火垂るの墓(1988) の six-coin さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ホ行
 > 火垂るの墓(1988)
 > six-coinさんのレビュー
火垂るの墓(1988) の six-coin さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 火垂るの墓(1988)
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1988-04-16
ジャンルドラマ,戦争もの,アニメ,小説の映画化
レビュー情報
アニメーションであればこそ表現できる手法を(防空壕での蛍のシーン等)効果的に用いてあるのが印象的。純情な高校生の頃は授業の時間に見せられたこの映画を真に受け、「あのオバサン殴りたくなったよ」と呟いてたヤツもいたっけ。別にこの映画には涙しないが、妹が死んだからとて兄の行動も身勝手と批判する気にはならない。身を寄せた親戚のおばさんも、兄妹が出て行くときに「ほな、気をつけてなぁ」と、別に心配する素振りも見せなかった。兄にしてみれば、未熟な年で兄なりに選んだ精一杯の選択だったのだから。この映画と「ビルマの竪琴」を見てから、あの「ホーム・スイート・ホーム」が戦争音楽に聴こえて仕方がない。‥‥‥今では毎年TVで放映され、反戦の象徴たるアニメとなってしまったが、この作品だけではなく様々な戦争映画もTVでやってもらいたい。一般民の悲惨な視点の作品だけではなく、郷里を守りたい一念で戦った人々も描いた映画があるだろう。それら全ての人々の尊い犠牲の上に、今の私たちの豊かな生活があることを、もっと私たちは理解し感謝しなければいけない。「戦争は悲惨」「平和は大事」確かに正論だが、それだけを繰り返すだけの薄っぺらな平和論はもう沢山だ。‥‥‥付け加えるなら、サクマドロップ様、いくらこの映画でメジャーになったからって、それに乗っかって商品を販売するのはいかがなものか?ボロ傘さしてヤツれたセッちゃんを背負ったお兄ちゃんがデザインされたドロップ缶を見たときは少々ショックを受けた。リアルすぎてシャレになってない。
six-coinさん [地上波(吹替)] 6点(2005-08-08 19:16:13)(良:3票)
six-coin さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-10-19イントゥ・ザ・ワイルド8レビュー6.98点
2008-02-17アマデウス ディレクターズカット9レビュー8.25点
2008-01-06フォレスト・ガンプ/一期一会8レビュー7.37点
2007-12-31ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記6レビュー5.50点
2007-12-31ベオウルフ/呪われし勇者3レビュー5.51点
2007-12-31アイ・アム・レジェンド6レビュー5.28点
2007-09-30スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ5レビュー4.91点
2007-09-30べクシル 2077 日本鎖国5レビュー4.07点
2007-09-30トランスフォーマー5レビュー5.71点
2007-08-08レミーのおいしいレストラン7レビュー6.63点
火垂るの墓(1988)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS