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サウジとアメリカの微妙な関係や、サウジの王室の問題を描くようなリアルで社会派な映画かと思っていたら、割と普通なアクション映画でちょっと拍子抜けした。
個性的な面々の4人がドンパチやって、相手をバッタバッタとなぎ倒す。特攻野郎Aチームみたいな映画だった。 FBIの人間が揃いも揃って軍の特殊部隊ばりの戦闘力を持ってるし、四方八方を敵に囲まれ銃撃をくらっても全員無傷だったりと、んなアホなーと思ったが、要はアクション映画なわけだ。そう思えば全然オッケー。どうも最初に社会派映画なイメージがあったから、リアルな映画だと思ってしまったんだよな。気持ちを切り替えて見る必要あり。 メインで描こうとしていたのはサウジの警官と主人公の友情なのだろう。そのあたりの展開は悪くなかった。 しかし、この映画、最後の最後で強烈なカウンターパンチをかましてくれた。 事件は解決し、何だかいい感じで終わるのかと思いきや、憎しみの連鎖は続いていく、というある種のバッドエンド。なかなかこしゃくなことをしてくれる。 捕まえたかった真の犯人を自ら捕まえに行くのでなく、相手の方から来てくれたおかげで(しかもかなり偶然の結果)、倒すことができた、という展開はちょっとどうかと思った。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-11-17 21:32:02)
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