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《ネタバレ》 エイリアンの前日譚という話なので、エイリアンとの激しい戦いがあるのかと思ったら、そこはほぼなし。
最後のクライマックスになりそうなアクションシーンが、倒れてくる宇宙船から走って逃げるというのは、なんとも微妙。 全体としてかなり地味な作りになっていて、エイリアンのシリーズ作と思って観ると少し期待外れになりそう。よくこんな企画が通ったな、という感じ。 人類の誕生の秘密や、生と死、アンドロイドと人間の違いなど、少し哲学的な問題を絡めていて、どう解釈するか、という楽しみがある。 「何でそうなるの?」と突っ込みたくなるような、わけの分からないシーンが多い。 とりあえずあのアンドロイドは、一体何者で、何を目的にしているのか、最後まで分からなかった。「エンジニア」が人類を滅ぼそうとした理由も不明なまま終わる。 どうも、次回作の構想があるそうで、それにつなげるためにあえて謎としたということらしいのだが、そういう次回作ありきの映画は嫌いだ。 そういえば、社長の娘が、黒人船長に「10分後に部屋に」と誘った行為も謎で、そしてその後実際あの二人は体の関係を持ったのかも謎。これも、次回作で明らかになるのなら、ぜひ観てみたい(笑) 劇場では吹替版で見たのだが、主人公の吹き替え声優の下手くそさにうんざり。まともなやつにやらせてほしい。2回目鑑賞はネットなので字幕で見れてよかったが。 映画はそこそこ楽しめた。とりあえず、寄生されたエイリアンを自ら手術で摘出するシーンはツッコミどころは色々あるが、強烈でよかった。 【椎名みかん】さん [映画館(吹替)] 6点(2012-10-10 18:21:47)(良:1票)
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