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《ネタバレ》 たかがアニメ、されどアニメ。この映画はエミリーにハマルかどうかで評価が違ってくると思います。その主役のエミリーは眼球が飛び出るし体の中にへんなムシはいるし、とんでもない女性(死体)なのですが、どこか間の抜けたところがあって愛らしかった。無垢な女性の美しさを実感できました。死者のエミリーと生きている男は夫婦になれるのか?その答えは誰もが最初から想像がついていたはずです。それなのに報われない恋愛と分かっていながら必死に頑張っているエミリーがとても切なくてもうこの時点で私は彼女の応援団の1人になっていました。 生きている世界は覇気がなく、死者の世界はジャズ音楽で溢れかえっているのですが、あれをみると1回ぐらい死んでみようかなと考えてたくなるほど死の世界は楽しそうですね。 私が一番エミリーが美しいと感じたシーンは、彼女が地上で月を見て踊りだしたときです。あのシーンの音楽も非常に切なくて秀逸だと思います。まるでエミリーのあたたかな体温が伝わってくるような踊りでした(でも死体だから実際は冷たいでしょうが・・)このあたたかさの感覚は最近の機械的なCG映像じゃ作り出せないと思います。想像力を無限に刺激させてくれた愛すべき死体、それがエミリー、大好きです!
【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-25 18:22:42)(良:1票)
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