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《ネタバレ》 常々、映画のようにひねった会話をしたいと思う。
志方と佐々木の会話で佐々木:「宝田さんを使って俺をおちょくるのを辞めて下さい」→志方:「おまえも俺を生きた屍と言う」→佐々木:「それはあなたが言えと言った」という普通の流れがあり、日常会話ならこの後おちょくり合いにたいして会話が展開しそうだが、志方:「本当のことだからだよ」と、全く関係ないようなセリフを言うシーンがある、聞いた方としては「え?」今までの会話とどう繋がってるんだ?と考えてしまう、その後、志方:「大きな嘘を一つつくと、小さな嘘を30つかなくちゃいけなくなるから、本当に隠したい事以外はすべて本当の事を言うんだ」という流れになる。 つまり、「俺の事を生きた屍と言えと言ったが、それは大きな嘘を隠す為に、あえて本当の事を言わせているのであって、言われて俺もムカついてるんだから、俺もおまえをおちょくるのさ」という事を言う為の出だしとして「本当のことだからだよ」と切り返したわけだ。 質問に対してストレートに返さず、先の会話から抽出して、お互い気持ちを考え合いながら展開していく高度な会話がしたいものだと思った。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-12 21:37:09)
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