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もう、圧倒的な素晴らしさ。松竹富士(もうなくなっちゃったけど)って映画会社の、それぞれ全然関係のない映画なのに『マイ~』と付ける、そういった一連の「感動作」シリーズ中でも、これはダントツに群を抜いて見事な映画です。ともに障害をもつ少年2人の友情物語という枠組みの中に、実に深い死生観や、「記憶し、その者のことを語り続ける限り、その者は“生き”続ける。そして『物語る』とは、そういった”語りつづけること”からうまれた」という主題(と、ぼくはこの映画から受け止めた…)を盛り込むなど、そんじょそこらの「芸術映画」なんぞよりずっとずっと高尚かつ思慮深いと思う。こんな悲しい内容だのに、柔らかなリリシズムとユーモアを随所に盛り込んだ演出が、これまた泣かせるのなんの…。主人公を演じた2人の少年はもちろん、シャロン・ストーンはじめ大人の役者たちも素晴らしい。特に『Xーファイル』からは想像もつかないジリアン・アンダーソンの、ペーソスあふれる姐御っぷりに拍手!
【やましんの巻】さん 10点(2003-06-05 18:14:01)
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