八月の狂詩曲 の kazu-chin さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 八月の狂詩曲
 > kazu-chinさんのレビュー
八月の狂詩曲 の kazu-chin さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 八月の狂詩曲
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1991-05-25
ジャンルドラマ,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
いやあ黒澤映画のなかでもかなりコケた映画のひとつ。
無意味なプロットが多く何かの伏線かと思いきや何も意味なかったり。
錫次郎さんがホントにお兄さんなのかどうか悩むシーンは全く意味をなさないと思うし、河童の悪ふざけや、雷に打たれた夫婦杉のそばでついムラムラして襲い掛かる縦男逃げるみな子。
何の意味が? 肉付けとして必要なシーンなら大いに結構だが、テーマは原爆でしょ、カンケイないじゃん。
黒澤映画ってあらゆるカットに対して隅々まで計算して無駄が無いって思ってたもんだから唖然。どうしちゃったんでしょうか?
子供たちも妙に生意気に語ってたりして背筋がむず痒くなります。クラークさんは何のために来たんだろう?あっという間に帰っちゃうし。お婆ちゃんが突然ボケて雨の中を走るところで唐突に「野ばら」が流れるのも、あまりの不自然さに呆然。DVDが故障したのかと思いました。で、後で気付いたんですがこの唐突な音楽はキューブリックの『博士の異常な愛情』のラストと似てるんですが。本来深刻な場面で明るい音楽を充てて異様な印象をもたらすっていう効果。テーマも両者原爆だし。
それにしても吉岡某ってのはダイコン役者だね。『半落ち』の裁判官役も酷かったけどこの作品でもヒドい。あちこち出演してますが何が評価されているのでしょうか? あまりにも頭にくるのでちょっと強い口調になってしまいました。ごめんなさい。
kazu-chinさん [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 03:30:54)(笑:1票)
kazu-chin さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-12-03裏窓(1954)7レビュー7.17点
2008-12-02最高の人生の見つけ方(2007)6レビュー6.61点
2008-11-30レ・ミゼラブル(1998)6レビュー7.33点
2008-11-28ユナイテッド933レビュー7.33点
2008-11-16犯人に告ぐ4レビュー5.86点
2008-11-11遥かなる山の呼び声6レビュー8.07点
2008-10-31ミリオンダラー・ベイビー7レビュー6.91点
2008-10-26アラビアのロレンス 完全版8レビュー7.21点
2008-10-24十二人の怒れる男(1957)9レビュー8.60点
2008-10-22ミスト1レビュー6.34点
八月の狂詩曲のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS