、こんなにも繊細で美しい語り口の映画も、そうはないでしょう。主演のアラン・アーキンが素晴らしく、本作でデビューしたソンドラ・ロックも、ボーイッシュで傷つき易い美少女を好演しています。
【やましんの巻】さん 10点(2003-06-30 18:28:29)(良:1票)
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