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《ネタバレ》 子供の頃住んでいた家の近くに有名女子校があったので、ちょっと覗き趣味的な気持ちもなかったわけではないのですが、映画としても合格点だったと思います。漫画の原作を踏まえて新しい要素(杉山さんの志水さんへの思いなど)を加えて演劇部員の数時間をうまくまとめあげ全く違った作品に作り上げたられていたと思いました。全体的な素人っぽい演技(雑談や普通のおしゃべりを自然に演じるのはなかなか難しいと思うので彼女達が別段下手というわけでもないとは思いますが)はむしろこの映画のほのぼのさを演出していたと前向きに捉えたいと思います。三角関係の3人の心の機微の細かな描写は良いですね。
アラを探せば、最初の城丸さんと男の子の絡みはもう少し何とかしてほしかったし、あの男の子は必要だったのか。部内の同級生同士なのにやけに口調が丁寧だったり(志水さんと杉山さんが進路指導室で話すところなんかかなり不自然。相手が部長でも同学年なら当然タメクチになるのでは=原作ではその辺の理由説明があるのですが)、よそよそしかったのは変。お嬢さん女子高ならもう少し美少女がいてもいいんじゃないか、などなど。 好きな人に、しかも一つ間違うと禁断の関係ととられかねないような相手に、素直に告白できる少女達は羨ましい。私も色々な場面で自分の気持ちに素直になれていたらなどと反省してしまう。 【キムリン】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2003-12-10 11:15:42)
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