フォレスト・ガンプ/一期一会 の six-coin さんのクチコミ・感想

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フォレスト・ガンプ/一期一会 の six-coin さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 フォレスト・ガンプ/一期一会
製作国
上映時間142分
劇場公開日 1995-02-18
ジャンルドラマ,コメディ,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
この映画が公開された当初、本が出版されて「ガンピズム」なる言葉が流行ったことがある。それがどういう意味だったかは知らないけれど、私にとっての「ガンピズム」、フォレスト・ガンプ主義の意味とは、ひとつのテーマしか考えられない。奇しくもこれと同じ時期に公開され、この映画の影に隠れてアカデミー受賞を逃した映画「ショーシャンクの空に」とこの「フォレスト・ガンプ」。この二つの映画に同じ強烈なテーマを強く通じるものを感じるのは私だけだろうか。……そのテーマとは「人間の本当の強さ」である。私にとっての「ガンピズム」とは、「強さ」の理想的なあり方に他ならないのだ。……人生に背を向けず、全てを受け入れて宿命に愚痴をこぼさずヒステリックに嘆くこともなく、自分の信念に忠実に強い意志を持続し、出会う人々から目の前の困難まで、全ての人生の出来事を「一期一会」として熱意を持って淡々と行動を重ね、ひとつ、またひとつ、人生を歩んで行く。なすがままに、あるがままに、ビートルズの「Let it be」という歌の歌詞も、このふたつの映画に描かれている「人間の本当の強さ」というものを表現しているように思えてならない。……何回観てもジェイミーだけは単に身勝手な女としか思えないのだけれど、それすらも一途に受け入れて人生を歩むガンプ。彼にとっては、幸福も不幸も、出会いも別れも、楽も苦難も、人生に起こるあらゆる物事が、大切に向かい合うべき「一期一会=人生で一度限りの大切な出会い」であり、それ以上でもそれ以下でもない。全ての人生を終える時、彼は胸を張って言えることだろう、「僕の人生は幸せだった」と。……ショーシャンク刑務所にブチ込まれ不幸の中を歩むアンディ、全ての人に愛され幸せの中を歩むガンプ。自分もこんなに強く生きることができたらいいのに!、この映画を観たり語ったりする時、いつもそう思わずには居られないのだ。
six-coinさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-06 03:41:42)(良:2票)
six-coin さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-10-19イントゥ・ザ・ワイルド8レビュー6.98点
2008-02-17アマデウス ディレクターズカット9レビュー8.25点
2008-01-06フォレスト・ガンプ/一期一会8レビュー7.38点
2007-12-31ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記6レビュー5.50点
2007-12-31ベオウルフ/呪われし勇者3レビュー5.51点
2007-12-31アイ・アム・レジェンド6レビュー5.28点
2007-09-30スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ5レビュー4.91点
2007-09-30べクシル 2077 日本鎖国5レビュー4.07点
2007-09-30トランスフォーマー5レビュー5.70点
2007-08-08レミーのおいしいレストラン7レビュー6.64点
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